DC Weekly 2021年11月29日 TAMBA100、Ultra-Trail Cape Town、Saintelyon、鹿島槍、大歩危国見山

国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーでは今年の予定を随時アップデートしています。まだ掲載していない大会についての情報のご提供、掲載済みの大会についてのご指摘を歓迎いたします。

毎週このコラム記事をベースにプラスアルファの解説や、ゲストのインタビューをライブ配信またはプレミア配信でお届けしているYouTubeの番組が「DC Weekly LIVE+」。今週も11月29日月曜日21時から、TAMBA100を2位で完走したばかりの飯野航 Wataru Iinoさんのインタビューを番組後半でご紹介します。

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(写真・Ultra-Trail Cape Townで優勝したコートニー・ドウォルター Courtney Dauwalter。Photo © UTCT/Sam Clark)

先週末開催のイベント

11月23日火曜日

波賀トレイルランニング EXPANSION

兵庫県波賀町。春の「兵庫波賀トレイルランニング」の秋開催版として昨年に続いて開催されました。16.3kmのロングクラスでは小笠原航洋(1時間31分)、横川海姫(1時間47分)、7kmのショートクラスでは松江賢二(37分51秒)、宮田美香(51分15秒)がそれぞれ男女のレースで優勝。リザルトは大会ウェブサイトから。

11月24日水曜日 – 28日日曜日

WAA 360°

カナリア諸島ラ・ゴメラ島。セルフナビゲーションで進む212km 13,000mD+のレースには41人が参加してスタートしました。その後、カナリア諸島は大雨の悪天候となることから26日金曜日朝に対策が発表されました。ライフベースの設置場所の変更のほか、131km地点と147km地点に新たに制限時間を設定し、時間内に通過した選手は代替コースでフィニッシュ地点のサン・セバスティアンへ。制限時間後に通過した選手は147km地点でフィニッシュとすることとなりました。この結果、男性8人と女性4人の計12人がサン・セバスティアンにフィニッシュ。男性はマルコ・グベール Marco Gubert(イタリア)が40時間9分で優勝。女性は最終盤まで続いた首位争いの結果、クレア・バンワース Clair Bannwarth(フランス)が48時間33分で優勝しています。なお、22人が前倒しされた147km地点でフィニッシュしています。

ルカ・パピ Luca Papi(右)は今回は5位でフィニッシュ。photo ©LauraOrtizdeZarate

ルカ・パピ Luca Papi(右)は今回は5位でフィニッシュ。photo ©LauraOrtizdeZarate

11月26日金曜日 – 29日月曜日

TAMBA100 アドベンチャートレイル(100マイル、50K)

兵庫県丹波市の山間地にあるダイナソーベースを会場に開催。招待選手としていいのわたる、大瀬和文、若岡拓也、土井陵、黒河輝信の各選手が参加。

11月27日土曜日 – 28日日曜日

Ultra-Trail Cape Town (100k, 65k, 35k, 21k)

南アフリカ・ケープタウンをスタート・フィニッシュ地点とするレースでUltra-Trail World Tourのシリーズ戦。97km 4,560mD+のレースにはアメリカからコートニー・ドウォルター Courtney Dauwalterジム・ウォルムズレイ Jim Walmsleyの二人が参戦して注目されました。女子のレースはドウォルターが序盤にリードを奪うとそのまま先頭を走り続け、2位以下に55分差をつけて11時間20分でフィニッシュ、男女総合8位で優勝しました。2位にはマリアンヌ・ホーガン Marianne Hogan(カナダ)が12時間15分、3位にマリリン・ナカチェ Maryline Nakache(フランス)が12時間27分。男子のレースではウォルムズレイ、セバスチャン・スペーラー Sebastien Spehler(フランス)、アンドレアス・レイテラー Andreas Reiterer(イタリア)の3人が前半をリード。後半に入ると徐々にウォルムズレイが二選手との差を広げはじめ、そのまま9時間47分の大会新記録で優勝(これまでの記録は2017年のプロディガル・クマーロ Prodical Khumalo<ジンバブエ>による9時間50分)。2位のスペーラーが約30分差の10時間16分で続き、3位はレイテラーで10時間41分。4位には今年のUTMBで3位のマチュー・ブランシャール Mathieu Blanchard(フランス)が10時間54分でフィニッシュ。このほか7位にはComrades Marathonで2014、2017、2018年と3度優勝しているボングムサ・ムテンブ Bongmusa Mthembu(南アフリカ)が11時間13分でフィニッシュしています。リザルトはこちら。UTWTのレースは来週末の12月10日のThailand by UTMB®︎が予定されており、これが2014年から8年にわたって続いたシリーズ戦の最後の大会となります。

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11月27日土曜日

La SainteLyon (156km, 78km<ソロ、リレー>, 46km, 23km, 13km)

フランスで開催。今年で67回目という歴史ある大会は78kmのレースは雪が降るなか、23時30分にサン=テティエンヌ Saint-Étienneをスタート。4,669人がリヨン Lyonに続く林道や舗装路のコースを走りました。男子のレースはロマン・リユー Romain Lieuxトマ・カルダン Thomas Cardinの二人が5時間56分で揃ってフィニッシュしてタイで優勝。3位にニコラ・ダル Nicolas Daruが12分差の6時間9分でフィニッシュ。女子では前回2019年にこの大会で2位のサンドリン・フレシェ Sandrine Fléchetが7時間31分で優勝。2位にクレア・ムーゲル Claire Mougel(7時間51分)、3位にクリスティーヌ・セルマン Christine Selman(7時間57分)が入りました。リザルトはこちら

11月28日日曜日

鹿島槍スーパーバーティカル

長野県・鹿島槍スキー場。大会当日はよいお天気となったものの、前日までの降雪により3.3km 720mD+にコースのフィニッシュ地点を変更し、コースは120mほど短縮して開催されました。雪上の男子のレースを制したのは小幡利春 Toshiharu OBATAで40分11秒。遠藤健太 Kenta Endoが40分31秒、宮川朋史 Tomofumi MIYAGAWAが40分42秒でトップ3に入りました。女子は枝元香菜子 Kanako EDAMOTOが45分50秒で優勝、小幡莉子 Riko OBATAが46分49秒、須藤吉仕子 Kishiko SUTOが52分24秒でそれぞれ2位、3位でした。スカイランニング北信越選手権となった大会で北信越チャンピオンとなったのは男女首位の小幡、枝元でした。リザルトは大会ウェブサイトから。

大歩危国見山スカイレース

徳島県三好市の国見山で今年初の開催。12.8km 1,436mD+のレースで女子は後藤涼子(1時間52分)、山本愛(2時間0分)、小泉陽子(2時間8分)がトップ3に。同じく男子は薬師寺裕人(1時間35分)、鷲田明宏(1時間37分)、吉井将晃(1時間37分)が表彰台に。スカイランニング中四国選手権となっており、スカイ競技の中四国チャンピオンはレースで首位となった後藤、薬師寺と決まりました。リザルトはこちら

今週末開催のイベント

12月4日土曜日

ふれあいの道トレイルラン大会(38k、12k)

東京・南高尾の陵南公園からあきる野市へ向かう38kmと12kmのコースで開催されます。

Lantau 50 (16 km, 27 km, 54 km)

香港・ランタオ島で開催。Action Asia Eventsが開催する三つの距離のコースで行われる大会で、新型コロナのワクチン接種と48時間以内のPCR検査という参加条件のもとで開催されます。

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The Punisher (80km, 50km, 30km)

フィリピン南部、ダバオ近郊で開催。大会ウェブサイトでは80kmなどの三つのレースが開催されるとしています。

(中止)奥武蔵伊豆ヶ岳クイーンズトレイルラン(17km)

埼玉県。西武秩父線正丸駅付近を拠点に女子ソロと男女ペアのレースからなる大会。今年の開催は見送られています。

12月5日日曜日

(中止)熊野古道トレイルランニングレース(50k/30k/9k)

三重県熊野市。世界遺産・熊野古道の北山道を含むトレイルで開催される、50km、30km、10kmのレース。こちらも昨年に続いて中止となっています。

前週末の主な大会のリザルトと、今週末の国内外のトレイルランニング大会の予定をお伝えしているニュース記事・DC Weeklyへ、皆様からの情報や写真の提供を歓迎します。下のコメント欄もぜひご活用ください。国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーにもぜひご利用ください。

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