日本陸上競技連盟は11月にタイで開催されるマウンテンランニング・トレイルランニング世界選手権 World Mountain & Trail Running Championshipsに日本代表として派遣する選手を発表しました。
女子
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- 吉住友里 Yoshizumi Yuri 富士山の銘水(バーティカル、クラシック)
- 高村貴子 Takamura Takako 国立病院機構小諸高原病院(ショートトレイル)
- 秋山穂乃果 Akiyama Honoka 長野県警察(ロングトレイル)
男子
- 近江竜之介 Ohmi Ryunosuke Team Sky Kyoto(バーティカル)
- 宮原徹 Miyahara Toru 滝ヶ原自衛隊(バーティカル、クラシック)
- 吉野大和 Yoshino Yamato 日本郵政グループ(クラシック)
- 上田瑠偉 Ueda Ruy Mountain Frontier(ショートトレイル)
- 川崎雄哉 Kawasaki Yuya 滝ヶ原自衛隊(ロングトレイル)
- 西村広和 Nishimura Hirokazu patagonia (ロングトレイル)
- 須賀暁 Suga Satoru Columbia Montrail (ロングトレイル)
補欠
- 横内佑太朗 Yokouchi Yutaro Asics(ロングトレイル)
マウンテンランニング・トレイルランニング世界選手権は世界陸連(WA)が主管し、世界マウンテンランニング協会(WMRA)、国際ウルトラランナーズ協会(IAU)、国際トレイルランニング協会(ITRA)が協力するという枠組みにより、2021年11月11日から14日にタイ・チェンマイで開催されます。従来は1985年からマウンテンランニング世界選手権、2007年からトレイルランニング世界選手権が開催されてきましたが、2019年にWA、ITRA、WMRA、IAUの4者がこれらを統合した新しい世界選手権を2021年から隔年で開催することで合意。2020年12月に初めての世界選手権の開催地がタイ・チェンマイに決定していました。従来の世界選手権を遡ってもアジアでの世界選手権の開催は初めてとなります。
現時点では以下の日程で5種目が開催予定です。
- 11月12日金曜日
- ショートトレイル:35-45km、Km-effort(距離<1km単位>に累積獲得高度<100m単位>を加えた指標)で45-74
- バーティカルアップヒル:距離3-6km、累積獲得高度1000mD+
- 11月13日土曜日
- ロングトレイル:75-85km、Km-effortで115-154
- 11月14日日曜日
- クラシック(シニア):10-12km、500-700mD+、500-700mD-
- クラシック(ジュニア):5-6km、250-350mD+、250-350mD-
日本代表選考にあたっては2020年4月に日本陸連がトレランJAPAN(日本トレイルランニング協会)とともに選考要項、代表選考レースを発表していましたが、予定されていた選考レースのうち開催されたのは10月の尾瀬岩鞍(バーティカル)、ITJ(ロング)のみとなりました。2021年になってから代替の先行レースが5月、6月に設定されましたがこれらも6月の戸隠マウンテントレイル(クラシック)が開催されたのみに。こうした経緯から5月には、開催済みの選考レースの結果の他にITRAのパフォーマンスインデックスと、2019年以降の各地でのレースの成績を参考に日本代表選手を選考することが発表されていました。