3年ぶりに日本アルプスを越える熱い挑戦が始まります。
10回目となるトランスジャパンアルプスレース Trans Japan Alps Race 2020(TJAR)は、本日8月7日土曜日深夜12時に富山湾に面したミラージュランド(魚津市)でスタートします。
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大浜海岸(静岡市)まで約415km、累積獲得高度27,000mD+のコースは北・中央・南の各アルプスをつなぎます。2年に一度の開催で昨年2020年に第10回大会が予定されていましたが、新型コロナウィルスの感染拡大を受けて大会は今年に延期になったため、今回は2018年大会以来、3年ぶりの開催となります。今回の大会はコロナ禍の下での山小屋利用の事情を反映して、山小屋での食事、食料の購入は禁止に。選手やスタッフには事前のPCR検査を行うなどの感染症対策がとられます。また、大会からはスタートのミラージュランド、フィニッシュの大浜海岸での選手の応援への自粛が呼びかけられています。
トレイルランニング・ウルトラマラソンのオンラインメディア・DogsorCaravan(ドッグスオアキャラバン)では、大会公式フォトグラファーの皆さんにご協力いただき、今回もTJARのデイリーダイジェストを毎日お送りする予定です。
(写真・© Shimpei Koseki)
2020年大会に出場する30人
TJARのスタートラインに立てるのは30人の選手のみ。エントリーに当たってはトレイルランニングレースの完走経験や高地でのキャンプの経験などの資格を満たした応募者について書類選考が行われ、書類選考合格者について上限60名の抽選を行って選考会参加者を決定。今年6月26-27日に筆記と実技による選考会が行われ、合格者が30人を超えた場合は抽選、というプロセスにより選手が絞り込まれました。
今回のTJARに出場するのは次の30人。今回から前回大会出場者かつ前回以前の大会にも出場している選手については今回大会への申し込みができないというルールが設けられました。このため2018年大会が初出場だった、前回優勝の垣内康介を含む7選手が二度目の出場となるほかは、全て今回が初めての出場となります。2回目、3回目の選手が多かったこれまでの大会に比べてフレッシュな顔ぶれとなります。またTJAR四連覇、大会記録保持者(4日23時間52分、2016年)の望月将悟もこのルールに従い、今回大会には出場しません。
有力選手として当サイトが注目するのは前回優勝の垣内康介のほか、2015年UTMBで11位でUTMFで2018年7位、2019年9位の土井陵、2014年STYで5位、2018年櫛形ウィンドトレイル31kで優勝の貝瀬淳の皆さん。
(リンク先は各選手のFacebookのアカウントです。)
- 野寄真史(32歳)
- 貝瀬淳(34歳)
- 大畑匡孝(36歳)
- 河田英樹(37歳)
- 土井陵(39歳)
- 青谷康一(40歳)
- 星加博之(40歳)*2018年18位(7日17時間52分)
- 林田裕介(40歳)
- 中野洋平(40歳)*2018年26位(7日23時間51分)
- 片野大輔(40歳)
- 原一平(42歳)*2018年21位(7日21時間47分)
- 横井秀輔(41歳)
- 垣内康介(42歳)*2018年1位(6日1時間22分)
- 中川喜智(42歳)
- 高岸史朗(42歳)
- 馬場誠(42歳)
- 山田敏彦(42歳)
- 土屋雅之(43歳)
- 伊丹啓(43歳)
- 沼田哲臣(44歳)
- 前田圭紀(45歳)*2018年DNF(仙丈ヶ岳)
- 今崎治男(45歳)
- 井出善啓(45歳)
- 池田征寛(46歳)
- 松本貴宏(49歳)
- 内田憲匡(50歳)
- 入江克典(50歳)
- 坪井伸一(53歳)
- 高島伸介(55歳)*2018年14位(7日12時間12分)
- 古澤法之(56歳)*2018年17位(7日17時間10分)
TJARのコースと通過予定時刻
大会のコースマップをもとに当サイトが作成した主要な通過ポイントと距離等をまとめた一覧は以下の通りです(地図上での通過ポイントの同定は当サイトが行ったほか、2012年大会のトップ通過タイムは大会ウェブサイトの速報をもとに当サイトがまとめたものです)。
大会中の速報・レポートなど
大会では、新型コロナウィルスの感染拡大が続いていることから大会コース上での選手への応援を極力自粛するよう呼びかけています。一方、ファンの皆さんが自宅で応援できるよう、GPS端末によるリアルタイムの選手のトラッキングやSNSによる情報発信を強化するとしています。
魚津市・ミラージュランドでの開会式についても今回は関係者のみが参加して非公開で行われ、その模様はライブ配信されます。
https://youtu.be/9rTaNh-JXik
当サイトでは、公式フォトグラファーの皆さんにご協力いただき、大会期間中は毎日ダイジェスト記事をお届けする予定です。
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