DC Weekly 2019年10月21日 – SkyMasters、Reunion、志賀高原エクストリーム

上田瑠偉が世界の頂点に。先週末にイタリア・リモーネで開催されたスカイランナー・ワールドシリーズ最終戦を上田瑠偉 Ruy Uedaが制して、今年のシリーズチャンピオンとなったことが大きな話題になりました。国内では志賀高原エクストリームトレイルが開催されました。来年のスカイランニング世界選手権の日本代表選考レースともなっていたこのレースでも新しいヒーローが登場しています。この他、海外ではレユニオン、チェンライ、ソウルで日本のアスリートが活躍した週末でした。今週末にフランス・アルビで行われる24時間走世界選手権についても紹介しています。

国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーも2019年中の予定を随時アップデートしています。まだ掲載していない大会についての情報のご提供、掲載済みの大会についてのご指摘を歓迎いたします。

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(写真・イタリア・リモーネで開催のSkyMastersより。Photo by © Sho Fujimaki)

イベント紹介

  • あのプロデューサーが語る『走って、撮る。〜トレイルランニングの映像制作〜』が11月3日に開催:2009年にNHKで放送されたドキュメンタリー「激走!モンブラン」は日本にトレイルランニング・ブームをもたらした記念碑的な作品。この番組のプロデューサーで、トレイルランニングの映像制作の世界を切り拓いてきた中尾益巳さんがその経験を語るイベントが青山学院大学の青山祭で11月3日日曜日に開催されます。詳しくはFacebookのイベントページからご覧ください。

先週末のイベント

10月17日木曜日 – 19日土曜日:Grand Raid Reunion

  • Grand Raid Reunion(166k, 112k, 66k, リレー): 南インド洋のレユニオン島(フランス)で開催。166km 9,611mD+のコースで行われたディアゴナル・デ・フゥ Diagonale des Fousグレゴワール・クルメール Gregoire Curmer(フランス)が23時間33分で優勝。中盤に先頭に立ってからは後続を寄せ付けないレース展開で名レースでの栄冠を勝ち取りました。クルメールは今年のTDS®︎で5位、100 miles of Istriaで2位。昨年のUTMFでは13位で、Diagonales des Fousでは2016年に28時間39分で16位となった経験を持っています。クルメールから47分差の24時間26分で一緒に2、3位でフィニッシュしたのはニコラ・リビエール Nicolas Riviere(フランス・レユニオン)とルドビック・ポムレ Ludovic Pommeret(フランス)。リビエールは中盤に一時は先頭を走るなど積極的に攻める走りを見せました。100マイルのDiagonales des Fousは昨年29時間52分で22位でしたが、今回は昨年の自身の記録を大きく上回りました。3位のポムレは2016年UTMB®︎で優勝、今年はTDS®︎で3位の44歳。今回も後半に順位を上げる力強い走りでした。この大会では2014年に2位となっています。女子はマリオン・デレスピエール Marion Delespierre(フランス・レユニオン)がリードしていましたが、終盤にリードを奪ったサブリナ・スタンレー Sabrina Stanley(アメリカ)が30時間49分で優勝。スタンレーは昨年のHardrock 100や今年のHURT100で優勝しています。2位のデレスピエールは75分差の32時間5分でフィニッシュ。3位にはアレクサンドラ・クラン Alexandra Clain(フランス・レユニオン)が32時間10分で入りました。日本の選手では山本健一 Kenichi Yamamotoが27時間29分で男子10位、齋藤美紀 Miki Saitoが38時間18分で女子9位になりました。このほか注目選手ではマキシム・カザジャス Maxime Cazajous (フランス)が4位、ディエゴ・パゾス Diego Pazos(スイス)が男子19位、 2015年優勝のアントワン・ギュイヨン Antoine Guillonが男子28位、一昨年と昨年のチャンピオンベヌワ・ジロンデル Benoit Girondel(フランス)やジョルディ・ガミト Jordi Gamito(スペイン)は序盤でDNFでした。リザルトはこちら。【追記・レース序盤の15kmから25kmのセクションで、先行して行われたリレーレースのコースマーキングが残っていたために上位選手が集団で誤ったコースに進んでしまう、というトラブルがあったとのこと。このこともレースの展開には大きく影響した模様です。】

10月18日金曜日 – 20日日曜日:Ultra-Trail Chiang Rai

  • Asia_Trail_MasterUltra-Trail Chiang Rai(230k, 122k, 66k, 38k, 20k): タイ・チェンライで開催、Asia Trail Masterのシリーズ戦でした。122km男子のレースはジョン・エリス John Ellis(オーストラリア、香港在住)と喜多村久 Hisashi Kitamura(日本、マレーシア在住)が並んでレース前半をリード。最初にフィニッシュしたのはジョン・エリスで15時間9分。2位に喜多村が15時間22分で続きました。3位はミルトン・アマト Milton Amat(マレーシア)。女子はクリスティン・ロー Christine Loh(マレーシア)が優勝、フレデリン・アルベルト Fredelyn Albertoナッタナン・マッタナン Natthanan Matthanangがそれぞれ2位、3位でした。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
Ultra-Trail Chiang Raiで優勝のジョン・エリス(左)と準優勝の喜多村久。Photo courtesy of Ultra-Trail Chiang Rai

Ultra-Trail Chiang Raiで優勝のジョン・エリス(左)と準優勝の喜多村久。Photo courtesy of Ultra-Trail Chiang Rai

10月17日木曜日 – 20日日曜日:Templiers

  • Festival des Templiers (78k, 100k): フランス南部の中央山塊に位置するミヨー Millauで開催。あわせて14のレースが開催される大きなイベントは18日金曜日からレースが開催されていましたが、大会後半は天候が悪化。19日土曜日の時点では20日開催のメインイベント、78.5km 3,640mD+のレース、グラントレイル・デ・トンプリエ Grand Trail des Templiersはコースを短縮して開催する可能性があるとアナウンスされていました。しかし、その後の検討の結果、19日土曜日の午後10時ごろにレースの中止が発表されました。約2700人が参加し、フランスのトップ選手が集結する大会として25回目を迎えた大会ですが、中止となったのは今回が初めてでした。土曜日までに100km、61km、38kmなどのレースは開催され、結果も公開されています。
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10月19日土曜日 – 20日日曜日:六甲キャノンボールラン、Cappadocia Ultra-Trail®、Ninghai、Seoul

  • Mt.Rokko Cannonballrun (100k, 50k): 六甲全山縦走路を走る人気の大会。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
  • Salomon Cappadocia Ultra-Trail® (119k, 63k, 38k): トルコでも最も有名な観光地、世界遺産のカッパドキアを走る大会。119kmのレースがUltra-Trail World Tourの第18戦でした。男子はノエル・ヤニック Noël Yannick(フランス)が11時間12分で優勝。2位に11時間32分でスティン・ファン・ロカラン Stijn van Lokeren(ベルギー)、3位に12時間17分でフアン・ホセ・ラロッチャ Juan José Larrotcha(スペイン)。女子は今年のUTMFで2位のルー・クリフトン Lou Clifton(オーストラリア)が男女総合5位の12時間41分で優勝、2位にテレサ・ニームス Teresa Nimes Perez(スペイン)が13時間25分、3位にジュリア・ビンコ Giulia Vinco(イタリア)が14時間18分という結果でした。リザルトはこちら
  • Ultra-Trail Ninghai(108k, 55k, 18k): 中国浙江省寧波市寧海県。浙江の渓谷エリアや竹林をコースとする108km 5,045mD+のレースはUltra-Trail World TourのDiscovery Raceとなっています。108kのレース男子はヤン・ロンフェイ Longfei Yangが10時間29分で優勝、後続とは26分差。2位はロー・カンファ Canhua Luoで10時間56分、3位はチェン・チャオジャン Chaojiang Chenで11時間39分。女子は今年のUTMF優勝のシャン・フージャオ Fuzhao Xiangが12時間53分で優勝、シュー・メイリン Meiling Xuが14時間9分、フー・フアロン Huarong Fuが14時間24分でトップ3に入っています。リザルトはこちら
  • Seoul 100k (100k, 50k): 韓国の首都・ソウルの周りをグルリと時計回りで一周する100km 4,400mD+のコースで開催されました。100kの男子は12時間3分で大瀬和文 Kazufumi Ose(日本)が優勝、2位にはレジェンド、シン・ジェドク Jaeduk Sim (韓国)が12時間40分、3位はチェ・ドグキュ Deokkyu Choi(韓国)で13時間21分。女子は韓国勢が上位を占め、パク・ジョンスン Jeongsun Parkが15時間56分で優勝、大きく差が開いてリ・ヨン Young Leeが22時間1分、リ・ヨンジュ Yoonjoo Leeが22時間18分で続いています。リザルトはこちら
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10月19日土曜日:Limone、志賀高原

  • Limone Extreme (27k): イタリア北部・ガルダ湖の湖岸の町、リモーネで開催。今年のこの大会ではミグラン・スカイランナー・ワールドシリーズ Migu Run Skyrunner® World Seriesの最終戦となる「Sky Masters」が開催され、上田瑠偉 Ruy Uedaが優勝。年間ランキングでもこの勝利で首位となり、2019年のシリーズチャンピオンとなりました。日本のアスリートがスカイランナー・ワールドシリーズのチャンピオンとなったのは初めて。のみならず、スカイランニング、トレイルランニングにおいて日本の選手がこうした形で世界の頂点に立ったのはこれが初めてで、上田は快挙を成し遂げました。当サイトではレース直後の上田とのインタビューをポッドキャストで公開しています
    • 男子のレースはスタート直後から上田瑠偉 Ruy Uedaがリード。今シーズンのこのレースまでで年間ランキングをリードしていたオリオル・カルドナ Oriol Cardona(スペイン)や、今年のトレイル世界選手権で3位のクリスティアン・マシス Christian Mathys(スイス)、今年のSkyrace ComapedrosaやSky Pirineuで優勝しているジャン・マルガリト Jan Margarit(スペイン)が僅差で追う展開に。残り6-7kmとなった最後のダウンヒルの手前では上田が続くカルドナに対して2分ほどのリードしていましたが、下りの途中で徐々にカルドナが上田に迫ってついに抜かれます。しかし、下りが終わって緩やかなアップダウンのトレイルに転じた残り4kmのところで上田がカルドナを抜き去ってそのままフィニッシュ。上田が3時間3分15秒でフィニッシュし、わずか12秒差でカルドナが2位となりました。3位はマシスで3時間8分12秒。4位にジョナサン・アルボン Jonathan Albon(イギリス)が3時間8分41秒、5位にマルガリトが3時間11分5秒という結果になりました。上田の他、日本から今回の出場資格を満たした牛田美樹 Miki Ushidaが参戦し、29位(3時間45分48秒)となっています。リザルトはこちら
    • 女子は今年8月のMatterhorn Ultraksで3位となってワールドシリーズにデビューし、その後のZacUp Skyraceで優勝しているデニサ・ドラゴミル Denisa Dragomir(ルーマニア)がこの日のレースをリード。ここまで年間ランキング首位のシェイラ・アビレス Sheila Avilés(スペイン)やマルセラ・バイソノワ Marcela Vaisonova(チェコ)、エリサ・デスコ Elisa Desco(イタリア)が続きました。優勝はドラゴミルで3時間36分55秒。アビレスが3時間42分13秒で2位、バイソノワが3時間51分35秒で3位に。トップ3から僅差でエレナ・ルキヤダ Elena Rukhlyada(ロシア)、ラグナ・デバッツ Ragna Debats(オランダ、スペイン在住)が続きました。日本の高村貴子 Takako Takamuraは4時間3分38秒で10位でした。リザルトはこちら
    • 今回のSkyMastersで今年のワールドシリーズは閉幕。男子の年間ランキングでは上田瑠偉 Ruy Uedaが首位となりシリーズチャンピオンの座を獲得。上田は開幕戦のMt. Awaでカルドナを制して優勝。5月のTransvulcaniaでは脱水症状でDNFとなりますが、6月のLivignoで優勝、7月のBuff Epic Trailで4位、Royal Ultra Skymarathonで3位に。しかし翌月のMatterhorn Ultraksを前に脚を傷めてレースを見送ることに。リカバリー期間を経て復帰した10月5日のSky Pirineuでは4位。そしてこの日の最終戦・SkyMastersで勝利を手にする、という一年でした。上田にわずか40ポイント差でオリオル・カルドナ Oriol Cardona(スペイン)が2位、3位はジョナサン・アルボン Jonathan Albon(イギリス)。女子はLivigno、Buff Epic Trail、Skyrace Comapedrosaで優勝のシェイラ・アビレス Sheila Avilés(スペイン)が年間チャンピオンに。2位にラグナ・デバッツ Ragna Debats(オランダ、スペイン在住)、3位にエリサ・デスコ Elisa Desco(イタリア)という結果になりました。ランキングの一覧はこちら(男子、女子)。すでに来年2020年のミグラン・スカイランナー・ワールドシリーズの日程は発表されており、今年と同じく4月19日の粟ケ岳スカイレース Mt. Awa Skyraceが開幕戦となります。

SkyMasters優勝でワールドシリーズ2019年チャンピオンとなった上田瑠偉 Ruy Ueda。Photo by © Sho Fujimaki

SkyMastersで女子10位の高村貴子 Takako Takamura。Photo by © Sho Fujimaki

昨年のスカイランニング日本選手権チャンピオンでSkyMastersを走った牛田美樹 Miki Ushida。Photo by © Sho Fujimaki

2019年シリーズチャンピオンとなった上田瑠偉 Ruy Uedaとシェイラ・アビレス Sheila Avilés。Photo by © Sho Fujimaki

  • 志賀高原エクストリームトレイル(50k, 35k, 8k): 長野県・志賀高原で開催されました。ミドル、ロングのレースは来年のスカイランニング世界選手権日本代表の選考レースとなっていました(日本選手権の男女上位二名ずつが代表内定)。リザルトはこちら
    • スカイランニング日本選手権・スカイで優勝した上正原真人。Photo by © 計測工房

      スカイランニング日本選手権・スカイで優勝した上正原真人。Photo by © 計測工房

    • ミドル(32km 2000mD+)は今年のスカイランナー・ジャパンシリーズ Skyrunner Japan SeriesのSkyシリーズの第4戦、かつ今年のスカイランニング日本選手権・スカイのレースでもあります。男子は上正原真人 Masato Kamishoharaが3時間30分で優勝。高校時代からサッカーの経験を持つ大学生で今年5月の上田スカイレースでは15位でした。若きニューヒーローが今年の日本選手権を制しました。2位は2分半差で近藤敬仁 Yoshihito Kondo(3時間32分)、3位は近江竜之介 Ryunosuke Ohmi(3時間34分)。女子は楠田涼葉 Suzuha Kusudaが4時間20分で日本選手権を制しました。2位に上田絢加 Ayaka Ueda(4時間43分)、3位に秋山穂乃果 Honoka Akiyama(4時間56分)となりました。
    • ロング(54km)はスカイランニング日本選手権・ウルトラのレースとなっています。男子は三浦裕一 Yuichi Miuraが6時間19分で優勝して日本チャンピオンに。3分40秒差で小川壮太 Sota Ogawaが2位(6時間22分)、矢嶋信 Makoto Yajimaが3位(6時間34分)。町田知宏 Tomohiro Machidaが4位、城武雅 Masashi Shirotakeが5位でした。女子は星野由香理 Yukari Hoshinoが7時間24分で優勝して日本選手権チャンピオンに。2位は立石ゆう子 Yuko Tateishiで7時間52分、3位に木下久美 Kumi Kinoshitaが8時間22分で続きました。
志賀高原エクストリームトレイル・ミドルのスタート。Photo by © 計測工房

志賀高原エクストリームトレイル・ミドルのスタート。Photo by © 計測工房

10月20日日曜日:おごせ・ときがわ、富士山原始林、四尾連稜線、花背、小辺路、秋吉台

  • トレニックワールド in おごせ・ときがわ 50km & 30km: 埼玉県越生町のニューサンピア埼玉おごせを会場に開催。台風の影響から大会直前にコースが変更される中で開催されました。ロング50km男子は政広泰が優勝(4:38)、2位に佐藤航(4:44)、3位に澤健三郎(4:46)。同女子は矢田夕子が優勝(5:31)、弘中志保が2位(5:45)、寺井かおりが3位(5:58)。ミドル30k男子は荒舩義誉が3:21で優勝。岡本広幸が2位(3:34)、三好右恭が3位(3:39)。同じく女子は稲垣恵美子が4:15で優勝、加藤沙羅が4:42で2位、水清田有紀が4:45で3位。リザルト速報はこちら(50k, 30k)。
  • 富士山原始林トレイルラン in 精進湖・本栖湖(20k/17k): 山梨県富士河口湖町の旧精進小学校を会場に開催。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
  • 市川三郷 四尾連稜線トレイルラン(35km、16km、8km): 山梨県市川三郷町で開催の35km、16km、8kmのレース。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
  • 山村都市交流の森 花背トレイルラン(25k, 16k): 京都市。鞍馬から花脊峠を越えた先の花脊の山村を会場にして開催。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
  • 小辺路 TRAIL JOURNEY in 十津川: 奈良県十津川村。熊野古道・小辺路の一部をコースとするレース。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
  • 秋吉台カルスト TRAIL RUN(39k、20k): 山口県美祢市。カルスト台地として有名な秋吉台で開催。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
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今週末開催のイベント

10月26日土曜日 – 27日日曜日:24時間走世界選手権

  • 24時間走世界選手権・IAU 24H World Championships 2019:2年に一度のIAU(国際ウルトラランナーズ協会)による今年の24時間走の世界選手権は南フランスのアルビ Albi市内の1,500mの周回コースで行われます。45カ国から363人の代表選手がエントリーしています。女子では前回2017年のベルファストでの世界選手権のチャンピオンで今年のBadwater 135で優勝のパトリシア・ベレズノウスカ Patrycja Bereznowska(ポーランド)のほか、今年のUTMB®︎で優勝したコートニー・ドウォルター Courtney Dauwalter(アメリカ)に注目。男子では前回チャンピオンの石川佳彦 Yoshihiko Ishikawaは今回は出場しませんが前回3位のヨハン・スティーン Johan Steene(スウェーデン)、4位の高橋伸幸 Nobuyuki Takahashi(日本)がエントリーしています。日本代表は高橋のほか、男子は井上真悟 Shingo Inoue楢木十士郎 Toshiro Naraki安孫子亮 Ryo Abiko、女子は松本ゆり Yuri Matsumoto楠瀬祐子 Yuko Kusunose兼松藍子 Aiko Kanematsu青谷瑞紀 Mizuki Aotaniのあわせて8人。レースは26日土曜日午前10時(日本時間同日午後5時にスタート。大会ウェブサイトではレースの模様の速報が見られる予定です。

10月26日土曜日:Javelina, Funchal, HK50

  • Javelina Jundred (100m, 100k): アメリカ・アリゾナ州。砂漠地帯の周回コースを5周する100マイル。毎年ハロウィン直前の週末に開催され、アメリカのシーズン最終盤の100マイルレースとなります。Ultra-Trail World Tourの第19戦です。
  • Eco Trail Funchal – Madeira Island (80k, 40k, 25k, 15k): マデイラ島フンシャルで開催。80kmの累積獲得高度は5,200mD+となるコースで開催されます。
  • MSIG HK50 Series – Hong Kong Island (24km, 50km): 香港の香港島で開催の50kmのレースで、ビクトリアピークをスタートするコースで行われます。

10月27日日曜日:宇都宮、高尾山、氷ノ山、龍馬脱藩、西米良

  • 宇都宮トレイルラン(20k, 8k): 栃木県宇都宮市。森林公園に設けられた20kmなどのトレイルランニングの大会で、星野由香理さんが大会アドバイザー。
  • 高尾山森林マラソン(15k, 8k): 八王子市恩方中学校をメイン会場にして行われるイベントで、15km、8kmのマラソンのほか、トレッキングやノルディックウォーキングなども行われます。
  • OSJ氷ノ山山系トレイルレース(70k): 兵庫県香美町ほか。関西のスキーファンにはおなじみの氷ノ山で開催され、2010年から続く大会です。
  • 龍馬脱藩トレイルレース(70km, 35km): 高知県須崎市、津野町。四万十川の源流点となる四国カルストをスタートして須崎市を目指します。
  • 西米良スカイトレイル(38k): 宮崎県の西米良村。熊本県との県境となる市房山まで駆け上がるコース。
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前週末の主な大会のリザルトと、今週末の国内外のトレイルランニング大会の予定をお伝えしているニュース記事・DC Weeklyへ、皆様からの情報や写真の提供を歓迎します。下のコメント欄もぜひご活用ください。国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーにもぜひご利用ください。

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