2022年スカイランニング世界選手権が閉幕、上田瑠偉がスカイで銅、コンバインドで銀、日本チームは国別団体で銅メダル獲得

イタリア・オッソラ地方で開催の スカイランニング世界選手権 Skyrunning World Championships 2022は最終日の9月11日日曜日にスカイ競技が行われ、日本の上田瑠偉 Ruy Uedaが男子3位でフィニッシュして銅メダルを獲得。初日のバーティカル競技のタイムとの合計を競うコンバインドでは男子2位で銀メダル。国別団体では日本代表チームがイタリア、スペインに続いて銅メダルを獲得しました。

(写真 スカイランニング世界選手権・スカイで銅メダルの上田瑠偉<右>、金のデロレンツィ<中>、銀のトランシャンと Photo by 丸山将真 / JSA)

Sponsored link


スカイ競技が行われたのはオッソラ地方のボニャンコ渓谷で開催されたLa Veia SkyRaceの距離31km、累積獲得高度2,600mD+のレース。男子のレースで金メダルを得たのはスイスの25歳、ロベルト・デロレンツィ Roberto Delorenzi。初日に8位となったバーティカルとあわせたコンバインドでも金メダルを獲得してこの大会では二冠となりました。デロレンツィは2017年のユース世界選手権でスカイランニングのメダルを初めて獲得して以来、昨年開催の2020年世界選手権で銅メダル、昨年のVK Openで年間チャンピオンに。2019年にLa Veia Skyraceで行われた欧州選手権で優勝した経験も。今年5月にはアフリカ・キリマンジャロの最速登頂記録を更新しています。1分足らずの差で2位となったのはフレデリック・トランシャン Frédéric Tranchand (FRA) 。オリエンテーリングの選手として活躍し、最近ではスカイランナー・ワールドシリーズやGolden Trail World Seriesで活躍しています。

写真 スカイランニング世界選手権・スカイで金メダルのロベルト・デロレンツィ Roberto Delorenzi Photo by Ian Corless / ISF

写真 スカイランニング世界選手権・スカイで金メダルのロベルト・デロレンツィ Roberto Delorenzi Photo by Ian Corless / ISF

3位で続いたのが日本の上田瑠偉 Ruy Ueda。スカイ競技での銅メダルに加えて、コンバインドでは銀メダルを獲得。前回2020年大会の金メダル二つ(バーティカル、コンバインド)と銅メダル(スカイ)、2016年大会の銀メダル(コンバインド)に続く快挙となりました。

女子のレースではレース前半の登りではデニサ・ドラゴミル Denisa Dragomir (ROU) とリナ・エルコット Lina El Kott (SWE) の二人が並んでリードしますが、胃腸の調子を崩したというエルコットがペースを落とすと、そのまま単独リードを守って勝利、金メダルを獲得。2位には約4分差で昨年の欧州選手権チャンピオンのパトリシア・ピネダ Patricia Pineda (ESP)、3位にマルティナ・クメラートMartina Cumerlato (ITA) が続き、それぞれ銀メダル、銅メダルとなりました。

写真 スカイランニング世界選手権・スカイで金メダルのデニサ・ドラゴミル Denisa Dragomir Photo by Ian Corless / ISF

写真 スカイランニング世界選手権・スカイで金メダルのデニサ・ドラゴミル Denisa Dragomir Photo by Ian Corless / ISF

バーティカル競技とスカイ競技のタイムの合計を競うコンバインドの男子では金メダルにロベルト・デロレンツィ、銀に上田瑠偉、銅メダルはバーティカルで首位、スカイで6位のジョセフ・デムーア Joseph DeMoor (USA) となりました。女子はバーティカル7位とスカイ4位のバルボラ・マクロバ Barbora Macurova (CZE)が金メダル。バーティカル6位とスカイ10位のリナ・エルコットが銀、バーティカル、スカイともに9位のキアラ・ジョバンド Chiara Giovando (ITA)が銅メダルを得ました。

日本勢はスカイ競技では3位の上田に続いて近江竜之介 Ryunosuke Omiが男子5位に。女子では高村貴子 Takako Takamuraの5位を筆頭に、秋山穂乃果 Honoka Akiyamaが13位、上田絢加 Ayaka Uedaが15位でした。

これも読む
DC Weekly 2022年4月19日 チャレンジ富士五湖、多度山、平尾台、Mizukami

国別団体*ではイタリア、スペインに続いて日本代表チームが銅メダルを獲得(*国別団体は選手の順位に基づくポイントの上位4選手の合計ポイント数を三つのレースについて合算して競う)。国別団体のメダル獲得は2016年世界選手権での銅メダルに続く快挙です。今回の世界選手権を終えて日本スカイランニング協会(JSA)の松本大代表理事は「チームの具体的な目標である3位以内を達成できました。世界に引けを取らない素晴らしいメンバーをサポートすることができたことを誇りに思います。また、多くの方に多大なるご支援をいただいたことにつきまして、チームを代表して心より御礼申し上げます。今後はイタリアやスペインのレベルを目指し、スカイランナー同士で高め合っていくことのできる環境づくりに挑んでまいります。」と話しました。

大会初日のバーティカル競技、二日目のスカイウルトラ競技についての当サイトのレポート記事は以下からご覧いただけます。

2022年スカイランニング世界選手権・スカイ リザルト

リザルトはこちら

女子 Women

  1. デニサ・ドラゴミル Denisa DRAGOMIR (ROU) 3h29’51”
  2. パトリシア・ピネダ Patricia PINEDA (ESP) 3h33’47”
  3. マルティナ・クメラート Martina CUMERLATO (ITA) 3h35’58”

5 高村貴子 Takako TAKAMURA (JPN) 3:39:17

13 秋山穂乃果 Honoka AKIYAMA (JPN) 3:55:42

15 上田絢加 Ayaka UEDA (JPN) 4:02:16

男子 Men

  1. ロベルト・デロレンツィ Roberto DELORENZI (SUI) 2h51’13”
  2. フレデリック・トランシャン Frédéric TRANCHAND (FRA) 2h52’09”
  3. 上田瑠偉 Ruy UEDA (JPN) 2h53’12”

5 近江竜之介 Ryunosuke OMI 3:02:56

2022年スカイランニング世界選手権・国別団体 リザルト

リザルトはこちら

  1. イタリア 908 points
  2. スペイン 800 points
  3. 日本 688 points
上田瑠偉 Photo by 丸山将真 / JSA

上田瑠偉 Photo by 丸山将真 / JSA

近江竜之介 Photo by 丸山将真 / JSA

近江竜之介 Photo by 丸山将真 / JSA

高村貴子 Photo by 丸山将真 / JSA

高村貴子 Photo by 丸山将真 / JSA

秋山穂乃果 Photo by 丸山将真 / JSA

秋山穂乃果 Photo by 丸山将真 / JSA

上田絢加 Photo by 丸山将真 / JSA

上田絢加 Photo by 丸山将真 / JSA

スカイを終えた日本代表選手。Photo by 丸山将真 / JSA

スカイを終えた日本代表選手。Photo by 丸山将真 / JSA

Sponsored link