ITRA、ボブ・クロウレイが会長を辞任

国際トレイルランニング協会(ITRA)ボブ・クロウレイ Bob Crowley 会長が9月4日に会長を辞任しました。9月8日の会員向け電子メールにおいて明らかになりました。クロウレイ氏はアメリカを拠点とするIT起業家・投資家ですが、「パンデミックにより本業により集中して取り組む必要があるため、ITRAをリードしていくための時間が十分に取れない」(ITRAの電子メールより)ことが辞任の理由とされています。

ITRAの創設者の一人で前任のミシェル・ポレッティ Michel Polettiの辞任を受けてボブ・クロウレイが会長に就任したのは2020年4月。アメリカ北東部で多数の大会を主催するTARC(Trail Animals Running Club)の創設メンバーではあるものの、それまでITRAでは関わってこなかったクロウレイ氏が会長、ITRA創設メンバーのホセ・サントス José Carlos Santosがマネージングディレクターという体制がスタートしました。

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就任後は情報インフラなどでのUTMB®︎への依存を解消して、独立した運営体制を確立することに注力。今年2021年5月にはUTMB®︎ Groupが新たにUTMB®︎ World Seriesを発表し、その中でパフォーマンスインデックスを独自に運営、公表することを明らかにした際には、それまでパフォーマンスインデックスを運営・公表していたITRAはUTMB®︎とは別にこれを継続することを発表しています。続いて、パフォーマンスインデックスや大会のデータベースを提供してきたウェブサイトをリニューアルしています。このほかにも2021年にタイで開催(その後2022年2月に延期)のトレイル・マウンテンランニング世界選手権の開催に向けてWAとともに取り組むほか、XTERRAやUltrasignup、DUVとの提携、新型コロナウィルスの下での大会開催のガイドラインを発表。先月にはクロウレイ会長の名前でトレイルランニングのスポーツ全体とITRAについて総括するレポートを公開したばかりでした。

ITRAはクロウレイ氏からのメッセージを「就任以来、ITRAをよりよくすることに力を注ぎ、新型コロナのパンデミックの中にありながら組織の独立性と運営の効率性を高めることができました。ITRAの運営体制が大きく変わる中で、執行部と会員の皆さんのためにスムーズな移行を進めることができたことを誇りに思います。」と引用して紹介しています。

ITRAではクロウレイ氏辞任を受けた新体制について検討を進め、早急に新たなリーダーシップチームを構築する、としています。

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