DC Weekly 2021年10月19日 Penyagolosa Trails、Big Dog’s Backyard Ultra、VerticalM

国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーでは今年の予定を随時アップデートしています。まだ掲載していない大会についての情報のご提供、掲載済みの大会についてのご指摘を歓迎いたします。

こちらの記事をベースにプラスアルファの解説や、ゲストのインタビューをライブ配信またはプレミア配信でお届けする「DC Weekly LIVE+」を10月19日火曜日21時からお届けします。欧州遠征中の山岳ランナー、吉住友里 Yuri YOSHIZUMIさんのインタビューを番組中でご覧いただきます。

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(写真・Penyagolosa Trails CSP 108kで優勝したアレクセイ・トルステンコ Aleksei Tolstenko(ロシア) Photo by Penyagolosa Trails)

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先週末開催のイベント

10月15日金曜日 – 17日日曜日

Penyagolosa Trails (108k, 60k)

スペインのカステリョー・デ・ラ・プラーナ Castelló de la Planaで開催。昨年の中止に続いて、今年も例年の4月からは延期されましたが、先週末に開催されました。リザルトはこちら

Ultra-Trail World Tourのレースとなっているのは108kmのCSP。男子ではスタートからレースをリードしていたロドリゴ・モナソル Rodrigo Monasor(スペイン)を63km付近でアレクセイ・トルステンコ Aleksei Tolstenko(ロシア)が追いつきます。その後、リードを奪ったトルステンコが11時間48分で優勝。今年のUTMB®︎で14位のトルステンコは2019年のUTMFで5位になった経験もあります。2位のモナソルは12時間7分。今年春のTransgrancanaria 63kで2位。3位は2018年のUTMB®︎準優勝のロバート・ハイナル Robert Hajnal(ルーマニア)で12時間8分とハイレベルなレースとなりました。女子ではラトビアのアネテ・スビルぺ Anete Svilpeがスタートからリードを守り切って14時間44分で優勝。地元のマリア・オベレロ María Obrero Catalán(スペイン)が15時間22分、バスクのレイラ・マルチネス Leire Martinez(スペイン)が16時間8分で3位となっています。

アネテ・スビルぺ Anete Svilpe(ラトビア)がCSP女子優勝 Photo by Penyagolosa Trails

CSP男子優勝のトルステンコ(中)、2位のモナソル(左)、3位のハイナル。 Photo by Penyagolosa Trails

大会ができた時から続くオリジナルのレースである60kmではミゲル・カバジェロ Miguel Caballero(スペイン)が5時間34分で2015年、17年に続いて3度目の男子優勝を手にしました。女子はマルタ・モリスト Marta Molist(スペイン)が後半に首位となって6時間28分で優勝。今年のCCC®︎優勝に続く快挙となりました。

マルタ・モリスト Marta Molist(スペイン)がMiM女子優勝 Photo by Penyagolosa Trails

10月16日土曜日 – 17日日曜日

Mt.Rokko Cannonballrun (100k, 50k)

六甲全山縦走路を走る人気の大会。リザルトは大会のフェイスブックページで発表される見込みです。

Salomon Cappadocia Ultra-Trail (119k, 63k, 38k)

トルコでも最も有名な観光地、世界遺産のカッパドキアを走る大会。こちらもUltra-Trail World Tourのレースだった119kmのレースでは、男子優勝のディエゴ・パゾス Diego Pazos(スイス)が11時間50分でフィニッシュしたのに続いて、2番手でフィニッシュしたのは女子優勝のドミニカ・ステルマック Dominika Stelmach(ポーランド)で13時間16分でした。リザルトはこちら。UTWTの次のレースは10月30日のJavelina Jundred(アメリカ)です。

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10月16日土曜日

Big Dog’s Backyard Ultra World Championships

【追記・その後、森下輝宝が81周目の完走を30秒差で逃し、記録は80周(536km)で第3位となりました。残る二人の選手は、今年イギリスでジョン・ストッカー John Stockerが記録した81周を超えて85周に挑みますが、クリス・ロバーツが膝の痛みから85周を走り始めたところでリタイア。ハーベイ・ルイスが85周目を49分42秒で終えて、世界新記録でこの大会のチャンピオンと決まり、ロバーツは「アシスト」のタイトルを手にしました。】Barkley Marathonsを主催するラザルス・レイク Lazarus Lakeがアメリカ・テネシー州で開催するBig Dog’s Backyard Ultraはいわばバックヤードウルトラ界の世界選手権というべき存在。昨年はリモート形式で行われたこのイベントも今年は36人が参加してテネシーで開催されています。本稿執筆時点では65時間が経過しており、森下輝宝 Terumichi Morishita(日本)、クリス・ロバーツ Chris Roberts、ハーベイ・ルイス Harvey Lewisの男子3選手が66周のループ(約443km)を終えています。2019年優勝(60周)のマギー・グテール Maggie Guterl、2020年女子優勝(68周)のコートニー・ドウォルター Courtney Dauwalterはともに43周目の完走が1時間に間に合わず、記録は42周。昨年のこの大会ではカレル・サッべ Karel Sabbeが75周で優勝しています。日本からは森下の他、吉田幸徳 Yukinori Yoshidaが54周で6位、舘野久之 Hisayuki Tatenoが33周でした。ライブ速報は速報サイトのほか大会Facebookグループから。

The One Race (37km)

今年のGolden Trail World Seriesの最終戦となるレースは当初予定されていたアルゼンチンの大会、K42から変更されて、カナリア諸島エル・イエロ島でこのシリーズ戦のために企画された「The One Race」となりました。37km 2,800mD+のコースで行われたこの日のレースで女子はモード・マシス Maude Mathys(スイス)が4時間5分で制しました。今年のこのシリーズ戦で好成績を連発して注目されているニンケ・ブリンクマン Nienke Brinkman(オランダ)は5分差の4時間10分で2位。アナイス・サブリエ Anaïs Sabrié(フランス)が4時間24分で3位でした。男子はフランチェスコ・プピ Francesco Puppi(イタリア)が3時間58分で最終戦を勝利。2分差の4時間0分でティボー・バロニアン Thibaut Baronian(フランス)が2位、3位はアンダース・キアレビック Anders Kjaerevik(ノルウェー)で4時間9分でした。シリーズ戦でここまで首位のスティアン・アンゲルムンド Stian Angermund(ノルウェー)は6位、昨年の年間チャンピオンのバート・プレジェドボスキ Bartłomiej Przedwojewski(ポーランド)は7位。リザルトはこちら

男子優勝のフランチェスコ・プピ。Photo by Philipp Reiter / Golden Trail Series

2021年のシリーズ年間チャンピオンはモード・マシスとスティアン・アンゲルムンドが獲得しています。ランキングはこちら

Autumn 100

イギリス・ロンドン近郊で行われた累積獲得高度1,170mD+の100マイルレース。男子はヤコブ・スノコウスキー Jacob Snochowski(13時間59分)、女子はホーリー・ラッシュ Holly Rush(16時間51分)がそれぞれ優勝でした。リザルトはこちら

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Oil Creek 100

ペンシルベニア州のオイルクリーク州立公園で開催。約50kmの周回コースで100マイル、100k、50kのレースが行われました。リザルトは大会ウェブサイトに掲載されています。

10月17日日曜日

VerticalM

スペイン・カタルーニャで行われた今回で6回目のバーティカルキロメーターの大会。バーティカルレースのカタルーニャ選手権として開催されました。5kmで1000mを登るレースにヨーロッパ遠征中の吉住友里が出場し、首位に1分差の52分1秒で2位となっています。リザルトはこちら

VerticalMで2位となった吉住友里 Photo by Yuri Yoshizumi

南アルプスマウンテンマラソン

南アルプスの南端に位置する静岡県川根本町で開催。ロゲイニング形式のオリジナルのルールに基づくナビゲーションレースとして開催され、スピード、スコア、ポイントの各部門と総合のそれぞれについて表彰が行われたようです。リザルトの速報はこちら

栂池スカイラン

長野県白馬村。栂池を拠点に初開催の大会で、4.1kmで870mD+を登るバーティカルキロメーターのほか、1km、2.7kmのジュニアレースが行われました。4.1kmのレースでは近江竜之介(35分31秒)、池神悠希(49分16秒)がそれぞれ優勝しています。リザルトは大会ウェブサイトから。

今週末開催のイベント

10月9日土曜日 – 24日日曜日

Takahara 3Peak’s Mountain Race

栃木県矢板市・塩谷町。26kmのコースでのタイムトライアル形式のレースが続いています。

10月21日木曜日 – 24日日曜日

Grand Raid Reunion (160km, 105km, 72km, リレー)

南インド洋の島、レユニオンで開催されるトレイルランニングレース。コロナ禍による昨年の中止を経て、今回も島を縦断する160km 9,400mD+のディアゴナル・デ・フゥ 、105km 6,140mD+のトレイル・デ・ブルボン Trail de Bourbon、72km 3,900mD+のマスカリン La Mascareignes、183kmのコースを4人のリレーで走るゼンブロカル Zembrocal Trailが行われます。ディアゴナル・デ・フゥにはディラン・ボウマン (アメリカ)がエントリーしています。

Festival des Templiers (80k, 100k)

フランス南部の中央山塊に位置するミヨー Millauで開催。100kmから7km、さらにキッズレースと多くのレースが開催される大規模な大会で、メインイベントとなるレースがグラントレイル・デ・トンプリエ Grand Trail des Templiersです。今年のコースは80.8km 3,690mD+となっています。LiveTrailで見られるエントリーリストによると、女子の有力選手ではアサラ・ガルシア Azara Garcia De Los Salmones(スペイン)、ジュリー・ルー Julie Rouxマリリン・ナカシェ Maryline Nakacheメガン・マッケンジー Megan Mackenzieマリオン・デレスピエール Marion Delespierre(以上フランス)。男子はセバスチャン・スペーラー Sebastien Spehler(フランス)、ニコラ・マルタン Nicolas Martin(フランス)、ロビー・シンプソン Robbie Simpson(イギリス)、トマ・カルダン Thomas Cardin(フランス)、ピーター・エンダール Petter Engdahl(スウェーデン)、ジュリアン・ランコン Julien Rancon(フランス)、ケビン・バルミューレン Kevin Vermeulen(スイス)など、有力選手多数。iRunFarがライブ速報を行う模様。

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日本代表選考はITRAパフォーマンスインデックスと2019年以降の大会の成績で・世界選手権代表選考レースの中止により

10月23日土曜日 – 24日日曜日

魚沼スカイラン (18km, 12km)

新潟県魚沼市。須原スキー場を会場に土曜日に1.5kmのバーティカル、日曜日にスカイレースが行われ、スカイランニング北信越選手権となっている18kmのほか、12km、2.5kmのレースが行われます。

Łemkowyna ULTRA-TRAIL® (150k, 103k, 70k, 48k, 30k)

ポーランド南東部、レンコの地のBeskid Niski山地で開催。150kmのレースの累積獲得高度は5,860mD+となっています。

10月23日土曜日

Eco Trail Funchal – Madeira Island (85k, 45k, 30k, 15k)

マデイラ島フンシャルで開催。85kmの累積獲得高度は5,672mD+のコースなどで4つのレースが行われます。

MSIG HK50 Series – Hong Kong Island (24 km / 50 km)

Action Asia Eventsが香港で開催する50kmのトレイルランニングレースのシリーズ戦で香港島・ビクトリアピークをスタートするコースで開催される大会。延期が続いていたAAEの香港でのイベントはワクチン接種とPCR検査を参加条件に再開されるようになりました。

10月24日日曜日

ひろしま恐羅漢トレイル in 安芸太田(85km, 66km, 29km)

広島県安芸太田町。島根、広島の両県にまたがる恐羅漢(おそらかん)山で開催される大会は5月に開催されていましたが、昨年は中止となり秋に代替大会が行われました。今年も大会は秋に開催で、昨年予定されていた85kmの「More Climb」が加わっています。

富士山原始林トレイルラン in 精進湖・本栖湖(20k/17k)

山梨県富士河口湖町の旧精進小学校を会場に開催。福田六花さんがプロデュースする大会で富士の樹海の中を走るコースとなっています。

白馬国際トレイルラン(50k/35k/21kなど)

長野県白馬村。昨年は新型コロナで大会の中止が続く中でバーチャルとリアルの二つの形式で開催されて注目されましたが、今年は約千名が33kmのロング、18kmのショートのレースに参加します。従来の50kmのレースは開催が見送られています。

龍馬脱藩トレイルレース

高知県須崎市、津野町。四万十川の源流点となる四国カルストをスタートして須崎市を目指します。

Skyrace des Matheysins (28km)

フランス・グルノーブルの南30kmの山岳エリア、メチエジンで開催。スカイランナー・ワールドシリーズのレースとして注目されるレースは例年5月に開催されていましたが、昨年に続いて今年も10月のこの週末に延期して開催されます。

(中止)信州聖山天空スカイラン(23km)

長野県麻績村。トレイルと林道をつなぐ23km 1,100mD+のコースで開催される大会は準備が進められていましたが、8月に中止が発表されています。

(中止)西米良スカイトレイル(38k)

宮崎県の西米良村。熊本県との県境となる市房山まで駆け上がるコース。こちらも8月に中止となりました。

前週末の主な大会のリザルトと、今週末の国内外のトレイルランニング大会の予定をお伝えしているニュース記事・DC Weeklyへ、皆様からの情報や写真の提供を歓迎します。下のコメント欄もぜひご活用ください。国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーにもぜひご利用ください。

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