DC Weekly 2020年3月2日 – 国内では次々にランニング大会が中止に U.S. Olympic Team Trials

新型コロナウィルスの感染拡大でマラソンやトレイルランニングの大会が中止になる動きは続いています。そうした中で一般参加のレースを中止してエリート選手のレースのみが行われた東京マラソンが開催され、大迫傑 Suguru Osakaが日本新記録となる2時間5分29秒で日本人最高位の4位となったことが大きなニュースとなりました。今回のDC Weeklyはそうした中でアメリカのトップ・トレイルランナーのジム・ウォルムズレイ Jim Walmsleyが挑戦したアメリカのオリンピックマラソン代表選手選考レース、U.S. Olympic Team Trialsの結果や、来週開催の欧州のトレイルシーズン開幕戦、Transgrancanariaについて紹介します。

国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーでは今年の予定を随時アップデートしています。まだ掲載していない大会についての情報のご提供、掲載済みの大会についてのご指摘を歓迎いたします。

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トレイルランニング関連ニュース

  • 新型コロナウィルス感染拡大で3月中は各地のマラソン大会が軒並み中止:先週2月26日には「この1-2週間が感染のスピードを抑えられるかの瀬戸際」として安倍首相は全国に大規模なイベントの中止、延期、規模縮小を呼びかけました。これを受ける形でマラソンなどランニングイベントでも次々に大会の中止を決め、当サイトが調べているところでは28日までに3月中に開催予定の大会のほとんどが中止となりました。4月以降の大会の開催可否に関しては「瀬戸際」を過ぎてから3月中旬に各大会が判断することになりそうです。一方、先週からはイタリアを中心に欧州での感染拡大が報じられるようになり、スポーツイベントにも中止となるものが現れています。3月中にフランスで開催のトレイルランニング大会については本稿執筆時点では中止を決めたものは見当たりませんが、大会Facebookページでは今後の当局の指示によって中止とする可能性があるとする大会もあります。

先週末のイベント

2月29日土曜日

U.S. Olympic Team Trials

東京オリンピックの米国代表選手を決めるマラソンがアトランタで行われました。男子はゲーレン・ラップ Galen Ruppが2時間9分20秒で優勝。ラップは2016年リオ五輪の銅メダリスト。続いたのはスポンサーを持たず最近はレースから遠のいていたジャコブ・ライリー Jacob Riley(2:10:02)と42歳のベテラン、アブディ・アブディラーマン Abdi Abdirahman(2:10:03)で、3人が米国代表となります。ウエスタンステイツ記録保持者のジム・ウォルムズレイ Jim Walmsleyは21kmの中間点までは先頭集団を走り、22位となる2時間15分5秒で初マラソンを終えました。女子はアリフィン・ツリアムク Aliphine Tuliamukが2時間27分23秒で優勝。初マラソンとなったモリー・サイデル Molly Seidel(2:27:31)、ロンドン五輪1万メートル銀メダリストのサリー・キピエゴ Sally Kipyego(2:28:52)が米国代表に加わります。

これも読む
DC Weekly 2020年1月7日 - Ultra-Trail Tai Mo Shan

3月1日日曜日

Caumsett Park 50K

アメリカ、ニューヨーク州ロングアイランド。USATFのロード50k全米選手権でした。女子では昨年のIAU24時間走世界チャンピオンのカミラ・ヘロン Camille Herronが3時間25分で優勝、男子はカリン・カーン Kallin Khanが2時間57分で優勝でした。リザルトはこちら

今週末開催のイベント

3月4日水曜日 – 8日日曜日

Transgrancanaria HG (265k, 125k, 64k, 42k, 30k, 17k)

スペイン・カナリア諸島のグラン・カナリア島で開催。今年も欧州のトレイルランニングシーズン開幕を告げる注目の大会で、とりわけUltra-Trail World Tourの第3戦となる125kmのレースには世界のトップ選手が集結します。

125kmの男子の注目選手は次の通り。

  • パウ・カペル Pau Capell(スペイン):この大会で2017年から三連覇、昨年のUTMB®︎で優勝
  • ディラン・ボウマン (アメリカ):2018年UTMFで優勝
  • ジャレド・ハーゼン Jared Hazen (アメリカ):2019年ウェスタンステイツで2位
  • イウ・ペイチャン You Peiquan ):今年のHK100で優勝
  • ゲディミナス・グリニウス Gediminas Grinius (リトアニア):2019年ウェスタンステイツ6位、今年のHK100 56kmで優勝。
  • カール・ソーマン Carl Sorman (スウェーデン):2019年UTMFで6位
  • ハリー・ジョーンズ Harry Jones (イギリス):2019年Lavaredo Ultra-Trailで7位

女子はさらに選手層の厚いレースとなります。

  • アサラ・ガルシア Azara Garcia (スペイン):2017年Transgrancanariaで優勝、昨年のOCCで2位
  • アンドレア・ヒューザー Andrea Huser (スイス):2017年のTransgran anariaで2位
  • ミンミ・コトカ Mimmi Kotka (スウェーデン):2017年TDS®︎優勝
  • オードレー・タンギィ Audrey Tanguy (フランス):2019年TDS®︎優勝
  • ケイトリン・ガービン Kaytlyn Gerbin (アメリカ):2019年のTransgran anariaで2位
  • ケイシー・リックタイグ Kaci Lickteig (アメリカ):2019年ウェスタンステイツで3位
  • シャン・フージャオ Xiang Fuzhao (中国):2020年HK100で優勝
  • ナタリー・マクレア Nathalie Mauclair (フランス):2017年トレイル世界選手権(イタリア)で5位
  • フェルナンダ・マシェール (ブラジル):2019年のTransgran anariaで3位
  • リサ・ボルザニ Lisa Borzani (イタリア):2017年Tor des Geantsで優勝
これも読む
DC Weekly 2018年11月27日

カナリア諸島では2月25日にイタリア人宿泊客が新型コロナウィルスの検査で陽性となったことからホテルが封鎖されたというニュースがありました。Transgrancanariaの大会日程には変わりがありませんが、大会Facebookページでは手洗いや消毒、咳エチケットなどを呼びかける告知が行われています。

3月7日土曜日 – 8日日曜日

Trail du Ventoux (46k / 26k /15k)

フランス南部のベドアンで開催。Golden Trail Seriesのフランス国内版となるGolden Trail National Seriesの開幕戦となります。大会Facebookページによれば、大会開催可否についての問い合わせが寄せられているものの本稿執筆時点では予定通りの開催するとしています。

3月7日土曜日

(中止)Fast Ultra(28k, 50k, 50m)

香港で「走りやすいトレイルのコースでスピード自慢のランナーが競い合う」というコンセプトで昨年初めて開催された大会。今年はの大会で100km、50km、25kmのレースが予定されていましたが、今年はコース開催のための会場などの利用許可が得られず中止とアナウンスされています。

3月8日日曜日

(中止)大山登山マラソン(9k)

神奈川県伊勢原市。伊勢原駅北口の一の鳥居前から大山阿夫利神社下社までの標高差650m、約9kmのコースで行われる人気イベントですが、新型コロナウィルスの感染拡大のため中止と発表されています。

(中止)トレイルランナーズカップ奈良(8.38k, 4.19k)

奈良公園(奈良市)。松永紘明さん主宰のトレイルランナーズによる大会。新型コロナウィルスの感染拡大の中でも一旦は開催することを発表していましたが、改めて中止とすることが発表されました。大会は延期して開催するとしています。

(中止)くだまつ笠戸島アイランドトレイル(32k, 19k)

山口県下松市の沖合、瀬戸内海に浮かぶ三日月形をした島、笠戸島で開催。新型コロナウィルスの感染拡大のため中止に。

(中止)十和トレイルランニング(17k/10k)

高知県四万十町。12戸の小さな集落で開催されるアットホームな大会です。こちらも新型コロナウィルスの感染拡大のため中止と発表されています。

前週末の主な大会のリザルトと、今週末の国内外のトレイルランニング大会の予定をお伝えしているニュース記事・DC Weeklyへ、皆様からの情報や写真の提供を歓迎します。下のコメント欄もぜひご活用ください。国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーにもぜひご利用ください。

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