日本時間昨夜8月29日金曜日17:30(日本時間30日土曜日0:30)にフランス・シャモニーをスタートしたウルトラトレイル・デュ・モンブラン / The North Face® Ultra-Trail du Mont Blanc® の168kmのレース、UTMB。 こちらのページはレースが開催されている本日8月30日土曜日の終日中、このUTMBの上位選手の状況を中心に速報を数時間置きに更新していきます。 日本各地では雨となっているこの週末の土曜日の観戦にご活用ください。
【 フィニッシュの結果を随時更新しています(日本時間午後8時40分〜)】
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- 当サイトのUTMBの紹介と有力選手紹介はこちら。[DC] 2014 ウルトラトレイル・デュ・モンブラン The North Face® Ultra-Trail du Mont Blanc® プレビュー #UTMB14 | DogsorCaravan.com
Finish / 168km(日本時間午後8時40分〜)
選手のフィニッシュの模様です。アントン・クルピチカ/Anton KRUPICKAはTrientで胃の不調で横になっていましたが、3時間半程エイドに滞在した後、フィニッシュを目指して走り始めた模様です。
Men
- フランソワ・デンヌ/François D’HAENE(フランス、Salomon) 20:11:44 見事大会記録を更新して優勝。歴史的な記録を残しました。これまでの記録は昨年2013年のグザビエ・テベナール/Xavier Thevenardによる20:34:57でした。2012年の短縮版UTMBで優勝、2013年のグラン・レイド・レユニオン優勝、そして今年のUTMF優勝で日本のランナーにとってもおなじみです。
- トフォル・カスタナー/Tofol Castaner(スペイン、Salomon)20:55:42 イケルと同着 40-70kmくらいのISFのスカイランナー世界シリーズ戦での活躍で知られていますが、昨年はCCCで優勝しています。100マイルのレースは今回が初めての挑戦でした。
- イケル・カレラ/Iker Karrera(スペイン、Salomon)20:55:46 トフォルと同着 2011年UTMBでキリアンとともに終盤まで走り、2位でフィニッシュしています。昨年2013年のトル・デ・ジアンで優勝。今年のUTMFではフランソワについで2位ながら膝の故障でリタイアしていました。
- ジェイソン・シュラーブ/Jason Schlarb(アメリカ、Altra)21:39:44 後半に入ってChampex-Lacで4位に浮上、多くのランナーがつぶれていく中で見事に生き残りました。アメリカのコロラド州などのレースで多く活躍していますが、2013年はSpeedgoat 50kで3位、Run Rabbit Run 100で優勝しています。UTMBは初挑戦。
- ジェディミナス・グリニウス/Gediminas GRINIUS(リトアニア、Inov-8)21:50:04 ドイツや東欧のレースを中心に活躍しているランナーで、最近の国際的なレースでは今年3月のTransgrancanariaで11位。今回は10位前後につけて上位の選手が崩れていく中で自分のレースを守ることができたスマートな走りが印象に残りました。
- アンドリュー・タッキー/Andrew TUCKEY(オーストラリア)22:40:26 オーストラリアから6位に入賞の快挙です。The North Face 100 Australiaなどオーストラリアのメジャーレースでは何度もトップ3に入っているオーストラリアを代表するランナー。昨年のUTMBでは36位。序盤ではトップ10圏外でしたが、徐々に順位を上げました。
- ソンドレ・アムダール/Sondre Amdahl(ノルウェー)22:42:37 40代のベテランランナーで最近では今年3月のTransgrancanariaで6位。昨年のCCCで10位でした。このランナーも序盤から10位台の後半に付けて、大きく崩れないスマートなレースをみせました。おそらく100マイルは初めての経験です。
- カルロス・サー/Calros Sa(ポルトガル)22:50:07 UTMBでは何度もトップ10に入っている大ベテラン。最近でも2012年の短縮版UTMBで4位。サハラ砂漠マラソン(MdS)でも何度も入賞しています。
- ベルトラン・コロン・バトン/Bertrand COLLOMB-PATTON(フランス)22:51:54 80kmや100kmなどのロングレースを得意とするランナーで昨年のUTMBでも8位に入っています。今日も自分のペースを守るスマートなレースでした。
- ステファン・ボロニア/Stéphane BROGNIART(フランス、The North Face)22:57:05 昨年のUTMBで14位、今年は念願のトップ10入りを果たしました。
Women
- ローリー・ボジオ/Rory Bosio(アメリカ、The North Face)23:23:20 昨年のUTMBで22:37で大会記録を更新、総合7位という驚異的な結果を残したローリーが今年もハイレベルな女子のレースを制しました。アメリカではWestern Statesで2012年に2位などトップ10の常連です。
- ヌリア・ピカス/Núria Picas(スペイン、Buff) 24:54:29 今シーズン、UTWTの主なレースを軒並み制したヌリアは日本でも春のUTMFで優勝しています。昨年は初めての100マイルだったUTMBでローリー・ボジオに次いで2位でしたが、今回も同じ形での2位となりました。
- ナタリー・マクレア/Nathalie Mauclair(フランス、Lafuma) 25:47:35 特に昨年IAUトレイル世界選手権、TDS、グラン・レイド・レユニオンをいずれも優勝して注目されたナタリーは、今年春にはUTMFにも参加しました。今日は序盤にトップに立ち、その後も大きく崩れることなく持ち堪えました。
- フェルナンダ・マシェール/Fernanda Maciel(ブラジル、The North Face) 26:05:47 今年春のUTMFで2位となって日本でもおなじみのフェルナンダ。今日のUTMBでコース上でみせる表情は厳しいものがありましたが表彰台に登る4位に入りました。
- Uxue Fraile(スペイン、Vibram)26:22:19 欧州の山岳レースでは上位常連で昨年のCavalls del Vent 100kで2位をはじめ多くのレースで表彰台に立っていますがおそらく100マイルは初の挑戦。
- Ildiko WERMESCHER(ハンガリー、MAMMUT) 27:47:52
- Andrea HUSER(スイス) 28:20:24
- Ester ALVES SE(ポルトガル) 28:39:01
- Emily RICHARDS-CHISHOLM(アメリカ) 29:11:29
- Shona Stephensen (オーストラリア、Inov-8)30:04:21
Trient / 139.7km – Champex-Lac / 122k(日本時間午後6時40分)
いよいよ今年のUTMBも終盤。昨年破られたばかりの大会新記録が更新されそうな勢いです。
もう、トップ10の順位は概ね固まったといっていいでしょう。トップのフランソワ・デンヌ/François D’Haene(フランス)は17:38でVallocine / 150kを通過。昨年のグザビエ・テベナールの大会記録時のタイムは17:58で約20分上回っています。昨年の記録は20:34:57なので20時間切りは厳しいかもしれませんが、大会の歴史に残る記録が生まれそうです。20時間でフィニッシュするとすれば日本時間本日30日土曜日の午後8時半にフィニッシュすることになります。
続くのはトフォル・カスタナー/Tofol Castaner、イケル・カレラ/Iker Karrera(スペイン)、ジェイソン・シュラーブ/Jason SCHLARB、Gediminas GRINIUS、ソンドレ・アムダール/Sondre AMDAHL、アンドリュー・タッキー・Andrew TUCKEY、アントン・クルピチカ/Anton KRUPICKA(アメリカ)、ベルトラン・コロン・バトン/Bertrand COLLOMB-PATTON、ステファン・ボロニア/Stéphane BROGNIART、カルロス・サ/Carlos SA。
このうち、アントン・クルピチカ/Anton KRUPICKAはTrientで胃の不具合のため横になってしばらく休憩した他、装備品チェックの際にヘッドライトを持っていなかったことから15分のペナルティを課されました。この結果トニーは15位まで後退しています。また、日本からのランナーでは野本哲晃/Tetsuaki NomotoがChampex-Lac / 122kmでリタイアしています。
女子ではローリー・ボジオ/Rory Bosio(アメリカ)がLa Giète / 134.8kに18:00で到着。2位のヌリア・ピカス/Núria Picas(スペイン)には30分以上のリードを保っています。3位にナタリー・マクレア/Nathalie Mauclair、4位にフェルナンダ・マシェール/Fernanda Maciel、5位にUxue Fraileという結果になりそうです。
なお、女子でもCourmayeurで多くの有力選手がリタイア。アシュレイ・アーノルド/Ashley ARNOLD(アメリカ)、クレア・プライス/Claire PRICE(香港)、メーガン・アルボガスト/Meghan ARBOGAST(アメリカ)などがリタイアしています。
Champex-Lac / 122k – La Fouly / 109.6k more(日本時間午後5時)
今回のUTMBは少なくとも上位選手にとっては過酷な年となったようで、終盤に入ってリタイアや大幅なスローダウンが続出しています。
しかしトップのフランソワ・デンヌ/François D’Haene(フランス)は堅実そのもの。La Giete / 134.8kを15:42で単独トップで通過しました。続くトフォル・カスタナー/Tofol Castaner、イケル・カレラ/Iker Karrera(スペイン)は一緒に+24分でフランソワを追っていますがリードは拡大しています。最新情報ではTrient / 140kに16:08で到着。昨年のグザビエ・テベナールの大会記録時のタイムは16:27でフランソワには20時間切りのフィニッシュの可能性すらみえてきました。
一方、Champex-Lacに5位で入ったアントン・クルピチカ/Anton KrupickaはCourmayeurを出たあとのBertoneから何も食べられないといい、エイドで一旦休養。7位でChampexのエイドを出ました。Courmayeurにトップ10で入ったマイク・フート/Mike FooteもChampexでリタイア。日本のランナーでもArnuva / 95kで原良和/Yoshikazu Haraに続いて、山屋光司/Koji Yamayaがリタイア。
こうした結果、トップ10圏内に入ってきたメンバーをみると昨年のトップ10の顔ぶれもいて、こうした荒れるレースに強いランナーの生き残りの様相を見せてきたともいえそうです。
女子ではローリー・ボジオ/Rory Bosio(アメリカ)がChampex-Lac / 122kに16:05で到着。ペースは安定しています。La Fouly / 109.6kに到着しているのは+31分で2位のヌリア・ピカス/Núria Picas(スペイン)、+67分で3位のナタリー・マクレア/Nathalie Mauclair、+100分で4位にフェルナンダ・マシェール/Fernanda Maciel、+118分で5位にUxue Fraileが続いています。
Men: Champex-Lac / 122k
- François D’HAENE(フランス) 14:13
- Iker KARRERA ARANBURU(スペイン)+11’
- Tofol CASTANER BERNAT(スペイン)+11’
- Jason SCHLARB(アメリカ) +56’
- Gediminas GRINIUS(リトアニア) +65’
- Anton KRUPICKA(アメリカ) +81’
- Sondre AMDAHL(ノルウェー) +81’
- Andrew TUCKEY(オーストラリア) +91’
- Stéphane BROGNIART(フランス) +96’
- Bertrand COLLOMB-PATTON(フランス) +101’
Women
- Rory BOSIO(アメリカ)Champex 16:05
- Núria PICAS(スペイン)Champex +40’
- Nathalie MAUCLAIR(フランス)La Fouly +69’
- Fernanda MACIEL(ブラジル)La Fouly +100’
- Uxue FRAILE AZPEITIA(スペイン)La Fouly +119’
- Leila DEGRAVE(アメリカ)GColFerret +134’
- Ildiko WERMESCHER(ハンガリー)GColFerret +159’
- Emily RICHARDS-CHISHOLM(アメリカ)GColFerret +160’
- Andrea HUSER(スイス)GColFerret +164’
- Sarah MORWOOD(イギリス)GColFerret +188’
Champex-Lac / 122k – La Fouly / 109.6k(日本時間午後3時26分)
とうとうレースが動き始めました。3人の集団で走っていた男子トップの3人からフランソワ・デンヌ/François D’Haene(フランス)が抜け出してChampex-Lac / 122kに14:15で到着。ちなみに昨年大会記録を更新して優勝したグザビエ・テベナール/Xavier ThevenardのChampex-Lac通過タイムは14:23で、フランソワは大会記録を更新して20時間30分を切る可能性があります。続くトフォル・カスタナー/Tofol Castaner、イケル・カレラ/Iker Karrera(スペイン)はフランソワから+10分で、フランソワがこの区間で一気に勝負を賭けたことが分かります。
Champex-Lac / 122kの男子の4位以降は大きく引き離されましたが、ジェイソン・シュラーブ/Jason SCHLARBが4位に順位を上げてトップから+53分で後を追っています。5位にはトップから+60分でアントン・クルピチカ/Anton Krupicka。しかし胃の調子が優れない模様です。6位に+64分でGediminas Grinius(リトアニア)。
さらにChampex-Lac / 122kでは5位を走っていたファビアン・アントリーノス/Fabien Antolinosがリタイア。
女子ではLa Fouly / 109.6kにローリー・ボジオ/Rory Bosio(アメリカ)が14:29で到着し、2位のヌリア・ピカス/Núria Picas(スペイン)は+31分の差。ローリーは男女総合でも12位という快走ぶりです。ちなみに昨年大幅に大会記録を更新して優勝したローリーのLa Fouly通過タイムは14:17でした。
Men: La Fouly / 109.6km(日本時間午後2時56分)
コース最高地点となるGrand Col Ferret / 99.5kmから長い下りをおりたエイド、La Foulyでも先頭はフランソワ・デンヌ/François D’Haene(フランス)、トフォル・カスタナー/Tofol Castaner、イケル・カレラ/Iker Karrera(スペイン)の3人体制。それぞれ簡単な補給で我れ先へと前へと進みます。この3人のレースは終盤のペースを押し上げることになりそう。その後Campex-Lac / 122kmではついにフランソワが単独トップで14:12に到着したという情報も。これは昨年のグザビエ・テベナールの大会新記録のタイムを11分上回ります。
4番手に続くのはアントン・クルピチカ/Anton Krupickaですが、トップからの差はGrand Col Ferretでの+30分から+43分へ拡大。そのことを聞いたトニーもさすがに驚きを隠せなかった模様。ここからどこまで彼が先頭集団にチャレンジできるか。トニーのすぐ後ろにはフランスのファビアン・アントリーノス/Fabien Antolinosが続いています。
6位にはCourmayeurを出てから少しずつ順位を上げているジェイソン・シュラーブ/Jason SCHLARBがトップから+46分。7位にGediminas Grinius(リトアニア)が+55’で続きます。
一方、Courmayeurにトップ10で到着していたマイク・フート/Mike FooteはGrand Col Ferret / 99.5kmで18位まで後退しています。
前半をトップ4人の集団でリードしたルイス・アルベルト・ヘルナンド/ Luis Alberto Hernando(スペイン)はこのLa Foulyでリタイアしました。テイモシー・オルソン/Timothy OlsonもLa Foulyでリタイア。また原良和/Yoshikazu HaraはArnuva / 95kでリタイアとなりました。
日本のランナーでトップを走るのは大瀬和文/Kazufumi Oose(Team Tarzan)でGrand Col Ferretで28位。もし、このまま後半にペースを上げられて20位以内に入れば大金星です。
- François D’HAENE(フランス) 12:47
- Iker KARRERA ARANBURU(スペイン)+0’
- Tofol CASTANER BERNAT(スペイン)+0’
- Anton KRUPICKA(アメリカ) +43’
- Fabien ANTOLINOS(フランス) +44’
- Jason SCHLARB(アメリカ) +46’
- Gediminas GRINIUS(リトアニア) +55’
- Sondre AMDAHL(ノルウェー) +63’
- Stéphane BROGNIART(フランス) +73’
- Andrew TUCKEY(オーストラリア) +78’
Women: Grand Col Ferret / 99.5km – Refuge Bonatti / 89.8km(日本時間午後2時56分)
Courmayeurを出てまもなくヌリア・ピカス/Núria Picas(スペイン)をとらえてトップに立ったローリー・ボジオ/Rory Bosio(アメリカ)が13:16でGrand Col Ferret / 99.5kmに。男女総合でも14位を走っています。続くヌリアとの差は+23分まで開きました。このレースはやはりローリーが勝つのか。ヌリアがこの後、立て直すことができるか。春のUTMFでも苦しかった天子山地のあとにペースを立て直した経験をしています。
その後は、3位のナタリー・マクレア/Nathalie Mauclair、4位にフェルナンダ・マシェール/Fernanda Maciel、5位にUxue Fraileが続いており、Grand Col Ferret / 99.5kmを目指しています。
- Rory BOSIO(アメリカ)Grand Col Ferret 13:16
- Núria PICAS(スペイン)Grand Col Ferret +23’
- Nathalie MAUCLAIR(フランス)Arnuva +49’
- Fernanda MACIEL(ブラジル)Arnuva +87’
- Uxue FRAILE AZPEITIA(スペイン)Arnuva +100’
- Leila DEGRAVE(アメリカ)Arnuva +109’
- Emily RICHARDS-CHISHOLM(アメリカ)Bonatti +132’
- Ildiko WERMESCHER(ハンガリー)Bonatti +142’
- Andrea HUSER(スイス)Bonatti +145’
- Sarah MORWOOD(イギリス)Bonatti +155’
Men: Grand Col Ferret / 99.5km(日本時間午後1時更新)
男子はコース最高地点となるGrand Col Ferret / 99.5kmにいたって、先頭集団はフランソワ・デンヌ/François D’Haene(フランス)、トフォル・カスタナー/Tofol Castaner、イケル・カレラ/Iker Karrera(スペイン)の3人に絞られました。11:48で到着。4番手に続くのは集団から遅れるルイス・アルベルト・ヘルナンド/ Luis Alberto Hernando(スペイン)とルイスを捉えたアントン・クルピチカ/Anton Krupickaでトップから30分。
一方、日本の原良和/Yoshikazu HaraはCourmayeur / 77kを出てからペースが落ち気味。Arnuva / 95kでトップから+122分の32位。順位では大瀬和文/Kazufumi Ooseがトップから+118分の29位と原に先行しています。
Women: Refuge Bonatti / 89.8km(日本時間午後1時更新)
女子はCourmayeurを4分先に出たヌリア・ピカス/Núria Picas(スペイン)が後から出たローリー・ボジオ/Rory Bosio(アメリカ)に交わされた模様。13km先のRefuge Bonattiにトップで着いたのはローリーで11:04。ヌリアはその7分後の2位。ここからどのような展開になるのか見物です。3位のナタリー・マクレア/Nathalie Mauclairはトップから43分差。
Courmayeur / 77km(日本時間午前11時26分更新)
Col de la Seigneを越えて、コース全体のほぼ中間地点となるCourmayeurはドロップバッグが置けて、家族や仲間のサポートで賑わうエイドステーション。ここにやってきた上位選手の集団はフランソワ・デンヌ/François D’Haene(フランス)、トフォル・カスタナー/Tofol Castaner、イケル・カレラ/Iker Karrera(スペイン)、ルイス・アルベルト・ヘルナンド/ Luis Alberto Hernando(スペイン)の4人。しかし、このCourmayeurを出たところでルイスが3人に遅れを取り始め、Arnuva / 95kmでは15分ほど遅れている模様。Courmayeurでは膝に擦り傷を負っていた模様ですが何か影響があるのか。
上位4人に続く5番手には引き続き9分差でアントン・クルピチカ/Anton Krupicka。昨年のようにここからGrand Col Ferretを越えるパートで先行する集団を捉えることができるか。アメリカ勢ではUTMFでの後半の粘りが光ったマイク・フート/Mike Footeが7位に浮上しています。原良和/Yoshikazu Haraはトップから57分と差は開いていますが、順位はLes Chapeux / 49kmでの23位から16位に浮上しました。
8位でCourmayeurに到着したジェライ・デュラン/Yeray DURAN(スペイン)はここでリタイアしました。
女子では、やはりヌリア・ピカス/Núria Picas(スペイン)とその4分後にローリー・ボジオ/Rory Bosio(アメリカ)がCourmayeurに到着。4分差はまだ僅差といっていいでしょう。二人がどのようなレースをみせるか注目です。3位にはナタリー・マクレア/Nathalie Mauclairですが、トップとの差はLes Chapeux / 49kmでの7分から34分に拡大。さらにその30分後に4番手のUxue FRAILE(スペイン)、5番手のフェルナンダ・マシェール/Fernanda Maciel(ブラジル)が続いています。
Men
- Iker KARRERA ARANBURU 7:25
- François D’HAENE +0’
- Luis Alberto HERNANDO ALZAGA +0’
- Tofol CASTANER BERNAT +0’
- Anton KRUPICKA +8’
- Fabien ANTOLINOS +20’
- Michael FOOTE +30’
- Yeray DURAN +30’
- Sondre AMDAHL +34’
- Gediminas GRINIUS +35’
- Jason SCHLARB +37’
- Clément PETITJEAN +37’
- Stéphane BROGNIART +44’
- Andrew TUCKEY +48’
- Diego PAZOS +56’
- Yoshikazu HARA +57’
- Sébastien CAMUS +58’
- Sylvain CAMUS +58’
- Bertrand COLLOMB-PATTON +60’
- Matthias DIPPACHER +60’
Women
- Núria PICAS 9:26
- Rory BOSIO +4’
- Nathalie MAUCLAIR +34’
- Uxue FRAILE AZPEITIA +64’
- Fernanda MACIEL +68’
- Leila DEGRAVE +72’
- Silvia Ainhoa TRIGUEROS GARROTE +102’
- Federica BOIFAVA +102’
- Emily RICHARDS-CHISHOLM +110’
- Andrea HUSER +112’
- Ildiko WERMESCHER +117’
- Sarah MORWOOD +121’
- Nicky SPINKS +133’
- Ester ALVES +144’
- Shona STEPHENSON +149’
Les Chapeux / 49km(日本時間午前7時20分更新)
夜間パートに入って最初の大きなピーク、Col du Bonhommeを越えたところにあるLes Chapeux / 49km。上位は4人の集団のリードが続いていますがフランソワ・デンヌ/François D’Haene(フランス)が好調な模様。ルイス・アルベルト・ヘルナンド/ Luis Alberto Hernando(スペイン)、トフォル・カスタナー/Tofol Castaner、そしてイケル・カレラ/Iker Karrera(スペイン)が続く展開。その次の5番手にはアントン・クルピチカ/Anton Krupicka。39km地点でのトップから11分差から9分差へ。このまま上位集団に迫るか。
その他、当サイトのプレビューでは触れていない上位選手をご紹介。7位のSondre Amdahlはノルウェーのベテランランナーで最近では今年3月のTransgrancanariaで6位。昨年のCCCで10位でした。8位のClément PETITJEAN(フランス)は昨年のCCCで4位、今年6月のスカイランニング世界選手権のMont Blanc 80kで4位となっています。9位のGediminas GRINIUSはリトアニアのランナーで最近の国際的なレースでは今年3月のTransgrancanariaで11位。10位のYeray DURANはスペイン・カナリア諸島のトップランナーで今年3月の地元であるTransgrancanariaで4位と健闘、昨年のCCCでは5位になっています。
原良和/Yoshikazu HaraはLes Chapeux / 49kmでトップから33分の20位です。
女子では、やはりヌリア・ピカス/Núria Picas(スペイン)がじわりと前に出てLes Chapeux / 49kmでトップに。4分差でローリー・ボジオ/Rory Bosio(アメリカ)。トップから7分で3位にナタリー・マクレア/Nathalie Mauclair。UTMFではナタリーは序盤にリードしながら中盤に故障を起こしてリタイアとなりましたが、同じ展開を避けるように期待したいところ。
その他、女子で上位で続いているランナーのご紹介。Leila DEGRAVEはアメリカ・コロラド州ボルダーのランナーで昨年のWestern Statesで9位、2012年のRun Rabbit Run 100で3位の実績。Uxue FRAILE(スペイン)は欧州の山岳レースでは上位常連で昨年のCavalls del Vent 100kで2位をはじめ多くのレースで表彰台に立っていますがおそらく100マイルは初の挑戦。Federica BOIFAVA(イタリア)も欧州の山岳レースの実績豊富で最近では6月のスカイランニング世界選手権のMont Blanc 80kで6位。昨年のトル・デ・ジアンで8位でした。
Men
- François D’HAENE FR 5:09
- Tofol CASTANER BERNAT ES +1’
- Luis Alberto HERNANDO ALZAGA ES +1’
- Iker KARRERA ARANBURU ES +3’
- Anton KRUPICKA US +9’
- Fabien ANTOLINOS FR +13’
- Sondre AMDAHL NO +16’
- Clément PETITJEAN FR +16’
- Gediminas GRINIUS LT +19’
- Yeray DURAN ES +19’
- Michael FOOTE US +19’
- Mattia RONCORONI IT +19’
- Stéphane BROGNIART FR +21’
- Jason SCHLARB US +22’
- Sébastien CAMUS FR +24’
Women
- Núria PICAS ES 5:49
- Rory BOSIO US +4’
- Nathalie MAUCLAIR FR +7’
- Uxue FRAILE AZPEITIA ES +38’
- Federica BOIFAVA IT +41’
- Leila DEGRAVE US +45’
- Fernanda MACIEL BR +46’
- Andrea HUSER CH +65’
- Marjolein BIL NL +72’
- Sarah MORWOOD GB +74’
- Estelle CARRET FR +76’
- Ildiko WERMESCHER HU +76’
- Nicky SPINKS GB +76’
- Ashley ARNOLD US +76’
- Emily RICHARDS-CHISHOLM US +77’
スタートから序盤(日本時間午前5時40分更新)
今年のUTMBのシャモニーのスタートはもはや見慣れた感もある雨のスタート。序盤の最初の大きなピーク、Col du Bonhommeへの途中となるBalm(39km地点)では前評判通りにルイス・アルベルト・ヘルナンド/ Luis Alberto Hernando(スペイン)、フランソワ・デンヌ/François D’Haene(フランス)に、ISFのスカイランニングシリーズ戦などで活躍しているトフォル・カスタナー/Tofol Castaner、そしてイケル・カレラ/Iker Karrera(スペイン)が上位集団を形成。5位のファビアン・アントリーノス/Fabien Antolinos(フランス)もフランスのハセツネ、Templierでの優勝経験者で2012年の神流マウンテンラン&ウォークにも招待選手として来日した経験もあります。北米勢では6位にアントン・クルピチカ/Anton Krupicka。UTMFで3位だったマイク・フート/Mike Footeもトップから13分の12位。20位圏内にジェイソン・シュラーブ/Jason Schlarb、ティモシー・オルソン/Timothy Olson。日本の原良和/Yoshikazu Haraもトップから22分の22位で上位をうかがいます。一方、ハル・コナー/Hal Koernerが膝の故障のためLes Contamines(31km)でリタイア。
女子のLes Contamines (31km地点)ではフランスのナタリー・マクレア/Nathalie Mauclair、ヌリア・ピカス/Núria Picas(スペイン)がほぼ同着でトップ。僅差で昨年優勝のローリー・ボジオ/Rory Bosio(アメリカ)。ナタリーがこのまま勢いに乗って順位を落とさずに進めるかに注目です。
Men (Balm / 39k)
- Luis Alberto HERNANDO ALZAGA 3:42
- François D’HAENE +0’
- Tofol CASTANER BERNAT +0’
- Iker KARRERA ARANBURU +1’
- Fabien ANTOLINOS +5’
- Anton KRUPICKA +11’
- Erik CLAVERY +11’
- Clément PETITJEAN +11’
- Sondre AMDAHL +12’
- Mattia RONCORONI +12’
- Gediminas GRINIUS +12’
- Michael FOOTE +13’
- Yeray DURAN +13’
- Sébastien CAMUS +13’
- Sylvain CAMUS +13’
- Remi QUERAL IBANEZ +13’
- Andrew TUCKEY +14’
- Stéphane BROGNIART +15’
- Jason SCHLARB +15’
- Timothy OLSON +17’
- Emmanuel GAULT +19’
- Yoshikazu HARA +22’
- Bertrand COLLOMB-PATTON +22’
- Javier DOMINGUEZ LEDO +25’
- Benoit GIRONDEL +27’
Women (Les Contamines / 31k)
- Nathalie MAUCLAIR 3:09
- Núria PICAS +0’
- Rory BOSIO +1’
- Uxue FRAILE AZPEITIA +27’
- Federica BOIFAVA +28’
- Leila DEGRAVE +30’
- Fernanda MACIEL +37’
- Silvia Ainhoa TRIGUEROS GARROTE +37’
- Marjolein BIL +40’
- Ashley ARNOLD +42’
- Andrea HUSER +42’
- Anne VALERO +42’
- Emily RICHARDS-CHISHOLM +46’
- Sarah MORWOOD +46’
- Estelle CARRET +46’
- Shona STEPHENSON +47’
- Rachel PAQUETTE +48’
- Shelli GORDON +52’
- Lizzie WRAITH +52’
- Sophie GRANT +53’
- Laurence KLEIN +55’
- Nicky SPINKS +56’
- Ildiko WERMESCHER +56’
- Jean BEAUMONT +57’
- Ester ALVES +57’
応援・観戦のための速報・情報源
- ウルトラトレイル・デュ・モンブラン/The North Face® Ultra-Trail du Mont-Blanc® 大会ウェブサイト
- 大会公式の順位速報(レース上位選手をはじめとする全選手の各ポイント通過状況のほか、コースマップや高低図などもまとめられたページとなっています)
- 大会公式のWeb TV(ストリーミングライブ放送)
- UTMB Live 2014 – English by UltraTrailMontBlanc
- 大会のTwitterアカウント
- 大会のFacebookページ
- iRunFarによるライブ速報ページ
- iRunFarによるUTMB® 男子有力選手紹介
- iRunFarによるUTMB® 女子有力選手紹介
- 仏・Trails Endurance誌によるUTMB各レースの紹介
- 仏・Trails Endurance誌のTwitterアカウント
- 仏・Trails Endurance誌のFacebookページ