DC Weekly 2025年5月6日 上田スカイレース、川の道、いいづな、Amazean by UTMB、Zemeu X-Fest

国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーでは今年の予定を随時アップデートしています。まだ掲載していない大会についての情報のご提供、掲載済みの大会についてのご指摘を歓迎いたします。

(写真 上田スカイレースで圧勝した上田瑠偉と髙村貴子がウィナービブを獲得。Photo ©DogsorCaravan)

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先週末開催のイベント

4月30日水曜日 – 5月5日月曜日

日本横断川の道フットレース(516km/260km)

連休の間を通じて本州を横断するウルトラマラソンの20回目のイベントが開催されました。東京の新木場からスタートし、荒川、千曲川、信濃川沿いを経て新潟の日本海まで、総延長約516kmを走る「日本横断ステージ」では松浦真由美が101:36、木曽哲男が85:43で女子男子でそれぞれ優勝しました。約260kmの「千曲川〜信濃川ステージ」は高橋裕子が33:45で昨年に続いて連覇、2018年を含めて3度目の優勝者となりました。男子は内田芳朗 が30:04で今年のレースを制しました。記録速報はこちらから。

日本横断ステージ 516km 女子

  1. 松浦真由美 101:36:58
  2. 稲垣寿美恵 109:26:08
  3. 佐藤恵里 112:41:00

日本横断ステージ 516km 男子

  1. 木曽哲男 85:43:47
  2. 北野卓 89:26:17
  3. 池田秀次 89:26:17

千曲川〜信濃川ステージ 260km 女子

  1. 高橋裕子 33:45:31
  2. 楠瀬祐子 43:52:43
  3. 若林治子 43:52:43

千曲川〜信濃川ステージ 260km 男子

  1. 内田芳朗 30:04:54
  2. 荒井秀次 30:27:43
  3. 杉浦宏和 31:24:00

5月30日水曜日 – 5月4日日曜日

Amazean Jungle Thailand by UTMB (107k, 80k, 50k, 24k, 17k)

タイ最南端に位置するマレーシアとの国境の町、ベトン(ヤラー県)で開催されました。「BETONG 100M(約109km/累積標高6,430m)」ではチェン・ジュンユエ Junyue ZHENG (CHN)が2位に4時間近い差をつけて21:23で女子優勝。男子ではゲディミナス・グリニウス Gediminas GRINIUS (LTU)が16:02で優勝し、2位のサンゲ・シェルパ Sangé SHERPA (NEP) に1時間半の差をつけての勝利でした。「TUNNEL 100K(約85km/4,640m)」はユアン・ジアンロン Jiangrong YUAN (CHN) が13:33、リッカルド・モンターニ Riccardo MONTANI (ITA) が9:32で女子、男子でそれぞれ優勝。日本の村田諒 Ryo MURATA (JPN) が10:53で男子4位となりました。「JUNGLE 50K(約50km/2,350m)」はプリヤ・ライ Priya RAI (NEP) が6:28で女子優勝、横内佑太朗 Yutaro YOKOUCHI (JPN) が5:27で男子優勝。マレーシア在住のかわち・ひろゆき Hiroyuki KAWACHI (JPN)が5位のほか、笠木肇 Hajime KASAGI (JPN) が9位で続いています。リザルトはこちら

BETONG 100M 女子

  1. チェン・ジュンユエ Junyue ZHENG (CHN) 21:23:47
  2. レイレン・ジェームズ Rejlen JAMES (MAS) 25:10:21
  3. ラクチャノック・スッタマジャーン Rakchanok SUTAMMAJARN (THA) 25:21:45
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BETONG 100M 男子

  1. ゲディミナス・グリニウス Gediminas GRINIUS (LTU) 16:02:38
  2. サンゲ・シェルパ Sangé SHERPA (NEP) 17:36:31
  3. セニー・シーセン Senee SEESEN (THA) 18:31:37

TUNNEL 100K 女子

  1. ユアン・ジアンロン Jiangrong YUAN (CHN) 13:33:16
  2. シオク・ハー・リム Siok Har LIM (MAS) 14:28:47
  3. グエット・グエン・ティ Nguyet NGUYEN THI (VIE) 15:46:57

TUNNEL 100K 男子

  1. リッカルド・モンターニ Riccardo MONTANI (ITA) 09:32:31
  2. ヨウ・ペイチャン Peiquan YOU (CHN) 10:16:43
  3. ミルトン・アマット Milton AMAT (MAS) 10:52:39

JUNGLE 50K 女子

  1. プリヤ・ライ Priya RAI (NEP) 06:28:22
  2. ナタリア・マストロタ Natalia MASTROTA (ITA) 06:42:52
  3. アンナ・ヴシスラク Anna WSCISLAK (POL) 06:55:02

JUNGLE 50K 男子

  1. 横内佑太朗 Yutaro YOKOUCHI (JPN) 05:27:50
  2. ダビデ・リウ Davide LIU (ITA) 05:37:17
  3. ウィルセン・シンギン Wilsen SINGGIN (MAS) 05:50:19

5月2日金曜日 – 4日日曜日

Ultra Blue Island (118k, 65k, 42k, 25k, 11k)

北大西洋のアゾレス諸島・ファイアル島(ポルトガル)の壮大な自然と文化を体感できる大会。リザルトはこちら

5月3日土曜日 – 4日日曜日

上田バーティカルレース/スカイレース(太郎山登山競走)UEDA SKYRACE (5k, 3.5k, 26k-SWS, 19k, 3k)

長野県上田市のシンボル・太郎山を舞台に開催されました。3日土曜日の5km 1000mD+のバーティカルレースは今シーズンの「V Games Japan」の開幕戦でした。女子は秋山穂乃果 Honoka Akiyama、男子は宮川朋史 Tomofumi Miyagawaが制しました。

4日日曜日の距離26km、累積標高差±3050mの「UEDA SKYRACE(上田スカイレース)」「MERRELL Skyrunner World Series」の第7戦でした。このレースでは日本のトップ選手、髙村貴子 Takako Takamura上田瑠偉 Ruy Ueda の両選手が女子、男子それぞれのレースで優勝を果たしました。女子では高村が序盤からリードを守り切り、2位に20分以上の差をつけて4時間19分55秒で優勝しました。2位にはイリス・ペッセー Iris Pessey (FRA)が4時間41分でフィニッシュ。楠田涼葉 Suzuha Kusuda (JPN)がU23の若手選手、ニコラ・マトコバ Nikola Matkova (SVK)の追撃を振り切ってトップ3に入りました。

男子のレースは2019年SWS年間チャンピオンの上田瑠偉 Ruy Ueda Ruy (JPN)がスタート直後からレースをリードし、後続選手を寄せ付けることなく圧勝。3時間33分12秒で母国での勝利を決めました。上田に続いたのは藤飛翔 Tsubasa Fuji (JPN) でした。藤も続く選手の追撃を許さず、3時間52分で準優勝となりました。3位にはマルセル・へーヒェ Marcel Hoche (GER)が入りました。

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U23カテゴリーでは、アメリカのベンジャミン・タウンゼント Benjamin Townsend (USA)とニコラ・マトコバ Nikola Matkova (SVK)がそれぞれウィナービブを獲得しました。

リザルト速報はこちら

上田スカイレース 2025 リザルト男子

  1. 上田瑠偉 Ruy UEDA (JPN) 3:33:12
  2. 藤飛翔 Tsubasa FUJI (JPN) 3:52:31
  3. マルセル・へーヒェ Marcel HOCHE (GER) 3:55:53
  4. ケセテ・ハブテツィオン Kesete HABTETSION (ERI) 4:02:44
  5. 松本翔汰 Shota MATSUMOTO (JPN) 4:06:05
  6. ルーカ・ムーレ Lucas MOURET (FRA) 4:08:05
  7. 市毛富士雄 Fujio ICHIGE (JPN) 4:08:11
  8. 宮川朋文 Tomofumi MIYAGAWA (JPN) 4:08:16
  9. ブレイク・ターナー Blake TURNER (AUS) 4:10:24
  10. ジョン・レイ・“スティングレイ”・オニファ John Ray “Stingray”ONIFA (PHL) 4:13:42

上田スカイレース 2025 リザルト女子

  1. 髙村貴子 Takako TAKAMURA (JPN) 4:19:55
  2. イリス・ペッセイ Iris PESSEY (FRA) 4:41:20
  3. 楠田凉葉 Suzuha KUSUDA (JPN) 4:53:05
  4. ニコラ・マトコヴァ Nikola MATKOVA (SVK) 4:53:19
  5. シモーネ・ブリック Simone BRICK (AUS) 5:07:00
  6. 林楓 Kaede HAYASHI (JPN) 5:17:43
  7. 齋藤磨実 Mami SAITO (JPN) 5:31:19
  8. 相原千尋 Chihiro AIBARA (JPN) 5:31:45
  9. 佐俣明香莉 Akari SAMATA (JPN) 5:42:38
  10. レイチェル・ヘバウス Rachel HEBAUS (USA) 5:45:02

ヤリカン12時間耐久&100mile

石川県能美市仏大寺町の遣水観音山、通称「ヤリカン」で一周約8.7kmのループコースで12時間耐久コースと100マイルコースのレスが行われました。大会ウェブサイトに掲載されているリザルトによれば、20周の100マイルでは橋本梨香が32:04、加藤拓真が23:01で一位でフィニッシュした模様です。

男子

  1. 加藤拓真 23:01:34
  2. 河内陽介 23:40:34
  3. 加藤大祐 24:08:37

女子

  1. 橋本梨香 32:04:59
  2. 高森恵美子 33:39:49
  3. 木越希久子 34:08:25

Zemeu X-Fest (89k hill repeat, 9.8k, 19.6k-WMRAWC, 38k)

ルーマニア北部のブコヴィナ地方で「Zemeu X-Fest(ズメウ・エックスフェスト)」が開催され、今年の「Valsir Mountain Running World Cup」の開幕戦となりました。今回から新設される19.6km/累積標高1,750mD+のレースのコースは伝説のドラゴン「ズメウ」にちなんだ大会名が示す通り、神秘的な森や15世紀の修道院、苔むした尾根、そして「ザ・ウォール」と呼ばれる激坂登りなどが印象的なものでした。

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女子は、イギリスのスカウト・アドキン Scout Adkin(GBR)が序盤は抑えた走りを見せつつ、「ザ・ウォール」で一気にペースアップし、独走体制に入ります。そのまま女子トップ、総合でも8位となる2時間3分18秒でフィニッシュしました。2位にはケニアのバレンタイン・ルト Valentine Rutto(KEN)、3位にはルーマニアのマダリナ・アマリエイ Madalina Amariei(ROU)が、同タイムの2時間18分57秒でゴールする接戦となりました。

男子はケニア勢が序盤からリードします。ポール・マチョカ Paul Machoka(KEN)とケビン・キベ Kevin Kibet(KEN)が最初の大きな登りで先頭に立ちました。イタリアのアンリ・アイモノド Henri Aymonod(ITA)が終盤に猛追し、残り5kmで30秒差まで詰め寄ります。しかしマチョカが1時間48分52秒で逃げ切ってこの開幕戦を制しました。2位にキベ、3位にアイモノドが続きました。

W杯第2戦は5月24-25日のイタリアで開催される「ヴァーティカル・ナセゴ」と「トロフェオ・ナセゴ」へと続きます。

リザルトはこちら

CLASSIC MOUNTAIN WMRA 女子

  1. スカウト・アドキン Scout ADKIN (GBR) 02:03:18
  2. バレンタイン・ジェプコエチ・ルト Valentine Jepkoech RUTTO (KEN) 02:18:57
  3. アマリエイ・マダリナ Amariei MADALINA (ROU) 02:18:57
  4. イングリッド・ムター Ingrid MUTTER (ROU) 02:33:00
  5. アナ・マリア・ミハイタ Ana Maria MIHAITA (ROU) 02:37:50
  6. パイロット・フォルタン・ガブリエル Pilote Fortin GABRIELLE (CAN) 02:45:45

CLASSIC MOUNTAIN WMRA 男子

  1. ポール・マチョカ Paul MACHOKA (KEN) 01:48:52
  2. ケビン・キベト Kevin KIBET (KEN) 01:49:13
  3. アンリ・エイモノ Henri AYMONOD (ITA) 01:49:15
  4. アンドレア・ロスタン Andrea ROSTAN (ITA) 01:50:22
  5. アルベルト・ヴェンダー Alberto VENDER (ITA) 01:52:43
  6. ルカ・メルリ Luca MERLI (ITA) 01:56:55

5月3日土曜日

いいづなトレイルランニングレース(20km, 10km)

長野県飯綱町で開催。ロング20kmでは町田彩羽 Sawa Machidaが1:56、尾田賢典 Yoshinori Odaが1:34で女子男子それぞれで優勝。ショート10kmでは渡邊雛子 Hinako Watanabeが1:01、尾田祥太 Shota Oda が0:49で女子男子でそれぞれ優勝しました。リザルトはこちら

20km 女子

  1. 町田 彩羽 Machida Sawa 01:56:58
  2. 井筒 智子 Izutsu Tomoko 02:04:46
  3. 佐藤 裕美 Sato Yumi 02:08:39
  4. 中野 寧々 Nakano Nene 02:10:51
  5. 高橋 里美 Takahashi Satomi 02:14:19
  6. エリナ・オジーボン Elina Osborne 02:15:12
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20km 男子

  1. 尾田 賢典 Oda Yoshinori 01:34:09
  2. 関 真二 Seki Shinji 01:34:15
  3. 石井 克弥 Ishii Katsuya 01:36:47
  4. 町田 知宏 Machida Tomohiro 01:37:26
  5. 上田 泰輔 Ueda Taisuke 01:38:35
  6. 山本 大晴 Yamamoto Masaharu 01:38:49

10km 女子

  1. 渡邊 雛子 Watanabe Hinako 01:01:35
  2. 永井 美沙 Nagai Misa 01:04:26
  3. 宮川 莉緒 Miyagawa Rio 01:05:33
  4. 永井 啓子 Nagai Keiko 01:09:45
  5. 竜野 麻里子 Tatsuno Mariko 01:10:11
  6. 池田 安輝 Ikeda Aki 01:11:36

10km 男子

  1. 尾田 祥太 Oda Shota 00:49:20
  2. 中村 孝樹 Nakamura Koki 00:50:18
  3. 有馬 優仁 Arima Eugene 00:51:21
  4. 高波 太一 Takanami Taichi 00:51:33
  5. 松本 秀明 Matsumoto Hideaki 00:53:54
  6. 斉藤 隆希 Saito Ryuki 00:54:16

Miwok 100k

カリフォルニア州マリン郡・スティンソンビーチを拠点に開催されるカリフォルニアのクラシックなウルトラランニング・イベントです。全長100km、累積標高約3,600mのレースの女子はクリスティーナ・ランドラップ Kristina Randrup が10:09で優勝。男子はコルトン・ランサム Colton Ransom が8:47で制しました。リザルトはこちら

Thames Path 100

イギリス・ロンドン南西部のテムズ川沿いのナショナルトレイル「Thames Path(テムズ・パス)」をコースとする100マイル(約161km)のトレイルランニングレース。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

今週末開催のイベント

5月5日月曜日 – 10日土曜日

Cocodona 250

アメリカ・アリゾナ州で開催される約250マイル(約413km)の壮大なウルトラマラソンで、コースはブラック・キャニオン・トレイルから始まり、ブラッドショー山脈、鉱山の町クラウン・キング、プレスコットのウィスキー・ロウ、ジェローム、セドナのレッドロック地帯、そして最終目的地のフラッグスタッフへと進みます。累積獲得標高は約40,667フィート(約12,400m)で、制限時間は125時間です。今年の大会にはコートニー・ドウォルター Courtney Dauwalter が参戦することが話題となっています。2023年にはWestern States 100、Hardrock 100、UTMBを同じ年にいずれも優勝するという偉業を達成しました。日本では2024年のマウントフジ100で優勝しています。200マイルレースへの参加は2018年のTahoe 200での優勝以来となります。このほか、昨年の男子チャンピオンハリー・スベルタス Harry Subertas や昨年のMoab 240チャンピオンのマックス・ジョリフ Max Jollife、昨年のMontane Spine Raceで大会記録を大幅に上回って優勝したジャック・スコット Jack Scott (GBR)、そしてレジェンド、ライアン・サンズ Ryan Sandes (RSA) が注目されます。ライブトラッキングはこちら

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5月8日木曜日 – 10日土曜日

Transvulcania (72k, 48k, 28k, VK)

スペインのカナリア諸島ラ・パルマ島で開催される大会で、距離73km、累積標高差4,350mのウルトラマラソンは例年世界のエリート選手が集まるレースとして注目されています。火山島のラ・パルマ島を走るコースは砂地や急峻な登り下りが続くタフなコースとして知られています。今年のレースにエントリーしているエリート選手としては女子ではルース・クロフト Ruth Croft (NZL)、ブランディーヌ・リロンデル Blandine L’Hirondel (FRA)、アサラ・ガルシア García (ESP) 、エリサ・デスコ Elisa Desco (ITA)、エカテリーナ・ミチャエワ Ekaterina Mityaeva (AIN)、そして日本からは吉住友里 Yuri Yoshizumi (JPN) が参戦します。男子ではデイビッド・シンクレア David Sinclair (USA)、ドミトリ・ミチャエフ Dmitry Mityaev (AIN)、アンドレアス・ライテラー Andreas Reiterer (ITA)、アンドレウ・シモン Andreu Simón (ESP)、小笠原光研 Koken Ogasawara (JPN) がエントリーしています。スタートは5月10日土曜日午前6時(日本時間同日午後2時)です。

5月9日金曜日 – 10日土曜日

CORENDON TAHTALI RUN TO SKY (12k, 27k-SWS, 65k)

トルコ南部・アンタルヤ県ケメル地区で開催される「コレンドン・タフタル・ラン・トゥ・スカイ」で、Merrell Skyrunner World Seriesの第8戦が行われます。ワールドシリーズとなるのはメインレース「Run To Sky」で、地中海に面した美しいチラル(Çıralı)海岸からスタートし、標高2,365mのタフタル山(Tahtalı Dağı)山頂を目指して駆け上がる距離27km/累積標高2,650mD+のコースとなります。

5月10日土曜日 – 11日日曜日

Aso Volcano Trail (112km)

熊本県阿蘇市・高森町・南阿蘇村で3回目となる大会が開催されます。距離約112kmのコースは、阿蘇の外輪山ののぼり下りを繰り返し、普段は立ち入ることのできない広大な草原や牧野を駆け抜けます。コースからは阿蘇カルデラの雄大な絶景が楽しめるのも魅力です。スタートは5月10日土曜日午前7時で、ライブ速報のウェブサイトも用意されています。

Bali Trail Running (100k, 60k)

インドネシア・バリ島の最大級のトレイルランニングイベントで、100K、60K、30K、15K、7Kのカテゴリーのレースが予定されています。100Kと60KのレースはAsia Trail Masterのランキングの対象レースとなります。

5月10日土曜日

善光寺ラウンドトレイル (20k, 8k)

長野市の善光寺の北西に広がる里山を舞台に開催されるイベントは、地附山公園を発着点とし、地附山・大峰山・葛山・頼朝山など、善光寺の裏山を巡るトレイルランニングのレースです。カテゴリーはロング20km(累積標高約1,300m)とショート8kmが設けられています。

Ice Age (50m, 50k, 21k)

アメリカ・ウィスコンシン州のサザン・ケトルモレーン森林公園で開催されるウルトラマラソンの大会で、中西部の歴史あるイベントとして人気を集めています。コースは大会名の通り、氷河地形が色濃く残る自然豊かなトレイルで、広葉樹林や松林、岩場、草原、湖畔、エスカー(氷河堆積丘)など多彩なセクションを縫うように走ります。

Jumla Rara Ultra (60k)

ネパール西部カーナリ地方で開催される、約51kmの山岳マラソンのイベントです。標高2,305mのジュムラ・バザールをスタートし、標高2,990mのララ湖でフィニッシュするコースは、ダンフェ(3,500m)やチュチェマラ(4,017m)などの山岳地帯を通過します。こちらもAsia Trail Masterのシリーズ戦の一つです。

5月11日日曜日

Da MONDE TRAIL Challenge(3時間)

愛知県新城市・奥三河エリアの豊かな自然の中で開催される大会で、会場となる「愛知県民の森」内の約2.5kmの特設周回コースで3時間耐久のソロおよびリレー形式で行われます。

FunTrails Round みなの 50K/30K

埼玉県皆野町の風光明媚な名所をめぐるコースで開催され、50K(約51km・累積標高2,500m)と30K(約30km・累積標高1,534m)の2種目が用意されています。

ふどうの森トレイルラン(44k, 22k, 9k, 3k)

岐阜県関市を中心に関南アルプス・各務原アルプスの山域で開催されるトレイルランニング大会です。44km、31km、22km、9km、キッズ3km、ウォーキング3kmのカテゴリーが用意されています。コースは濃尾平野や飛騨山脈を一望できる絶景と、アップダウンの多いチャレンジングな山道が特徴です。

スカイライントレイル菅平(30km, 15km)

長野県上田市・菅平高原で開催され、標高1,500~2,000m級の山々に囲まれた信州屈指の美しい稜線や山麓を走るコースで行われます。今年はコースが一新され、エキスパート向けの「SUGADAIRA 50K+(約52km)」、根子岳山頂を目指す「SUGADAIRA 30K+(約32km)」、ビギナーや初挑戦向けの「SUGADAIRA 10K+(約13km)」の三つのカテゴリー3種目が用意されています。メイン会場もアンダーアーマー菅平サニアパークとなります。

ユーラスエナジー河津カップ 天城アタック35(37km)

伊豆半島の静岡県河津町で開催される、山から海へ駆け抜ける約37kmのワンウェイのコースのトレイルランニングレースです。コースは河津七滝をスタートし、歴史ある旧天城トンネルや鉢ノ山を経て、今井浜海岸の砂浜でフィニッシュします。

万葉の里高岡 二上山トレイルラン(50km, 25km, 10km)

富山県高岡市のシンボル、標高約274mの二上山を舞台に開催される大会で、今回で4回の開催。コースは立山連峰や能登半島まで見渡せる絶景と、万葉集ゆかりの歴史・文化スポットを巡るデザインとなっていて、20km(累積標高約1200m)と14km(累積標高約880m)の二つのカテゴリーがあります。

八王子丘陵ファントレイルin太田(24km, 11km, 3km)

群馬県太田市から桐生市にまたがる八王子丘陵を舞台に開催されるトレイルランニング大会です。ロング(24km)、ハーフ(11km)、親子ペア(3.1km)、キッズ(3.1km)の各レースは鏑木毅さんが監修したコースで行われます。

前週末の主大会のリザルトと、今週末の国内外のトレイルランニング大会の予定をお伝えしているニュース記事・DC Weeklyへ、皆様からの情報や写真の提供を歓迎します。下のコメント欄もぜひご活用ください。国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーにもぜひご利用ください。

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