【第一ステージ】レミ・ボネ、アリー・マクラフリンが初日を制す、上田瑠偉は9位で発進・Golden Trail Series Grand Final 2022 ダイジェスト

2022年のゴールデントレイルシリーズ Golden Trail Seriesの最終戦、「Golden Trail Series Grand Final」が10月26日に開幕。北大西洋のマデイラ島(ポルトガル)で行われる「Madeira Ocean & Trails」で行われる最終戦は五日間にわたるステージレース。初日はセイシャル Seixalをスタート・フィニッシュとする24.5km 1,540mD+のコースで行われ、男子はレミ・ボネ Rémi Bonnet (SUI) 、女子はアリー・マクラフリン Allie McLaughlin (USA)が勝利を勝ち取りました。

(写真・フィニッシュ後に互いの健闘を讃えるアリー・マクラフリンとニアンケ・ブリンクマン。Photo by Madeira Ocean & Trail / GTS / Jordi Saragossa)

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Photo by Madeira Ocean & Trail / GTS / Jordi Saragossa

Photo by Madeira Ocean & Trail / GTS / Jordi Saragossa

初日はマデイラ島のこの季節の天候らしく、雨の中のレース。コースは海辺の町をスタートして一気に標高1400mまで駆け上るコースで、急傾斜に加えて雨と泥の中を走ることになりました。

レースはスタート直後からレミ・ボネがリードし、その後ろについて行ったのはエルハウジン・エラザウィ Elhousine Elazzaoui (MAR) のみ。急傾斜の登りも、山の上の雨の中のフラットなセクションも2人のペースが落ちることはなく、後続選手との差はフィニッシュでは5分まで開いていました。最後の濡れて滑りやすいダウンヒルでリードしたボネが初日の優勝者となりました。レミ・ボネはどちらかといえば登りの走力に強みを持つアスリートですが、この日はタフなコンディションの下りでもリードを譲ることはありませんでした。2位のエラザウィ、3位のペトロ・マム Petro Mamu (ERI)もテクニカルな山岳コースの下りは得意としておらず、上位3選手は厳しい状況の中でのレースとなりました。

初日を制したレミ・ボネ。Photo by Madeira Ocean & Trail / GTS / Jordi Saragossa

初日を制したレミ・ボネ。Photo by Madeira Ocean & Trail / GTS / Jordi Saragossa

日本の上田瑠偉 Ruy UEDAは持ち前の登りの走力を発揮して前半ではボネとエラザウィを追う集団の先頭を走りましたが、終盤のダウンヒルでブレーキがかかることになり、9位でフィニッシュ。この日の「クライム」セクションの区間賞ではボネとエラザウィに続いて3位に入賞しました。

初日は9位の上田瑠偉。Photo by Tadashi Nakamura

初日は9位の上田瑠偉。Photo by Tadashi Nakamura

なお、 マヌエル・メリャス Manuel MERILLAS (ESP)は、この日のレースでポールを登りセクションが終わったところで置き去りにしたことが競技規則違反になり、失格となりました。メリャスは明日のレースには復帰します。

マデイラ到着までのトラブルにも関わらず初日を制したアリー・マクラフリン。Photo by Madeira Ocean & Trail / GTS / Jordi Saragossa

マデイラ到着までのトラブルにも関わらず初日を制したアリー・マクラフリン。Photo by Madeira Ocean & Trail / GTS / Jordi Saragossa

アメリカからこのレースのためにマデイラ島にやってきたアリー・マクラフリン Allie MCLAUGHLIN (USA) は航空便のキャンセルや遅延で、前夜は深夜2時に手荷物がない状態でホテルに入ることになったといいます。手荷物について連絡を受けるためか、スマホを片手に持ったまま走った初日のレースでしたが、鮮やかな勝利を収めました。今シーズンのシリーズでは出場したレースで負けなしのニアンケ・ブリンクマン Nienke BRINKMAN (NED)は2位。最近右手を骨折してこの日もギプスをつけて走りましたが、そのことが下りのペースに影響したかもしれません。3位はダウンヒルセクションで他の選手に1分半もの大差をつけて区間賞を得た エリセ・ポンセ Elise PONCET (FRA)でした。

5位をめぐってはケイトリン・フィールダー(左)とサラ・アロンソが最後まで争う展開に。Photo by Madeira Ocean & Trail / GTS / Jordi Saragossa

5位をめぐってはケイトリン・フィールダー(左)とサラ・アロンソが最後まで争う展開に。Photo by Madeira Ocean & Trail / GTS / Jordi Saragossa

ダウンヒルセクションで一位のエリス・ポンセ。Photo by Madeira Ocean & Trail / GTS / Philip Reiter

ダウンヒルセクションで一位のエリス・ポンセ。Photo by Madeira Ocean & Trail / GTS / Philip Reiter

グランドファイナルまでのシリーズ6戦の獲得ポイントで上位の選手が参加するインターナショナルエリートのレースとは別に、オープンカテゴリーのレースには日本のGTNS Japanでランキングで男女それぞれトップ3に入った6人の選手が招待されて参加しています。初日の女子は澤田由紀子 Yukiko SAWADA が19位、長野安那 Anna NAGANO が20位、尾藤朋美 Tomomi BITOH が25位、。男子は小笠原光研 Koken OGASAWARA が4位、吉野大和 Yamato YOSHINOが10位、甲斐大貴 Hiroki KAIが31位でした。

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ステージ1

男子

  1. レミ・ボネ Rémi BONNET (CHE – SALOMON/RED BULL): 02:04:41 (+100 pts)
  2. エルハウジン・エラザウィ Elhousine ELAZZAOUI (MAR – PINA MOUNTAIN RACING): 02:05:18 (+88 pts)
  3. ペトロ・マム Petro MAMU (ERI – SCARPA): 02:11:44 (+78 pts)
  4. ティボー・バロニアン Thibaut BARONIAN (FRA – SALOMON): 02:12:07 (+72 pts)
  5. ロバート・プケンボイ Robert PKEMBOI (KEN – SKY RUNNERS KENYA) 02:12:14 (+68 pts)

女子

  1. アリー・マクラフリン Allie MACLAUGHLIN (USA – ON RUNNING): 02:30:25 (+100 pts)
  2. ニアンケ・ブリンクマン Nienke BRINKMAN (NLD – NIKE TRAIL): 02:33:20 (+ 88 pts)
  3. エリゼ・ポンセ Elise PONCET (FRA – SIDAS X MATRYX): 02:34:37 (+ 78 pts)
  4. ソフィア・ラウクリ Sophia LAUKLI (USA – SALOMON): 02:35:50 (+72 pts)
  5. ケイトリン・フィールダー Caitlin FIELDER (NZL – SALOMON): 02:40:44 (+68 pts)
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大会期間中に各ステージの振り返りと日本から参加のアスリートとのインタビューをポットキャストでお送りします。

当サイト、DogsorCaravanでは日本からスタッフとしてこのグランドファイナルの行われているマデイラ島に滞在中のサロモン・中村匡さんと一緒に、毎日のレース終了後にポッドキャストを収録。その中で日本から参加しているアスリートとのインタビューもお届けします。ポッドキャストは日本時間の早朝に配信します。

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「Golden Trail Series Grand Final」の開催中は毎日現地時間午後8時(日本時間翌日午前4時)からその日のレースのハイライトと選手のインタビューを配信する「GTWS SHOW」が、ゴールデントレイルシリーズのウェブサイトで配信されます。

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