DC Weekly 2022年11月16日 10月下旬から3週分のリザルトと今週末のイベント紹介

国内、海外の主な、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーでは今年の予定を随時アップデートしています。まだ掲載していない大会についての情報のご提供、掲載済みの大会についてのご指摘を歓迎いたします。

(写真 タイ・チェンマイで行われたマウンテンランニング・トレイルランニング世界選手権の開会式より。 © WMTRC2021 / Tri-League Thailand)

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先々々週末開催のイベント

10月26日水曜日 – 30日日曜日

Golden Trail Series Grand Final – Madeira Ocean & Trails

北大西洋のマデイラ島で開催された5日間のステージレース「Madeira Ocean&Trails」が今シーズンのGolden Trail World Seriesの最終戦「グランドファイナル」でした。グランドファイナルを終えた年間ランキングではレミ・ボネ Rémi Bonnet (SUI) 、ニアンケ・ブリンクマン Nienke BRINKMAN (NED)がチャンピオンに。 Ruy UEDA (JPN)は男子4位となりました。当サイトではグランドファイナルの開催中に5回にわたってデイリーダイジェストを当サイトの記事としてお送りしたほか、GTNS Japanの上位入賞選手として、このイベントのオープンカテゴリーに参加した選手の皆さんとのインタビューを交えたポッドキャスト番組を6回にわたってお送りしました。

10月27日木曜日 – 30日日曜日

Ultra-Trail Australia by UTMB (100k、50k、22k、11k )

オーストラリア・シドニーの郊外にあるブルーマウンテンズ国立公園で開催の、UTMBワールドシリーズの一戦。100kmではリース・エドワード Reece Edward(8:10)、アンナ・マッケンナ Anna McKenna(9:15)、50kmはベン・セントローレンス Ben St Lawrence(3:54)、パトリシア・マッキビン Patricia McKibbin(4:48)といずれも開催国オーストラリアの選手が男女それぞれのレースで優勝しました。リザルトはこちら

High Trail 9 Peaks Ulju ( 125 km、45km)

韓国南東部、蔚山広域市の郊外で開催の新しいトレイルランニングイベント。Asia Trail Masterによれば、45kmのレースではキム・ジスブ Jisub KIMが5時間19分で男子優勝。女子ではキム・ユンジャ Hyunja KIMが優勝。125kmはリン・ジュンヒュン Junghyun Lim(23時間10分)、リ・ジーソク Gyesook Lee(28時間41分)が男女それぞれのレースを制しています。

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10月28日金曜日 – 30日日曜日

Shinshiro SPARTAN TRAIL Classic (50mile)

パワースポーツによる国際的なトレイルランニングのレースシリーズSPARTAN TRAILのシリーズ戦。21kmソロは小谷奈穂が3時間8分、沖和彦が2時間32分でそれぞれ女子、男子のレースで優勝。このほか42kmのペア、84kmのソロ、ペアのレースも行われています。リザルトはこちら

Puerto Vallarta México by UTMB (100mile, 100km, 50km, 20km)

メキシコの太平洋岸に位置するリゾート地、プエルト・バヤルタ Puerto Vallartaで開催され、中米で初のUTMBワールドシリーズのレースでした。1800人あまりが100マイルから10kmまで五つのレースに参加。100マイルではデイブ・スティーブンス Dave Stevens (CAN, 23時間45分)、ジェネビエーブ・ハリソン Genevieve Harrison(USA, 35時間26分)が男女それぞれで優勝。100kmは Yanqiao Yun(CHN, 9時間44分)、エミリーゼ・フォン・アビス Emmiliese von Avis(USA, 11時間25分)がそれぞれ男女のレースで勝ちました。リザルトはこちら

10月29日土曜日 – 30日日曜日

Adventure in Fujimi (VK, MTB)

長野県・富士見町の富士見パノラマリゾートで開催。土曜日にトレイルランニングの「バーティカルキロメーター」が行われました。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

烏帽子スカイラン(バーティカル、スカイ)

長野県上田市。烏帽子岳(標高2,066m)山頂のコースで土曜日にバーティカル、日曜日にスカイレースが行われました。それぞれスカイランナー・ジャパンシリーズのレースとなっており、バーティカルは山口大河(55分26秒)と池神悠希(1時間11分34秒)、スカイレースは牛田美樹(2時間16分)と楠田涼葉(2時間30分)がそれぞれ男女のレースで優勝。リザルトは大会ウェブサイトから。

Javelina Jundred (100m / 100k)

アメリカ・アリゾナ州。砂漠地帯の周回コースを5周する100マイル。ウェスタンステイツのGolden Ticket Raceとなったいた100マイルの男子はダコタ・ジョーンズ Dakota Jonesが12時間58分で優勝。2位のジョナサン・リー Jonathan Reaとともにゴールデンチケットを手にしました。女子はデボン・ヤンコ Devon Yankoが14時間36分で制し、9分半差のリーレイ・ブラディ Riley Bradyとともにこちらもゴールデンチケットを獲得しました。リザルトはこちら

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10月29日土曜日

御船ジュラシックトレイル(20km, 3km)

熊本県御船町。20km男子は栗原健誌(1時間40分)、同女子は松本由衣(1時間59分)が優勝。リザルトはこちら

10月30日日曜日

尾瀬戸倉 尾瀬国立公園マウンテンマラソン

群馬県片品村の尾瀬戸倉スキー場を会場に開催。富士見田代コース(21km 900mD+)の女子は上田絢加(1時間47分)、男子は谷地中雄大(1時間31分)が優勝。田代原コース(10km 450mD+)は吉澤早紀(50分15秒)、野口之男(51分48秒)が優勝しています。リザルトはこちら

トレニックワールド in おごせ・ときがわ 50km & 30km

埼玉県越生町のニューサンピア埼玉おごせをスタート、フィニッシュの会場とする大会。ロング50kmは女子は金子あずさ(7時間37分)、男子は佐藤航(5時間27分)、ミドル30kmでは女子は石原明美(3時間58分)、男子は丸山翔太郎(2時間47分)がそれぞれ優勝。リザルトはこちら

若狭路トレイルラン(43k、32k、15k)

福井県若狭町、小浜市で開催。43kmのロングコースではスタート後に改めて「リスタート」としてスタートとなった選手がいた模様です。リザルトは大会ウェブサイトに掲載される見込みです。

先々週末開催のイベント

11月3日木曜日 – 6日日曜日

World Mountain and Trail Running World Championships (38km, 78km, Uphill、Up & Downhill)

タイ・チェンマイで行われたマウンテンランニング・トレイルランニング世界選手権。今回の世界選手権はマウンテンランニングとトレイルランニングでそれぞれ開催されてきた世界選手権を、WA(ワールドアスレティックス)の主管のもとであわせて開催するという新しい形式での開催となり、4つの競技に46カ国から900人以上の選手が集まる大会となりました。日本代表選手チームの結果を含めたリザルトは、当サイトの記事で紹介しています。次回の世界選手権は来年2023年6月にオーストリア・チロル州のインスブルックとシュトゥーバイで開催されます。

11月3日木曜日 – 5日土曜日

Translantau by UTMB (100k, 50k, 25k)

香港・ランタオ島で開催のTranslantauは今年から”by UTMB”の大会となりました。しかし、今年の大会は実際のコースを指定された期間中に走ってそのログを提出するという「ハイブリッド」形式のレースとして開催されています。期間は10月28日から11月18日までで、その結果はLiveTrailにおいて随時アップデートされています。

11月3日木曜日

(中止)水見色トレラン(7km, 10km)

静岡市・水見色小学校を会場に開催される大会。9月の台風15号の影響により地域、大会コースともに大きな被害があったことから大会は中止となっています。

11月4日金曜日 – 6日日曜日

Kullamannen by UTMB®︎ (100mile, 100km, 20km)

スウェーデン・ボースダードを拠点にクッラベリ半島の海と山のテクニカルなトレイルをコースとする大会。100マイルのレースは15時間14分でアレクサンドル・ブーシ Alexandre BOUCHEIX (FRA)、18時間21分でクレア・バンワース Claire Bannwarth (FRA)が男女それぞれのレースで優勝しています。リザルトはこちら

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OSJ KAMI 100

兵庫県美方郡香美町。2019年まで開催された「氷ノ山山系トレイル」をもとに昨年初開催の大会です。100kは後続に40分近い差をつけて判田誠太が13時間38分で男子優勝。女子は向井成美が総合8位となる15時間9分で優勝。37kでは豊島正士(3時間31分)、前野裕香(4時間50分)が優勝しています。リザルトはこちら

11月5日土曜日 – 6日日曜日

Pinhoti 100

アメリカ南部、アラバマ州で開催のPoint to Pointの100マイルトレイルランニングレース。男子はブランドン・スロコウスキ Brandon Slokowskiが昨年に続いて19時間42分で優勝、女子はジョアンナ・イラネン Johanna Ylanenが22時間49分で優勝。リザルトはこちら

Rio Del Lago 100

アメリカ・カリフォルニア州サクラメント郊外で開催。アメリカン川、フォルサム湖沿いの100マイルのコースで開催される大会。男子はエリック・ミヤ Eric Miyaが16時間30分、女子は総合2位のリンゼイ・ドワイヤー Lindsey Dwyerが16時間51分で優勝。日本から参加の渡辺伸吾 Shingo Watanabeが19時間10分で男子3位となりました。リザルトはこちら

Tsaigu (115k, 85k, 55k, 26k)

中国・浙江省台州市臨海市。中国国内でのトレイルランニングイベントも再開し始めている様子で、Ultimate Tsaiguとして春に開催されていたこの大会も「柴古唐斯括苍越野赛」として開催された模様。115kの男子ではチャオ・ジアジュ 赵家驹が13時間49分で優勝。女子ではヤオ・ミャオ Miao Yao 姚妙が総合4位の15時間8分で優勝、シャン・フージャオ Fuzhao Xiang 向付召が16時間27分で2位に。リザルトはこちら

11月6日日曜日

中能登トレジャートレイルラン(50k, 25k)

石川県中能登町。ドリームコース(50km)とゴールドコース(25km)の二つのレースが行われました。ドリームコース女子は田中友花里(6時間18分)、荒木諒(4時間41分)が女子、男子それぞれのレースで優勝。ゴールドコースは三味美帆子(2時間55分)、干場徹(2時間21分)が女子、男子それぞれのレースで優勝しています。リザルトはこちら

四国中央スカイラン

愛媛県四国中央市の「霧の森」を会場とする秋のバーティカルレース。4.8km 850mD+のコースでスカイランニング中四国選手権・バーティカルのレースが行われました。レースの結果は相原千尋が41分1秒、大谷康太が35分49秒で男女それぞれで優勝。中四国チャンピオンとなりました。リザルトはこちら

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富士吉田杓子山パノラマトレイルラン(21k, 15k)

山梨県富士吉田市。杓子山山頂などを含むコースで開催。UTMFのフレンドシップ・レースとなっているほか、上位入賞選手や抽選の当選者に来年の富士登山競走の出場権が得られる特典も。21kmのロング男子総合は栗原正明(1時間59分)、同女子総合は大石由美子(2時間23分)が優勝。15kmショートは上田誠人(1時間20分)、福田恵里佳(1時間42分)がそれぞれ男女の総合優勝。リザルトはこちら

忍者トレイルランニングレース(50k、48k、22k、3k)

三重県伊賀市。さるびの温泉をメイン会場に、鈴鹿山脈の南端・油日岳などを通るコースで、22kmのショート、48kmのロング、3kmのショート、2人のペアで参加する距離50kmの「IGAGOE」が開催されました。ロングでは東翼(5時間5分)と河原愛美(6時間34分)、ショートでは古川裕一(1時間59分)と山本圭子(2時間34分)が男女それぞれのレースで優勝。IGAGOEは増田大介、増田陽香のペアが8時間59分でトップでフィニッシュしました。リザルト速報はこちら

甲州アルプスオートルートチャレンジ(67km, 52km, 33km)

山梨県甲州市。甲州アルプスをぐるりと周回するルートで開催される大会です。これまでのオートルート(67km)、リリー(52km)、マロニエ(33km)に加えて、今回は105kmの「クレーシャ108」も開催されました。その「クレーシャ108」には50人あまりが参加し、木村大志が12時間41分で優勝。女性では唯一の完走者となった内山みちこが17時間54分で完走。オートルートでは佐藤大気(9時間8分)、關利絵子(11時間35分)、リリーは町田知宏(6時間26分)、中野沙知(7時間39分)、マロニエは根津一夫(3時間49分)、伊藤祥子(4時間44分)がそれぞれ男女のレースの優勝者となりました。リザルトは大会ウェブサイトから。

魚沼スカイラン (18km, 12km)

新潟県魚沼市。1.5kmのバーティカルレース、2.5kmのキッズレース、12kmのショート・スカイレースに加え、距離18km、累積獲得高度1,800mD+のロングのスカイレースがスカイランニング北信越選手権・スカイのレースでした。レースの結果は女子では上田絢加が2時間45分、男子は乾碩が2時間15分で優勝。北信越在住者が対象となる北信越選手権チャンピオンは女子3位の依田紀美(3時間23分)、男子2位の宮川朋史(2時間15分)となりました。リザルトはこちら

先週末開催のイベント

11月12日土曜日 – 13日日曜日

OMM Japan Race

厳しい自然条件の中、必要な装備を全て背負い、自らのナビゲーションによりコースを進むという山岳レース「OMM」の日本版。今年は岐阜県の奥美濃を舞台に開催されました。二日間のステージレース形式で行われ、オリエンテーリング形式でタイムを競う「ストレート」のエリートカテゴリーでは福島大輝・柳下大のペアが9時間58分で首位でフィニッシュ。ロゲイニング形式でポイントを競う「スコア」のロングカテゴリーでは大畑匡孝・福島優弥のペアが首位でレースを終えました。リザルトはこちら(Day1Day2)。

11月13日日曜日

日光国立公園マウンテンランニング (56km、34km、15km)

栃木県日光市。ロードとトレイルから構成されるコースで、56kmのロングコースではいろは坂を登り、中禅寺湖や男体山を見ながら、普段は入れない野州原林道を経て、トレイルの下りで日光に戻ります。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

神流マウンテンラン&ウォーク(40k、27k)

群馬県神流町。地元を上げての歓待が多くのトレイルランナーに人気の大会が、2018年の開催以来4年ぶりに開催。50kmのスーパーシングル、スーパーペアは開催されず、40kmのロングクラスと27kmのミドルクラスの二つのレースが行われました。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

陣馬山トレイルレース(23.5k、34k)

神奈川県相模原市。関東の人気大会は3年ぶりの開催でこれまでのコースにあたるミドルコース23.5kmに加えて、新たにロングコース34kmが開催されました。そのロングコースでは名取将大が3時間5分、保坂祥子が4時間36分でそれぞれ男女のレースで優勝。ミドルは小西竜矢が1時間47分、池神悠希が2時間32分で男女それぞれのレースを制しました。リザルトはこちら

これも読む
DC Weekly 2021年11月22日 FTR100K、Last Samurai Standing、MIUT、JFK 50

今週末開催のイベント

11月19日土曜日 – 20日日曜日

FunTrails Round 秩父&奥武蔵 100k / 30k

秩父市・羊山公園を会場に開催。FTR100(105km, 6,831mD+)とFTR30(30km, 1,423mD+)の二つのレースが開催されます。

びわ湖バレイスカイラン(13.5km、VK)

滋賀県・びわ湖バレイで開催。土曜日にバーティカル(4.3km 900mD+)、日曜日にスカイレース(13.5km 1300mD+と22.0km 2200mD+)と二つのレースが行われ、それぞれのレースの中で今年のスカイランナー・ジャパンシリーズの最終戦「グランドファイナル」が行われます(スカイレースは22.0kmのエリート部門が該当)。

11月19日土曜日

Backyard Ultra Last Samurai Standing 2022

6.7kmのループを1時間以内に走ることを繰り返し、最後の1人になるまで続けるというバッグヤードウルトラ。今年は昨年も開催された福島・群馬・東京・京都・島根に加え北海道でもサテライト大会が行われます。

激坂最速王決定戦

ターンパイク箱根の13.5kmの標高差は981mで平均勾配7%という激坂。今回で5回目となる大会はこれまでの登りの部(13.5km)と往復のピストンの部(27km)に加え、下りの部(13.5km)とダブルビストンの部(54km)も開催されます。招待選手も多数参加予定。

JFK 50

アメリカ・バージニア州で開催。前半のアパラチアン・トレイル、後半の川沿いの未舗装路というコースからなる50マイルのレースは1963年に遡る歴史ある大会。

Barcelona Trail Races (77k)

カタルーニャのバルセロナ市内をスタート・フィニッシュ地点とする都市型のトレイルランニング大会。

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