開催中のUTMB®︎ Mont-Blancの147kmのレース・TDS®︎でスタートから9時間半が経過した8月25日水曜日午前0時25分ごろ、チェコの選手1名が急斜面の下りで滑落。その後ヘリコプターによる救助活動が行われましたが、亡くなっていることがわかりました。レースは事故発生直後に中断されました。
(写真・レースディレクターのイザベル・ポレッティ、レースドクターのパトリック・バセ)
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事故が発生したのは62km地点のPasseur de Pralognan(プラロニャン峠)からの下り。トレイルのコンディション、天候は良好な状態でした。事故により登りのテクニカルなトレイルが混雑したことからレースの続行は見送られ、後続の選手は全員、コースで手前となるBourg Saint-Maurice(51km)地点に戻るよう指示され、レースは打ち切りに。事故発生前に通過していた約290人の選手はレースを続けており、トップの選手は25日午前10時30分(日本時間同日午後5時30分)ごろシャモニーにフィニッシュする見込みです。
亡くなられた選手の氏名は遺族への配慮により非公開とされています。お悔やみ申し上げるとともに、ご冥福をお祈りいたします。