DC Weekly 2024年5月7日 川の道、Amazean by UTMB、上田バーティカル、Skyrace des Matheysins

国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーでは今年の予定を随時アップデートしています。まだ掲載していない大会についての情報のご提供、掲載済みの大会についてのご指摘を歓迎いたします。

(写真 上田バーティカルで女子優勝の小林華蓮。 Photo ©JSA)

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先週末開催のイベント

4月30日火曜日 – 5月5日日曜日

日本横断川の道フットレース(514km/251km)

東京から新潟を目指す513kmの「日本横断ステージ」と小諸(長野県)から新潟の251kmの「千曲川〜信濃川ステージ」の二つが開催されました。前者の男子のレースでは森下輝宝が88:26で最初のフィニッシャーとなりました。森下は2021年大会に続いての男子優勝、今回で5回目の完走となります。2位は池田秀次杉浦宏和がタイで89:08。池田は5回連続の完走で昨年に続く2位でのフィニッシュ、杉浦は2022年の251kmのチャンピオンです。女子のレースは2022年優勝の廣澤志保が91:38で二度目の優勝を果たしました。2位は松浦真由美で108:14、3位は堤智美で112:56でした。

251kmは櫻庭健が27:37、高橋裕子が32:25で男女それぞれで優勝。櫻庭は大会新記録での優勝です。高橋は2021年の仲田光穂による25:14に続く歴代2位のタイムとなり、2018年に続く二度目のハーフでの優勝で、2022年にはフルで2位でした。男子は2位に内田芳朗が29:43、3位に木曽哲男が31:56、女子は中川梓が40:30で2位、稲垣寿美恵が41:03で3位に続きました。記録速報サイトが公開されています。

5月3日金曜日 – 5日日曜日

Amazean Jungle Thailand by UTMB (140k, 100k, 50k, 25k, 10k)

タイ南部のマレーシアに国境を接するヤラー県ベートン郡の密林エリアをコースとする大会で、昨年の2月開催から今年は5月に時期を移して開催されました。148km 8460mD+のの「BETONG140」は昨年のこの大会の100kのチャンピオン、ゲディミナス・グリニウス Gediminas Grinius (LTU)が24:23で男子優勝、4時間差でサンゲ・シェルパ Sangé Sherpa (NEP) が28:26で2位、ミハル・レズニアク Michal Lesniak (POL) が28:40で3位に。続く総合4位でフィニッシュしたチャン・マンイー Man Yee Cheung (HKG) が30:25で女子優勝、フランチェスカ・カネパ Francesca Canepa (ITA) が35:51で2位、ナッチャ・ファレー Nutcha Phalee (THA) が40:14で3位でした。

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100KカテゴリーのBETONG100は距離106km、累積獲得高度5860mD+のコースで行われ、男子はリアン・ディジ Disi Liang (CHN)が15:39で優勝、総合2位にハウ・ハーティ Hau Ha Thi (VNM)が16:12で続き、女子優勝となりました。ハウ・ハーティは昨年のCCCで4位となって注目を集めたアスリートです。このほか、男子は日本から参加の横内佑太朗 Yutaro Yokouchiが16:51で2位、ノン・ドー Nhon Do (VNM) が18:44で3位。女子はハン・レー Hang Le (VNM) が22:41で2位、僅差でシオック・ハー・リム Siok Har Lim (MYS) が22:42で続いて3位でした。

距離56km、累積2600mD+のBETONG50はルオ・タオ Tao Luo (CHN) が5:38で男子優勝、ユウ・ペイチャン Peiquan You (CHN) が5:50で2位、ダビデ・リウ Davide Liu (ITA) が6:13で3位に入りました。女子はバーニャ・クノップス Vanja Cnops (BEL)が7:25で優勝、ユアン・ジアンロン Jiangrong Yuan (CHN)が7:38で2位、エレナ・アニシモワ Elena Anisimova (RUS)が8:10で3位に。以上トップ3の選手はUTMBワールドシリーズファイナルへの出場権を獲得しました。

リザルトはこちら

Photo by UTMB

Photo by UTMB

Ultra Blue Island (118k, 65k, 42k, 25k, 11k)

北大西洋のアソーレス諸島(ポルトガル)のファイアル島で開催されるトレイルランニング・イベント。118kmではエンリカ・デマティス Enrica Dematteis (ITA)が15:29で女子優勝かつ男女を通じて総合一位となりました。男子優勝はロゲリオ・プロント Rogerio Pronto (POR)で15:39でした。リザルトはこちら

5月3日金曜日 – 4日土曜日

ヤリカン12時間耐久&100mile

石川県能美市仏大寺町の遣水観音山を会場に一周約8.7kmの周回コースで12時間走と100マイルのレースが行われました。100マイルでは鈴木祐児が24:06、三村希実が29:24で男女それぞれの一位を獲得しました。リザルトはこちら

上田バーティカルレース/スカイレース(太郎山登山競走)

長野県上田市で開催。初日の5kmのレースはV GAMES JAPANの開幕戦でした。男子は宮川朋史が44:50で優勝、2位に松本祥汰が45:02、3位に乾碩が47:09が入りました。女子は小林華蓮が56:57で優勝、大掛莉奈が57:45、林楓が1:00:06で続きました。二日目の25kmのスカイレースはスカイランナー・ジャパンシリーズの開幕戦で、男子は前日のバーティカルに続いて宮川朋史が3:58で優勝、市毛富士雄が4:04で2位。松本祥汰が4:12で3位。女子は4:25で髙村貴子が2018年、2019年に続いて三度目の優勝。2位に枝元香菜子が4:56、3位は林楓で5:15でした。リザルトはこちら(バーティカルスカイ)。

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5月4日土曜日 – 5日日曜日

Silabur Cave Trail (100km, 50km, 30km, 10km)

マレーシア、ボルネオ島北西部のサラワク州で開催されるトレイルランニングイベントで、Asia Trail Masterのシリーズ戦でした。Asia Trail Masterのレポートによれば、100kmはガスティン・ティアム Gustin Tiamレジレン・ジェームズ Rejlen Jamesが男女それぞれのレースで優勝しています。

の一戦となっています。

5月4日土曜日

Miwok 100k

アメリカ・カリフォルニア州。スティンソンビーチ Stinson Beachで開催の歴史ある大会は、今年は雨の中で開催されました。男子はロバート・レッセル Robert Resslが9:06、女子はリンゼイ・ドワイヤー Lindsay Dwyerが10:44で優勝しました。リザルトはこちら

Thames Path 100

イギリスのロンドンからオックスフォードまで、川沿いの道を遡る100マイルのランニングレース。男子はカラム・プリチャード Kallum Pritchardが15:12、女子はアンナ・ブラウン Anna Brownが20:53でそれぞれのカテゴリーの最初のフィニッシャーとなりました。リザルト速報はこちら

5月5日日曜日

Skyrace des Matheysins (26km)

フランス・グルノーブルの南30kmの山岳エリア、メテイザンで開催。25km 1,930mD+のレースでメレル・スカイランナーワールドシリーズの第3戦でした。男子は後半に順位を上げたナディル・マゲ Nadir Maguet (ITA)が2:25:43で制しました。2位にはダニエル・アントニオリ Daniel Antonioli (ITA)が2:27:06で続き、3位はマヌエル・メリリャス Manuel Merillas (ESP)で2:27:33と僅差で続きました。レース前半をリードしたのは昨年のこの大会のチャンピオン、フレデリック・トランシャン Frédéric Tranchand (FRA)でしたが、途中でコースを間違えたことから6位でのフィニッシュとなりました。昨年の年間ランキング7位の小田切将真 Shoma Otagiriが日本から参戦し、32位となる2:42:33で完走しています。

女子はアナスタシア・ルブツォワ Anastasia Rubtsova (RUS) が2:53:52が後続に7分のリードで勝利、2位はアリス・バウセロン Alice Bausseron (FRA)で3:01:12、3位はベイリー・コワルジック Bailey Kowalczyk (USA)で3:04:33でした。

リザルトはこちら。スカイランナーワールドシリーズは第4戦が5月18日のSkyrace Gorges du Tarn(フランス)の24km 1,800mD+へと続きます。

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今週末開催のイベント

5月6日月曜日 – 11日土曜日

Cocodona 250

アメリカ・アリゾナ州ブラックキャニオンシティからフラッグスタッフへと北上する距離249.4マイル(401km)、累積獲得高度40,143フィート(12,236m)、制限時間125時間のレース。すでに5月5日午前5時10分(日本時間同日午後9時10分)にレースはスタートしています。今回で4回目の開催。

5月9日木曜日 – 12日日曜日

Valhöll Argentina by UTMB(125k, 80k, 55k, 35k, 22k, 11k)

アルゼンチン中部、コルドバ州にある山村、 ビージャ・ヘネラル・ベルグラノ Villa General Belgranoで開催。カラムチタ渓谷に位置し、ドイツからの移民が拓いた村を拠点に標高2,790mのセロ・チャンパキ Cerro Champaquiなどの山頂を通るトレイルを走ります。UTMBワールドシリーズの大会です。

5月9日木曜日 – 11日土曜日

Transvulcania (72k, 48k, 28k, VK)

スペイン・カナリア諸島ラパルマ島で開催されるトレイルランニング大会で、ヨーロッパだけでなくアメリカからも多くの有力選手を集める大会として知られます。コロナ禍と火山噴火を乗り越えて2022年10月に復活し、2023年5月にも大会が開催されました。この2回の大会はUTMBワールドシリーズの一戦となっていましたが、昨年秋にシリーズから離脱することを発表しています。今年の大会には昨年二度目の優勝を勝ち取ったダコタ・ジョーンズ Dakota Jones (USA)のほか、イーダ・ニルソン Ida Nilsson (SWE) 、ジョナサン・アルボン Jonathan Albon (GBR)、アサラ・ガルシア Azara Garcia (ESP)、ジェルマン・グランジエ Germain Grangier (FRA)、スンマヤ・ブッダ Sunmaya Budha (NEP)、ラウル・ブタッチ Raul Butaci (ROU)、ティボー・バロニアン Thibaut Baronian (FRA)がエントリーしています。

Volvic-Volcanic Experience (224k, 112k, 82k, 46k, 28k, 15k)

フランス・ピュイ=ド=ドーム県ヴォルビック。ミネラルウォーターの採水地として知られるヴォルビックで開催。7つのトレイルランニングレースが行われます。

5月10日金曜日 – 12日日曜日

Ultra-Trail Snowdonia by UTMB(168km, 103km, 55km, 25km)

イギリス・ウェールズのランベリス Llanberisを拠点に開催されるトレイルランニング・イベント。自然豊かな山岳エリアとして知られるスノードニアで2018年に始まった大会はUTMBワールドシリーズの一つとなっています。

European Masters Off Road Running Championships

北大西洋のポルトガル・マデイラ島、マチコ Machicoではトレイルランニングとマウンテンランニングのマスターズ欧州選手権が今週末に行われます。10日に8km 600mD+ののマウンテンランニング、11日に4.9km 1000mD+のバーティカル、12日に33km 2000mD+ののトレイルランニングのレースが行われます。

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5月11日土曜日 – 12日日曜日

Aso Volcano Trail (112km)

熊本県の阿蘇市、高森町、南阿蘇村にまたがる約112km、累積獲得高度約5240mのコースで、昨年に続いて2回目の大会が開催されます。

善光寺ラウンドトレイル (20k, 8k)

長野市。地附山公園を会場に、善光寺の裏山となる大峰山(大峰城跡)、葛山、頼朝山、地附山をラウンドする20kmと8kmのコース。

5月11日土曜日

比叡山インターナショナルトレイルラン (23k, 50k, 50mile)

滋賀県大津市。比叡山延暦寺をスタート、フィニッシュとするコースで開催。累積獲得高度5,500mD+の50マイルのレースは制限時間11時間30分と完走のハードルが高いレースとして知られます。

Ice Age (50m, 50k, 21k)

アメリカ・ウィスコンシン州のアイス・エイジ・トレイルで開催。1982年から続く歴史ある大会で50マイル、50km、21kmのレースが行われます。

Chiemgau Trail Run(60k, 42k, 21k, 10k)

ドイツ南東部、オーバーバイエルンで開催。

5月12日日曜日

FunTrails Round みなの 50K/30K

埼玉県皆野町の皆野スポーツ公園を会場に開催される50Kと30Kのレース。

Da MONDE TRAIL Challenge(3時間)

愛知県新城市。愛知県民の森に設けられる約2.5kmの特設周回コースで行われる3時間耐久レースです。

ふどうの森トレイルラン(44k, 22k, 9k, 3k)

岐阜県関市。関市、各務原市、坂祝町にまたがるコースからは濃尾平野、飛騨山脈を一望できます。44km、22kmなどのレースが予定されています。

Bukit Lawang Orang Utan Trail (50k, 25k, 7k)

インドネシア・スマトラ島のブキッ・ラワンはオランウータンが棲む森で知られる自然豊かなエリアです。ここを拠点に50kmなどのレースが開催されます。Asia Trail Masterの大会となります。

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