ウルトラトレイルマウントフジ Ultra-Trail Mt. Fuji 2023 プレビュー #MF2023

2023年のウルトラトレイルマウントフジ Ultra-Trail Mt. Fuji(MF)が4月21日金曜日から23日日曜日まで開催されます。大会はコロナ禍による中止を経て昨年、3年ぶりに開催されましたがまだ参加者は国内在住者に限られました。今回はコロナ以前と同じく、海外からも参加者を迎えての開催となります。

DogsorCaravanではTHE NORTH FACEにご協力いただき、今年のMFにアメリカから参加する3人のアスリートのインタビューをお届けしています。大会当日は、昨年に続いて公式ライブ配信の案内役として岩佐が出演します。このほか、大会前後にMFについての情報発信をしていく予定です。

Sponsored link


今年も100マイルのFUJIと69kmのKAIの二つのレース、コースは昨年予定されていたものとほぼ同じ

今年のMFは昨年と同じく100マイルと69kmの二つのレースが行われますが、今年1月にその名前はそれぞれ「FUJI」と「KAI」に改めることが発表されています

レースの形式についても前年とほぼ同様です。「FUJI」は富士山こどもの国(富士市)をスタートし、時計回りで富士急ハイランド(富士河口湖町・富士吉田市)、山中湖畔(山中湖村)を経て富士急ハイランドでフィニッシュする165.3km 7,574mD+ / 7,614mD-のコース。2,400人の選手は600人ごとの4つのウェーブに分かれてスタートします(昨年は500人ごとに5つのウェーブでした)。4月21日金曜日14時30分に第一ウェーブがスタート。15分間隔で15時15分に最後の第4ウェーブがスタートします。制限時間は各ウェーブともに23日日曜日11時30分に設定され、第4ウェーブの場合は44時間15分となります。

FUJIのコース概要図(大会ウェブサイトより、以下同じ)

FUJIのコース概要図(大会ウェブサイトより、以下同じ)

FUJIのコースプロファイル

FUJIのコースプロファイル

FUJIの進行見込み

FUJIの進行見込み

コースについては昨年2022年大会で雨天を受けて直前に変更される前に予定されていたコースから大きく変わりませんが、エイドの前後などで一部が変更されています。昨年はフィニッシュまで約2kmとなる天上山のトレイルから舗装路に出たところに順位確定ポイントが設けられましたが、今回はこれが設けられません。一方、残り1.6kmにある富士急ハイランド駅横の踏切での踏切待ち時間は、完走タイムから差し引かれないため、踏切待ちの有無は順位に影響する可能性があります。

昨年から変更された箇所は次のとおりです。

  • 23.8km F1 富士宮の前でコースが一部変更に。エイド設置位置も南寄りに変更。
  • 51.0km F2 麓の手前でコースが一部変更。
  • 96.4km F5 富士急ハイランドのエイド、ドロップバッグ受け取り場所は富士急ハイランドの駐車場から、大会会場のフィニッシュエリアに隣接するコニファーフォレストに変更。
  • 100km付近の北口本宮冨士浅間神社から小倉山の登り口に至るセクションはやや手前で右折して登り口に向かうコース(この区間約1.2km)に変更。
  • F6 忍野(112.4km)のエイドは前回の忍野村民交流広場から約3.3km手前となる忍野村民体育館に変更、体育館前後で一部コース変更。
  • F9 富士吉田(150.0km)の置かれる明見湖前後のコースが一部変更。
  • 152km付近で寿団地入口交差点を通らないコースに一部変更。

「KAI」は昨年の定員480人から800人に参加枠を増やして開催されます。フォーマットとしては昨年同様、22日土曜日11時に富士急ハイランドをスタート。コースはFUJIの後半と同じで距離69.2km、3,638mD+ / 3,670mD-。制限時間は20時間で23日日曜日午前7時が締め切りとなります。

KAIのコース概要図

KAIのコース概要図

KAIのコースプロファイルと進行見込み

KAIのコースプロファイルと進行見込み

久々に海外選手を迎えるマウントフジをリードする選手は誰?

FUJI 女子

シャン・フーチャオ Fuzhao XIANG

シャン・フーチャオ Fuzhao XIANG

100マイルのFUJIのレースには2019年のマウントフジのチャンピオン、シャン・フージャオ Fuzhao XIANG (CHN) が戻ってきます。総合16位となる24時間20分でマウントフジの100マイルを制したのちも、2020年Hong Kong 100で優勝、Transgrancanariaで準優勝。コロナ禍の間も2020年のUltra-Trail Ninghai 108kをはじめ中国国内のレースで多数結果を残し、2022年のUTMBでは7位、今年のTarawera Ultramarathonで5位となっています。今回の女子選手の中では群を抜いた実力で優勝候補といえるでしょう。

なお、エントリーリストには昨年のUTMBで3位のケイトリン・ガービン Kaytlyn Gerbin (USA)、中国のJiangnan 100 Mileで2021年優勝のシュー・メイリン MeiLing Xu (CHN) は今回のレースに参加しません。

続く選手の中では向井成美 Narumi MUKAIがどこまでシャンに迫るかに注目したいところ。2021年にLake Biwa 100で優勝して100マイルにデビュー、翌月のOSJ KAMI 100の100kmで優勝。この秋の2レース優勝は2022年にも再現しています。MFには今回初登場となります。

2022年の奥信濃100の100kで向井に43分差の2位でフィニッシュしたのが伊東ありか Arika ITOで、その後の霧島えびの高原 63kで優勝するなど、最近好成績を残しています。奥信濃100の第一回大会の75kmで2位、同じ年の2021年のFTR100で優勝した枝元香菜子 Kanako EDAMOTOはその後の故障からも復活、昨年12月のDoi Inthanon by UTMBの104kmのレースで4位となっています。大淵千鶴 Chizuru OFUCHIはOSJ KOUMI100で2021年、22年と二連勝。昨年のMFで4位の澤田由紀子 Yukiko SAWADAはその後の信越五岳100マイルで5位、FTR100で2位。今回もトップ3入りの有力候補です。

海外勢ではフィチャナン・マハチョート Phitchanan MAHACHOT (THA)は2020年のThailand by UTMB 100マイル優勝で、昨年チェンマイで開催された世界選手権のタイ代表選手。 チェン・ロンロン Rongrong CHEN (CHN)は2020年のPanda Trail by UTMBの100マイルで2位、今年は2月のAmazean Jungle by UTMBの100マイルで2位。いずれも有力選手として注目です。

これも読む
2021年 TDS®︎、OCC、CCC®︎ プレビュー #UTMB

以下の選手の皆さんも有力選手として続きます。

  • チャン・ジュンユ Junyue ZHENG (CHN):2022年CHINA100 100kmで3位。
  • 細川由美 Yumi HOSOKAWA :2022年比叡山50kmで2位、那岐ピークス58kで優勝、広島湾岸105kmで優勝。
  • ウェン・ファンユアン Fangyuan WEN (CHN):2021年The North Face 100 Moganshan 70kで2位。
  • 新屋祐希 Yuki SHINYA :2023年OSJ新城32kで2位。
  • 安田彩子 Ayako YASUDA :2022年OSJ ONTAKE100 100kmで優勝。
  • 渡邉ゆかり Yukari WATANABE :2022年UTMFで7位、LAKE BIWA 100で4位。
  • 冨澤いずみ Izumi TOMIZAWA :2022年ハセツネCUPで7位、2023年OSJ新城32kで3位。2022年UTMFで20位。
  • キミー・レオン Hong Kiu Kimmy LEUNG (HKG):2022年Doi Inthanon by UTMB 104kmで8位。
  • 浅原かおり Kaori ASAHARA :UTMFで2018年と2019年に3位、昨年の彩の国100マイルで5位。
  • 國分さやか Sayaka KOKUBU :2022年OSJ ONTAKE100 100mileで優勝、UTMFで16位、信越五岳100マイル8位。
  • 市村浩美 Hiromi ICHIMURA :2021年OSJ KOUMI100で2位。
  • 野中京奈 Kyona NONAKA :2022年球磨川リバイバル107kmで2位。
  • 鎌倉明子 Akiko KAMAKURA :2022年奥信濃100 100kmで4位。
  • 吉田千暁 Chiaki YOSHIDA :2019年OSJ ONTAKE 100 100kmで2位、2022年UTMFで23位。

FUJI 男子

チョウ・チャーチー Jiaju Zhao

チョウ・チャーチー Jiaju Zhao

男子のエントリーリストの中では世界トップクラスの実力を持つ中国の二人のアスリートの名前が目を引きますが、そのうちの一人、シェン・ジャーシェン Jiashen Shenは今回のマウントフジには参加しません。今回のFUJIはチョウ・ジアジュ Jiaju Zhao (CHN) がその力を日本で披露する機会となりそうです。現在28歳のチョウがトレイルのレースを走るようになったのは2017年からですが、中国のレースで勝利を重ねながら国際的な大会では2019年のCCCで11位、2020年のHong Kong 100で7位。その後は2020年のPanda Trail by UTMBの100マイルでリャン・ジンに続いて2位。2021年はThailand by UTMB 100マイルで優勝、Montreux Trail Festival 110kで2位。昨年12月にはDoi Inthanon by UTMB 100マイルで優勝。今年に入ってからは2月のHong Kong 100で2位となりましたが、その後の中国国内でのレースではその実力を発揮していません。マウントフジに向けてどれくらい調整がうまく行っているかがカギとなりそうです。

これも読む
2021年 UTMB®︎ プレビュー #UTMB

チョウに続くトップ3の候補としては、サンゲ・シェルパ Sange Sherpa (NEP)が上がります。フランス在住で10年以上に渡って毎シーズン数多くのウルトラディスタンスのレースを走り続けている鉄人です。ウルトラトレイルマウントフジは2015年に7位、2016年の短縮版で9位、2018年に11位と3回の経験があり、このほか2017年は信越五岳100マイル(短縮版)で優勝しています。最近では昨年のQuebec Mega Trail 100 mileで優勝、Wildstrubel by UTMB 108kで3位、今年のAmazean Jungle by UTMB 100mileで優勝といった成績を挙げています。

当サイトで今回のMFに先立ってインタビューをしたパディ・オレアリー Paddy O’Leary (IRL) はカリフォルニア在住で最近では2019年のBroken Arrow Skyrace 52kで4位、Table Rock 30kで2位などミドルディスタンスのレースに強みを持っていますが今回は100マイルのFUJIを走ります。2021年にはCanyons 100kで8位のほかUTMBを完走するなどウルトラについても経験は十分です。

アメリカからはアンソニー・リー Anthony Lee (USA)にも注目。28歳ながら北米で100マイルのレースを多数完走しており、昨年はHURT 100で4位、Canyons 100Kで5位など最近その走力を高めています。

迎える日本の選手では昨年のマウントフジで2位の土井陵 Takashi DOIが優勝に最も近いでしょう。昨年は8月のTJARでの大会新記録での優勝で注目を集めて時の人となりました。その後は12月にDoi Inthanon by UTMBの100マイルで5位、今年の球磨川リバイバル103kmでは3位になっています。

昨年のマウントフジで一時は先頭に立つ果敢な走りで観衆を沸かせて3位となった万場大 Hajime MAMBAも今年のマウントフジでは注目選手です。昨年は7月にOSJ ONTAKE 100 100kmで優勝、UTMBでは日本の選手として首位の27位で完走、10月にはハセツネダブル 132kを2位でフィニッシュしています。今年は2月にTarawera Ultramarathon 100mile を15時間11分で2位になっています。走れる100マイルでの好成績はアスリートとしての成長を窺わせます。

2016年ハセツネCUPチャンピオンで昨年11月のWMTRC世界選手権・ロングで16位と健闘した川崎雄哉 Yuya KAWASAKIが今年のFUJIに登場します。マウントフジでは2019年大会で悪天候で途中で打ち切られたこともあり100マイルの完走はならず。しかしITJでは2020年に優勝、2021年は3位と活躍、昨年は信越五岳110kで優勝、ハセツネCUPで2位。その実力で2019年のレースでのリベンジが果たせるかもしれません。

川崎とともに日本代表選手としてWMTRC世界選手権に出場した須賀暁 Satoru SUGAも今回のFUJIに参加します。昨年は地元の東北でOSJ真昼山地50k、OSJ安達太良山50kで相次いで優勝。今年は4月のハセツネ30kで6位に。中距離のトレイルレースに強みを持ちますが、マウントフジでは2013年にSTYで4位、100マイルは2015年に60位、2018年に42位で完走した経験を持ちます。【須賀暁はFUJIに出場しません。2023.04.21】

UTMFで2015年、2018年に6位となっている大瀬和文 Kazufumi OSEはコロナ前までは多数の海外レースで活躍してきたウルトラランナー。昨年は9月の信越五岳100マイルで優勝し、10月のハセツネCUPで3位になって注目されました。

⿁塚智徳 Tomonori ONITSUKAはマウントフジでは2014年のSTY、翌年のUTMFから毎回参加しており、昨年は4位でフィニッシュしています。昨年は信越五岳100マイルを6位で完走しているほか、ITJ70kで6位となっています。

20代の若手選手で今回のFUJIの有力選手リストに加わるのは⾧田豪史 Goshi OSADAです。ウルトラにフォーカスして100マイルを超えるレースの経験も持つ長田は昨年のUTMFはDNFでしたが、その後の信越五岳を8位で完走、11月のFTR100で優勝。今年は3月のOSJ新城の64kmで優勝しています。

マレーシア在住の喜多村久 Hisashi KITAMURAはアジア各地の数々のトレイルランニングレースで表彰台に立つアスリート。Asia Trail Masterの年間ランキングでは昨シーズンのチャンピオンとなりました。今シーズンは2月のAmazean Jungle by UTMBの100kmで2位、3月のBorneo Ultra Trail Marathonで優勝。日本のレースにも積極的に参加していて、昨年は比叡山50マイルで6位、OSJ奥久慈50kで2位、越後カントリートレイル63kで優勝、ITJ70kで18位でした。マウントフジは2019年に続いて2度目の参戦です。

このほか、大会のファウンダーの一人で昨年初めて選手としてUTMFを完走して話題となった鏑木毅 Tsuyoshi KABURAKIや、横山峰弘 Minehiro YOKOYAMA西城克俊 Katsutoshi SAIJOといった日本のトレイルランニング界のレジェンドも今年の大会のスタートラインに立ちます。

これも読む
相原千尋・2023年 ハセツネCUP 大会前インタビュー

続いてトップ10圏内の有力候補の選手も多数今年のFUJIにエントリーしています。

  • リン・シャオ Xiao LIN (CHN):2022年Moganshan 100 100kmで2位、2023年Amazean Jungle by UTMB 100mileで2位。
  • 小林誠治 Seiji KOBAYASHI :2022年UTMFで5位。
  • 下家悟 Satoru GEYA :2022年UTMFで7位、比叡山50kで優勝、信越五岳110kmで5位。
  • 中谷亮太 Ryota NAKATANI :2022年LAKE BIWA 100優勝、UTMFで31位。
  • 吉村健佑 Kensuke YOSHIMURA :2022年UTMFで8位、Doi Inthanon by UTMB 100kmで6位、2021年FTR100で2位。
  • 澤柳匠 Takumi SAWAYANAGI :2022年みなかみトレイルレース100kで優勝、美ヶ原85k優勝、OSJ KOUMI100優勝
  • 竹村直太 Naota TAKEMURA :2022年信越五岳100マイル2位、2023年球磨川リバイバル103kで4位。
  • 藤岡学 Manabu FUJIOKA :2022年奥信濃100 100kで3位、UTMFで23位。
  • 黒河輝信 Terunobu KUROKAWA :2021年中能登トレジャートレイル50kで優勝、2022年広島湾岸105kで2位。
  • 名取将大 Masahiro NATORI :2022年スリーピークス八ヶ岳トレイル 39kで優勝、ハセツネCUPで10位。
  • 高島宏希 Hiroki TAKASHIMA :2022年奥三河パワートレイル 70kで2位、比叡山50マイルで3位。
  • 荒木諒 Ryo ARAKI :2022年奥信濃100 100kで4位、、美ヶ原85kで3位、中能登トレジャートレイル50kで優勝。
  • 福井哲也 Tetsuya FUKUI :2022年滋賀一周ラウンドトレイル優勝、LAKE BIWA 100で2位。
  • 岡田裕也 Yuya OKADA :2022年信越五岳110kmで4位。
  • 西方勇人 Hayato NISHIKATA :2022年UTMFで10位、信越五岳100マイルで4位。
  • 小川壮太 Sota OGAWA :2022年奥信濃100 100kで10位。
  • 山本諒馬 Ryoma YAMAMOTO :2022年UTMFで18位、広島湾岸105kmで4位、ハセツネCUPダブルで5位。
  • 杉本諭 Satoshi SUGIMOTO :2022年UTMFで12位、Doi Inthanon by UTMB 100 mileで10位。
  • 河内陽介 Yosuke KAWAUCHI :2022年峨山道トレイル73km優勝、ITJ70kで8位。
  • 岩本慎吾 Shingo IWAMOTO :2022年ひろしま恐羅漢トレイル79kで優勝。
  • 荒川純 Jun ARAKAWA :2022年UTMFで13位、OSJ ONTAKE 100kmで4位。
  • 南圭介 Keisuke MINAMI :Crossing Switzerland 382kmで3位。
  • 駒井令 Tsukasa KOMAI :2022年広島湾岸105kで6位。
  • 東条叙宏 Nobuhiro TOJO :2022年ヤリカン100マイル優勝。
  • シン・ジェドク Jaeduk SIM (KOR):2022年Seoul 100kで3位。
  • ⾧尾暁人 Akito NAGAO :2022年LAKE BIWA 100で3位。
  • 河崎鷹丸 Takamaru KAWASAKI :2022年OSJ ONTAKE100 100kmで2位。
これも読む
星野由香理さん、今年のHURT 100について聞く(サンデートレイル)【ポッドキャスト・Run the World】

KAI 女子

69kmのレース、KAIの女子のレースで注目されるのが相原千尋 Chihiro AIBARA。中国・四国のレースで活躍しており、昨年はハセツネCUPで3位に。ITJ70kでも2020年に3位、2022年に4位となっています。

スカイランニングのユース世界選手権日本代表の経験を持つ若林綾 Aya WAKABAYASHIは最近ウルトラディスタンスのトレイルにも挑戦の場を広げています。昨年9月のNice Cote d’Azur by UTMBの100マイルで2位、その2週後にハセツネCUPで10位でした。

ウォン・メイヤン Meiyan WONG (HKG) は今年2月に開催されたHong Kong 100で5位。日本でのレースは初めてですが、KAIではレースをリードする一人となりそうです。

トレイルランニングを始めたのは比較的最近ながら、徳本順子 Junko TOKUMOTOは昨年の信越五岳100マイルを2位でフィニッシュしています。

「ウルトラランナーみゃこ」こと辻麻結子 Mayuko TSUJIは最近トレイルランニングにも取り組んでおり、昨年は白馬国際28kで2位のほか、ITJ70kを5位で完走。今回のKAIでも注目を集めそうです。

次の選手の皆さんも上位入賞候補となります。

  • 山内菜摘 Natsumi YAMAUCHI:2022年KAI69kで3位、美ヶ原50kで2位、2023年ハセツネ30kで8位。
  • 石原菜美 Nami ISHIHARA:2022年KAI69kで4位、比叡山50kmで7位、OSJ山中温泉75kで3位。
  • 星野緑 Midori HOSHINO:2022年KAI69kで6位。
  • フィエルド花 Hanah FJELDDAHL:2022年FunTrails Round 皆野 30kで3位、白馬国際50kで3位、ITJ70kで10位。
  • 野永美咲 Misaki NONAGA:2022年野沢温泉37kで4位、白馬国際28kで5位、ITJ70kで8位。
  • 高橋実世 Miyo TAKAHASHI:2022年KAI69kで8位。小谷トレイルオープン29kで5位。

KAI 男子

KAIの男子は日米のアスリートの間でどんなレースが展開されるか見どころの多いものとなるでしょう。

昨年のKAIの男子トップ3は揃って今年のKAIにエントリーしています。昨年優勝の「くれいじーかろ」こと甲斐大貴 Hiroki KAIは昨年は比叡山50マイルで2位、フェアリートレイル高島朽木40kで優勝、小谷トレイルオープン29kで3位、白馬国際28kで3位。イタリアで開催のスカイランニング世界選手権のスカイウルトラでは11位。今年は3月の球磨川リバイバル103kmで2位となっており、今年のKAIで二連覇をねらいます。

横内佑太朗 Yutaro YOKOUCHI

横内佑太朗 Yutaro YOKOUCHI

昨年のKAIで終盤にリードを許して2位となったのが横内佑太朗 Yutaro YOKOUCHIでした。昨年はフェアリートレイル高島朽木40kで3位、霧島えびの高原33kで2位、白馬国際50kmで優勝。秋のWMTRC世界選手権に日本代表として出場し、ロング80kmで33位でした。今年のKAIでは最後までリードを守れるか。

昨年3位だったのは牛田美樹 Miki USHIDA。昨年は粟ケ岳スカイレース43kで2位、志賀高原エクストリーム55kmで2位に。厳しいコンディションとなれば豊富な経験が有利となりそうです。今年はOSJ新城32kで3位となっています。

森本幸司 Koji MORIMOTOは今年はKAIにエントリーしています。昨年はWMTRC日本代表選考レースとなっていた霧島えびの高原33kmでレース終盤に快走をみせてリードを奪って優勝。このほかにもはフェアリートレイル高島朽木40kでは6位でした。

大学で陸上競技の経験を持ち、昨年からトレイルランニングに力を入れて注目されている田村健人 Kento TAMURAも今回のKAIの優勝争いに加わりそうです。昨年は奥信濃50kで優勝、初挑戦のハセツネCUPは11位で完走、ITJ70kは4位。今月のハセツネ30kは3位となっています。

日本のアスリートとともに、アメリカのトップ選手たちもKAIを走ります。2018年のUTMFでコース最終盤の霜山からの下りで先頭に立つ見事な逆転劇を見せたディラン・ボウマン Dylan BOWMAN。最近では2020年のTransgrancanariaで3位、2021年のHardrock 100で2位、昨年のUltra Pirineu 100kで7位といった結果を残しています。

ディランが優勝した2018年のUTMFで3位となったセス・スワンソン Seth SWANSONは2014年と2015年にウェスタン・ステイツで2年連続で2位となっています。最近は2021年のTDSを7位、2022年のUTMBを47位で完走しています。当サイトではセスと今回のマウントフジを前にインタビューを行い、その記事を公開しています

これも読む
DC Weekly 2022年8月15日 Sierre-Zinal、TJAR

2014年のウルトラトレイルマウントフジは世界のトップ選手が集結して世界の耳目を集めた大会でした。その年にフランソワ・デンヌ、ライアン・サンデスに続いて男子3位だったのがマイク・フート Mike FOOTEでした。2013年UTMBで5位、Hardrock 100で2度の2位(2010年、2015年)など、ハードな山岳の100マイルに強いアスリートです。最近は昨年のTDS®︎を77位で完走しました。マイクとのインタビュー記事も当サイトで公開しています。

なお、エントリーリストに名前のある選手のうち、メン・グアンフー Guangfu MENG (CHN)、キム・ジソブ Jisub KIM (KOR)は今回のレースを見送ります。

さらに、KAIの男子のレースの有力選手は次のようになります。

  • 町田知宏 Tomohiro MACHIDA :2018年STYで3位、2021年FTR100で3位、2022年球磨川リバイバル107kで3位。
  • クレマン・ディウドン Clement DIEUDONNE (FRA):2022年Ultra Tour des 4 Massifs (Ut4M) 151kmで3位。
  • 吉原稔 Minoru YOSHIHARA :2022年KAI69kで8位、ハセツネCUPで5位。
  • 青木純 Jun AOKI :2020年OSJ安達太良山50kmで7位、2022年OSJ奥久慈30kで優勝。
  • 村田諒 Ryo MURATA :2022年野沢温泉70kで2位、Doi Inthanon by UTMB 100mileで11位。
  • 奥宮俊祐 Shunsuke OKUNOMIYA :2022年ハセツネCUPで6位。
  • 平沢晋太郎 Shintaro HIRASAWA :2022年奥信濃100 50kmで2位、白馬国際50kmで2位。
  • 丸山将真 Shoma MARUYAMA :2021年中央アルプススカイライン38kで4位。
  • 出澤孝臣 Takaomi IDESAWA :2022年OSJ奥久慈30kで3位、筑波連山トレイル73kで優勝。
  • 後藤憲仁 Norihito GOTOH :2022年OSJ奥久慈30kで5位、筑波連山トレイル46kで優勝。
この記事が気に入ったらDogsorCaravanをBuy Me a Coffeeで直接サポートできます!

Buy Me a Coffee

Sponsored link