11月3日にワールドアスレティックス(世界陸連)が主催したオンラインセミナーにおいて、タイ・チェンマイで予定されているトレイル・マウンテンランニング世界選手権 World Mountain & Trail Running Championshipsについて、来年2022年2月から2022年11月に開催を延期することが明らかにされました。
マウンテンランニング、トレイルランニングでそれぞれ開催されていた世界選手権を一体として新たに開催される世界選手権では、三日間の日程でバーティカルアップヒル(3-6km)、ショートトレイル(35-45km)、ロングトレイル(75-85km)、クラシック(シニアは10-12km、ジュニアは5-6km)の4種目を開催。日本からも今年6月に代表選手が発表されています。
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当初は今年2021年11月に開催が予定されていましたが、今年8月の時点で新型コロナウィルスのパンデミックが続いていることから来年2月への延期が発表されていました。
IAU、WMRA、ITRAの発表によれば、タイでは2021年11月からワクチン接種などを条件に入国時の隔離が免除されるものの、その対象は46カ国・地域に限られ、真に国際的な世界選手権とはならないことが再度の延期の理由に挙げられています。
なお、隔年開催となる世界選手権はタイに続く2回目の大会を2023年に開催することが発表されており、現在開催候補地の応募申込みを受付中。
この日、WAでは来年3月27日に中国・揚州で予定されていた世界ハーフマラソン選手権についても11月13日に延期することを発表しています。
なお、ITRAによれば来年2月または11月に開催されるタイ・チェンマイの次の世界選手権は2023年に予定されています。
この日のオンラインセミナーではヨーロッパアスレチックス(欧州陸連)が世界選手権と同様にマウンテンランニング、トレイルランニングをあわせて行う「欧州陸連オフロードランニング選手権」(European Athletics Off Road Running Championships)を開催することも紹介されました。初開催の大会は2022年7月にカナリア諸島ラ・パルマ島で予定されていたものの、火山噴火のため同地での開催を断念。代替開催地を選定中としています。