国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーでは今年の予定を随時アップデートしています。まだ掲載していない大会についての情報のご提供、掲載済みの大会についてのご指摘を歓迎いたします。
(写真・Hochkönig SKyraceで3位となった小田切将真<左>。 Photo by © Skyrunner World Series)
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先週末開催のイベント
6月1日木曜日 – 4日日曜日
Lofoten Ultra-Trail®(100m, 50m, 48k, 24k, 12k)
ノルウェー・ロフォーテン諸島。北極圏内にある島をつなぐコースで開催される100マイルなどのトレイルランニングイベントです。
6月2日金曜日 – 4日日曜日
TAMBA100 アドベンチャートレイル(100マイル、100K、30K)
兵庫県丹波市柏原町の丹波の森公苑を会場とする100マイル、100km、30kmのトレイルランニングイベント。100マイルの累積獲得高度は16,210mD+に達するという難コースです。2021年春のプレ大会、同年秋の第一回大会に続く第二回大会となります。
6月2日金曜日 – 3日土曜日
Trail du Saint-Jacques by UTMB (126km, 75km, 46km, 18km, Rando 29km, Rando 18km)
フランス南部、サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路(フランス語で ”Chemins de Saint-Jacques-de-Compostelle” )の起点の一つとして知られる町にフィニッシュするコースで開催される大会で、UTMB®︎ World Seriesの大会です。126kmの「Ultra」の男子のレースではダンカン・ペリラ Duncan Perrillat が13:08で優勝。マラソンのフランス選手権のチャンピオンですが、初めて挑む100kmを超えるトレイルランニングレースに挑んで優勝という快挙でした。女子はマギー・ブイッセ Maggy Bouisseが17:23で優勝しました。75kmの「Grand Trail」は マチュー・シモン Matthieu Simonが7:12で男子優勝、オーレリー・ポール Aurélie Paulが8:11で女子優勝。46kmの「Maratrail」ではコンスタンティノス・パラデイソプーロス Konstantinos Paradeisopoulous (GRC) が3:17、マチルダ・サニエス Mathilde Sagnes が3:49でそれぞれ男女のレースを制しました。リザルトはこちら。UTMBワールドシリーズの次のイベントは6月17日のmozart 100 by UTMB(オーストリア)です。
Hochkönigman Trailrunningfestival (Hochkönig Skyrace 31.2km, 84.2km, 48.6km, 19.9km, 9.2km, Downhill 2.57km)
オーストリア・マリアアルムで開催されたこのイベントの32.6kmのレースがスカイランナー・ワールドシリーズの第3戦でした。例年よりも多い積雪のため、代替コースでの開催でした。距離は34km、累積が2,900mD+。男子はエステバン・オリベイロ Esteban Olivero (FRA) が3:39で制しました。これまでのSWSでは馴染みのない名前ですが、この日は下りに入ると5位から一気に順位を上げて首位になる快走でした。1分差の2位はジャンルカ・ジヤノ Gianluca Ghiano (ITA)。3位には日本の小田切将真 Shoma Otagiri。2位に30秒差まで迫ってトップ3入りの快挙となりました。日本の選手では小田切に加え6位に藤飛翔 Tsubasa Fujiが入っています。女子のレースはイリス・パッセー Iris Pessey (FRA) がリードを独占。4:23でフィニッシュして優勝。5分差でエマ・クック=クラーク Emma Cook-Clarke (CAN) が2位、ジュリア・ポル Giulia Pol (ITA) が3位となりました。
リザルトはこちら。SWSの次のイベントはMadeira Skyrace (ポルトガル)で6月17日開催です。
Swiss Canyon Trail (111k, 81k, 51k, 31k)
スイス・ヌーシャテル州クーヴェ Couvetで開催。最も距離の長い「111k」のレース、男子はフランチェスコ・クッコ Francesco CUCCO(ITA)が11:13で優勝、女子はオードレー・バージリオ Audrey VIRGILIO (SUI)が13:17で優勝。リザルトはこちら。
San Diego 100
アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴ郊外で開催の100マイル・トレイルランニングレース。マカイ・クレモンス Makai Clemons(16:27)で男子優勝。2006年のカール・メルツァー Karl Meltzerの15:48に続く歴代2位の好記録です。女子はミシェル・バンク Michelle Bunckeが22:07で優勝しています。リザルトはこちら。
6月3日土曜日 – 4日日曜日
OSJ会津磐梯山ウルトラマラソン(100km, 65km)
福島県猪苗代町、磐梯町、北塩原村。昨年の大雨の影響で、初開催の前回のコースのうち100kmの前半部が一部変更のうえで開催されました。100kmの男子は正岡隼が7:51、黒田清美が10:54で男女それぞれで優勝。65kmは柳田尚皓(4:43)と片柳雅子(6:21)、45kmは渡部慶太(3:10)と愛澤夏絵(4:48)がそれぞれ男女のレースを制しました。リザルトはこちら。
Mohican 100
アメリカ・オハイオ州で開催の100マイルトレイルランニングレース。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
6月3日土曜日
白馬岩岳 Trail Race Spring (15km, 30km)
長野県の白馬岩岳マウンテンリゾートで開催される15kmと30kmのレース。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
(中止)奥多摩トレイルラン大会(33km, 10km)
東京・青梅市の永山公園をスタートして旧古里中体育館(33km)または高源寺(10km)でフィニッシュするという大会。大会当日に強雨が見込まれたことから前日に中止と発表されました。
戸隠マウンテントレイル(20km, 10km, バーティカル)
長野県・戸隠スキー場を会場に開催。ロング20kmは宮原徹(1:43)が2位に10分近い差をつけて勝利。上正原真人(1:53)、竹内隼 (1:53)は3秒を隔てて2位、3位でした。枝元香菜子(2:08)が女子優勝、飯嶋桃子(2:13)、長野安那(2:25)がトップ3に入りました。ショート10kmは保倉敏樹(57:55)と平田ひより(1:14)が男子、女子で優勝。リザルトはこちら。
トレイルランニングin山の里(24kなど)
兵庫県赤穂郡上郡町で開催。24kmは山根健一(2:09)が制しました。リザルトはこちら。
Cayuga Trails 50m / 50k
アメリカ、ニューヨーク州イサカで開催される50マイルと50kmのトレイルランニングレースです。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
6月4日日曜日
CALDERA TRAIL(35km, 10km)
岩手県七時雨山で開催の七時雨(ななしぐれ)マウンテントレイルフェスの中で開催されるイベント。距離31kmのロングは原和也(2:45)、小野寺右佳(3:12)が優勝。リザルトはこちら。
奥武蔵ウルトラマラソン(78km)
埼玉県毛呂山町の毛呂山総合公園を会場にして78kmのコースで開催される人気のウルトラマラソン。女子総合は仲田光穂が6時間14分で優勝。男子は田中宏昌が5:54で優勝。リザルトはこちら。
富士忍野高原トレイルレース(34.6km, 21.6km, 13.2km)
山梨県忍野村。富士山麓の杓子山、立ノ塚峠、二十曲峠などを通るコースで開催されます。ロングコース男子には近藤敬仁が登場、3:33で男子総合トップでフィニッシュ。同女子は湊瑛穂が4:40で総合トップでした。リザルトはこちら。
那岐ピークス タフトレイルチャレンジ in岡山(57k, 32k)
岡山県、鳥取県の境となる那岐山系で開催。「チャレンジコース」57kmは下家悟が8:19で男子優勝、細川由美が9:45で女子優勝。 「ミドルコース」32kmは東翼(3:48)、山本暁子(4:59)が制しました。リザルトはこちら。
今週末開催のイベント
6月6日火曜日 – 10日土曜日
World Mountain and Trail Running World Championships 2023 / Innsbruck – Stubai
WA(ワールドアスティック)が主催するマウンテンランニング・トレイルランニング世界選手権(WMTRC)は2年に一度の開催で、今回は一昨年の予定から1年延期されて昨年開催されたタイ・チェンマイ大会に続く第二回大会となります。開催地はインスブルック・ステューバイ(オーストリア)。レースはバーティカル、クラシックのマウンテンランニングの2種目、ロングとショートのトレイルランニングの2種目。日本からは代表選手12人がエントリーしています。この世界選手権については別途プレビュー記事をお送りします。
6月8日木曜日 – 11日日曜日
中止・One Hundred Rio Caminho do Douro (100mile, 100km, 55km, 21km, 10km)
ブラジル・ミナスジェライス州で開催予定のトレイルランニング大会。1月からの天候により大会開催が難しい状況であることから大会開催は来年に持ち越しとなりました。
6月9日金曜日 – 11日日曜日
奥信濃100トレイルランニングレース (100km, 50km)
長野県木島平村。長野県北部の「奥信濃」にかつての古道をつないだロングトレイルで今回で3回目の開催です。
Montreux Trail Festival (110km, 70km, 30km, 15km, 8km)
「モントルー・ジャスフェスティバル」で知られるスイス・モントルーで開催のトレイルランニングイベント。昨年開催されたスイスを横断する390kmの「Crossing Switzerland」は次回は来年7月20-28日に予定されています。
South Dawns Way 100m
イギリス、イングランド南部のサウス・ダウンズ・ウェイトレイルで行われるポイント・トゥ・ポイントの100マイルで累積獲得高度は3800mというコースです。
6月10日土曜日 – 11日日曜日
クマン100
広島県江田島市。江田島のクマン岳から古鷹山へのトレイルと海岸沿いのロードをつなぐ20kmの周回コースで行われる100マイルのレース。「初めての100マイルとしてチャレンジしやすい大会」としてINNER-FACTが企画する大会です。
Kettle Moraine 100
アメリカ・ウィスコンシン州で開催される100マイルのトレイルランニングレース。
6月10日土曜日
FAIRY TRAIL びわ湖高島トレイルランニング in 朽木(60k, 40k, 20k)
滋賀県高島市。滋賀県の西部、高島市朽木で開催される大会。60kmのスーパーロング、40kmのロング、20kmのショートの三つのレースが行われます。
6月11日日曜日
SAPPORO★テイネトレイル(50k, 34k, 16k, 5k)
北海道札幌市、テイネスキー場エリアで開催。50kmのエキスパート、34kmのロング、16kmのミドル、5kmのショートが開催され、「ロング」はスカイランニング北日本選手権のレースとなります。
八重山トレイルレース(38k、21k)
山梨県上野原市。38.55kmのロングと21.64kmのショート、12.94kmのふれあいコースのレースが行われます。
飛騨高山ウルトラマラソン(100km、71km)
岐阜県高山市。ロード100kmのアップダウンの大きいコースで開催されるウルトラマラソンです。
Comrades Marathon (89km)
南アフリカで開催される、参加者25,000人という世界最大級のウルトマラソン大会。昨年は8月に開催でしたが、今年は例年の6月に戻っての開催です。
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