DC Weekly | 先週末は粟ケ岳、奥三河、Korea 50k、今週はUTMF、MIUT・2018年4月23日

当サイトでは粟ケ岳バーティカルキロメーターの模様を現地からお伝えした先週末。中国ではThe North Face 100 Chinaが開催され100kmのレースが悪天候で中止に。50kmのレースに日本から鏑木毅さんが参戦しました。今週末はUltra-Trail World Tourのレースとして日本でウルトラトレイル・マウントフジ、北大西洋のマデイラ島(ポルトガル)でMIUTが開催されます。当サイトは今年もウルトラトレイル・マウントフジを密着取材でレポートしますのでお楽しみに。来週末が開けた30日月曜には中国でMIGU RUN Skyrunner World Seriesが開幕、日本では川の道514kmが開幕します。

(写真・粟ケ岳バーティカルキロメーターのトロフィーは地元の新潟県三条市の誇る伝統の金属加工技術によるもの。Photo by Koichi Iwasa, DogorCaravan.com)

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先週末のイベント

4月20日金曜日 – 21日土曜日:Zion 100

  • Zion 100 (100m, 100k, 50k, 21k):アメリカのユタ州、ザイオン国立公園で開催される100マイルなどの大会です。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

4月21日土曜日 – 22日日曜日:Iznik, Mt. Apo, TNF 100 China, TNF100 Taiwan

  • Asia_Trail_MasterIznik Ultra (140k, 90k, 50k, 30k, 15k, 5k):トルコ・ブルサ県の湖畔の町、イズニックを拠点に開催。リザルトはこちら
  • Mt Apo Sky Race (100k, 50k, 25k) :フィリピン・ダバオの郊外にそびえるアポ山(2,954m)へと登って下りるシンプルなコース。100kmのレースは安全上の理由で75kmにフィニッシュ地点が繰り上げとなりました。男子優勝はデビッド・ジャネリ David Gianelli、2位はジャグ・ラナンテ Jag Lanante。女子は唯一の完走者であるアギー・スミス Aggy Smith Sabanalが優勝となりました。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
  • The North Face 100 China (100k/50k/21k): 中国・北京で今回10周年を迎えた大会ですが、100kmの大会はこちらも安全上の理由からスタート前に開催が中止に。日曜日に元々開催が予定されていた「50km」のレースと、100kmのコースのうち50kmのレースとは重ならないコースを使う「50km Plus」の二つのレースが行われました。「50km」の男子は4時間34分でシェン・ジアシェン Jia-Sheng Shen 申加升が優勝。3月のGaoligong By UTMBの124kmのレースで上田瑠偉との勝負を制して優勝した選手です。17分差の2位は昨年の100kmで2位のリュウ・チャン Chan Liu 刘禅、3位は香港のチュン・ウォン Wongho Chungでした。この大会で2009年、2010年に優勝している鏑木毅 Tsuyoshi Kaburakiが久々に参加し、トップから57分で10位となっています。女子はシュー・メイリン Mei-Ling Xu 徐美玲が5時間46分で優勝、2位に40分差でツアン・リーピン Li-Ping Zheng 郑丽萍、3位はリー・ウェイ Wei Liu 刘维でした。リザルトはこちら
  • The North Face 100 Taiwan (50k, 20k, 10k, 5k): こちらも同じくThe North Face 100の大会で台湾・桃園市で開催されました。リザルトはこちら
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4月21日土曜日:粟ケ岳、善光寺

  • Skyrunner-Japan-Series-logo-768x744粟ケ岳バーティカルキロメーター:新潟県三条市の八木ヶ鼻温泉・いい湯らていをメイン会場に開催されたバーティカルキロメーターのレース。粟ケ岳の山頂には雪が残理、日本では珍しい雪上のスカイランニングのレースとなりました。今年のスカイランナー・ジャパンシリーズの開幕戦であり、スカイランニング日本選手権で勝利を勝ち取ったのは上田瑠偉 Ruy Ueda高村貴子 Takako Takamuraでした。上田瑠偉は今回初めてバーティカルキロメーターで皇帝・宮原徹 Toru Miyaharaを破りました。当サイトでは現地で取材してリザルトを紹介する記事を書いています。また、男子優勝の上田瑠偉さん、高校二年生で今回総合3位となった近江竜之介さんのインタビューを掲載しています。リザルトはこちら(掲載され次第理リンクします)。次のいスカイランナージャパンシリーズおよび日本選手権となるのは5月3-4日の上田バーティカルレース・スカイレースです。
  • 善光寺ラウンドトレイル (17k, 7k):長野市地附山公園。善光寺の裏山となる大峰山(大峰城跡)、葛山、頼朝山、地附山をラウンドする17km 1,100mD+のコースの男子は大瀬和文 Kazufumi Oseが1時間41分で優勝、3分差で町田知宏 Tomohiro Machidaが2位。3位は尾田賢典 Yoshinori Odaでした。女子は2時間10分で田中真紀 Maki Tanakaが優勝。2分差で桑原絵理 Eri Kuwaharaが2位、桑原から6分で山室宏美 Hiromi Yamamuroが3位でした。リザルトはこちら

4月22日日曜日:東丹沢・宮ヶ瀬、富士五湖、奥三河、さくらおろち湖、Korea 50K

  • 東丹沢・宮ヶ瀬 トレイルレース(32k): 神奈川県・宮ヶ瀬湖畔から東海自然歩道最高点の姫次(ひめつぐ)まで行って帰ってくるコース。東丹沢・宮ケ瀬、道志村、八重山、北丹沢の4大会からなるNESチャンピオンシップの開幕戦です。男子総合(ただし大会側では年代別の順位のみで総合順位は設けていません)では中村幸夫が2時間52分で一位、43秒差で谷征夫が二位、谷から2分で三位に秋本祐介。女子総合(大会では年代別のみで総合は設けていません)は福田恵里佳が3時間20分で一位、二位の岩壁淳子とは24分の大差でした。三位は各務裕美子。リザルトはこちら
  • チャレンジ富士五湖 ウルトラマラソン(118km、100km、71km):富士五湖をつなぐコースで行われる人気のウルトラマラソン。昨年に続いて開催される「ウルトラマラソン世界遺産シリーズ」の開幕戦でした。118km男子は石川佳彦が8時間47分で優勝。4分差で大林僚が2位、3位は荒井大樹。女子は楠瀬祐子が10時間32分で優勝し、2位に中村麻季子、3位が木村亜弥。100kmでは7時間9分で板垣辰矢が圧勝、女子は中村苑香が優勝。71kmは5時間4分で坂口享が優勝、2位に能城秀雄、3位に杉本諭。女子71kmは5時間50分で兼松藍子が優勝でした。リザルトはこちら
  • 奥三河パワートレイル(66k): 愛知県新城市、設楽町、豊根村で開催。男子は伊藤健太、女子は太田美紀子が優勝しています。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
  • さくらおろち湖トレイルラン大会:島根県雲南市、奥出雲町。今回が6回目の開催。リザルトは大会Facebookページから。
  • Asia_Trail_MasterKorea 50k (58k, 27k, 10k): 韓国・ソウル近郊の東豆川(Dongucheon)市で開催され、こちらもAsia Trail Masterの大会です。58k男子はキム・ジスブ Kim Jisub(韓国)が6時間33分で優勝。ちなみに昨年の上田瑠偉の優勝タイムである5時間41分でした。2位はマイケル・カビヒャー Michael Kabicher(オーストリア)、3位に平賀太智が入りました。カビヒャーは今週末のUTMFにエントリーしています。女子はラエティティア・ピビ Laetitia Pibis(フランス)が8時間37分で優勝。こちらもちなみに昨年優勝のマリー・マクノートンは7時間42分。ピビは今週末のSTYに出場します。女子2位は8時間50分で夏目靖子。9時間8分の3位に惠中彩恵でした。ソンドル・アムダール Sondre Amdahl(ノルウェー)はコース途中で10kmもの大幅なコースミスによりDNF。27kmはシン・ジェドク Sim JaeDukが2時間28分で優勝、ノ・ヘソン Noh HeeSeongが1分12秒差で2位。昨年のこの大会の59kmで2位の土井陵 Takashi Doiは途中でコースをロストしたものの3位となっています。このほか、5位に栗原孝浩、9位に菊川恵太が続いています。女子の27kmは2時間54分の男女総合7位でパク・スージ Park Soojiが優勝しました。リザルトはこちら(58k, 27k, 10k)。
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今週末のイベント

4月27日金曜日 – 29日日曜日:UTMF, Ultra du Pa du Diable

4月28日土曜日:MIUT、Ultra Trail Nepal、3 Peaks

  • Madeira Island Ultra-Trail® (MIUT) (115k / 85k / 42k /16k):北大西洋のマデイラ島(ポルトガル)で開催され、115km 7,200mD+のレースがUltra-Trail World Tourの第9戦です。女子の有力選手ではカロリーヌ・シャヴェロ Caroline Chaverot(フランス)、ミンミ・コトカ Mimmi Kotoka(スウェーデン)、ケリー・エマーソン Kelly Emmerson(オーストラリア)、エミリー・ルコント Emilie Lecomte。男子ではMDSに出たばかりのゲディミナス・グリニウス Gediminas Grinius(リトアニア)、ハビエ・ドミンゲス Javier Dominquez Ledo(スペイン)、ファビアン・アントリーノス Fabien Antolinos(フランス)、ジョルディ・ガミト Jordi Gamito(スペイン)、オーレリアン・デュナン・パラス Aurelien Dunand-Pallaz(フランス)、セバス・サンチェス Sebas Sanchez(スペイン)、スコット・ホーカー Scott Hawker(ニュージーランド)と欧州の有力選手が揃います。
  • Asia_Trail_MasterUltra Trail Nepal – Run for Recovery (85k, 63k): 2015年のネパール地震で大きな被害のあったシンドゥ・パルチョーク群で開催される大会は被災した地元へのチャリティイベントともなっています。Asia Trail Masterのシリーズ戦。
  • 3 Peaks Race(37.4km): イングランド北部、ヨークシャーデールズ国立公園の中にある三つの山をコースにしたフェル・ランニングのレース。
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DC Weekly 2023年7月10日 志賀高原100, Badwater 135, Val d’Aran, Restonica Trail, Verbier, 奥四万十

4月29日日曜日:いしおか、兵庫波賀

4月30日月曜日:Yading Skyrun

4月30日月曜日 – 5月5日土曜日:川の道514km

  • 日本横断「川の道」フットレース(514km/254km):東京から新潟を目指す514kmのレース。荒川、千曲川、信濃川沿いの道をたどって日本を横断するというスケールの大きなイベントです。小諸市からスタートする千曲川・信濃川ステージの254kmもあります。

前週末の主な大会のリザルトと、今週末の国内外のトレイルランニング大会の予定をお伝えしているニュース記事・DC Weeklyへ、皆様からの情報や写真の提供を歓迎します。下のコメント欄もぜひご活用ください。国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーにもぜひご利用ください。

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