DC Weekly 2022年4月26日 UTMF、Panyagolosa、Canyons by UTMB®︎、MIUT/100km世界新記録、DEEP JAPAN 100、VJC

国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーでは今年の予定を随時アップデートしています。まだ掲載していない大会についての情報のご提供、掲載済みの大会についてのご指摘を歓迎いたします。

(写真・ウルトラトレイル・マウントフジのスタート。Photo by Shimpei Koseki / UTMF)

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アレクサンドル・ソロキンが100kmで6時間5分40秒の世界新記録を達成

iRunFarによれば、イギリスで4月23日に行われたCenturion Running Track 100 Mileでアレクサンドル・ソロキン Aleksandr Sorokin(リトアニア)が100km走で6時間5分40秒を記録。現時点では非公式記録ですが、公認されれば2018年のサロマ湖100kmウルトラマラソンで風見尚が記録した6時間9分14秒を上回る世界新記録となります。ソロキンは昨年の同じ大会の中で100マイルと12時間走の世界記録を更新(それぞれ11時間14分56秒、170.309km)。昨年8月にはポーランドの大会での24時間走で309.400kmの世界新記録を達成しています。

松永紘明プロデュースの新潟で初開催の100マイルトレイルレース「DEEP JAPAN ULTRA 100」は6月23 – 26日開催

UTMF直前の当サイトとのインタビューの中で松永紘明さんが話していた新潟県で6月に開催される新しい100マイルトレイルランニングレース「DEEP JAPAN ULTRA 100」のウェブサイトやSNSアカウントが公開されました。魚沼市、長岡市、三条市、加茂市にまたがるコースで165km 9,500mD+と70km 4,000mD+の二つのレースが開催されます。大会Twitterアカウントによれば、須賀暁、高橋和之、谷允弥、中谷亮太、望月将悟の各選手の参加が明らかになっています。エントリー受付は4月28日金曜日から先着順で、165kmが500人、70kmが500人となっています。

バーティカルランニングの国内シリーズ戦「VJC」が開幕

高層ビルなどの階段を駆け上がる「バーティカルランニング」の国内シリーズ戦となる「2022 YOKOMORI VERTICALRUNNING JAPAN CIRCUIT」の開催が発表されました。シリーズ戦は30名のエリート選手のみが参戦でき、5月21日の中部電力MIRAI TOWER(名古屋市)での第1戦で開幕。9月11日に東京スカイツリーで第2戦、11月6日にあべのハルカス(大阪市)でファイナルとなります。9月11日の東京スカイツリーでの第2戦は「全日本バーティカルランニング選手権大会」ともなっており、こちらはシリーズ参加の30人のエリート選手のほか、5月の名古屋での第1戦に一般カテゴリーのレースの結果に基づき男子3人、女子2人を上限に参加が認められます。

先週末開催のイベント

4月22日金曜日 – 24日日曜日

ウルトラトレイル・マウントフジ Ultra-Trail Mt. Fuji(165km, 69km)

3年ぶりに富士山麓に戻ってきた大会は、概ね晴れた好天のもとで開催されましたが、気温が上昇して暑さの中で選手たちは走ることになりました。「UTMF165k」では西村広和 Hirokazu NISHIMURA、宮﨑喜美乃 Kimino MIYAZAKI、「KAI69k」では甲斐大貴 Hiroki KAI、吉住友里 Yuri YOSHIZUMIの各選手が男女それぞれのレースで優勝。当サイトでは別途リザルトとレース展開を振り返るレビュー記事を公開しています。

Penyagolosa Trails (115k, 63k)

スペイン・バレンシア州カスティリョンで開催。115kmのCSPでは昨年のUTMB®︎で6位のハンス・ナンバーガー Hannes Namberger(ドイツ)が10時間49分で男子優勝。ダニエル・ユング Daniel Jung(イタリア)が11時間35分、マーク・ダービーシャー Mark Darbyshire(イギリス)が11時間38分で続きました。女子はエリ・リオス Eli Ríos(ボリビア)が13時間56分で女子優勝、エバ・メサンド Eva Mesado(スペイン)が14時間16分で2位、クレア・ヘスロップ Claire Heslop(カナダ)が15時間37分で3位でした。スペイン陸連によるウルトラトレイル・スペイン選手権となった63kmのMiMの男子はケビン・ベルミューレン Kevin Vermeulen(フランス)が5時間20分で優勝。24秒差で続いたアリツ・アゲア Ariz Egea(スペイン)が5時間20分で2位、スペイン選手権を制しました。女子はマルタ・モリスト Malta Molist(スペイン)が6時間19分でレースを制してスペイン選手権チャンピオンとなっています。リザルトはこちら

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4月23日土曜日 – 24日日曜日

善光寺ラウンドトレイル (20k, 8k)

長野市。善光寺の裏山となる大峰山(大峰城跡)、葛山、頼朝山、地附山をコースとする大会です。ロング20kmの男子は吉野大和 Yamato YOSHINOが1時間46分で2位の宮原徹 Toru MIYAHARAを1分差で制して優勝。3位は大瀬和文 Kazufumi Oseで1時間53分でした。女子は高村貴子 Takako TAKAMURAが2時間18分で優勝。立石ゆう子 Yuko TATEISHIが2時間26分で2位、松尾和美 Kazumi MATSUOが2時間29分で3位でした。リザルトはこちら

4月23日土曜日

Canyons Endurance Run by UTMB(100K, 50K, 25k)

アメリカ・カリフォルニア州オーバーン。100kmのレースはWestern States 100への出場権をかけたGolden Ticket Raceの最終戦、かつUTMB World Seriesのシリーズ戦でした。男子ではアダム・ピーターマン Adam Petermanが大会新記録となる8時間31分で優勝。デビッド・シンクレア David Sinclairが8時間43分、ジャレド・ハーゼン Jared Hazenが8時間47分で3位に。女子はジャズミン・ローサー Jazmine Lowther(カナダ)がレーススタートから終始リートし続けて10時間1分で優勝。2位にはリア・インリン Leah Yingling(10時間24分)、3位はアロア・シオ Aroa Sio(10時間27分)でした。リザルトはこちら

Leona Divide 50m

アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルスの郊外で開催される50マイルのレース。リザルトはこちら

MIUT, Madeira Island Ultra-Trail (115k, 85k, 60k, 42k, 16k)

北大西洋のマデイラ島(ポルトガル)で開催。115kmのレースの男子ではジム・ウォルムズレイ Jim Walmsley(アメリカ)が12時間58分で優勝。ティボー・ガリビエ Thibaut Garrivier(フランス)が13時間24分、ジャンフィリップ・チュミ Jean-Philippe Tschumi(フランス)が13時間38分でトップ3に入っています。女子はコートニー・ドウォルター Courtney Dauwalter(アメリカ)が後続に1時間半近い大差をつけて14時間40分で圧勝。2位はオードレー・タンギー Audrely Tanguy(フランス)で16時間15分、3位にキャサリン・ゲッツ Kathrin Götz(スイス)が続いて16時間39分でした。リザルトはこちら

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4月24日日曜日

瀬戸内アイランドトレイル in 呉・とびしま(21k, 12k)

広島県呉市の瀬戸内海の島、上蒲刈島(かみかまかりしま)」で開催される大会。21kmのロングコースでは吉井将晃(2時間12分)、東奈々(2時間38分)、12kmのショートコースでは澄田尚俊(1時間10分)、相原千尋(1時間14分)がそれぞれ男女のレースで優勝しました。リザルトはこちら

今週末開催のイベント

4月29日金曜日

いしおかトレイルラン大会(50km, 27km, 17km, 9km)

茨城県石岡市。今回は15回大会となり、50kmのスーパーロング、27kmのロング、17kmのミドル、9kmのショートの各レースが行われます。

兵庫波賀トレイルランニング(17k, 7k)

兵庫県宍粟市波賀町のフォレストステーション波賀で開催。

4月30日土曜日 – 5月8日日曜日

滋賀一周ラウンドトレイル(438km)

滋賀県を囲む山をぐるりと回る438km、28,300mD+を制限時間192時間で完走するというチャレンジに、61人が参加します。2019年にプレ大会として開催されたイベントは8日間のステージレースでしたが、今回は22ヶ所のエイドステーションと7つのライフベースが設けられたコースでのシングルステージのレースとなります。

4月30日土曜日 – 5月5日木曜日

日本横断川の道フットレース(513km、251km)

東京から新潟を目指す513kmの「日本横断ステージ」が4月30日、小諸(長野県)から新潟の251kmの「千曲川〜信濃川ステージ」が5月3日にスタートします。

4月30日土曜日

いいづなトレイルランニングレース(20km、10km)

長野県飯綱町を会場に三登山(みとやま)・髻山(もとどりやま)周辺のトレイルで開催される初開催の大会。

Three Peaks Race (37.4km)

イングランド北部、ヨークシャーデールズ国立公園の中にある三つの山をコースにしたフェル・ランニングのレース。

5月1日日曜日

Trail Nivolet Revard (51k, 22k, 13k)

フランスのサヴォア県ヴォグランで開催。2019年以来、3年ぶりの開催です。

(中止)みなと舞鶴とれとれトレイルラン in 大浦(33k、11k)

京都府舞鶴市の大浦半島エリアで開催。大会は今年も中止となりました。

5月3日火曜日 – 4日水曜日

上田バーティカルレース/Ueda Vertical Race(5km)・上田スカイレース/Ueda Skyrace(25km)

長野県上田市で開催。1日目は太郎山でフィニッシュする5kmと3.7kmのバーティカルレース、2日目は25kmと18kmのスカイレース。いずれも前者のレースがスカイランナー・ジャパンシリーズの開幕戦です。

前週末の主な大会のリザルトと、今週末の国内外のトレイルランニング大会の予定をお伝えしているニュース記事・DC Weeklyへ、皆様からの情報や写真の提供を歓迎します。下のコメント欄もぜひご活用ください。国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーにもぜひご利用ください。

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