[DC] レースと有力選手紹介・来週末6月27-29日開催のモンブラン・マラソン/Mont-Blanc Marathon、スカイランニング世界選手権/Skyrunning World Championships #ISF

【編者より:25日水曜日の選手の出場するレース、見送りなどの情報を更新しました。コース概要についてのリンク先を追加したほか、最新の情報に基づいて有力選手を各レース別に分類しました。【追記・大会前日に発表された悪天候のためのMont-Blanc Marathon (42km)のコースの一部変更について追記しました。】】フランス・シャモニーといえば、トレイルランナーにとっては8月にウルトラトレイル・デュ・モンブラン(UTMB)が開催される町として知られています。そのシャモニーで開かれるもう一つの大きなトレイルランニングのイベントが6月27日〜29日に開催されるモンブラン・マラソン/Mont-Blanc Marathon。当サイトでは今年開催される世界的なトレイルランニングのビッグイベントを、現地からこのイベントの模様をお伝えします。

Mbmarathon logo モンブラン・マラソンという名前の通りの42.195kmの山岳レースに加えて、80kmのMont-Blanc 80km、標高差1000mを一気に駆け上がるVertical KMなどが開催されます。 今年は上記の3つのレースが国際スカイランニング連盟/International Skyrunning Federation(ISF)が4年に一度開催する2014年スカイランニング世界選手権大会/2014 Skyrunning World Championshipsに指定され、世界から有力ランナーが集まる大きなイベントとなります。また、日本からも多くの選手が参加して活躍が期待されます。

どんなレース?

現在23kmのMont-Blanc Crossとして開催されている大会は今年で36回目を迎えます。42kmのMont-Blanc Marathonが始まったのは11年前からで今年で12回目を迎えます。さらに、Vertical KMは今年が4回目、80kmは昨年に続いて2回目となります。 マラソン、80km、Vertical KMの三つのレースとも、シャモニーの教会前の広場(UTMBのスタート/フィニッシュと同じ)をスタート。シャモニーを中心に広がるシャモニー谷を舞台に繰り広げられます。

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レースは6月27日金曜日朝にまず80kmがスタート。同じ金曜日の午後からVertical KMがスタートします。28日土曜日は23kmのMont-Blanc CrossやMont-Blanc 10km、Mini Crossやキッズ向けイベントが行われ、29日日曜日朝、42kmのマラソンがスタートします。

Mont-Blanc 80km

【今年の詳細なコースマップはこちら】イベントの最初に開催されるのはMont-Blanc 80km。6月27日金曜日午前4時(日本時間同日午前11時)にシャモニー(標高1035m)をスタート。モンブランとは反対側の西側をブレバン/Brevent(8.5km地点/標高2500m)まで登ります。下るとすぐに第一エイドのプランプラ/Planpraz(10.8km地点/標高2000m)へ。

コースは小エイドのあるフレジエール/La Flégère(16.0km/1865m)を経由してテット・オ・バーン/Tete au Vent、コル・デ・モンテ/Col de Montets、第二エイドのル・ブエ/Le Buet(25.9km/1330m)へ。この辺りはUTMBの終盤を反対方向に進むことになります。

MontBlanc80kmap

Mont-Blanc 80kのコース概要図(積雪のため78kmにコースが変更・短縮された昨年のもの)。大会サイトより

ル・ブエ/Le Buetからはコースは谷沿いにコル・デ・コルボー/Col des Corbeaux(34.3km/2602m)、コル・デ・ラ・テラス/Col de la terrasse(2643m)へ。この付近は相当の雪が残るパートです。一気にエモッソン湖/Lac d’Emossonのほとりにある小エイドのコル・デュ・パセ/Col du Passet(39.4km/1970m)へと下り、さらに第三エイドとなるヴァルローシン/Vallocine(46.6km/1260m)へと下ります。

コースはコル・デ・ポセ/Col des Possettes(51.3km/1995m)を経て標高2201mのピークへ。そこからル・ツール/Le Tour(56.7km/1472m)の町へと下り、ここからシャモニー谷のモンブラン側へと向かいます。アルジャンティェール/Argentiere(60.4km/1260m)に小エイドがあります。

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ここから緩い下りでシャモニーの町にほど近い第四エイドのレ・ボワ/Les Bois(66.8km/1083m)まで下りますが、まだ先は続きます。登りに転じてメール・ド・グラス氷河/Mer de Glaceを臨んだのちに、シャモニーから延びる観光鉄道の駅、モンタンベール/Le Montenvers(72.0km/1913m)の小エイドへ。

しばらくトラバースするトレイルを進んだ後、エギュイユ・ミディへのケーブルカーの架線の下にある最後の小エイドとなるプラン・デ・ラギュイユ/Le Plan de l’Aiguille(77.7km/2200m)から標高差1100mの一気の下りでシャモニーにフィニッシュします。

距離は83.7km、累積獲得高度は6026mD+。制限時間は24時間で4つのエイドステーションと給水のみの小エイドが5つ。1000人が参加します。

Profil 80km pdf

Mont-Blanc 80kのコース高低図。大会サイトより

Vertical KM

Parcours KMV 01

Vertical KMのコース概要図。大会サイトより

80kmの上位選手がフィニッシュしたあとの6月27日金曜日午後4時(日本時間同日午後11時)にスタートするのがVertical KM。わずか3.8kmの距離で標高差1000mを駆け上ります。 スタートはシャモニーの教会前の広場を混雑しないように時間を置いて一人ずつスタート。こちらもモンブランを背にしてブレバン/Breventへのケーブルカー乗り場へ向かい、そこからちょうどケーブルカーの下を縫うように小さなスイッチバックでひたすら登ります。フィニッシュはケーブルカーの駅にほど近いプランプラ/Planpraz。トレッキングポール(ストック)の使用は認められていません。400人が参加します。

Mont-Blanc Marathon

【追記】当日の荒天(強い雨と気温の低下)が予想されることから、開催前日に42kmのMont-Blanc Marathonはコースが変更されることとなりました。(1)コースは標高2200mの最高地点・アギュイエット・デ・ポセット/Aiguilette des Possettes (24.06km/2201m)を避ける、(2)コース最終盤ではFlégèreからフィニッシュのプランプラ/Planprazに登らず、UTMBと同じルートでシャモニーに下ることに変更。コース変更により累積獲得高度は2468mD+ともとよりも300mほど増えることとなります。コースの距離は変わりません。さらに気温が下がっているため、装備の強化が大会から奨励されています。大会の発表したリリースはこちらから。

【詳細なコースマップはこちら】このイベントメインレースといえる42kmのMont-Blanc Marathonは一日おいて6月28日日曜日午前7時(日本時間同日午後2時)にスタート。

シャモニー(標高1035m)をスタートしたのち、谷の東側となるモンブラン側を緩やかに登ります。レ・ボワ/Les Bois(3.71km/1092m)、ラバンシェ/Le Lavancher(6.07km/1200m)を経て、最初の小エイドのあるアルジャンティェール/Argentiere(10.31km/1260m)へ。

MontBlancMarathon-Map

Mont-Blanc Marathonのコース概要図。大会サイトより

ここから小さめの登りで、ル・プラネ/Le Planet(11.38km/1370m)、モンロック/Montroc(12.32km/1363m)、トレ・ル・シャン/Tre-le-champ(13.38km/1395m)を経てコル・デ・モンテ/Col de Montets(14.46km/1465m)までじりじりと登ると今度はヴァルローシン/Vallocine(18.21km/1260m)まで下り。ヴァルローシン/Vallocineには最初のエイドステーションがあります。

ヴァルローシン/Vallocineからがこのコースのハイライトとなる約1000mの急坂登りのスタート。東側の斜面を登りつづけると、コース上の最高地点となるアギュイエット・デ・ポセ/Aiguilette des Possettes(24.06km/2201m)までは約6km。ここには小エイドが置かれます。コースは一気に下りに転じ、ル・ツール/Le Tour(28.29km/1470m)へ。さらにしばらく下り、小さく登り返したところの戻りのトレ・ル・シャン/Tre-le-champ(31.15km/1385m)に第二エイドステーションがあります。

ここからはシャモニー谷のモンブランとは反対の西側、エギュイユ・ルージュ側の斜面を進みます。標高1700m付近まで登った後に1350m辺りまで下ると今度は第三エイドのあるフレジエール/La Flégère(36.94km/1865m)まで登り。ここからはいよいよ終盤ですが、ややテクニカルな小さなアップダウンの連続。ラ・シャルラノン/La Charlanon(39.57km/1810m)を過ぎると今度は急な登りで、フィニッシュのプランプラ/Planpraz(2016m)へ。

MontBlancMarathon-Profile

Mont-Blanc Marathonのコース高低図。大会サイトより

スタート地点のシャモニーから標高差1000mでのフィニッシュとなるこのコースは距離42.2km、累積獲得高度は2016mD+。3つのエイドステーションと給水のみの小エイドが2つ。2000人が参加します。

Skyrunning World Championshipsの3レースの有力選手

ISF World Championships6月27日から29日まで開催されるMont-Blanc Marathonには、Skyrunning World Championshipsを構成する3つのレースにのべ3400人がエントリー。23kmのMont-Blanc Crossなどのレースも含めると全体では6500人のランナーが参加するビッグイベントです。

欧州を中心に世界28カ国からランナーが国別チームとして参加、個人参加も含めると38カ国からランナーが参加します。さらにISFの年間シリーズ戦、Skyrunner® World Seriesの年間チャンピオン経験者が9人、ISFの各カテゴリーの世界ランキング・トップ20の選手が46人参加。

盛り上がりをみせるISFのイベントの中でもとりわけハイレベルなレースが展開されることとなりそうです。 ISFのプレスリリースとMont-Blanc Marathonのプレスリリースによると次のような有力ランナーが3つのレースに参戦する見込みです。

Mont-Blanc 80km

(男子)

  • François-Dhaene-Face

    François D’Haene

    François D’Haene(フランス/):今年4月のUTMF優勝で日本のランナーにとってもおなじみ。昨年のグラン・レイド・レユニオン・Diagonale des Fous優勝、2012年UTMB優勝。昨年のMont-Blanc 80kmではMichel Lanneと手を取って共に優勝しています(当サイトのインタビュー、UTMFレース前レース後)。

  • Xavier-Thevenard-Face

    Xavier Thevenard

    Xavier Thevenard(フランス/France):昨年のUTMBを若干23歳で優勝したことで一気にその名を知られたグザビエ・テベナール。昨年はこのMont-Blanc 80kmで3位に入り、UTMBでの活躍の兆しをみせていました。今年5月のTransVulcaniaではリタイア。レースの前週となる今週末にASICSのOutrun The Sunでモンブランを一周するリレーのメンバーとなっています。

  • Mikael Paséro(フランス/France):2012年CCCで2位。昨年12月のLa SainteLyon(75km)で5位
  • Jason Loutit(カナダ/Canada):ハワイのHURT100では2011年、2012年優勝、2013年2位。Speedgoat 50kで2012年に9位、2013年8位。
  • Adam Campbell(カナダ/Canada):2012年の第一回UTMFで2位のアダム。2011年にはCCCで2位、TNF EC 50mileで3位。2012年のChuckanut 50優勝、2013年Squamish 50で優勝。ただ、今シーズンは7月にHardrock 100を控えており、果たしてどこまでレースに加わるか。
  • Tofol Castanyer(スペイン/Spain):こちらもスペインの第一人者。42kmのマラソンが得意な距離となるでしょうが、より長い距離でも2012年CCCで優勝、Cavalls del Ventで2011年、2013年に2位と実績を残しています。今年5月のTransvulcaniaでは4位。
Iker-Karrera-Face

Iker Karrera

  • Iker Karrera(スペイン/Spain):スペイン・バスクの誇るトップランナー。2011年にキリアンと並走し、最後に2位に入って以来、出場するレースではことごとく結果を残す強さをみせています。昨年のTor des Geantsで大会記録を更新して優勝。4月のUTMFでは上位を走りながらも膝の故障でリタイア。回復がどれだけ進んでいるかが気になるところ(当サイトのUTMFレース前インタビュー)。
  • Luis Alberto Hernando(スペイン/Spain):スペインのスカイランニングの第一人者で、最近では今年5月のTransvulcaniaでキリアンを制して優勝したことで大きな話題となりました。
  • (スペイン/Spain):昨年のUTMBで3位となり注目を浴びました。
  • Franco Colle(イタリア/Italy):トル・デ・ジアン/Tor des Giantsで2012年5位、2013年3位。
  • Mike-Wolfe-Face

    Mike Wolfe

    Mike Wolfe(アメリカ/USA):2011年Western Statesで2位、同年TNF EC 50mile優勝。2013年はLavaredo Ultra Trailで2位。2011年までの忘れがたい圧倒的な強さは今シーズンみることができるか。今年は2月のSean O’Brien 50で3位という結果を残しています。

  • Philipp Reiter(ドイツ/Germany):地元となるドイツのZugspitzのSupertrail(68km)で2011年と2012年に優勝、昨年2013年はUltratrail(100km)で優勝。2012年のCavalls del Vent(84km)で5位、2013年のIce Trail Tarentaise(65km)で3位などの結果を残しているが、ビッグレースでの優勝はまだあまり経験していない。22歳の若さがどんな力を発揮するか。
  • Ricky Lightfoot(イギリス/Great Britain):昨年のIAUトレイル世界選手権(75km)で優勝。2012年TNF100 Singapore優勝。
  • Xavier Teixido Marti-Ventosa(アンドラ/):2012年のAntra Ultra Trail / Ultra mitic(112km)で弟のFerranと一緒にフィニッシュして記録上はXavierが6位、Ferranが7位。

(女子)

  • Maud Gobert(フランス/France):女性ランナーで2011年にIAUトレイル世界選手権とTemplierで優勝。2012年にはサンフランシスコのThe North Face EC 50で3位.昨年はLa SainteLyonで優勝。2010年にFrançois D’Haeneとともに神流マウンテンラン&ウォークの招待選手として来日しています。
  • Tina Lewis(カナダ/Canada):コロラド在住の女性ランナー。2012年にMiwok 100k、Leadville 100で優勝、Western Statesで7位、TNF EC 50mileで6位。昨年はTNF100 Chinaで優勝。
  • Nuria-Picas-Face

    Nuria Picas

    Nuria Picas(スペイン/Spain):今年4月のUTMFで優勝して日本でもおなじみのヌリア・ピカスは、長距離のレースでは今、世界で最も強い女性ランナーといえるでしょう。UTMFの後5月に開催されたThe North Face 100 Australiaでも優勝しています(当サイトのUTMF優勝インタビュー)。

  • Uxue Fraile(スペイン/Spain):女性ランナーで今年のTransvulcaniaでは3位。続くZegamaでも8位でした。
  • Maite Maiora(スペイン/Spain):女性ランナーで今年のTransvulcaniaでは2位。続くZegamaでも3位に入っています。Uxue Fraileとともにバスクの人。
  • Federica Boifava(イタリア/Italy):女性ランナーで昨年はLavaredo Ultra Trailで2位、Trans d’Havetで5位。今年のTransVulcaniaでは9位。
  • (ブラジル/Brazil):今年のUTMFで2位に入った女性ランナーで日本のランナーにはおなじみ。2009年TDS優勝、2011年Lavaredo Ultra Trail優勝、2012年STY優勝など。今シーズンはUTWTのレースに積極的にチャレンジし、(125km)で3位、TNF100 Australiaで3位など(当サイトのUTMFレース前レース後のインタビュー)。
  • Anna Frost(ニュージーランド/New Zealand):女子のトレイルランナーでは世界トップレベルの存在。体調不良の続いた昨シーズンから今年5月のTransvulcaniaでの優勝で見事復活したことを印象づけました。今回のMont-Blanc Marathonでも活躍を期待したいところ。
  • Emelie Forsberg(スウェーデン/Sweden):昨年2013年のSkyrunning世界シリーズのSkyの部、Ultraの部の両方でチャンピオンとなったトレイルランニングの女王。今年は5月のTransVulcaniaの序盤で転倒し腕に傷を負ったが、その後のZegamaには出場して4位に。女性ランナーも強豪が揃う今回の主役の一人。
  • Ruby Muir(ニュージーランド/New Zealand):女性ランナーで昨年2013年のTarawera Ultramarathonで優勝して世界のトレイルランニングシーンで知られるようになりました。ニュージーランドの歴史あるレースKepler Challenge(60km)で2012年、2013年優勝、2013年Speedgoat 50kで3位。今年のTaraweraはケガで参加を見合わせていましたが、その後の回復はいかに。

Mont-Blanc Marathon (42km)

(男子)

  • (スペイン/Spain):いわずと知れた世界のトレイルランニング界の頂点に立つキリアン。最近のレースでは5月のTransvulcaniaで2位、スペインのZegamaで優勝。レースだけでなく昨年はマッターホルン、今年6月に入ってからアラスカ・デナリで最速登頂・往復記録を達成する等活躍しています。
  • Artiz Egea(スペイン/Spain):5月のZagamaで10位、昨年のイタリアでのLimone Extremeで3位。
  • Jokin Lizeaga(スペイン/Spain):5月のZagamaで8位。Zegamaでは2012年5位、2013年6位など上位入賞の常連。
  • Mikael Paséro(フランス/France):80kmから連戦!
  • Michel Lanne(フランス/France):欧州のレースで活躍し、昨年のMont-Blanc 80kmで上述の通り。今年5月のZegamaで6位。
  • Nicola Golinelli(イタリア/Italy):2010年のSkyrunnerシリーズの世界チャンピオン。最近では昨年8月のMatterhorn Ultraks(46k)で3位、2010年のTrofeo Kimaで3位。
  • Jonathan Wyatt(ニュージーランド/New Zealand):既にベテランといえる存在ながら42kmのマラソンで上位に入る可能性があります。日本でも2012年の富士登山競走に参戦して優勝しています。
  • Dai-Matsumoto-Face

    松本大/Dai Matsumoto

    松本大/Dai Matsumoto(日本/Japan):日本のスカイランニングの第一人者で昨年は富士登山競走、上州武尊山スカイビュートレイル(50km)で優勝。海外レースでは2013年Kinabalu Climathonで2位。当サイトとのインタビューでは海外のビッグレースにはまだ力不足と話すが、チャンスがあれば当然上位入賞をねらうはず。今回はMont-Blanc Marathonに出場(当サイトのスリーピークス八ヶ岳優勝インタビュー)。

  • Tom Owens(イギリス/Great Britain):Zagamaで2011年にキリアンに次いで2位。2012年にも3位となっています。昨年のケガからの回復が長引いており、今年のTransVulcaniaでは6位。
  • Thorbjørn Ludvigsen(ノルウェー/Norway):現在25歳で目立ったスポーツの経験はないにもかかわらず、4年前からランニングをはじめて 昨年のLimone XtremeのVertical KMで2位、Skyraceで9位。今回のシャモニーではMarathonとVerticalに出場。Vertical KMにこだわりがあり、今シーズンはフランスのIce Trail Tarentaise VK、スイスのMatterhorn Ultraks VK、さらに昨年に続いてLimone Xtreme VKにも挑戦する予定。
  • Eirik Haugsnes(ノルウェー/Norway):昨年のMont Blanc Marathonで5位、Matterhorn Ultrakで9位、TransgrancanariaのAdvanced(83km)で5位。昨年のニューヨークで開催されたエンパイアステートビル駆け登り大会(Empire State Building Run-Up)で5位。クロスカントリースキーのバックグラウンドを持つ。今回のシャモニーではMarathonとVerticalに出場。
  • Marc Lauenstein(スイス/Switzerland):昨年2013年のSierra-Zinalで優勝(このときキリアンが3位)。昨年はMatterhorn Ultrak(46km)で4位。
  • Florian Reichert(ドイツ/Germany):ドイツのローカルレース、Brocken-Challenge(80km)で今年2月に優勝。
  • Thibault Baronian(フランス/France):フランスのハセツネ、La Grande Course des Templiersで昨年11位。
  • Alex Nichols(アメリカ/USA):アメリカのランナーでSkyrunningのシリーズ戦に積極的に参戦しているランナー。昨年は年間シリーズで3位(Skyの部)。その昨年はPikes Peak Marathonで宮原徹に続いて2位、Mont Blanc Marathonでは7位。(ケガのため出場を見送り)
  • Oscar Casal(アンドラ/Andorra):ピレネー山脈の真ん中にあるアンドラのこちらのランナーはアメリカのPikes Peak Marathonで2012年6位、2013年10位。

(女子)

  • (アメリカ/USA):女性ランナーでアメリカとヨーロッパの両方で最近の活躍が目立ち始めました。昨年はこのMont-Blanc Marathonで優勝のほか、Pikes Peak Marathonでも優勝。2013年のSkyrunning年間シリーズのチャンピオン(Skyの部)となりました。今年も5月のZagamaで優勝。今年もマラソンに出るなら優勝候補の筆頭となるでしょう。
  • Silvia Serafini(イタリア/Italy):女性ランナーで2012年にはフランスのTempliersで5位、昨年夏のMatterhorn Ultraks(46km)で2位。
  • Elisa Desco(イタリア/Italy):女性ランナーで昨年のSierre-Zinalで優勝。今年のTransvulcaniaのVertical KMと20kmの部で優勝。5月のZegamaでも後半に追い上げて3位に入っています。
  • Kasie Enman(アメリカ/USA):女性ランナーで2011年の世界マウンテンランニングチャンピオンシップで優勝して注目されました。その後昨年の出産までレースから離れていましたが、今年5月のZegamaでは5位に。今シーズンの活躍が期待されます。

Vertical KM

(男子)

  • Urban Zemmer(イタリア/Italy):男子のVertical Kilometerのスペシャリスト。30:36という世界記録を持っています(2012年10月、Fully Vertical KM<スイス>)。
  • Padua Rodriguez Paul(コロンビア/Colombia):昨年のMont-Blanc Vertical KMで優勝。
  • Mathéo Jacquemoud(フランス/France):山岳スキーの世界シリーズチャンピオン経験者。Summit of My Lifeの最新作、「Dejame Vivir」でキリアンのパートナーとしてモンブラン縦走記録に挑戦しています。
  • Toru-Miyahara-Face

    宮原徹/Toru Miyahara

    宮原徹/Toru Miyahara(日本/Japan):こちらも日本のスカイランニングの第一人者で富士登山競走の大会記録保持者。キリアンが優勝した2012年Kinabalu Climathonで3位。そして昨年はPikes Peak Marathonで優勝。長距離以外のレースでスピードで勝負したい、登りは得意と話し、今回はVertical KMに挑戦(当サイトの道志村トレイルレース・ミドルの部優勝インタビュー)。

  • Bernard Dematteis、Martin Dematteis(イタリア/Italy):兄弟でVertical Kilometerのスペシャリスト。Martinはかつて世界記録を保持した経験も。
  • Ferran Teixido Marti-Ventosa(アンドラ/Andorra):80kmに出る Xavierの弟で2012年のAntra Ultra Trail / Ultra mitic(112km)では兄と一緒にフィニッシュして記録上はXavierが6位、Ferranが7位。
  • Kilian Jornet(スペイン/Spain)
  • Nicola Golinelli(イタリア/Italy)
  • Jonathan Wyatt(ニュージーランド/New Zealand)
  • Tom Owens(イギリス/Great Britain)
  • Thorbjørn Ludvigsen(ノルウェー/Norway)
  • Eirik Haugsnes(ノルウェー/Norway)

(女子)

  • Christel Dewalle(フランス/France):女子のVertical Kilometerのスペシャリスト。36:48という世界記録を持っています(2012年10月、Fully Vertical KM<スイス>)。
  • Stevie Kremer(アメリカ/USA)
  • Kasie Enman(アメリカ/USA)

その他出場を見送ったアスリート

(男子)

  • Tadei Pivk(イタリア/Italy):昨年のZegamaでキリアン、ルイスに次いで3位となって注目されたランナー。今年のZagamaでも9位。昨年のSkyrunningのイタリア国内シリーズのチャンピオン。山岳スキーの選手としても活躍しています。(出場を見送り)
  • Andy Symonds(イギリス/Great Britain):2011年のTemplierで優勝、翌年は3位、2012年TransVulcaniaでDakota Jonesに次いで2位。(出場を見送り)
  • Cameron Clayton(アメリカ/USA):昨年のハセツネに来日して参戦したキャメロン(リタイア)。トレイルランニングの世界へはデビューレースの2012年のRun Rabbit Run 50で優勝。同年のTNF EC 50mileで3位、2013年Lake Sonoma 50で2位、TNF EC 50mileで2位。その実力からすれば、欧州のビッグレースでタイトルを今回手にする可能性は高いでしょう(当サイトのハセツネレース前インタビュー)。(ケガのため出場を見送り)

  • Robert Krupicka(チェコ/Czech):Sierra-Zinalで2005年と2008年に2位になるなどの実績。ベテランの実力はランナー。ちなみにアメリカのAnton Krupickaとは無関係。(出場を見送り)
  • Ionut Zinca(ルーマニア/Romania):スペイン在住の欧州の実力派スカイランナー。昨年2013年にイタリアの伝統あるレース、Giir di Montで優勝。同年のLimone Extremeではキリアンに90秒差と迫る2位。そして今年のZegamaで4位。今回のマラソンでは上位に入る可能性が高いでしょう。(出場を見送り)
  • Florian Neuschwander(ドイツ/Germany):フルマラソンのタイムが2:15というスピードランナーで昨年のIAUトレイル世界選手権で2位。(出場を見送り)

(女子)

  • Anna Straka (Pichrtova)(チェコ/Czech):中距離のトレイルやロードマラソンで活躍する女性ランナー。欧州の伝統ある山岳レース、Sierra-Zinal(32km)では2008年に優勝し、その際の大会記録はまだ破られていない。(出場を見送り)

日本からも多くのランナーが参加

近藤敬仁/Yoshihito Kondo

近藤敬仁/Yoshihito Kondo

スカイランニング世界選手権となる今回のMont-Blanc Marathonの各レースには日本からもランナーが参加。ISFのプレスリリースでも紹介されている松本大、宮原徹の他にも、国内のレースで多数の優勝などの実績を持ち、2013年のKinabalu Climathonで4位、今年のNivolet-Revard(50km)で優勝などの実績をもつ近藤敬仁/Yoshihito Kondo(80kmに参加、当サイトのNivolet-Revard優勝インタビュー)、ハセツネでトップ10の常連である山田琢也/Takuya Yamada(80kmに参加)、昨年の上州武尊で2位の貝瀬淳/(80kmに参加)、Team Salomonの小出徹/Toru Koide(マラソンに参加)の上位入りに期待したいところ。 Japan Skyrunning Teamからは、上記のランナーの他、Mont-Blanc Marathonに山本大賀竹原直矢鶴見英斉上野朋子山本厚司の皆さん、80kmに岩永祐一内山千尋中川賢一野村泰子の皆さん、Vertical KMに上野朋子長谷川香奈子高瀬裕行竹原直矢の皆さんがそれぞれ参加する模様です。

参考

動画

Teaser Marathon du Mont-Blanc 2014 – Skyrunning World Championships from Marathon du Mont-Blanc on Vimeo.

SkyRunning世界選手権 Opening Movie 2014 from taishin on Vimeo.

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