DC Weekly 2021年11月15日 びわ湖バレイスカイラン、くろんど輪舞曲、激坂最速王、日光

国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーでは今年の予定を随時アップデートしています。まだ掲載していない大会についての情報のご提供、掲載済みの大会についてのご指摘を歓迎いたします。

毎週このコラム記事をベースにプラスアルファの解説や、ゲストのインタビューをライブ配信またはプレミア配信でお届けする「DC Weekly LIVE+」。今週は11月15日月曜日21時からお届けします。びわ湖バレイでVK、スカイの両方で女子優勝の秋山穂乃果さんのインタビューをご覧いただきます。【今週のDC Weekly LIVE+のYouTubeへのアップロードに不手際があり、予告通りの時刻に番組を見ることができない状態でした。お詫びいたします。】

Sponsored link


ClubhouseではDogsorCaravanのルーム「トレイルランニング・ジャーナル」を開いています。毎週日曜日の朝に「サンデートレイル」で雑談したりしています。フォローしていただけたら次回のお知らせも届きます。

先週末開催のイベント

11月12日金曜日 – 14日日曜日

大阪 秋の陣・くろんど輪舞曲

大阪府交野市。大阪府民の森・くろんど園地の8.6kmの周回コースで開催されました。9人が完走した180kmでは安井和史(34時間39分)、武市香里(37時間59分)、15人が完走した120kmでは奥山雄介(22時間23分)、24人が完走した90kmは丹田将司(14時間22分)、荒井千鶴子(19時間24分)、67人が完走した50kmは徳永剣(7時間57分)、重田典子(9時間45分)がそれぞれ男女の優勝となった模様(120kmは女子の参加選手がいなかったようです)。リザルト速報はこちら

11月13日土曜日 – 14日日曜日

びわ湖バレイスカイラン (13.5km, VK)

滋賀県・びわ湖バレイで開催。今シーズンのスカイランナー・ジャパンシリーズの最終戦「グランドファイナル」となるレースが行われました。

土曜日にバーティカル(4.3km 900mD+)の男子は宮川朋史が34分6秒で優勝。先月末の烏帽子VKに続いての優勝で、今シーズンのジャパンシリーズチャンピオンとなりました。2位は甲斐大貴で34分18秒、3位は市毛富士雄で36分17秒。女子は秋山穂乃果が41分51秒でこちらも烏帽子VKに続いての優勝。上田絢加(44分37秒)が2位、齋藤磨実(44分45秒)が3位でした。女子のVKのシリーズチャンプは上田絢加となった模様。

日曜日のスカイレース(22.0km 2200mD+)は藤飛翔が2時間24分で優勝、加藤聡が2時間27分で2位、宮川朋史が2時間31分で3位という結果。藤がSKYのシリーズチャンピオンに。女子は前日のVKに続いて秋山穂乃果が2時間49分で優勝。上田絢加が2時間56分で2位、楠田涼葉が2時間59分で3位でした。SKYのシリーズチャンピオンは上田絢加でVKとの二冠となりました。

リザルトは大会ウェブサイトから。

OMM Japan Race

イギリス生まれの山岳レースの日本版となるイベント。本栖湖(山梨県)で二日間のステージレース形式で”Straight”(28km+22kmなど)と”Score”(7時間+6時間など)のレースが行われました。リザルト速報はこちら

11月13日土曜日

激坂最速王決定戦2021

ターンパイク箱根をコースにして、登りの部(13.5km)と往復のピストンの部(27km)の二つのロードレースが行われます。登りの標高差は981mで平均勾配7%という激坂レース。登りの部には「3代目山の神」神野大地、プロ山岳ランナー・上田瑠偉、今シーズンのウルトラマラソンで勝利を重ねる仲田光穂が出場。ピストンの部には先日のサハラ砂漠マラソンで女子2位の尾藤朋美のほか、トレイルランニング界から三浦裕一、宮原徹、川崎雄哉が参戦します。

小田原から箱根へと登る自動車専用道路であるターンパイク箱根をコースにして行われるロードレース。登りの部(13.5km)に出場した「3代目山の神」神野大地は51分2秒でフィニッシュ。大学駅伝で活躍する学生選手たちを1分37秒以上引き離す圧勝でした。学生選手たちの中で上田瑠偉が56分6秒で完走して22位でした。女子は澤畠朋美が1時間3分で首位、今シーズンのウルトラマラソンで活躍する仲田光穂が1時間12分で3位になっています。コースを往復するピストンではサロマ湖100kmで3度優勝の板垣辰矢が1時間36分で優勝、昨年のチャンピオン・高林遼哉が2分差の1時間38分で2位。高林から約30秒差で宮原徹、川崎雄哉が3位、4位でフィニッシュしています。女子は魚住幸が2時間7分で優勝、7秒差で益田裕美が2位、3位は平川裕子でした。リザルトはこちら

これも読む
【TOAD8】CONDITIONING LABO・出展社に見どころを聞く

11月14日日曜日

日光国立公園マウンテンランニング大会(56km、34km、15km)

栃木県日光市。ロードとトレイルから構成されるコースで、56kmのロングコースの他、34kmと15kmのレースが行われました。リザルトはこちら(掲載され次第リンクします)。

大阪府チャレンジ登山大会(14km、21km、36km)

大阪府山岳連盟が大阪、奈良の府県境となる「ダイヤモンドトレール」(ダイトレ)をコースにして主催する登山とトレイルランニングのイベント。男子では壮年の部も含めて最速でフィニッシュしたのは東翼で3時間35分。この大会で優勝経験を持つ中根孝太が3時間39分で続きました。女子は山本可奈子が4時間38分で首位でした。リザルト(暫定記録)はこちら

今週末開催のイベント

11月19日金曜日 – 21日日曜日

(中止)Oxfam Trail Walker Hong Kong

4人一組のチームで100kmのトレイルコースを一緒に走るという形式で世界各地で開催されるイベント。香港で開催される大会は80年代から続く人気の大会ですが、公衆衛生当局の許可が得られず大会は中止に。11月22日から12月12日の日程でバーチャルイベントが行われます。

(中止)Panda Trail by UTMB®︎

中国・四川省の青城山(チンチェンシャン)で開催。コロナ禍の中で昨年第一回大会が開催されました。今年は5月の甘粛省での事故後から続く中国国内でのトレイルランニング大会の開催中止のためか、開催を見合わせると発表されています。

11月20日土曜日 – 21日日曜日

FTR 100K / FTR 30K

埼玉県秩父市、飯能市。奥宮俊祐さんがプロデュースする100km、30kmのトレイルランニングレース。100K男子には8月の奥信濃100で優勝した下家悟のほか、青木純、菊嶋啓、白川裕登、西方勇人、矢嶋信、細山雄一の各選手がエントリー。女子では昨年のこの大会の代わりに開催されたFTR飯能25Kで優勝の枝元香菜子浅原かおりが出場予定。30Kには小林海仁、牛田美樹、山田琢也、根岸洋一郎、青木莉楠、吉住友里がエントリーしています。

Japan Trophy Qualifying Race (12h)

沖縄県那覇市。ロードのウルトラマラソンのコンペティティブなレースとして開催されているJAPAN TROPHYシリーズのレースへの参加資格を得られる機会として企画された大会。2.8kmの周回レースで12時間走が行われます。エントリーリストによれば石川佳彦をはじめ39人の選手が出場する見込みです。

ちいさなUTMF

静岡県御殿場市の時之栖 MTBパーク FUTAGOで開催の「UTMFフレンドシップレース」。大人も子供も楽しめる25kmと15kmのリレーとソロに加えて、3km、2km、1kmのキッズ・ファミリーレースが行われます。9月25-26日に予定されていましたが今週末に延期されていました。

Backyard Ultra Last Samurai Standing

6.7kmの周回コースを1時間以内で走り、次の1時間の始まりとと同時に再び一斉にスタート。これを最後の一人が残るまで続けるというバックヤードウルトラの大会です。今回は20日土曜日午後3時から東京、上野村(群馬県)、福島、京都、三瓶(島根県)の5つの会場で同時に開催。京都では先月のBig Dog’s Backyard Ultraで80周を記録して最後の3人に残った森下輝宝、東京には昨年のQuarantine Backyard Ultraで50周を走った上野暁生、2019年Tor des Graciers完走の小野雅弘をはじめ、5会場であわせて88人の選手が挑戦します。

11月20日土曜日

MIUT, Madeira Island Ultra-Trail (115k / 85k / 43k /16k)

北大西洋のマデイラ島(ポルトガル)で開催のUltra-Trail® World Tourのシリーズ戦。今年4月17日から今週末に延期されて2年半ぶりの開催です。115kmのレースには今年Lavaredoで優勝、UTMBで6位となっているハンネス・ナンバーガー Hannes Namberger(ドイツ)、2019年UTMB優勝のパウ・カペル Pau Capell(スペイン)のほか、ドミトリ・ミチャエフ Dmitry Mityaev(ロシア)、今年のTDS®︎優勝のセバスチャン・クロービク Sebastian Krogvig(ノルウェー)。女子では昨年のJavelina Jundredで優勝のニコール・ビター Nicole Bitter(アメリカ)、今年のTDS®︎で4位のエカテリーナ・ミチャエワ Ekaterina Mityaeva(ロシア)、今年のUTMB4位のマリオン・デレスピエール Marion Delespierre(フランス)の他、ヒラリー・アレン Hillary Allen(アメリカ)、ケリー・ウルフ Kelly Wolf(アメリカ)、サブリナ・スタンレー Sabrina Stanley(アメリカ)といった有力選手が揃います。

これも読む
日本独自のバーティカルのシリーズ戦「V GAMES JAPAN」をJSAが発表

Barcelona Trail Races (Grand Trail Collserola 77k, 47k, 29k)

カタルーニャのバルセロナ市内をスタート・フィニッシュ地点とする都市型のトレイルランニング大会で、77kmのコースはバルセロナ近郊のコルセローラ自然公園の二つのループコースから構成されています。例年は50kmや30kmのレースも行われていますが、今年は77kmのコースでソロとリレーのレースが行われます。

JFK 50

アメリカ・バージニア州で開催。前半のアパラチアン・トレイル、後半の川沿いの未舗装路というコース。1963年に始まった伝統ある大会はコロナ禍の中だった昨年も開催されており、今回で59回目となります。

11月21日日曜日

八王子丘陵ファントレイルin太田

群馬県太田市・八王子山公園。太田市から桐生市にまたがる八王子丘陵を舞台に鏑木毅さんがコースプロデュースする大会。6月20日開催予定でしたが、今週末に延期となっていました。

錦江町でんしろうトレイル(28km、18km)

鹿児島県錦江町で開催。花瀬でんしろう館を拠点に28kmと18kmのレースが開催されます。

前週末の主な大会のリザルトと、今週末の国内外のトレイルランニング大会の予定をお伝えしているニュース記事・DC Weeklyへ、皆様からの情報や写真の提供を歓迎します。下のコメント欄もぜひご活用ください。国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーにもぜひご利用ください。

この記事が気に入ったらDogsorCaravanをBuy Me a Coffeeで直接サポートできます!

Buy Me a Coffee

Sponsored link