BROOKS Cascadia 16:アップデートを重ねる伝説のトレイルランニングシューズは安心して履ける一足

BROOKSから今年登場したトレイルランニングシューズ、「Cascadia16」はその名の通り、2004年に遡るロングセラーモデルの最新版。アメリカのウルトラランニングのレジェンド、スコット・ジュレクが開発に携わったシューズで、トレイルランニングの経験が長い方であれば一度は履いてみたことがあるでしょう。

足のプロテクションと耐久性に優れ、初心者から上級者まで幅広く適応するシューズとして定評のある「Cascadia」ですが、16代目の新作ではミッドソールに新素材の「DNA LOFT V2」を導入してさらに軽く、柔らかく。アウトソールには独自の「TrailTackラバー」を用いることでグリップ力を高めている、といいます。

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今回はこの「Cascadia16」をご提供いただき、試してみました。

広めのトゥボックスとクッションの良さ=オールマイティなトレイルランニングシューズ

Cascadia16を履いた第一印象は足入れが快適ということ。特に前足部の足の甲や足指が収まるトゥボックスは広めで余裕を感じます。長距離、長時間にわたって走る場合には足がむくむことがあるので、トゥボックスが広いのは好ましいポイント。シュータンやくるぶしを守る履き口にはしっかりとクッションが配置されているのも、ロードのトレーナーモデルに近い感じ。

トレイルで走り始めると着地した時のグリップと体重を乗せるときの安定感の高さを実感します。これはミッドソールの新素材による高いクッション性とアウトソールのしっかりとしたグリップのコンビネーションのおかげなのでしょう。Cascadia16のアウトソールは土踏まずのある中足部も接地するデザインになっており、これもウルトラディスタンスを想定したシューズらしい特徴です。

アウトソールのラグはしっかりとした高さがあり、岩場や木の根を踏み越えていくようなテクニカルなトレイルでも安心。さらに前足部全体をカバーする「バリスティック・ロックシールド」も備えています。こうした特徴からすると、ランニングはもちろん、手軽なハイキングにも適したシューズと言えそうです。

アッパーの素材は資料では「シングルレイヤーダブルメッシュ」とされています。一枚のメッシュに見えるほど薄手でありながら実際には二層のメッシュとすることで、通気性と軽さ、強度を両立するという最近のトレイルランニングシューズのトレンドはしっかり導入されています。

ただ以上のメリットの反面ではもちろんデメリットを感じることもあります。例えばスピードを上げて走りたい場合、特に下りを一気に駆け抜けるようなシーンでは、このCascadia16よりももう少しタイトなフィット感で、足の接地する感覚が得やすいシューズの方が快適でしょう。

秋冬のツーリングやトレーニングにぴったり

トレイルやロードをCascadia16で走ってみて思ったのは、100マイルや100kmといったウルトラ・トレイルのレースで頼りになりそうなシューズだということ。最近はトレイルランニングシューズでもやや細めでフィット感を高め、着地から蹴り出しまでのライド感や反発力を重視するシューズが増えていますが、Cascadia16はそういったトレンドとは一線を画した存在です。オリジナルのコンセプトを尊重しつつ、新素材でブラッシュアップした第16世代の新モデル、なのでしょう。

レースのための一足としてはもちろん、これから秋冬にランニングとハイキングを兼ねたトレイルのツーリングに出かけるのにも安心して履ける一足。もちろん、この秋冬のトレーニングシューズとしても頼りになりそうです。

Cascadia 16 (カスケディア16)

  • 【価格】 ¥15,400(税込)
  • 【サイズ】メンズ 25.0〜30.0cm / ウィメンズ 22.0〜26.0cm
  • 【ドロップ】 8mm
  • 【重量】298g(メンズ27.cm / 片足)
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