国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーでは今年の予定を随時アップデートしています。まだ掲載していない大会についての情報のご提供、掲載済みの大会についてのご指摘を歓迎いたします。
(写真・Zegama-Aizkorriをリードするキリアン・ジョルネとダビデ・マニーニ。Photo @GoldenTrailSeries | @Zegama Aizkorri | @Philipp Reiter)
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先週末開催のイベント
5月26日木曜日 – 28日土曜日
Volvic-Volcanic Experience (110km, 80km, 43km, 25km, 15km)
フランス・ピュイ=ド=ドーム県ヴォルビック。ミネラルウォーターの採水地として知られるヴォルビックで開催。ソーシャルメディアによると、110kmのレースでフランソワ・デンヌ François D’Haeneとカミーユ・ブリュイアス Camille Bruyasが男女それぞれのレースで優勝した模様です。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
5月28日土曜日 – 29日日曜日
たかやしろトレイルランニングレース(12k)
長野県の木島平スキー場。土曜日のバーティカルキロメーターは5km 880mD+のコースで行われ、女子は吉住友里(41分0秒)、秋山穂乃果(42分54秒)、小林華蓮(44分26秒)、男子は山本大晴(34分54秒)、宮川朋史(35分30秒)、今年の北京五輪日本代表(クロスカントリースキー)の馬場直人(36分21秒)が男女それぞれのトップ3に。日曜日の12km 1200mD+では吉住友里が1時間17分で優勝して前日に続いて二冠。2位に小林千佳(1時間24分)、3位に山﨑優風(1時間25分)。男子は小田切将真(1時間4分)が制し、松本祥汰(1時間5分)、山本大晴(1時間7分)が続きました。リザルトはこちら。
Ultra Skyrunning Madeira (55k, 23k, 10k, VK)
北大西洋のマデイラ島(ポルトガル)で開催。55km 4,000mD+のレースがスカイランナー・ワールドシリーズの第二戦でした。男子ではセバスチャン・リュングダールSebastian Ljungdahl (スウェーデン)が先行しますが30km付近でペーター・フラノ Peter Fraňo (スロバキア)が追いつきます。レースを制したのは26歳のフラノで5時間47分でフィニッシュ。リュングダールが2分差の5時間49分で続きました。3位にはラウル・ブタッチ Raul Butaci(ルーマニア)が6時間6分で入りました。女子はビリヒニア・ペレス Virginia Perez(スペイン)が終始リードして7時間15分で優勝。15分差の7時間30分でアンナ・オンガロ Anna Ongaro(イタリア)が2位、シルビア・プイガルナウ Silvia Puigarnau(スペイン)が7時間38分で3位でした。リザルトはこちら。
Bryce Canyon Ultra (100マイル、50マイル、60k、50k、30k)
アメリカ・ユタ州で開催の100マイルなどのレース。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
GreenWeez MaXi-Race (85k, 45k, 38k, 16k, 15k)
フランス・アヌシー Annecyをメイン会場に開催されるトレイルランニングのビッグイベント。85kmのレースは昨年のBroken Arrow Skyrace 52k優勝のセス・ルーリング Seth Ruhling(アメリカ)が8時間44分で優勝。2位には昨年のUTMB®︎準優勝のオーレリアン・デュナンーパラス Aurelien Dunand-Pallaz(フランス)が9時間13分、3位にエリアス・カディ Elias Kadi(フランス)で9時間16分。女子ではジュリア・レッジ Julia Rezziが11時間21分、マノン・カンパノ Manon Campano(11時間36分)が2位、アリーヌ・コカール Aline Couquard(11時間59分)が3位とフランス勢がトップ3に。45kmの女子のレースではケイティ・シード Katie Schide(アメリカ)が4時間8分で優勝、ミンミ・コトカ Mimmi Kotka(スウェーデン)が4時間17分で2位、フィオナ・ポルテ Fiona Porte(フランス)が4時間23分で3位。男子はジョン・アルボン Jonathan Albon(イギリス)が3時間29分で制し、ピーター・エンダール Petter Engdahl(フランス)が3時間34分、アントワン・シャルボラン Antoine Charvolin(フランス)が3時間47分で続きました。リザルトはこちら。
5月28日土曜日
Eco Trail Oslo (80k, 50k, 31k, 21k, 10k)
ノルウェー・オスロで開催の都市型トレイルランニングレース。リザルトはこちら。
Transylvania 100k (100k, 80k, 50k, 30k, 20k)
ルーマニアで開催。「ドラキュラ」に登場する城のモデルとされるブラン城をスタート・フィニッシュとするコース。100k男子はエフへニー・ヤルモレンコ Yevhenii YERMOLENKO(ウクライナ)が15時間6分、同女子はアドリアナ・プロスニータ Adriana PLOSNITA(ルーマニア)が20時間21分でそれぞれ優勝しました。リザルトはこちら。
5月29日日曜日
Mt. Awa Skyrace (43k)
新潟県三条市。43kmのレースは海外からの選手の参加はなかったものの、スカイランナー・ワールドシリーズのレースでした。女子では高村貴子が6時間31分で優勝、1時間半以上の差で和田みほ(8時間15分)、甲斐愛子(8時間36分)が続きました。男子は藤飛翔が5時間22分で優勝、10分差で牛田美樹が2位(5時間32分)、小原将寿が3位(5時間42分)。4位に大瀬和文、5位に宮川朋史、6位に名取将大。リザルトはこちら。
OSJ奥久慈トレイルレース(50k, 30k)
茨城県大子町など。国内屈指の難コースで知られる大会です。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
八王子丘陵ファントレイルin太田
群馬県太田市・八王子山公園。太田市から桐生市にまたがる八王子丘陵をコースとする大会です。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
スカイライントレイル菅平(48km, 22km, 5km)
長野県菅平高原。フル43km、ハーフ22km、ミニ5kmの三つのレースが行われます。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
比婆山国際スカイラン(18.5k, 9k)
広島県の比婆山連峰をコースとする大会。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
Mizukami Mountain Party(ロングコース、ショートコース)
熊本県水上村。先月の4月17日に行われたミドルのレースに続いて、ロングコースとショートコースが行われました。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
RunRunトレイルかごしまinグリーンファーム(12.5k, 7.5k)
鹿児島市観光農業公園グリーンファームで開催。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
Maraton Alpina Zegama-Aizkorri (42.2k)
スペイン・バスクで開催、欧州を代表する山岳マラソンで、山の上のコース上にまで多くの観衆が応援に詰めかけることで知られます。コロナ禍での中止により3年ぶりとなった今年もGolden Trail World Seriesの開幕戦となっており、世界からトップ選手が集結。雨の多いバスク地方のレースはウェットなコンディションとなることが多いですが、今回はコンディションにも恵まれ、男女ともに大会記録が更新されるハイレベルなレースでした。
男子のレースではキリアン・ジョルネ Kilian Jornet(スペイン)とダビデ・マニーニ Davide Magnini(イタリア)の二人が並んでレースをリードします。続く選手たちとの差が5分近くまで広がっていた、スタートから26kmを過ぎてテクニカルな下り。この大会で9回優勝した経験を持つ34歳のキリアンが24歳のマニーニを一気に引き離します。そのままキリアンがフィニッシュして10回目の優勝を達成。3時間36分40秒というタイムは大会記録(3時間45分8秒、スティアン・アンゲルムンド、2017年)を9分も上回る好記録でした。2位のマニーにも3時間39分31秒でアンゲルムンドの大会記録を上回りました。3位にはコース後半の下りセクションで一気に順位を上げた、マヌエル・メリラス Manuel Merillas(スペイン)が3時間45分で続きました。日本から参加した上田瑠偉 Ruy UEDAは序盤にキリアンと並んで先頭を走りましたが、後半に順位を落として28位となる4時間9分でフィニッシュしました。
女子はニアンケ・ブリンクマン Nienke Brinkeman(オランダ)が大会新記録で優勝。2位のモード・マシス Maude Mathys(スイス)との差は最後まで広がり続けて9分20秒差まで広がり、4時間16分43秒でフィニッシュ。大会記録の4時間34分27秒(マイテ・マイオラ、2017年)を18分近く短縮する大記録となりました。3月にはフルマラソンで2時間22分のPRを記録したばかりで、今シーズンもシリーズをリードする存在となりそう。3位にはサラ・アロンソ Sara Alonso(スペイン)が4時間26分で続きました。
Trail Sacred Forest (50k, 26k, 14k)
イタリアのトスカーナ州とエミリア=ロマーニャ州にまたがるカゼンノ森林国立公園で開催。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
HK50 WEST
Action Asia Eventsが香港で開催する大会。54km男子は城武雅(日本)が5時間46分、アンジェリカ・ハーン Angelika Hahn(ドイツ)が7時間11分でそれぞれ優勝。25kmはリンブ・ヤマ=ナス Limbu YAMA Nath(ネパール)が2時間33分。ウォン・メイヤン Meiyan Wong(香港)が3時間0分で男女それぞれで優勝。リザルトは大会ウェブサイトから。
今週末開催のイベント
6月3日金曜日 -5日日曜日
Hochkönig Skyrace(86.8km, 49.9km, 32.6km, 20.9km, 9.2km, 2.5km)
オーストリア・マリアアルムで開催予定の「ホッホケーニヒ・スカイレース」。32.6kmのレースがスカイランナー・ワールドシリーズの第4戦となっています。
6月3日金曜日 -4日土曜日
San Diego 100
アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴ郊外で開催の100マイル・トレイルランニングレース。3年ぶりの開催となります。
Lofoten Ultra-Trail®(100m, 50m, 48k, 24k, 12k)
ノルウェー・ロフォーテン諸島。北極圏内にある島をつなぐコースで開催される100マイルなどのトレイルランニングイベントです。
6月4日土曜日 -5日日曜日
みなかみTrailRace (100k、80k、40k、20k)
群馬県みなかみ町のノルン水上スキー場。GONTEXによるトレイルランニングイベントで24kmの周回コースで開催されます。
6月4日土曜日
奥多摩(青梅~川井)トレイルラン大会(33k/10k)
東京・青梅市の永山公園をスタートして旧古里中体育館(33km)または高源寺(10km)でフィニッシュするという大会。
戸隠マウンテントレイル(20k, 10k)
長野県・戸隠スキー場を会場に開催。昨年に続いてショート10kmのレースは来年6月にオーストリアで開催予定の世界選手権に向けた日本代表選考レース。男子では牛田美樹、宮原徹、川崎雄哉、横内佑太朗、吉野大和、近江仁之介、宮川朋史、女子では吉住友里、岩村聖華がエントリーしています。
各務原アルプス パノラマトレイルラン(30k, 15k)
岐阜県各務原市。木曽川を臨むうぬまの森を会場にハイキングコースを走るトレイルランニング大会。今年3月に予定されていた大会が延期されて今週末に開催されます。
Mohican 100
アメリカ・オハイオ州で開催の100マイルトレイルランニングレース。
6月5日日曜日
CALDERA TRAIL(35k, 10k)
岩手県七時雨山で開催の七時雨(ななしぐれ)マウンテントレイルフェスの中で開催されるイベント。3年ぶりの開催です。
OSJ会津磐梯山ウルトラマラソン(100km, 65km)
福島県猪苗代町、磐梯町、北塩原村。会津磐梯山の山麓にある猪苗代湖、小野川湖、秋元湖、檜原湖、曽原湖をめぐるコースで開催されるウルトラマラソンで、今年初開催です。
奥武蔵ウルトラマラソン(78km)
埼玉県毛呂山町の毛呂山総合公園を会場にして、78kmのコースで開催される人気のウルトラマラソン。
東京バーティカルレース
東京都檜原村。御前山山頂でフィニッシュする7km 1,060mD+のコースで開催されます。スカイランナージャパンシリーズのVKシリーズのレースです。
那岐ピークス タフトレイルチャレンジ in岡山(57k, 32k)
岡山県、鳥取県の境となる那岐山系で開催。「チャレンジコース」は57km、「ミドルコース」は32kmと二つのレースが行われます。
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