国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーでは今年の予定を随時アップデートしています。まだ掲載していない大会についての情報のご提供、掲載済みの大会についてのご指摘を歓迎いたします。
(Photo © UTMB / Malaysia Ultra-Trail by UTMB)
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先週末開催のイベント
9月21日日曜日 – 9月27日土曜日
Grand to Grand Ultra(275km、6ステージ)
アメリカ・ユタ州とアリゾナ州の国境地域で開催された7日間・6ステージ、総距離約170マイル(273km)のセルフサポート形式のステージレースには58名のランナーが出場し、最終的に48名が完走しました。
男子部門では、ベルギーのカート・ドント Kurt Dhontが総合タイム38時間40分07秒で優勝しました。地元カナブ在住のピーター・オディー Peter O’Deaが41時間16分49秒で男子2位に続き、オランダのケイス・ブラウワー Kees Brouwerが43時間33分22秒で3位でした。女子部門では、2024年大会優勝者であるハンガリーのシルヴィア・ルビチ Szilvia Lubicsが42時間08分58秒で連覇を達成。日本の尾藤朋美 Tomomi Bitoh が44時間03分45秒で2位になりました。尾藤は41.9kmのステージ4では女子トップでフィニッシュしています。3位はアメリカのパトリシア・マラグリノ Patricia Malagrinoで57時間09分27秒でした。
リザルトはこちら。
9月24日水曜日 – 9月28日日曜日
マウンテン&トレイルランニング世界選手権 World Mountain & Trail Running Championships
2025年のマウンテン&トレイルランニング世界選手権はスペイン・アラゴン州のカンフラン=ピレネー Canfranc-Pirineos で開催されました。2022年のタイ・チェンマイ、2023年のオーストリアのインスブルックおよびステューバイに続く第3回となる今大会には過去最多となる80カ国から1700人のアスリートが集結しました。
金曜日に行われたショートトレイルは伝統あるカンフランク・カンフランク Canfranc-Canfranc のマラソン・カテゴリーのコース(45km、累積標高3,657m)で開催。ピレネーの急登やテクニカルな下り、122回ものつづら折りが続くダウンヒルに挑みました。男子はフランスのフレデリック・トランシャン Frederic Tranchand (FRA) が、序盤の下りでリードを築き、そのまま逃げ切って4時間42分10秒で優勝。女子はスウェーデンのトーヴ・アレクサンダーソン Tove Alexandersson (SWE) が5時間04分という圧倒的なタイムで優勝。30分経過後に先頭に立ち、17位総合でフィニッシュ、世界的なオリエンテーリングの女王らしい走りを見せました。
日本代表選手は近江竜之介 Ryunosuke Omiが男子17位(5時間4分36秒)とトップ20入りを成し遂げました。笠木肇 Hajime Kasagiは男子43位。日本代表のエース、上田瑠偉 Ruy Uedaはこの日は中盤以降にペースを落として男子46位でフィニッシュ。小笠原光研 Koken Ogasawaraは男子95位。女子は髙村貴子 Takako Takamuraが52位(6時間41分34秒)で完走しました。
翌日の土曜日は総距離82km、累積標高5,400mの過酷な山岳ルートでロングトレイル競技が行われました。男子ではアメリカのジム・ウォルムズレー Jim Walmsley (USA)が序盤から先頭に立ち、フランス勢の猛追をしのぎきって8時間35分11秒で優勝、2019年のWMRA世界選手権のショート競技優勝に続く快挙を達成しました。女子はアメリカのケイティ・シャイド Katie Schide (USA)が、スタート直後から首位を守り、他選手を25分以上引き離す独走。9時間57分59秒で見事優勝し、米国勢がロンロングトレイルの日本勢では秋山穂乃果 Honoka Akiyamaが女子12位(11時間11分37秒)でフィニッシュ。トップ10を争う積極的なレース展開で存在感を示しました。吉住友里 Yuri Yoshizumiは女子60位(13時間12分57秒)で完走。男子は吉野大和 Yamato Yoshinoが男子51位(10時間30分22秒)で日本代表男子トップでフィニッシュ。川崎雄哉 Yuya Kawasakiが67位、西村広和 Hirokazu Nishimuraが78位、甲斐大貴 Hiroki Kaiが95位、世界選手権初出場の田村健人 Kento Tamuraが106位で続きました。
そのほか、初日木曜日のアップヒルレースはではスイスのレミ・ボネ Rémi Bonnet (SUI)とニナ・エンゲルハード Nina Engelhard (GER) がそれぞれ男子、女子で金メダルを獲得。日曜日のクラシック(14km・標高差750m)はケニアのフィレモン・キリアゴ Philemon Kiriago (KEN)が最終盤の下りで勝負を決し、1時間2分30秒のタイムで優勝。女子はニナ・エンゲルハード Nina Engelhard (GER)が制し、今回の世界選手権でアップヒルと合わせて2冠を達成しました。
DogsorCaravanではこの大会の4つのレースについてリザルト紹介記事を公開しています。
9月25日木曜日 – 9月28日日曜日
Nice Côte d’Azur by UTMB(159k, 111k, 55k, 23k)
フランスのコート・ダジュール地方で開催されたこのUTMBワールドシリーズの大会では、3日間にわたって4つのカテゴリーで競技が行われました。今年は昨年より500人多い6,500人のランナーが参加、5,009人がスタート、4,332人(完走率86%)がフィニッシュラインに到達しました。
大会の目玉レースとなる100マイル部門の「Ultra Trail Métropole Nice Côte d’Azur」は累積標高差8,200m、距離159kmのコースで行われ、オーロン Auronからスタートし、ニースのプロムナード・デ・ザングレ Promenade des Anglaisでフィニッシュする、山から海を目指すデザインのコースです。男子は、ポール・コルニュ=ショーヴァンク Paul Cornut Chauvinc(FRA)が18時間52分37秒で優勝し、前年のクリストファー・クレメンテ・モラ Cristofer Clemente Moraが記録した21時間22分14秒という記録を大幅に更新しました。レース序盤に苦しみ、完走すら危ぶまれた場面もありましたが、5時間後には脚の痛みが消えて調子が整ったと語りました。2位にはテオ・ル・ブーデック Théo Le Boudec(FRA)、3位にはニコラ・トマ Nicolas Thomas(BEL)が入り、両者はスプリント勝負の末、わずか6秒差で決着しました。女子は、ミハエラ・リシャコヴァ Michaela Lišháková(SVK)が25時間16分7秒で優勝し、2位にステファニー・ケース Stéphanie Case(CAN)、3位にエレン・チータム Ellen Cheetham(GBR)が続きました。
50km部門「エズ-ニース Eze – Nice」は距離55km、累積標高差2,147mのコースで開催され、男子はミゲル・ベニテス Miguel Benítez(ESP)がアップダウンの続く区間で巧みにペースをキープして4時間28分44秒で優勝。2位にはロイック・ロベール Loïc Robert(FRA)が約10分差で、3位にはアンドレア・プランディ Andrea Prandi(ITA)が約20分差で完走しました。女子は、キム・シュライバー Kim Schreiber(GER)が5時間16分27秒で優勝し、同じドイツのヴァネッサ・シェッツレ Vanessa Schätzle(GER)が2位に入るワンツーフィニッシュを飾りました。3位はシャルロット・ムシェ Charlotte Mouchet(FRA)でした。
100km部門の「ルビオン-ニース Roubion – Nice」は、距離111km、累積標高差5,100mのコースで行われました。男女ともにフランス勢が優勝する結果に。男子は、ヴィルジル・モリセ Virgile Moriset(FRA)が11時間54分45秒で圧勝し、2位にはセバスティアン・ポエジ Sébastien Poesy(FRA)、3位にダニエル・ユング Daniel Jung(ITA)が入りました。女子はクロエ・スヴィニェ Chloé Souvigne(FRA)が優勝し、ノルウェーのイングリッド・デュー=グンデルセン Ingrid Due-Gundersen(NOR)を8分差で退けました。15時間以上のレースの末、サラ・メハルフィ Sarah Meharfi(FRA)が15時間51分19秒、深夜1時51分のゴールで3位に入り表彰台を飾りました。
全体のリザルトはこちら。
9月26日金曜日 – 9月28日日曜日
Malaysia Ultra-Trail by UTMB (100k, 50k, 25k, 13k, VK)
マレーシアのペラ州タイピンで開催されたUTMBワールドシリーズの大会。シリーズファイナルのCCCへの出場権がかかる100Kのレースでは、マレーシアのレースに積極的に参加しているクリスチャン・チャップマン Kristjan CHAPMAN (ISL) が11:39で男子優勝。今年6月のKaga Spa by UTMB 100kで男子5位の水谷冠太 Kanta Mizutani (JPN)が35分差で3位となりました。100K女子では優勝したジャン・ウェンリー Wenli JIANG (CHN) に21分差で谷口三佳 Mika TANIGUCHI (JPN)が2位でフィニッシュ。谷口は昨年のLake Biwa 100の女子チャンピオンです。50Kの男子は中国のエリート三選手の熾烈なレースとなり、ルオ・タオ Tao LUO (CHN) がわずか18秒差でヤン・ジエンジエン Jianjian YANG (CHN)を制して優勝。2位のヤンと3位のウー・アルチン Erqing WU (CHN)はわずか1秒差という接戦でした。東南アジアのトレイルレースで活躍するかわうちひろゆき Hiroyuki KAWAUCHI (JPN)がこのレースで7位に入りました。50K女子はワン・リーピン Liping WANG (CHN) が6:08で優勝。前週のベトナムに続いての転戦となったシャン・フージャオ Fuzhao XIANG (CHN)が2分差の2位でした。
全体のリザルトはこちら。
100K 男子
- クリスチャン・チャップマン Kristjan CHAPMAN (ISL) 11:39:26
- バイ・シンジー Xingzhi BAI (CHN) 11:51:51
- 水谷冠太 Kanta MIZUTANI (JPN) 12:14:56
- スア・イーホアン Yih Huan SUA (MAS) 14:02:57
- ダベド・シンパット Daved SIMPAT (MAS) 14:09:09
- ヴァンサン・モラック Vincent MOLAC (FRA) 14:12:58
100K 女子
- ジャン・ウェンリー Wenli JIANG (CHN) 15:11:33
- 谷口三佳 Mika TANIGUCHI (JPN) 15:32:41
- ソー・キットイン Kit Ying SO (HKG) 16:29:42
- グエン・ティ・グエット Nguyet NGUYEN THI (VIE) 17:47:17
- レジュレン・ジェームス Rejlen JAMES (MAS) 18:40:40
- ミア・レビラ Mia REVILLA (PHI) 19:35:46
50K 男子
- ルオ・タオ Tao LUO (CHN) 04:56:53
- ヤン・ジエンジエン Jianjian YANG (CHN) 04:57:11
- ウー・アルチン Erqing WU (CHN) 04:57:12
- ツイ・ユエ Yue CUI (CHN) 05:27:03
- オズワルド・マイコル Oswald MAIKOL (MAS) 05:45:56
- チャン・カクン Ka Keung CHAN (HKG) 06:07:02

50Kで激戦の末、表彰台に立った中国の男子選手3人。中央が3位のウー・アルチン。Photo © UTMB / Malaysia Ultra-Trail by UTMB
50K 女子
- ワン・リーピン Liping WANG (CHN) 06:08:19
- シアン・フージャオ Fuzhao XIANG (CHN) 06:10:38
- ジョウ・シャオシャオ Xiaoxiao ZHOU (CHN) 06:30:27
- アンナ・ヴィンクレーナー Anna WINKLEHNER (SUI) 06:39:44
- チャオリン・ドン Dong CHAOLING (CHN) 06:54:41
- アントニーナ・ドミトルク Antonina DMITRUK (AIN) 07:08:17
Kaçkar by UTMB(50k, 20k, 100k)
今回が初開催となる、トルコでの新たなUTMBワールドシリーズイベントです。100Kカテゴリーの81kmのレースは積雪と雪崩のリスクが高いことからレースはキャンセルされました。44kmの50Kカテゴリーではコール・キャンベル Cole Campbell (USA)が4:29、ジャスミン・ニュニジ Jasmine Nunige (SUI) が5:21でそれぞれ男子、女子で優勝しました。リザルトはこちら。
9月26日金曜日 – 9月27日土曜日
The Bear 100
今回で27回目を迎えた100マイルのイベントです。ユタ州ローガンからアイダホ州フィッシュヘブンまでの160キロのコースの累積標高差6,701メートル、平均標高2,300メートルという厳しい山岳レースで、選手は36時間以内の完走を目指します。今回は男女ともに100マイル初挑戦のランナーが優勝を飾りました。
男子レースではマイク・キャピ Mike Cappi (USA)が18時間34分で優勝し、初めての100マイルながら大会歴代6番目の好タイムでした。女子レースではサラ・ハンブル Sarah Humble (USA)が21時間12分で優勝し、総合でも7位に入りました。ハンブルも初の100マイルでしたが、終始女子のレースをリードし、歴代女子5番目のタイムを記録しました。
リザルトはこちら。
9月27日土曜日 – 9月28日日曜日
Spartathlon(246k)
アテネからスパルタまでの246キロメートル(153マイル)を走る伝説のロード・ウルトラマラソン。43回目の今回は雨の中でのレースとなりました。
男子はブルンナー・ラデク Brunner Radek(CZE)が21時間24分で優勝。今回が10度目の出場、これまで5度にわたって表彰台に上がりながらも手にしていなかった優勝トロフィーをついに手にしました。2位にはペリーニ・フランチェスコ Perini Francesco(ITA)が22時間5分27秒が続き、イタリア勢として9年ぶりの表彰台となりました。3位には2018年大会の優勝者、石川佳彦 Yoshihiko Ishikawa (JPN)が23時間54分で入りました。
女子はモロツァ・アンドレア Mórocza Andrea(HUN)が25時間9分6秒で優勝、総合7位に入る快走でした。ハンガリー勢として7度目の女子優勝となります。2位にはシマントラク・デスポイナ Simantrakou Despoina(GRE)が25時間37分で入り、地元ギリシャ勢として活躍を見せました。3位はロブニク・ナタサ Robnik Natasa(SVN)が26時間9分でフィニッシュしました。
リザルトはこちら。
Chiang Mai 24-hr Challenge(24h, 12h, 6hr, 2hr)
タイのチェンマイで開催される時間走の耐久レースです。湖の周りに設定された約1.4kmの周回コースを走りました。日本関係では12hr Nightで奥尚平 Shohei OKUが優勝しています。リザルトはこちら。
Ultra Trail Whistler by UTMB(69k, 47k, 24k, 10k)
カナダのスキーリゾート、ウィスラーが舞台のUTMBワールドシリーズのイベントです。100kmはアレクサンダー・キング Alexander KING (USA)が11:27で男子優勝、サラ・アーラベン Sarah ALLABEN (CAN)が13:11で女子優勝。50Kはニコラス・ハンデル Nicholas HANDEL (USA) が4:48で男子優勝、フレデリカ・ブロウイン=コモー Frederica BLOUIN-COMEAU (CAN) が5:44で女子優勝という結果でした。リザルトはこちら。
9月27日土曜日
青鳩トレイルラン(神奈川県大磯町)
神奈川県大磯町で開催される大会で、2025年で第10回を迎えます。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
Flagstaff Sky Peaks Mountain Runs(50m, 50k, 26k, 10k)(Flagstaff, AZ)
アリゾナ州フラッグスタッフで開催されたこのイベントはコクシーノ国有林 Coconino National Forestの秋の色彩が美しく映える中でのレースでした。50マイル男子では、ネイサン・レン Nathan Renn(USA)が8時間35分で優勝。女子はマイア・デトマー Maia Detmer(USA)が9時間20分で優勝しました。50キロの女子は、メアリー・ミックラー Mary Mickler(USA)が5時間44分、男子では、20代のライアン・ウォルフ Ryan Wolff(USA)が4時間34分でそれぞれ優勝しました。リザルトはこちら。
Gorbeia Suzien(32k-SWS, 21k)(ZIANURI, SPAIN)
スペインのバスク地方、ゴルベア自然公園でスカイランナー・ワールドシリーズの第19戦として32kmのレースが行われました。
男子は地元バスク出身のアイトル・アフリア Aitor Ajuria (ESP) がレース後半にペースを上げて優勝を決め、3時間1分16秒でフィニッシュしました。上位6選手がスペイン勢となりました。女子はスタートからリデ・ウレスタラズ Lide Urrestarazu (ESP)がリードして、3時間34分で完走して勝利しました。ウレスタラズはバスク出身で医学を学びながらトレイルランニングのキャリアを築いています。女子も上位5選手をスペイン勢が占めました。リザルトはこちら。
9月28日日曜日
北海道アウトドアフェスティバル
北海道のルスツリゾートで開催され、日曜日にトレイルランニングのレースが開催されました。80kmのレースでは太刀川晋平が10:11、村井絢子が12:06でそれぞれ男子女子の最初のフィニッシャーとなりました。リザルトはこちら。
多摩川源流トレイルラン(24k)
東京都民の水源である多摩川の源流部、山梨県小菅村が舞台のトレイルランニング大会。24kmの男子優勝は上田誠人でタイムは2:00。女子は中野沙知で2:26が優勝でした。リザルトはこちら(PDFのリンク)。
若狭路トレイルラン(43k/32k/15k)
福井県の若狭町で開催。ロング43km、ミドル32km、ショート15kmのレースが行われました。リザルトはこちらに掲載される見込みです。
今週末開催のイベント
10月1日水曜日 – 10月4日土曜日
Otter African Trail Run (42k)
南アフリカの美しい自然海岸線を駆け抜ける「アフリカのトレイルの聖杯」と称されるトレイルランニング大会です。42kmのコースは荒々しいインド洋の海岸線トレイル、先住民の森、川の渡河点、そして平均7,000段の階段が特徴的で、ツィツィカマ国立公園の雄大な自然の中を駆け抜けます。大会では9時間のタイムリミットで行われる「The Race」と11時間のタイムリミットで行われる「The Challenge」の2つのカテゴリーが用意されています。
10月2日木曜日 – 10月4日土曜日
Chihuahua by UTMB (155k, 92k, 45k, 36k, 20k)
メキシコの伝説的な自然のランナー、ララムリ族の聖なる土地であるバランカス・デル・コブレ(銅峡谷)を舞台に開催される新たなUTMBワールドシリーズの大会です。コースは最長100マイル(約155km)から20kmまで5つの距離が用意され、世界で最も美しく険しい自然景観の中を駆け抜けます。この大会はHOKA UTMB Mont-Blancへの出場権のためのRunning Stonesを獲得する機会を提供し、メキシコのトレイルランニングコミュニティの発展と国際的な展開を目指しています。
10月3日金曜日 – 10月5日日曜日
100 Miles Sud de France (177km, 119km, 77km)
フランス南部のピレネー山脈を舞台に開催される壮大な山岳トレイルランニング大会です。メインレースの100マイル(177km)は標高差7,440mを誇る極めて技術的で困難なコースとなっており、ボルケールからアルジェレスまでピレネー東部の息をのむような景色を楽しめます。大会は3つの距離(177km、119km、77km)で構成され、オクシタニー地方の豊かな自然と文化的魅力を存分に味わえるイベントとして、ヨーロッパの山岳トレイル愛好者から高い評価を得ています。
Balkaniada Sky Race, Masters Skyrunning World Championships 2025
ブルガリアのカルロヴォで開催される第5回バルカニアーダ・スカイレースは、2025年マスターズ・スカイランニング世界選手権のホスト大会として注目を集めています。スタラ・プラニナ山脈の心臓部で行われるこのイベントは、5つの距離(5km/1000mD+、12km/595mD+、27km/1600mD+、33km/2300mD+、59km/3900mD+)が設定されており、40歳以上の4つの年齢カテゴリーについて、VERTICAL、SKY、SKYULTRAの3つの種目で75個のメダルが争われます。バルカン地域の挑戦的な地形と美しい山岳景観の中で、世界最高峰のマスターズアスリートたちが山岳ランニングのテクニックと限界に挑戦します。
Ultra Pirineu (100k, 42k, 21k, VK)
スペイン・カタルーニャ州のバガで開催。スペイン国内のトレイルランニング界最高峰の大会として知られています。カディ=モイショロー自然公園を舞台に、5つの距離(100km/6,600m D+、42km/2,800m D+、21km/1,400m D+、12km、VK 5km/860m D+)で4,000名を超えるランナーが参加します。特に100kmのウルトラは深夜5:30にスタートし、ピレネー山脈の象徴的なスポットであるニウ・デ・ライグラ、ペンニェス・アルテス、エンペドラッツなどを駆け抜ける感動的なコースとなっています。
Ultra Trail Guara Somontano (102k, 50k, 30k)
スペインのアラゴン州アルケサルで開催される第15回記念大会で、シエラ・イ・カニョネス・デ・グアラ自然公園の壮大な景観を舞台とします。ヨーロッパで最も美しいウルトラトレイルの一つとして知られ、102km/5,000mD+のメインコースでは中世の美しい村アルケサルをスタート・フィニッシュ地点として、グアラ山系の険しい渓谷と山々を縦走します。大会は4つの距離カテゴリー(102k、50k、30k、17k)とキッズレースも用意されています。地元コミュニティの温かいサポートと共に、参加者に忘れられない山岳トレイル体験を提供します。
10月4日土曜日
Cuyamaca 100k
カリフォルニア州サンディエゴ近郊のクヤマカランチョ州立公園で開催される100kmの名物ウルトラトレイルレースです。コースは3つのループで構成され、クヤマカ・ピーク(標高約1,981m)への登頂や、オークの森、草原、チャパラル、さらにはアンザ・ボレゴ砂漠州立公園にも足を踏み入れます。累積標高約2,682mとテクニカルな地形が特徴で、暑さや長い登りがランナーの大きな挑戦となりますが、サンディエゴの大自然と絶景を堪能できる人気大会です。
比良びわ湖ビュートレイルラン (29km)
滋賀県大津市で開催される琵琶湖の絶景を一望できる山岳トレイルランニング大会。比良山系の最高峰である武奈ヶ岳を含む本格的な山岳コースを駆け抜け、約24kmのロングコースと約7kmのヴァーチカルチャレンジの2種目が用意されています。JSA(日本スカイランニング協会)公認大会として、関西地区のトレイルランナーにとって重要な競技会の一つとなっており、びわ湖バレイロープウェイを利用した下山も含まれる特徴的なコース設定となっています。
10月4日土曜日 – 10月5日日曜日
Arkansas Traveler (100m)
アーカンソー州で開催される全米最古の100マイルレースの一つで、34年の伝統を誇る名門大会です。ワシタ国有林の美しい山々を舞台に、17マイルのループと83マイルの往復コースで構成され、累積標高差12,000フィートの挑戦的なコースとなっています。
10月5日日曜日
Lantau 2 Peaks (23km, 15km)
香港・ランタオ島のもっとも象徴的な二つのピーク(ランタウピークとサンセットピーク)を一度に駆け抜ける、スカイランニングスタイルの定評ある大会です。23kmカテゴリーでは「Ngong Ping 360」の階段を一気に登り、標高差1,889mのテクニカルなルートを走破します。15kmコースも険しいトレイルで、どちらも香港の絶景とアジア屈指の急登を味わえる、アドベンチャー満載のレースです。
Zumaia Flysch Trail (23.6k, 13k)
スペイン・バスク地方の壮大な「ジオパーク」の海岸を舞台にしたトレイルレース。地層「フリッシュ」がむき出しの断崖沿いにコースが設定されており、23.6km(累積標高1,007m)と13km(累積標高487m)の2種目で開催。テクニカルな登り下り、ドラマチックな海岸風景、地元の温かい雰囲気が融合した人気大会です。
お塩と羽尾とやすらぎトレイル (旧 KONAN TRAIL)
高知県香南市・夜須町を舞台とする、山と海をつなぐ伝統の道「塩の道(徳善往還)」を現代のトレイルランナーが駆け抜ける大会です。約33.7kmのコースでは、大釜の滝や長谷寺を巡り、歴史・自然と地域振興が融合する体験型のイベント。地域名物「メロンエイド」や地元との交流も楽しめ、初心者から経験者まで幅広く参加可能な大会です。
トレニックワールド in おごせ・ときがわ 50km & ニューサンピア埼玉おごせ
埼玉県越生町・ときがわ町の里山を舞台とする秋の人気大会。50km/30kmの2種目で、累積標高も多いアップダウン豊富な本格コースが特徴です。スタート・フィニッシュはニューサンピア埼玉おごせ、紅葉の山々を存分に楽しみながら走れるほか、鉄道・バスのアクセスも良好で関東のトレイル愛好者から評価の高い大会です。
宇都宮トレイルラン (17k/8k/4k)
栃木県宇都宮市・森林公園を会場とする、地元密着型のトレイルランイベント。初心者から上級者まで楽しめる3距離で開催され、累積標高も最大942mD+と走りごたえ十分なコースです。。
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