STRAVA JAPAN AWARD 2020が発表に、12部門で優れた記録を国内で残したアスリートを選出

今年も12部門のがんばったアスリートがアワードを手にしました。

Stravaは昨年に続いて第二回となる「STRAVA JAPAN AWARD 2020」を発表しました。これは今年一年間(2019年10月〜2020年9月)にStravaにアップロードされた日本国内のアクティビティから、優れた記録を残したアスリートを讃えるというもの。

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同じ期間のStravaにアップロードされたデータから今年のトレンドを読み解く「Year in Sport 2020」(当サイトの紹介記事はこちら)からは新型コロナウィルスが社会を揺るがす中で様々な形でアクティビティに取り組む様子が紹介されました。今回のアワードについては「異例の一年であったことを考慮して表彰の内容を昨年からは一部変更しました」(Stravaジャパンカントリーマネージャー・三島英里さん)とのこと。アクティビティの総時間についてはランとライドの両方を通算したほか、今年7月にリリースされたLocal Legendのクラウン(各セグメントのランやライドの回数が最も多かったアスリートが得られる)の獲得回数が表彰対象に加わりました。

  • The Devotee(アクティビティ総時間)<ランとライドを通算>
    • Women’s: 遠藤杏奈さん 931時間51分24秒(「The Legend」とあわせて2部門で受賞)
    • Men’s: 熊谷貢さん 1492時間32分53秒(昨年に続いて受賞)
  • The Out-Laster(1回のアクティビティ距離)
    • Ride – Women’s: 小林紀子さん 415.01km
    • Ride – Men’s: 中村圭吾さん 534.65km
    • Run – Men’s: 波部和俊さん 171.10km
  • The Mountain Goat(1回のアクティビティ獲得標高)
    • Ride – Women’s: 中冨尚子さん 6017m
    • Ride – Men’s: 奥隆三郎さん 10114m
    • Run – Women’s: 丹羽薫さん 5845m (「The Legend」とあわせて2部門で受賞)
    • Run – Men’s: 丹羽望さん 7351m
  • The Legend(ローカルレジェンドクラウン獲得数)
    • Ride – Women’s: 遠藤杏奈さん 373(「The Devotee」とあわせて2部門で受賞)
    • Ride – Men’s: 渡邉徹さん 144
    • Run – Women’s: 丹羽薫さん 72 (「The Mountain Goat」とあわせて2部門で受賞)
丹羽薫さん

丹羽薫さん

トレイルランニング関係では、丹羽薫さんが2部門で受賞。2017年UTMB®︎で4位のプロアスリートで、今年6月には滋賀県の県境に沿ったトレイルをぐるりと一周する436.9kmの「滋賀一周ラウンドトレイル」(Shiga1)のFKTに挑戦して完走しています。受賞に際してのコメントとの中で今シーズンについて「普段夏は海外遠征で日本にいないことが多かったので、日本の山々を楽しみ、普段あまり時間を割けないアクティビティーを楽しむことで、モチベーションをキープするというより、純粋に楽しんでいました。」と振り返りました。



波部和俊さん

波部和俊さん

「The Out-Laster」を受賞された波部和俊さんは今年1月に京都のランニングショップ・トレイルフェストランニングカンパニーが企画されたイベント「かもがわ100」で鴨川の河川敷を往復して走った100マイルが受賞の対象になりました。受賞コメントでは「正直驚いています。コロナ禍でなければ平凡な記録ですが、多くのアスリートが利用するStravaから表彰していただけることはとても嬉しいです。」とのことでした。

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丹羽望さん

丹羽望さん

丹羽望さんは「The Mountain Goat」を受賞。今年2月にアメリカ・ワシントン州で開催された100マイルトレイルランニングレースの「Orcas Island 100」を7位で完走したアクティビティが受賞対象となりました。このレースの直後から新型コロナウィルスによりランニングをめぐる環境は大きく変わりました。「仲間と走れない、山へ行けない時期は、近所の坂に設定されているStravaのセグメントを全力で走るのがモチベーションになっていました。また、コーチが設定したプランを日々こなすことがモチベーションの維持に繋がりました。」と受賞コメントの中で振り返っておられます。

受賞者のエピソードに今年の世相が反映された今年の「STRAVA JAPAN AWARD」でした。来年もアスリートの心を刺激するようなコメントが聞けるのを楽しみにしたいと思います。

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