2022年 UTMB プレビュー #UTMB

UTMB Mont-Blancで最も注目を集めるイベントは170kmの「UTMB」でしょう。文字通り世界中からトレイルランニングを愛するランナーやその家族、仲間が集まるお祭りであり、誰もが一度は選手として参加したいと憧れる大会です。もちろんエリートアスリートにとっては、UTMBで上位に入ることは世界のトップ選手に仲間入りすることを意味し、UTMBで勝つことはトレイルランニングで世界の頂点に立つことを意味します。

パンデミックで中止となった2020年を経て開催された昨年2021年のUTMBは大いに盛り上がりました。しかし、日本から参加した当サイトの目には、日本をはじめアジアの選手がほとんど参加できなかったことが気になりました。今日でも全ての国で国境を越えて自由に大会に参加できるわけではないでしょうが、今年のUTMBは昨年よりも国際的な大会となりそうです。

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UTMBはトレイルランニングの世界で新しい取り組みに挑戦する先駆者でもあります。今年から始まった「UTMBワールドシリーズ」はUTMBの最新の挑戦ですが、そのほかにも自然環境を守るために今年は主なエイドステーションには「ベースキャンプ」を設けて食事などを提供。これまで応援や観戦に車を使っていた人も、大会が用意するバスを利用して着いた先で快適に選手を待てるようにしています。

当サイトの岩佐が日本語チャンネルのMCとして参加するライブ配信番組「UTMB LIVE」も、環境への負荷を減らしながらもより多くの人に大会を臨場感を持って楽しんでもらうという役割を担っています。

この記事では8月26日金曜日午後6時(日本時間土曜日午前1時)にスタートする170kmのUTMBの有力選手を紹介します。

UTMB女子・予想外の展開になる可能性あり、アメリカから多くの有力選手がエントリー

2019年、2021年とUTMBで連覇したコートニー・ドウォルター Courtney Dauwalter (USA) は今年のUTMBにエントリーしていません。しかし北米の有力選手が今年のUTMB女子には多数参加していて、UTMBの各レースでこれまで好成績を上げている選手たちとともに今年の有力選手のリストに名前を連ねます。スタートからフィニッシュまで、目を離せないレース展開となるかもしれません。

ラグナ・デバッツ Ragna DEBATS (NED) はスカイランナーワールドシリーズで2017年年間チャンピオン(ウルトラ)や2018年スカイランニング世界選手権(Ben Navis Ultra)で優勝、2018年トレイル世界選手権(Penyagolosa、85k)で優勝。2019年はレースの幅を広げてMarathon des Sablesで優勝したのち、CCCに出場して優勝しています。100マイルデビューとなった昨年のウェスタンステイツでは3位になっていて、今年もIstria 100 by UTMBの100マイルで優勝。昨年のUTMBではバルローシンまでたどり着きながらもDNFとなっています。今年は満を持して優勝となるか。

UTMBファンにとってはいくつもの鮮やかなフィニッシュの姿が記憶に新しいのはミンミ・コトカ Mimmi KOTKA (SWE) です。UTMB Mont-Blancには2016年のCCC優勝でデビュー。2017年のTDSでも優勝しています。その後も各地の超長距離のトレイルレースで活躍しています。昨年のUTMB®︎は3位となっているほか、今年もLavaredo Ultra-Trail 121kで優勝していて、順調な様子。

2018年、2019年とTDSを連覇しているオードレー・タンギー Audrey TANGUY (FRA) は昨年のUTMBはコンタミンでリタイア。今シーズンは4月のMIUT 115kで2位となっています。昨年のTDS®︎優勝のマノン・ボアール Manon BOHARD (FRA) は今年7月のTrail Verbier St. Bernard by UTMB 76kで優勝。2017年のレース中の滑落によるケガから復活して2019年のTDSで2位となったことが話題になってヒラリー・アレン Hillary ALLEN (USA) も今年のUTMBで昨年のDNFからの再挑戦となります。

2019年のUTMFで優勝して日本でも注目の選手となったシャン・フージャオ XIANG Fuzhao (CHN) はその後の2019年のUTMBで11位でした。その後もHK100kで2020年に優勝、昨年はThailand by UTMB 168kで優勝。先月からは欧州遠征が続いていて、Eiger E101で4位、Montreux MXALPS 72kで2位、Val Tho Summit Game 42kで優勝。順調な調整で今年のUTMBに臨めば上位入りの可能性は高そう。欧州在住のケイティ・シード Katie SCHIDE (USA) は昨年のUTMBで8位。今シーズンは7月のVal d’Aran 105kで優勝しています。

ジョセリン・ポーリー Jocelyne PAULY (FRA) は2018年のUTMBで3位ののち同じ年のDiagonale des Fous (レユニオン)で優勝。2019年TDSで4位のアンナ・カールソン Anna CARLSSON (SWE) は昨年の丹羽薫が2位だったVal d’Aran 162kで優勝したのち、スウェーデンのKullamannen 171kでも優勝しています。

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スペインのアサラ・ガルシア Azara GARCÍA DE LOS SALMONES (ESP) はTransgrancanariaで2017年、2020年に優勝、最近では2021年10月のUltra Pirineu 100k、今年6月のmozart 100 105kで優勝など、スペインを中心に欧州各地のレースで結果を残しています。意外にもUTMB Mont-Blancでは2018年のCCCでDNF、2019年OCCで2位の記録が残るのみ。

UTMBでの経験や実績では丹羽薫 Kaori Niwa (JPN) も上に挙げた有力選手に引けをとりません。デビューした2016年に8位、翌年2017年に4位と続けてシャモニーの表彰台に立ったことでウルトラトレイルの世界のトップ選手の一人として知られることになりました。その後のUTMBでは2018年に16位、昨年は13位。その間も2018年Hardrock 100で4位、2019年のOman by UTMB 170kで優勝、2021年Val d’Aran 162kで2位、Thailand by UTMB®︎ 168kで3位のほか、100マイルやそれを超えるレースで結果を残し続けています。その丹羽に続くようにして、近年ウルトラトレイルでの実力を開花させている宮﨑喜美乃 Kimino MIYAZAKI (JPN) は今回がUTMBへのデビューとなります。2019年のOman by UTMB 170kで3位ののち、昨年は10月にLAKE BIWA 100、Thailand by UTMB®︎ 168kでいずれも2位。今年のUTMFで総合19位で女子優勝したことも記憶に新しいところ。

このほか、CCCと同じくUTMBにも北米から有力選手が集まります。UTMBのコースの経験は未知数ですが、今年のレースのレベルをグッと引き上げることになるかもしれません。

  • マリアン・ホーガン Marianne HOGAN (CAN) : 2021年Ultra-Trail Cape Town 100kで2位、2022年Bandera 100kで優勝、ウェスタンステイツで3位。
  • ブリタニー・ピーターソン Brittany PETERSON (USA) : ウェスタンステイツで2019年2位、2021年4位。
  • ケイトリン・ガービン Kaytlyn GERBIN (USA) : ウェスタンステイツで2018年2位、2019年6位。2020年Transgrancanariaで優勝。
  • エミリー・ホーグット Emily HAWGOOD (ZWE、米国在住) : 2021年UTMBで10位。ウェスタンステイツでは2021年7位、2022年5位。
  • サブリナ・スタンレー Sabrina STANLEY (USA) : Hardrock 100で2018年、2019年優勝。Diagonale des Fous(レユニオン)で優勝。
  • アリッサ・サンローラン Alissa ST LAURENT (CAN) : 2017年UTMBで6位、2018年TDSで5位。2016年ウェスタンステイツで5位。2021年Run Rabbit Run 100で2位。

もちろん北米以外からも多くの注目選手がスタートラインに立ちます。

  • アロア・シオ Aroa SIO SEIJO (ESP) : 2022年Canyons by UTMB 100kで3位、同年ウェスタンステイツで12位。
  • マヌエラ・ソコル Manuela SOCCOL (BEL) : 2019年 Cappadocia Ultra-Trail 63k優勝、2020年Tarawera 102kで優勝。
  • エスツァー・チーラグ Eszter CSILLAG (HUN) : 2021年CCCで4位、2022年Transgrancanaria 126kで5位、同年Eiger Ultra-Trail E51で2位。
  • パウリナ・クラクチャック Paulina KRAWCZAK (POL) : 2021年Lavaredo Ultra-Trail 121kで6位。
  • カタルジーナ・ソリンスカ Katarzyna SOLIŃSKA (POL) : 2021年CCCで5位、2022年Lavaredo Ultra-Trail 121kで2位。
  • ナオミ・ブランド Naomi BRAND (RSA) : 2019年UTMBで15位、2020年Tarawera 102kで3位、2022年Ultra-Trail Drakensberg 108kで優勝。
  • ルーシー・ジャムサン Lucie JAMSIN (FRA) : 2018年OCCで4位、2021年UTMBで7位、2022年Transgrancanariaで6位。
  • エミリー・ボーダン Emily VAUDAN (SUI) : 2021年のTrail Verbier St. Bernard 109Kで優勝、2022年の同大会140kで優勝。
  • ルー・クリフトン Lou CLIFTON (AUS) : 2019年 UTMFで2位。
  • アネテ・スビルぺ Anete SVILPE (LAT) : 2021年TDSで10位、同年Penyagolosa CSP 110kで優勝。2022年Istria 100 by UTMB 68kで優勝。
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UTMB男子・キリアンとジムの勝負の行方はいかに、中国勢の活躍、日本の選手の挑戦に注目

UTMBファンの間で今年の大会について最もホットな話題といえば、キリアン・ジョルネ Kilian JORNET BURGADA (ESP)とジム・ウォルムズレイ Jim WALMSLEY (USA) のどちらがUTMB男子のレースを制するのか、です。キリアン・ジョルネはスペイン・カタルーニャ出身の34歳、山岳スポーツのトップアスリートであり、トレイルランニング界のアイコンです。UTMBでは2008年、20歳で初出場と初優勝。以後、2009年、2011年と3度優勝。2011年にはウェスタンステイツでも優勝しています。一方のウォルムズレイはアメリカ・アリゾナ州生まれの32歳。アメリカのウルトラランニング界の頂点となっているウェスタンステイツで2018年、2019年、2021年と三連覇して現在の大会記録保持者。

二人が揃って走ったのは2017年と2018年のUTMB。2017年は優勝したフランソワ・デンヌに続いてキリアンは2位、ウォルムズレイはキリアンに55分差で5位。翌年は両選手ともにリタイア、優勝はグザビエ・テベナールでした。ウォルムズレイは今年5月から新婚の妻と一緒に渡仏しており、モンブラン周辺のトレイルでトレーニングを重ねています。2021年のUTMBもDNFでしたが、今回はいわば気合の入り方がこれまでとは違います。ウォルムズレイが優勝すれば、長くファンの間で話題に上っていた「アメリカ人男子選手によるUTMB優勝」がついに実現することになります。

二人の優勝争いに加わってくるとすれば、まず挙がる名前はハンネス・ナンベルガー Hannes NAMBERGER (GER) です。昨年のUTMBでは初挑戦で6位となりましたが、その後も11月のMIUT 116kで優勝、今年4月のPenyagolosa CSP 106kで優勝、6月のLavaredo Ultra-Trail 121kmで優勝とさらに強さに磨きがかかっています。

そして昨年のUTMBで5位のジェルマン・グランジェ Germain GRANGIER (FRA) 。今年はSkyrace des Matheysins 41kのほか、7月にはVal d’Aran 160kで優勝。

UTMB Mont-Blancでは2019年、2021年とCCCを連覇しているティボー・ガリビエ Thibaut GARRIVIER (FRA) が今年はUTMBに初挑戦です。今年4月のMIUT 115kで2位となっています。100マイルのレースは今回初挑戦。

スペインのパブロ・ビジャ Pablo VILLA GONZÁLEZ (ESP) は2019年のTDSのチャンピオン。その後はTransgrancanariaで2020年はパウ・カペルとタイで優勝、2022年は2位のカペルに21分差をつけて優勝。全てが噛み合うレースになるなら、優勝争いに加わってくるでしょう。2019年には来日して粟ケ岳スカイレースに参加しています(6位)。

そして2019年UTMB優勝のパウ・カペル Pau CAPELL (ESP)。2020年に中止になったUTMBのコースでFKTに挑戦しましたが、その後は故障の治療とリカバリーが続いていた模様。今シーズンに入ってからは3月のTransgrancanariaでの2位、4月のPatagonia Run 163kで優勝と順調な様子です。

昨年のUTMBでフランソワ・デンヌに続いて2位のオーレリアン・デュナンパラズ Aurélien DUNAND-PALLAZ (FRA) は昨年冬に自転車でケガをしていたのと新たに父親になったせいか、今シーズンのアスリート活動は静かですが、5月のMaXi-Race 86kでは2位となっています。

昨年のUTMBで3位のマチュー・ブランシャール Mathieu BLANCHARD (FRA) は今シーズンも多くのレースに参加。4月のMIUT 115kでは4位、6月のLavaredo Ultra-Trail 121kで5位という結果を残しています。

ティム・トレフソン Tim TOLLEFSON (USA)は2015年のCCCで2位、2016年と2017年はUTMBでともに3位と、UTMBの頂点に最も近づいたアメリカ人アスリートとしてファンには知られています。以降はUTMBでDNFが続いていますが、その活躍に期待したいところ。今年はWay Too Cool 50k、American River 50で優勝ののち、ウェスタンステイツを21位でフィニッシュしています。

2018年のCCCを制したトム・エバンス Thomas EVANS (GBR) は今回170kmのUTMBに初挑戦。2019年にはウェスタンステイツで3位となって100マイルのレースを経験しています。今年はTransgrancanaria 61k、MIUT 82k、Scafell Skyrace 40kでいずれも優勝しています。

加えて、今年のUTMBには中国のトップ選手も参戦します。近年中国勢の活躍が著しいUTMB Mont-Blancでしたが、前回は不在でした。6月からヨーロッパでレースを転戦している選手の中でもVal d’Aran 55kで優勝、Eiger Ultra-Trail E101で3位のユン・ヤンチャオ Yanqiao YUN (CHN)、昨年のThailand by UTMB 168k優勝で7月のMontreux 108kで2位のチョウ・ジアジュ Jiaju ZHAO (CHN)、E101で6位でMontreux 72kで2位のロー・カンファ Canhua LUO (CHN) に注目。

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加えて、昨年のUTMBで7位タイのディエゴ・パゾス Diego PAZOS (SUI)、9位のマチュー・クレマン Mathieu CLÉMENT (SUI) 、10位のウォン・ホーチュン Ho Chung

WONG (HKG) も今年のUTMBに戻ってきます。

日本からは2019年のUTMBで8位となり、日本人男子選手としては鏑木毅以来となるトップ10入りの快挙となった小原将寿 Masatoshi OBARA (JPN)に期待が集まります。さらに、今年のUTMFで優勝した西村広和 Hirokazu NISHIMURA (JPN) はUTMBのレースに初参戦。UTMF3位になって無名の選手から一気に注目を集めた万場大 Hajime MAMBA (JPN)も今回がUTMBへのデビューです。ミスターハセツネ・奥宮俊祐 Shunsuke OKUNOMIYA (JPN) は今回が5回目のUTMBへの参戦です。

このほか、次の選手に注目します。

  • ザック・ミラー Zach MILLER (USA) : 2022年Trail 100 Andorra by UTMB 105kで優勝。
  • ロベルト・ハイナル Robert HAJNAL (ROU) : 2018年UTMBで2位、2021年UTMBで39位、2022年Istria 100 by UTMB 168kで優勝。
  • ダニエル・ユング Daniel JUNG (ITA) : 2017年TDSで6位。2022年Hardrock 100で4位。【追記・ダニエル・ユングは今回のUTMBを見送ります。2022.08.20】
  • ルイス・アルベルト・ヘルナンド Luis Alberto HERNANDO ALZAGA (ESP) : 2019年CCC優勝。
  • セバスティアン・クログビク Sebastian KROGVIG (NOR) : 2021年TDS優勝、2022年Trail 100 Andorra by UTMB 105kで2位。
  • スコット・ホーカー Scott HAWKER (NZL) : 2019年UTMBで3位、2021年CCCで2位。
  • ハルワルド・ショーベリ Hallvard SCHJØLBERG (NOR) : 2018年UTMBで4位、2019年TDSで4位。
  • アルトゥール・ジョワイユブイヨン Arthur JOYEUX-BOUILLON (FRA) : 2018年CCCで9位、2021年TDSで3位。
  • ゲディミナス・グリニウス Gediminas GRINIUS (LTU) : 2014年UTMBで5位、2016年UTMBで2位、2017年UTMBで8位。
  • ジー・ドォ Ji DUO (CHN) : 2020年Panda Trail by UTMB 157kで3位。
  • デン・グオミン Guomin DENG (CHN) : 2020年HK100kで3位、2022年Montreux 108kで3位。
  • イオネル・マノレ Ionel Cristian MANOLE (ROU) : 2022年Trail 100 Andorra by UTMB 105k で3位、Val d’Aran 55kで2位。
  • ペレ・オーレル Pere AURELL (ESP) : 2021年CCCで10位、2022年 Penyagolosa MiM 60kで2位、2022年Ultra Skymarathon Madeira 21kで優勝。
  • アンソニー・コスタレス Anthony COSTALES (USA) : 2021年 Canyons 100kで優勝、2022年Chuckanut 50kで2位、2022年Lavaredo Ultra-Trail 121kで10位。
  • ジミー・エラム Jimmy ELAM (USA) : 2020年Tushars 100kで優勝、2022年 Bandera 100kで5位。
  • ルイス・ルイスオレール Lluis RUIZ OLLER (ESP) : 2019年UTMBdで14位、2021年Ultra Pirineu 100kで6位。
  • フォティス・ジシモプーロス Fotis ZISIMOPOULOS (GRE) : 2021年Transgrancanaria 129kで3位。
  • デビッド・ヘッジス David HEDGES (USA) : 2021年Ultra-Trail Harricana 125kで優勝。
  • ハリー・ジョーンズ Harry JONES (GBR) : 2018年CCCで8位、2019年UTMBで15位、2022年mozart 100 by UTMB 75kで優勝。
  • タイラー・グリーン Tyler GREEN (USA) : 2021年ウェスタンステイツで2位、2021年TDSで10位。2022年ウェスタンステイツで4位。
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