上田バーティカルレース/太郎山登山競走 2017 プレビュー

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連休中の5月3日(水)に上田バーティカルレース/太郎山登山競走(上田VK)が開催されます。上田市の太郎山で開催されるこの大会は3回目となる今回もスカイランナー・ジャパンシリーズ(SJS)の開幕戦です。さらに今年は昨年と同じくスカイランニング・ユース日本選手権も行われます。

当サイトでは一昨年、昨年に続いて今年も上田VKの模様を現地からレポート。レースの模様や結果、有力選手の表情などを現地からタイムリーにお伝えします。当サイトのTwitterアカウントFacebookページをフォロー、「いいね」をしてお楽しみください。

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(写真・昨年の上田VKで優勝した宮原徹 / Toru Miyaharaのフィニッシュ。。Photo by Koichi Iwasa / DogsorCaravan.com)

コースは例年通り、上田を見守る太郎山の山頂がフィニッシュ地点

今年のコースは昨年とほぼ同じ。スカイランニングのバーティカルキロメーターの国際的な基準を満たし、ユース日本選手権およびSJSシリーズ戦となる猿飛佐助コース(5km / 1000mD+)は上田市の大星神社をスタート。一旦登った後に標高差300mほどを下ってから太郎山山頂(標高1164m)へと登ります。こちらには約160人がエントリー。一方、大星神社から太郎山の表登山道で一気に山頂を目指す真田幸村コース(3.3km / 700mD+)も行われ、約400人が参加。こちらはジュニアや年代別のカテゴリーが設けられます。

上田VKのコースイメージ。一旦登ってから左手に下りて登り直す赤線が5km/1000mD+の「猿飛佐助コース」。大会ウェブサイトより。

スタートは午前9時半から午前11時の間にランナーがあらかじめ決められた順番に一人ずつ10秒おきにスタート。概ね走力のあるランナーほどあとからスタートします。山頂のフィニッシュ地点での締め切りは12時です。

大会では各選手のリザルトの速報を見ることができるウェブサイトを公開しています。

今回の有力選手

スカイランニングの競技の中でも、バーティカルキロメーターは山岳コースの経験が浅くても比較的参加しやすく、これまでもスキーやロードのマラソンで活躍するアスリートが上位に入っています。今回の猿飛佐助コースの有力選手をみてみましょう。

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昨年の上田VKをスタートする馬場直人 Naoto Baba。

女子 Women

吉住友里 Yuri Yoshizumi

昨年の上田VKで初めてバーティカルキロメーターに挑戦し、51分49秒と抜群の好タイムで優勝して驚かせた吉住友里 Yuri Yoshizumi。吉住が自身の記録をどこまで上回るか、50分切りの優勝タイムを叩きだすか、が今回の上田VKの見どころの一つとなります。昨年のSJS・バーティカルキロメーターシリーズ戦では上田VK、蔵王VK、尾瀬岩鞍VKで優勝して年間チャンピオンを獲得、昨年12月にはアジア選手権・Lantau VKでも優勝しています。来月11日木曜日に控えたスペイン・カナリア諸島で開催されるスカイランニング世界シリーズの開幕戦であるTransvulacania VKでの活躍を占う上でも、吉住の上田VKでのタイムに注目が集まります。

吉住を追うことになるのは、まず高村貴子 です。昨年の上田VKでは吉住とは7分の差ながら2位でした。このほか昨年はスカイランニングユース世界選手権・Gran Sasso Skyraceで2位、ハセツネCUPで優勝、蔵王スカイレース優勝。バーティカルキロメーターでもどこまで吉住に迫れるか。さらに優勝争いで忘れてはならないのは2015年の第一回大会優勝の小林由貴 です。クロスカントリースキーにおいては日本を代表するトップ選手である小林は、今シーズンも2月に札幌で開催されたアジア冬季競技大会で4種目で金メダルを獲得。上田VKでは昨年は61分50秒で3位、優勝した一昨年は58分32秒で優勝でした。

高村貴子 Takako Takamura

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小林由貴 Yuki Kobayashi

このほか、次の皆さんが上位を狙います。

  • 荻原真紀 Maki Ogihara:富士登山競走で2013年、15年、16年に2位、14年に3位。先日の山道最速王決定戦で2位。
  • 加藤揚子 Yoko Kato:昨年はこの大会で4位、尾瀬岩鞍VKで3位、上州武尊山120k優勝、スパトレイル73kで4位。
  • Shiho Iwadate:昨年7位、一昨年2位。昨年はMt. Awa VKとびわ湖VK、菅平42kで3位。
  • 須藤吉仕子 Kishiko Suto:昨年9位、一昨年3位。このほか昨年はびわ湖スカイ、Mt. Awa VKとびわ湖VKで4位。
  • チョン・イェジ Yeji Jeong:韓国から参加でTeam Salomon Korea所属。
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男子 Men

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宮原徹 / Toru Miyahara

男子のレースはバーティカルの皇帝・宮原徹 Toru Miyaharaに若手選手がどこまで迫れるかに注目です。現在は富士登山駅伝で強豪・滝ヶ原自衛隊のエースとして活躍するほかはバーティカルキロメーターに絞り込んでレースを走っている宮原は昨年のSJSで上田VK、Mt. Awa VK、蔵王VK、尾瀬岩鞍VKで優勝して年間チャンピオンとなっていて、その強さは国内では全く揺らぐ気配はありません。昨年12月のアジア選手権・Lantau VKでも優勝でした。今年の上田VKでも宮原が無敵の強さを見せるのか。ちなみに大会のコースレコードは宮原が昨年出した42分57秒10となっています。

昨年の上田VKで皇帝・宮原に1分45秒差まで迫って2位、3位となった馬場直人 Naoto Baba上田瑠偉 Ruy Uedaも今回の上田VKにエントリーしています。20歳の馬場はクロスカントリースキーのトップアスリートで、上田VKでは一昨年に宮原に4分差の4位でした。クロスカントリースキーでは2月のアジア冬季競技大会(札幌)でリレーで金、15kmフリーで銀メダルを獲得しています。一方、トレイルランニング界のプリンス・上田は現在23歳。昨年のこの大会でバーティカルキロメーターに初挑戦し、馬場に1秒差の3位に。昨年はスカイランニングでは経ヶ岳VL、菅平42kで優勝、世界選手権・Buff Epic TrailではVKで10位、42kで12位、ユース世界選手権・Gran Sasso Skyraceで優勝。このほか、UTMBではCCCで2位となったことも話題となりました。今シーズンはハセツネ30kで優勝、先週末のKorea 50kで優勝して順調な様子をみせました。馬場と上田が皇帝・宮原をついに上回ることができるかどうかが、この大会で最大の見どころとなるでしょう。

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昨年の上田VKでの上田瑠偉 / Ruy Uedaのフィニッシュ。

このほか、上田VKでは一昨年2位、昨年4位でバーティカルキロメーターのスペシャリストとして知られる渡辺良治 Ryoji Watanabe、昨年のこの大会5位で蔵王VKでは宮原に次いで2位の新牛込崇史 Takashi Shinushigomeも上位に加わるでしょう。若手の秋元佑介 Yusuke Akimotoは昨年のSJSで経ヶ岳と菅平で2位、びわ湖スカイで5位。柳澤隼人 Hayato Yanagisawaは昨年の蔵王VKで3位、アジア選手権・Lantau VKで7位。さらに昨年の蔵王スカイレースで松本翔についで2位だった藤飛翔 Tsubasa Fujiや、昨年の西米良で優勝して注目された永里剛城 Goki Nagasatoは昨年の尾瀬岩鞍VKで宮原についで2位となっており、今回初挑戦の上田VKで上位が期待されます。

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渡辺良治 / Ryoji Watanabe

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秋元佑介 / Yusuke Akimoto

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藤飛翔 / Tsubasa Fuji

そのほか、当サイトが注目するのは次の皆さんです。

  • 工藤祐輔 Yusuke Kudo:昨年の西米良で6位。
  • 吉野大和 Yamato Yoshino:昨年の上田VKで8位、経ヶ岳VLで9位。
  • 名取将大 Masahiro Natori:昨年の上田VKで9位、経ヶ岳VLで7位。
  • 宮川鉄也 Tetsuya Miyagawa:昨年の上田VKで12位、経ヶ岳VLで5位。
  • 今井洋二 Yoji Imai :昨年の上田VKで15位、尾瀬岩鞍VKで13位。
  • 市川竜太郎 Ryutaro Ichikawa:昨年の上田VKで16位、尾瀬岩鞍VKで10位。
  • 成瀬野生 Nobu Naruse:クロスカントリースキーで冬季オリンピック3大会連続出場
  • シン・ジョンシク Jeongsik Shin:韓国、Adidas Running所属
  • 横山忠男 Tadao Yokoyama:昨年のMt. Awa VKで4位。
  • 宮地藤雄 Fujio Miyachi:2016年WMRAマウンテンランニング世界選手権日本代表、Pikes Peak Ascent & Marathon総合6位。
  • 竹原直矢 Naoya Takehara:昨年の西米良で5位。
  • 星野和昭 Kazuaki Hoshino:昨年のスカイランニングアジア選手権・MSIG Lantau 27kで7位。
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日本でのスカイランニングのスケジュール

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Sky Classic

Vertical

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Japan CUP

このほか、小学生・中学生を対象としたJSAジュニアシリーズも開催されます。

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