DC Weekly 2020年10月26日 – HOTAKA Skyrun、Ultimate Tsaigu/動画版でSalomon Running Base Takaoをレポート

国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーでは今年の予定を随時アップデートしています。まだ掲載していない大会についての情報のご提供、掲載済みの大会についてのご指摘を歓迎いたします。

動画でお送りするDC Weeklyはこちらから。

Sponsored link


先週末開催のイベント

10月23日金曜日 – 25日日曜日

Asia_Trail_MasterUltra Trail Chiang Rai (230k, 122k, 66k, 38k, 20k)

近年トレイルランニングの人気が高いタイで開催。6月以来のAsia Trail Masterのシリーズ戦となりました。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

10月24日土曜日 – 25日日曜日

Asia_Trail_MasterUltimate Tsaigu (115k, 85k, 55k)

中国・浙江省臨海市。例年4月に開催される大会が新型コロナウィルスのために延期されて開催されました。メインイベントとなったTSAIGU115(116.3km 6,410mD+)では、同じ浙江省で前週に開催のUltra-Trail Ninghaiで55kmのレースで2位だったシェン・ジアシェン Shen Jiasheng 申加升が後半に先頭に立つスマートな展開で13時間36分で優勝。ロー・カンファ Luo Canhua 罗灿华が10分差の13時間47分、ドー・ジー Duo Ji 多吉が13時間56分で3位。その他の注目された男子エリート選手は前週のレースの負担のせいかDNFまたはDNSとした選手が目立ちました。女子では前週のNinghaiの108kmで優勝したシャン・フージャオ Xiang Fuzhao 向付召が実力では一歩抜き出る存在でしたが、この日はシュー・メイリン Xu Meiling 徐美玲にリードを譲り、最終盤では大きくペースを落とす結果に。優勝はシュー・メイリンで15時間50分、2位にシャン・フージャオで17時間8分。3位は前週に2位だったチュー・シャンウェイ Qu Shangwei 瞿尚薇が17時間39分でした。このほかではNinghaiの108kmで男子優勝のヤン・ロンフェイ Yan Longfei 闫龙飞は55kmのレースで優勝、同じくNinghaiの108kmで2位のデン・ゴーミン Deng Guomin 邓国敏は85kmのレースで優勝しています。こちらもAsia Trail Masterのシリーズ戦でした。リザルトはこちら

10月24日土曜日

Asia_Trail_MasterVietnam Jungle Marathon (70k, 42k, 21k)

ベトナム・ハノイの南140kmにあるプーロン自然公園で開催。5月23日から延期されて開催され、70kmのレースはDung Nguyen Thuy(ベトナム)が9時間36分、Romain Berion(フランス)が7時間34分がそれぞれ女子、男子のレースを制しました。リザルトはこちら。こちらもAsia Trail Masterの大会でした。Asia Trail Masterの次の大会は5月から11月14日に延期されていたMonkey Trail(タイ)となります。

これも読む
DC Weekly 2024年9月9日 スカイランニング世界選手権、Swiss Peaks、Dragons Back Race、OSJ安達太良山トレイル

Eco Trail Funchal – Madeira Island (80k, 40k, 25k, 15k)

北大西洋のマデイラ島フンシャルで開催。リザルトはこちら

MSIG HK50 Series – Hong Kong Island (24km, 50km)

Action Asia Eventsが香港で開催する50kmのトレイルランニングレースのシリーズ戦で香港島で開催される大会。10月24日から11月15日の間にレースのコースを個別に走ってタイムを申告するバーチャル形式で開催されるほか、リアルのレースも現在のところ来年1月23日に予定されています。

HOTAKA SKYRUNプレ大会(25.5k, 4.7k)

群馬県片品村、オグナ武尊スキー場で開催。22kmのテクニカルなコースで初開催となる予定でしたが、新型コロナウィルスによりコースを変更した25.5km 1,450mD+のレースと4.7km 800mD+のバーティカルレースからなるプレ大会として開催されました。初日のバーティカルレースは秋山穂乃果 Akiyama Honokaが43分2秒で優勝。黒澤夏楠 Kurosawa Kana(44分36秒)、上田絢加 Ueda Ayaka(45分11秒)が続きました。男子では高村純太 Takamura Junta(36分5秒)、藤飛翔 Fuji Tsubasa(36分23秒)、星野誉貴 Hoshino Yoshiki(36分31秒)がトップ3という結果でした。2日目のスカイレース女子は前週の志賀高原で日本選手権・スカイを制した上田絢加が2時間33分で優勝、前週に2位だった秋山穂乃果が5分差の2時間38分で2位に。3位は2時間52分で森野佐芳梨 Morino Saoriでした。男子は地元・群馬県を中心にロードレースで活躍する唐沢剛史 Karasawa Takefumiが2時間9分で優勝。大瀬和文 Ose Kazufumiが2時間20分で2位に。遠藤健太 Endo Kentaが2時間26分で3位でした。リザルトは大会ウェブサイトから。

バーティカルレース女子優勝の秋山穂乃果 Akiyama Honoka(写真 © 計測工房)

バーティカルレース女子優勝の秋山穂乃果 Akiyama Honoka(写真 © 計測工房)

バーティカルレース男子優勝の高村純太 Takamura Junta(写真 © 計測工房)

バーティカルレース男子優勝の高村純太 Takamura Junta(写真 © 計測工房)

スカイレース女子優勝の上田絢加 Ueda Ayaka(写真 © 計測工房)

スカイレース女子優勝の上田絢加 Ueda Ayaka(写真 © 計測工房)

スカイレース男子優勝の唐沢剛史 Karasawa Takefumi(写真 © 計測工房)

スカイレース男子優勝の唐沢剛史 Karasawa Takefumi(写真 © 計測工房)

御船ジュラシックトレイル(20k, 3k)

熊本県御船町。今回が2回目となる往復部と大矢岳、地蔵峠のループ部からなる20kmのコースで開催。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

これも読む
南カリフォルニアのKodiak Ultra Marathons by UTMBがUTMBワールドシリーズに、10月13-15日開催

10月25日日曜日

常陸國トレイルラン・第二陣 (15.7km, 9.3km)

茨城県石岡市。2周前の「第一陣」と同じくミドルの部とショートの部のレースが行われました。リザルトはこちら

信州聖山天空スカイラン(23km)

長野県麻績村。トレイルと林道をつなぐ23km 1,100mD+のレースが行われ、男子は小田切将真(1時間44分)、鳥羽大地(1時間46分)、高木一裕(1時間47分)がトップ3。女子は田中真紀(2時間19分)が優勝、高橋夏代(2時間23分)、表知史(2時間29分)が2位、3位でした。リザルトはこちら

龍馬脱藩トレイルレース (70km, 35km)

高知県須崎市、津野町。四万十川の源流点となる四国カルストをスタートして須崎市を目指すコースでした。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

今週末開催のイベント

10月28日水曜日 – 31日土曜日

Otter African Trail Run (41k)

南アフリカのツィツィカマ国立公園の海岸沿いのトレイルで開催。41kmのポイント・トゥ・ポイントのコースで毎年向きを変えてレースが行われます。水曜日と木曜日は制限時間11時間の「Trail Challenge」、金曜日と土曜日は制限時間9時間の「Trail Race」がそれぞれ予定されています。

10月30日金曜日 – 11月1日日曜日

Golden Trail World Championship

北大西洋のアソーレス諸島(ポルトガル)。サロモンがサポートするGolden Trail Seriesは40km前後のレースで世界のトップ選手が競うシリーズ戦として、毎年大きな話題となっています。今年のシリーズ戦は開催されませんでしたが、代わってGolden Trail World Championshipが今週末に開催されます。レースは4日間のステージレース形式で、それぞれは26km、32km、32km、36kmの異なるコースで開催。各ステージについて総合順位のほか、アップヒル、ダウンヒル、スプリントの各セグメントの順位についても表彰や賞金が設定されています。この世界選手権に参加できるのは前年のGolden Trail Seriesの上位選手のほか、世界各国の代表選考レースまたはセグメントのタイムトライアルによりチケットを得た選手で計110人。大会によれば、このうちの80人が出場予定です。このほか、抽選により166人の選手がエントリーしています。

  • 女子選手では今年夏にSierra-Zinalのタイムトライアル形式のレースで大会新記録を更新して優勝したモード・マシス Maude Mathys (スイス)、2018年のシリーズチャンピオンのルース・クロフト Ruth Croft (ニュージーランド)のほか、エリサ・デスコ Elisa Desco (イタリア)、ホーリー・ページ Holly Page (イギリス)、ジセラ・カリオン Gisera Carrion (スペイン)、ファニー・ボルグストロム Fanny Borgstrom (スウェーデン)、アネ・サブリエ Anais Sabrié (フランス)、オイアナ・コルタザ Oihana Kortazar (スペイン)、エリ=アン・ドヴェルグダール Eli-Anne Dvergsdal (ノルウェー)、レイチェル・ドレイク Rachel Drake (アメリカ)、マルセラ・バシノバ Marcela Vasinova (チェコ)、トーブ・アレクサンデルソン Tove Alexandersson (スウェーデン)、ブランディーヌ・リロンデル Blandine L’Hirondel (フランス)がエントリー。日本からは吉住友里 Yoshizumi Yuriが参戦します。
  • 男子ではキリアン・ジョネット Kilian Jornetが出場を見送る中で優勝候補に上がるのは昨年のシリーズ戦でキリアンに次いで準優勝となったダビデ・マニーニ David Magnini(イタリア)、そして昨年3位で2018年チャンピオンのスティアン・アンゲルムンド Stian Angermund(ノルウェー)。さらにフランチェスコ・パピ Francesco Puppi(イタリア)、ジャン・マルガリト Jan Margarit(スペイン)、オリオル・カルドナ Oriol Cardona(スペイン)、バルトロミエジ・プレジェドボスキ Bartlomiej Przedwojewski(ポーランド)、レミ・ボネ Rémi Bonnet(スイス)、マックス・キング Max King(アメリカ)、ニコラ・マルタン Nicolas Martin(フランス)、ルドビック・ポムレ Ludovic Pommeret(フランス)、フアン・カルロス・カレラ Juan Carlos Carera(メキシコ)、パスカル・エグリ Pascal Egli(スイス)、フレデリク・トランシャン Frédéric Tranchant(フランス)。そしてアメリカからはジム・ウォルムズレー Jim Walmsleyが参戦します。日本からは武尊山のゴールデンセグメント首位の18歳、近江竜之介 Ohmi Ryunosukeがエントリーしています。
これも読む
1MORE SonoFlowレビュー・強力なANCとワイヤレスと有線両対応に加えて高い質感、自宅でも旅でも活躍するヘッドホン

10月30日金曜日 – 11月1日日曜日

Thailand by UTMB®︎ (170k, 120k, 80k, 25k, 12k)

タイ北部チエンマイ。タイの最高峰・ドイ・インタノン山(2,656m)の位置する国立公園内を通るコースで今年初めて開催されます。UTMB®︎ Mont-Blancが世界に展開する「by UTMB®︎」の大会です。レースは「インタノン6」(170km 8,350mD+)、「インタノン5」(120km 5,410mD+)、「インタノン4」(80km 4,030mD+)、「インタノン1」(25km 910mD+)、「インタノン10k」(12km 580mD+)の5つのレースが行われます。UTMB®︎ Mont-Blancのエントリーの抽選で有効な「ランニングストーン」も得られます。今回の大会に参加するのはもっぱらタイ国内から参加する選手となりそうですが、大会ではバーチャルレースへの参加も呼びかけています

10月31日土曜日 – 11月7日土曜日

Ultra Tour Mt Siguniang 四姑娘山超级越野跑 (101k, 74k, 51k, 32k, 38k, 29k)

中国・四川省の四姑娘山(スーグーニャンシャン)で開催される山岳トレイルランニングイベント。標高3000mを下回ることはない高地でのレースです。31日、1日に38km、29kmのレース、そのほかの4つのレースが6日から8日の日程となり、その間もさまざまなイベントが開催されます。

(中止)Lantau Trail 70(70km)

香港・ランタオ島でThe Trail Hubが主催する70kmのトレイルランニングレースで、今年はAsia Trail Masterのシリーズ戦にもなっていました。

10月31日土曜日 – 11月1日日曜日

Eboshi Skyrun(7.5k, 25k)

長野県上田市。烏帽子岳(標高2,066m)山頂まで7.5km、標高差1,200mのEBOSHIバーティカルキロメーターが土曜日、昨年はテストレースとして行われたスカイレースは25km 1,550mD+のコースで日曜日に行われます。スカイレースはスカイランニング北信越選手権・スカイのレースとなります。

Mohican 100

アメリカ・オハイオ州で開催の100マイルトレイルランニングレース。今年は6月20-21日に開催予定でしたが、新型コロナウィルスのため今週末に延期して開催されます。

Javelina Jundred (100m, 100k)

アメリカ・アリゾナ州の砂漠地帯の周回コースを5周する100マイル。例年通り、ハロウィン直前の週末にアメリカのシーズン最終盤の100マイルレースとして開催。Ultra-Trail World Tourのシリーズ戦です。

Mogan Ultra 石莫干山越野 (100k, 70k, 30k, 8k)

中国・杭州市郊外のMogan Shan 莫干山で開催。100km 5,300mD+のレースをはじめとする4つのレースが週末に開催予定となっています。

11月1日日曜日

四国中央スカイラン(4.8k 850mD+)

愛媛県四国中央市の「霧の森」を会場とする秋のバーティカルレース。今年もスカイランニング中四国選手権・VKのレースとなっています。

(中止)甲州アルプスオートルートチャレンジ(67km, 50km, 28km)

山梨県甲州市。小川壮太さんがプロデュースする甲州アルプスをぐるりと周回するルートで開催される大会ですが、4回目となるはずだった今年の大会は中止となっています。

(中止)可部連山トレイルランinあさきた(22k/16k)

広島市安佐北区。広島市の北部に連なる標高700mの可部連山で行われるレースは奥宮俊祐さんがアドバイザーを務める大会。今年は中止となりました。

(中止)富士吉田杓子山パノラマトレイルラン(19k, 13k)

山梨県富士吉田市。杓子山山頂などを含むコースで、昨年はUTMFのフレンドシップ・レースとなっていました。今年の大会は中止に。

(中止)忍者トレイルランニングレース(48k、18k)

三重県伊賀市。さるびの温泉をメイン会場に鈴鹿山脈の南端・油日岳などを通るコースで行われる大会は中止になりましたが、同日に徳川家康の神君伊賀越えをトレースする「IGAGOE」のプレイベントが行われます。

これも読む
DC Weekly 2022年9月5日 ZAO SKYRUN、OSJ安達太良山、HAKUBA CLASSIC、Swiss Peaks、Vertical / Trofeo Nasego

(中止)中能登トレジャートレイルラン(50k, 25k, 15k)

石川県中能登町。ブナ林や宿場町を通るコースで鏑木毅さんがプロデュースする大会。今年は中止となっています。

前週末の主な大会のリザルトと、今週末の国内外のトレイルランニング大会の予定をお伝えしているニュース記事・DC Weeklyへ、皆様からの情報や写真の提供を歓迎します。下のコメント欄もぜひご活用ください。国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーにもぜひご利用ください。

この記事が気に入ったらDogsorCaravanをBuy Me a Coffeeで直接サポートできます!

Buy Me a Coffee

Sponsored link