キリアンが24時間走の世界記録に挑む・プロジェクト「PHANTASM 24」は11月21日にスタート

トレイルランニングのみならず、山岳スポーツのさまざまな記録を塗り替えてきたキリアン・ジョルネ が、今度はフラットなトラックで新たな記録に挑戦します。

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キリアンは400mの陸上トラックでの24時間走の世界記録に挑むプロジェクト「PHANTASM 24」について発表しました。このプロジェクトではキリアン自身も開発に関わり、来年2021年春に発売予定のサロモンのロードレーシングシューズ「S/LAB Phantasm」を履くとのことで、自ら新モデルのシューズのパフォーマンスを過酷な挑戦の中で示すことになります。

プロジェクトに挑むのは今週末の11月21-22日が予定されていますが、現地の天候などをみて前後に開催日がずれる可能性も。会場となるのはノルウェーのマンダレン・スタジアム。キリアンのほかにもトップレベルのウルトラランナーが加わるレース形式とすることで、記録が公式に認められるスタイルで実施されるとのこと。COVID-19などの感染症対策としてプロジェクトの開催中はスタジアムは閉鎖されます。

今シーズンのキリアンは伝統あるスイスの山岳ランニングレース、Sierra-Zinalのタイムトライアル形式のバーチャルレースで優勝していますが、今年はロードでのランニングに積極的に取り組んでいます。10月17日にはノルウェーの10kmのロードレースに出場して29分59秒を記録。その後、10月の下旬にトレイルランニング界には、「キリアンが11月8日に24時間走に挑戦する」という情報も流れたもののキリアンは自らのSNSで「足をケガしているため挑戦はもう少し先のことになる」と否定した形に。10kmのロードレースの際にも足に軽い故障を感じていたといいます。しかし、それから3週間ほどで今回のプロジェクト「PHANTASM 24」が発表されたことになります。

今回キリアンが挑戦するトラックの24時間走では1997年10月4-5日にヤニス・クーロス Yiannis Kouros(ギリシャ)が記録した303.506km(トラックを756周)が23年にわたって世界記録となっています。近年では日本の Hara Yoshikazuが2014年12月7日に台湾の東呉国際ウルトラマラソンで歴代世界2位となる285.366kmでクーロスの世界記録に迫りました(当サイトに寄稿していただいた原選手のレースレポート)。しかし、その世界歴代2位の記録からみてもクーロスの記録までは18km以上の差があります。

キリアンはこれまで多くのレースで優勝し、FKTを更新してきましたが、24時間ということでは昨年2019年2月にスキー場のゲレンデの登り下りを繰り返して24時間の累積獲得高度 23,486mという世界記録を作っています。キリアンは今回の24時間走について「身体的なトラブルや補給によるタイムロスが無ければ記録は更新できるはず」とコメントしていて、今回どんな走りを見せるか注目されます。

「PHANTASM 24」についてはプロジェクト特設サイトでプロジェクト実施当時にリアルタイムで24時間にわたってキリアンの挑戦の様子が配信される予定。そのほか、サロモン及びキリアン自身のSNSにおいて最新の情報がアップデートされる見込みです。

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