世界の頂点を極めた山岳ランナーが大きな決断を発表しました。UTMB、Hardrock 100、Western Statesといったトレイルランニングの100マイルからスカイランナー・ワールドシリーズまで、幅広い分野で世界トップレベルのアスリートとして活躍するキリアン・ジョルネ Kilian Jornet。そのキリアンが昨日11月30日に自らのソーシャルメディアへの投稿で、長年にわたってパートナーであったサロモン Salomonとの契約を今年2021年末に終了することを明らかにしました。投稿では「新たに別のブランドに移るつもりはない」、「自らの新しいプロジェクトに集中して取り組むつもり」としています。そして、今後数日にわたって、これまでのサロモンとの取り組みについて振り返る投稿をするとしています。
キリアン・ジョルネはスペイン・カタルーニャ出身、1987年生まれの34歳。スキーマウンテニアリングにおいてスペインのジュニア代表選手となったのちにランニングにおいても頭角を表し、2007年から2009年にかけてスカイランナー・ワールドシリーズで年間チャンピオンに。UTMBでは2008年、2009年、2011年に優勝。この間、世界の高峰への最速での登頂に挑むプロジェクト「Summints of My Life」にも挑戦。今シーズンもシエール・ジナールで9回目の優勝、Ultra Pirineu 100kで優勝という成績を残しています。