DC Weekly 2021年7月12日 – Val d’Aran by UTMB 、スカイランニング世界選手権、志賀高原マウンテントレイル

国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーでは今年の予定を随時アップデートしています。まだ掲載していない大会についての情報のご提供、掲載済みの大会についてのご指摘を歓迎いたします。

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(写真・Val d’Aran by UTMB®︎の100マイル、VDAを2位でフィニッシュする丹羽薫。Photo by Orio Batista, Carlos Llerandi Lavandera, Borja Iban / Val d’Aran by UTMB®︎)

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吉住友里 Yuri Yoshizumi 粟ヶ岳バーティカルキロメーター 2019 レース後インタビュー

先週末開催のイベント

7月7日水曜日

Mt. Marathon Race

アメリカ・アラスカ州シューワード。標高920mまで登って下りてくる5kmのテクニカルな山岳レースで、男子はデビッド・ノリス David Norrisが自身が2016年に記録した大会記録の41分26秒には及ばなかったものの、43分27秒でフィニッシュして3度目の優勝を勝ち取りました。女子のレースでは前回優勝のハンナ・ラフール Hannah Lafleurが51分24秒で優勝。前半の登りでは大学生のロージー・フランコウスキ Rosie Frankowskiがトップで後続に2分差をつけていましたが、今後の冬季五輪を目指すため下りは自重して4位でのフィニッシュでした。リザルトはこちら

7月8日木曜日 – 11日日曜日

Buff Mountain Festival, World Skyrunning Championships 2020 (68km, 42km, 26km, 12km, VK)

スペイン・カタルーニャのバル・デ・ボイ Vall de Boíで行われ、2016年に続いてこの大会の中でスカイランニング世界選手権 Skyrunning World Championshipsが行われました。日本代表選手では上田瑠偉 Ueda Ruyが初日のバーティカルで金メダル、三日目のスカイで銅メダル、そして両競技を合算したコンバインドで金メダルを獲得。2019年のスカイランナー・ワールドシリーズでのチャンピオンに続く快挙となりました。当サイトでは三日間にわたってレースの結果と日本代表チームの活躍について記事を公開しています(金曜日のVK土曜日の68km日曜日の42km)。

スカイランニング世界選手権・コンバインドで金メダルの上田瑠偉(右)と2位のマヌエル・メリラス(左)、3位のオスカー・飾る・ミア(右)。Photo by Japan Skyrunning Association

スカイランニング世界選手権・コンバインドで金メダルの上田瑠偉(右)と2位のマヌエル・メリラス(左)、3位のオスカー・飾る・ミア(右)。Photo by Japan Skyrunning Association

日本代表チームの上田絢加。Photo by Japan Skyrunning Association

日本代表チームの上田絢加。Photo by Japan Skyrunning Association

日本代表チームの楠田涼葉。Photo by Japan Skyrunning Association

日本代表チームの楠田涼葉。Photo by Japan Skyrunning Association

日本代表チームの近江竜之介。Photo by Japan Skyrunning Association

日本代表チームの近江竜之介。Photo by Japan Skyrunning Association

日本代表チームの上正原真人。Photo by Japan Skyrunning Association

日本代表チームの上正原真人。Photo by Japan Skyrunning Association

7月8日木曜日 – 10日土曜日

Restonica Trail (110km, 69km, 33km, 17km 9km)

地中海のコルシカ島で開催。110km 7200mD+の「Ultra-Trail di Corsica」、69km 4000mD+の「Restonica Trail」など。リザルトはこちら

7月9日金曜日 – 11日日曜日

Val d’Aran by UTMB®︎ (162k, 105k, 55k, 15k)

カタルーニャ北西部のバル・ダランで開催された「by UTMB®︎」大会。昨年予定されていた第一回大会が今年、開催されました。162km 10700mD+の「VDA」の女子のレースでは2019年TDS®︎で4位のアンナ・カールソン Anna Carlsson(スウェーデン)が終始リードして29時間25分で優勝。後続の女子選手が我慢比べのように脱落する中で2番手に浮上した丹羽薫 Niwa Kaoriが32時間22分で完走して2位となりました。3位には2019年アンドラウルトラトレイル優勝のステファニー・ケース Stephanie Case(カナダ、フランス在住)で33時間56分でした。男子はイオネル・マノレ Ionel Cristian Manole(ルーマニア、スペイン在住)が最初から最後までリードして23時間56分で優勝。今年のUltra Sierra Nevada 97kでの勝利に続いて栄冠を手にしました。2位にはモーガン・ピレイ Morgan Pilley(オーストラリア、イタリア在住)が24時間39分、3位はジョルディ・ガミト Jordi Gamito(スペイン)で25時間32分。藤岡正純 Fujioka Masazumi(日本、米国在住)は37時間32分で完走しています。Ultra-Trail World Tourのシリーズ戦は今週末にEiger Ultra-Trailが続きます。そして来年からはUTMB®︎ World Seriesの大会となることがすでに発表されています。

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High Trail Vanoise (72k, 42k, 20k, 9k, VK)

フランス・バルディゼールで開催。標高3600mを超える氷河を駆け抜ける72km 5400mD+のレースではミカエル・パセロ Mikael Pasero(10時間33分)、アーナ・ミアルセア Oana Mihalcea(12時間47分)が優勝。この大会のバーティカルレースがフランス陸連の全仏選手権となっており、イブ・エロリー Yves Heloury(36分31秒)、クリステル・デワレ Christel Dewalle(39分48秒)がそれぞれチャンピオンとなりました。リザルトはこちら

7月10日土曜日 – 11日日曜日

志賀高原マウンテントレイル(40k、13k)

長野県志賀高原で開催。国内の大会開催が少ない中で開催されたロング40kmのレースには多くの有力選手が集まりました。男子のレースを制したのは川崎雄哉で3時間42分でフィニッシュ。2位の牛田美樹(3時間46分)に4分近い差をつけての優勝でした。牛田に10秒差で大瀬和文が3位(3分46秒)。続いて4位に横内佑太朗、5位に黒岩宗哲、6位に奥宮俊祐という結果でした。女子は吉住友里が4時間21分で優勝し、19分差で枝元香菜子が2位に(4時間40分)。大石由美子が4時間52分で3位に続きました。4位の須藤吉仕子、5位の松館香奈、6位の高原美由紀が入賞者となっています。あわせて開催のショート14.8kmは池田遼一(1時間24分)、瀧波美緒(1時間45分)が男女それぞれのレースの優勝者となっています。リザルトはこちら

志賀高原マウンテントレイルの男子トップ3、左から3位の大瀬和文、1位の川崎雄哉、2位の牛田美樹。Photo by © 計測工房

志賀高原マウンテントレイルの男子トップ3、左から3位の大瀬和文、1位の川崎雄哉、2位の牛田美樹。Photo by © 計測工房

Brisbane Trail Ultra(100m, 110k, 60k, 30k)

オーストラリア・クイーンズランド州ブリスベン。ショナ・ステファンソン Shona Stephensonがプロデュースする大会でSpartan Trail World Championships のシリーズ戦でした。リザルトはこちら

7月11日日曜日

Grossglockner Berglauf 13.4km

オーストリア・ケルンテン州ハイリゲンブルート Heiligenblutで開催の距離13.4kmで累積獲得高度が1,265mD+でほぼ登りのみのレースがMountain Running World Cupの第二戦でした。女子のレースはケニアの3選手のトップ争いは最終盤までもつれ込み、ジョイス・ムソニ・ンジェル Joyce Muthoni Njeruが1時間23分で勝利。男子では前回優勝のフィリモン・アブラハム Filimon Abraham(ドイツ)とレンゲン・ロルクラル Lengen Lolkurraru(ケニア)の競り合いをロルクラルが制して優勝。ケニア勢が強さを発揮したレースになりました。

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女子

  1. ジョイス・ムソニ・ンジェル Joyce Muthoni Njeru(ケニア) 01:23:46
  2. ピュリティ・カジュジュ・ジトンガ Purity Kajuju Gitonga(ケニア) 01:24:10
  3. ルーシー・ワンブイ Lucy Wambui Murigi(ケニア) 01:28:00

男子

  1. レンゲン・ロルクラル Lengen Lolkurraru(ケニア) 01:11:48
  2. フィリモン・アブラハム Filimon Abraham(ドイツ)01:12:34
  3. マヌエル・インナホーファー Manuel Innerhofer(オーストリア) 01:13:44

Kendall Mountain Run (12m)

コロラド州シルバートン。ケンダール山(3,982m)まで登って下りる19kmの登山レース。リザルトはこちらから。

今週末開催のイベント

7月16日金曜日 – 18日日曜日

DoloMyths Run(61.1km, 32.8km, 22km, VK)

イタリア北部・カナゼイで開催。22kmのDolomyths SkyraceがGolden Trail World Seriesの第3戦です。

Golden Ring Ultra-Trail(100k, 80k, 50k, 30k, 20k)

ロシア・ウラジーミル州スーズダリ Suzdalで開催。観光地としても知られる「黄金の環」の都市群の一つで古代から中世の教会建築が世界遺産となっている古都をメイン会場とする大会。昨年からUltra-Trail World Tourに加わった107kmのレースは累積獲得高度は771mD+と登り下りはかなり控えめながらワイルドなコースです。

Hardrock 100

アメリカ・コロラド州シルバートン。コロラド州南部のサンフアン山脈で開催される100マイルの山岳トレイルランニングレースは140人の出場枠に例年大幅に上回るエントリーを集める人気の大会。残雪が多いコンディションから中止となった一昨年、新型コロナウィルスのために中止となった昨年を経て、3年ぶりの大会となります。今回は反時計回りのコースで、前回2018年に優勝のジェフ・ブラウニング Jeff Browningのほか、UTMBで3度優勝のフランソワ・デンヌ François D’haene、2019年UTMF優勝のディラン・ボウマン Dylan Bowman、この大会で2011年優勝のジュリアン・ショリエ Julien Chorier、2019年UTMBチャンピオンのコートニー・ドウォルター Courtney Dauwalterといった選手がエントリーしています。7月16日金曜日午前6時(日本時間同日午後9時)にスタートします。

(中止)Vermont 100

アメリカ北東部、バーモント州で開催される100マイル、100kmのトレイルランニングレース。今年の大会は昨年に続いて中止されます。

7月16日金曜日

(中止)富士登山競走(21k/15k)

富士吉田市内から富士山頂を目指す日本の山岳ランニングの伝統ある一戦。東京五輪により例年より早い日程での開催が予定されていましたが、昨年に続いて大会は中止となっています。

7月16日金曜日 – 17日土曜日

Eiger Ultra Trail (101k / 51k /35k/ 16k)

スイス・グリンデルワルトを拠点にアイガー山麓のトレイルを走る大会で、101kのレース「E101」がUltra-Trail World Tourのレースなのですが、COVID-19に対応したプロトコルのもとで初めて開催される今年はこの「E101」はキャンセルされており、残る51kmなどのレースが開催されます。またレース参加にはワクチン接種済みまたは72時間以内のPCR検査か48時間以内の抗体検査での陰性証明が必要となっています。

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上田瑠偉が優勝、高村貴子が3位に。粟ヶ岳スカイレース Mt. Awa Skyrace 2019・リザルト

7月17日土曜日 – 18日日曜日

Tahoe Rim Trail (100m, 50m, 55k)

アメリカのカリフォルニア州とネバダ州にまたがるタホ湖のネバダ州側で開催される100マイルなどのレース。スタート・フィニッシュ地点をこれまでのスプーナーレーク州立公園から、カーソンシティ市内のウェスタンネバダ大学に移して開催されます。

OMM LITE Hakuba/Otari

長野県白馬村、小谷村。11月に開催されるOMM Japan Raceに「必要なナビゲーションスキルと経験を学ぶ」機会として開催されるイベント。今回もOMM JapanのScore形式(ロゲイニング形式)で二日間にわたって開催されます。

(中止)OSJ Ontake 100(100k, 100マイル)

長野県王滝村。2008年にはじまった日本の長距離トレイルレースの名大会ですが、今年も新型コロナウィルス感染症の拡大のため大会は「来年に延期」となっています。

7月17日土曜日

(中止)奥多摩(青梅~氷川)トレイルラン大会・代替大会(37k/10k)

東京・青梅市の永山公園をスタートして奥多摩町の氷川小学校(38km)または高源寺(10km)でフィニッシュするという大会ですが、5月22日に予定されていた大会は中止に。同じ形式の代替大会が今週末に予定されていましたが、東京都の緊急事態宣言を受けて中止となりました。

La Montee du Nid d’Aigle 19.5km

フランス・サンジェルべで開催。UTMBのコースが通る町としてトレイルランニングファンにはお馴染みのサンジェルべで今年34回目となる山岳マラソン大会。今年のマウンテンランニングのW杯の第3戦です。

Laugavegur Ultra Trail (55k)

アイスランドで開催される55kmのP2P(Point to Point)形式の「ロイガヴェーグル・ウルトラトレイル」。昨年に続いて参加者を5グループに分けてウェーブスタート形式とするといった対策をとって開催されます。

7月18日日曜日

カムイの杜トレイルラン(42k, 23k, 10k, 5k)

北海道旭川市神居富沢で開催。5月23日に予定されていた大会はまん延防止重点措置のため中止となりましたが、現在の重点措置が7月12日以降は解除されることから、改めて開催することとなっています。

(中止)大雪山トレイルジャーニー

北海道遠軽町白滝。昨年に続いて今年も大会は中止となっています。

7月19日月曜日- 21日水曜日

Badwater 135

アメリカ・カリフォルニア州のデスバレーからマウントホイットニーまでの135マイル(217km)で行われるロードのウルトラマラソン。2019年の大会で日本の石川佳彦が大会記録を更新して優勝した大会で、昨年はコロナ禍のために中止となっていました。今年のレースには84人がエントリー。高い気温で知られるデスバレーですが、今年は例年以上の記録的な気温が続いており、例年にも増して過酷なレースとなりそうです。

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