DC Weekly 2019年11月4日 – Siguniang、烏帽子スカイラン、杓子山パノラマ、甲州アルプス、中能登、忍者、可部連山

秋が深まる中、各地で大会が開催されました。日本は4日月曜日まで三連休の週末ですが、今週末の結果を紹介します。

国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーも2020年の予定を随時アップデートしています。まだ掲載していない大会についての情報のご提供、掲載済みの大会についてのご指摘を歓迎いたします。

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(写真・甲州アルプスオートルートチャレンジのスタート前に記念撮影。 Photo by © 甲州アルプスオートルートチャレンジ)

先週末のイベント

11月1日金曜日 – 2日土曜日:Siguniang、BTS

  • Ultra Tour Mt Siguniang 四姑娘山超级越野跑 (110k, 75k, 50k, 35k): 中国・四川省の四姑娘山(スーグーニャンシャン)で開催。Ultra-Trail World TourのDiscovery Raceでした。3000-4000mという標高の高さに加え、今年のレースは降雪のためにレースの途中でコースが一部変更となるなど厳しいコンディションの中で開催されました。110k男子はユ・ティアンリン Tianliang Yuが20時間35分、女子はクー・リイジェ Lijie Quが26時間21分で優勝。日本の選手では今年のUTMB®︎を完走した横山峰弘 Minehiro Yokoyamaが23時間22分で男子4位、内田憲匡 Norimasa Uchidaが27時間40分で男子6位に。完走者は女子7人男子32人にとどまりました。75kmのレースでは三浦裕一 Yuichi Miuraがトップから4時間16分差の19時間16分で男子5位。50kmではティム・トレフソン Tim Tollefson(アメリカ)が7時間38分で優勝しています。リザルトはこちら。【追記・リザルトを加筆しました。2019.11.06】
  • Bromo Tengger Semeru Ultra (170k, 102k, 70k): インドネシア・ジャワ島の東ジャワのテンガー山脈で開催。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

11月2日土曜日 – 3日日曜日:Pinhoti

  • Pinhoti 100: アメリカ南部、アラバマ州で開催のPoint to Pointの100マイルトレイルランニングレース。リザルトはこちら

11月2日土曜日:Rio Del Lago, Moab Trail Marathon, Mogan Ultra

  • Rio Del Lago 100: アメリカ・カリフォルニア州サクラメント郊外で開催。リザルトはこちら
  • Moab Trail Marathon (42k, 21k, 5k):アメリカ・ユタ州モアブで開催。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
  • Mogan Ultra 凯乐石莫干山越野赛 (70k, 30k, 8k): 中国・杭州市郊外のMogan Shan 莫干山で開催。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
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11月3日日曜日 – 4日月曜日:烏帽子

  • 烏帽子スカイラン(VK): 長野県上田市。烏帽子岳(標高2,066m)山頂まで7.5km、標高差1,200mのEBOSHIバーティカルキロメーターがスカイランナー・ジャパンシリーズのVKシリーズの第4戦でした。速報によれば優勝は宮原徹 Toru Miyahara吉住友里 Yuri Yoshizumi。男子では新牛込崇史 Takashi Shiushigome牛田美樹 Miki Ushida、女子では高村貴子 Takako Takamura高橋友理奈 Yurina Takahashiがそれぞれ二位、三位で続きました。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

11月3日日曜日:杓子山、甲州アルプス、中能登、忍者、可部連山

  • 富士吉田杓子山パノラマトレイルラン(19k, 13k): 山梨県富士吉田市。杓子山山頂などを含むコースで開催。UTMFのフレンドシップ・レースでした。ロング19kでは村田稔明が1時間49分で男子優勝。男子は2位に嶋崎功一(1時間52分)、3位に重原政幸(1時間55分)。同じく女子は徳永美奈子が2時間37分で優勝、長田実花(2時間41分)と朝守双葉(2時間44分)が続きました。ショート13kは秋葉悠(1時間21分)と坂本美香(2時間1分)がそれぞれ男女で優勝。リザルト(速報)はこちらから。
  • 甲州アルプスオートルートチャレンジ(67km, 50km, 30km): 山梨県甲州市。小川壮太さんがプロデュースする大会は今年で3回目の開催。67kmのオートルートの女子は大石由美子が10時間37分で優勝、星野由香理(11時間8分)、浅原かおり(11時間28分)がトップ3に。男子は序盤からリードした近藤敬仁が8時間30分で優勝。続く2位争いは後半まで一緒に走った結果、終盤に先行した土井陵が8時間37分で準優勝。3位に矢嶋信が8時間46分となりました。50kのリリールートでは上宮逸子(7時間53分)、藤岡学(6時間38分)、30kのマロニエルートでは齊藤香織(4時間49分)、反中祐介(3時間30分)がそれぞれ男女のレースで優勝しています。リザルト(速報)はこちらから。
  • 中能登トレジャートレイルラン(50k, 25k, 10k): 石川県中能登町。ブナ林や宿場町を通るコースで鏑木毅さんがプロデュースする大会です。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
  • 忍者トレイルランニングレース(48k、18k, 3k): 三重県伊賀市。48kのロングの男子は大杉哲也(4時間52分)、谷口公基(4時間52分)、辻友寛(5時間2分)、女子は楠田涼葉(5時間40分)、斎藤綾乃(6時間7分)、丹羽薫(6時間15分)がトップ3となりました。18kショートは古川裕一(1時間33分)、山野典子(2時間0分)がそれぞれ優勝しています。リザルト(速報)はこちらから。
  • 可部連山トレイルランinあさきた(22k/16k): 広島市安佐北区。広島市の北部に連なる標高700mの可部連山で7回目の開催。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
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今週末開催のイベント

11月9日土曜日 – 10日日曜日:OMM Japan、Saigō Trail、V Trail

  • OMM Japan Race: イギリス生まれの山岳レースは今年は車山高原(長野県)へ。二日間に渡るオリエンテーリング形式の”Straight”(28km+22kmなど)とロゲイニング形式の”Score”(7時間+6時間など)のレースが行われます。
  • SAIGŌ Trail 1877(2ステージ、63k): 宮崎県延岡市、日之影町、高千穂町。38kmと25kmの二つのステージからなる計63kmのステージレース。西郷隆盛の西南戦争での敗走路をたどることをコンセプトとするイベントです。宿泊は屋内に場所が用意されるものの、食事や装備はスタート時に用意したもののみでまかなうというルールのもとで行われる本格的なステージレースです。
  • Asia_Trail_MasterThe V Trail (85k): ラオスの観光地、ヴァンヴィエンで開催。古きよき人々の暮らしが残る町を拠点に開催される85km 5,200mD+がAsia Trail Masterのシリーズ戦です。このほか52kmのレースも開催。

11月9日土曜日:TransNT

  • TransNT (52k):香港・新界 New Territoryで今回が3回目の開催。Translantauを開催する「Asia Trail」のチームがプロデュースする大会のコースはタイモーシャン Tai Mo Shanをコース後半で通過するニューテリトリー(New Territory)を東から西に横断します。大会当日はLivetrailでライブトラッキングをみることができます。

11月10日日曜日:日光マウンテンランニング、神流(中止)、扇山〜百蔵山、陣馬山、黒井城、Harukas

  • 日光国立公園マウンテンランニング Nikko National Park Mountain Running (30k):栃木県日光市。4回目の開催。紅葉の霧降高原、天空回廊と呼ばれる1445段の階段などがコースとなっています。
  • 神流マウンテンラン&ウォーク(50k/40k/27k): 群馬県神流町。今年で11回目となる人気大会ですが、先月の台風19号は神流町の道路、林道、登山道に大きな爪痕を残したことから、今年の大会は中止と発表されています。
  • 大月桃太郎伝説 扇山~百蔵山トレイルラン(25km, 13km,):山梨県大月市。桂川ウェルネスパークを会場にして開催。
  • 陣馬山トレイルレース(23.5k):神奈川県相模原市。コースとなる陣馬山エリアも9月の台風15号、10月の19号と相次ぐ台風による被害のためコースは一部変更して開催されます。
  • 黒井城トレイルランニングレース(20k):兵庫県丹波市。戦国時代の山城であった黒井城址をコースとする大会。昨年は20km, 10kmの他にもリレーやファミリー、キッズなどのレースが設けられていましたが、来年の大河ドラマの舞台となることから第4回となる今年は20kとキッズの部に絞っての開催となります。
  • Harukas Skyrun:大阪・あべのハルカスで開催される高層ビルの「階段垂直マラソン」。今年はバーティカルランの世界シリーズ戦、Vertical World Circuitの最終戦です。男子ではバーティカルランの帝王で今年の年間ランキングで現在首位のポーランドのピョートル・ロボジンスキー Piotr Lobodzinskiに、同二位の渡辺良治 Ryoji Watanabeが挑むほか、ランキング四位のマーク・ボーン Mark Bourne(オーストラリア)も上位を狙います。女子では現在ランキング首位のスージー・ウォルシャム Suzy Walsham(オーストラリア)が来阪しません。同二位のラウラ・マンニネン Laura Manninen(フィンランド)は今回のハルカスで優勝すれば世界チャンピオンに手が届きます。日本勢は渡辺のほか、ハルカススカイラン女子三連覇中の吉住友里 Yuri Yoshizumiや世界ランキングで現在五位の立石ゆう子 Yuko Tateishiなどが参戦します。

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