DC Weekly | 先週末はトレイル世界選手権、菅平、スリーピークスなど、今週末はリヴィーニョ、越後カントリーなど・2017年6月14日

前週末の主な大会のリザルトと、今週末の国内外のトレイルランニング大会の予定をお伝えしているニュース記事・DC Weeklyを今年もお届けします。このDC Weeklyへ皆様からの情報や写真の提供を歓迎します。国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーにもぜひご利用ください。

(写真・イタリアのバディーア・プラタリアで開催されたトレイル世界選手権。9km地点で並ぶ近藤敬仁と昨年のUTMBチャンピオンのルドビック・ポムレ。Photo Koichi Iwasa, DogsorCaravan.com)

先週末のイベント

6月9日金曜日 – 11日日曜日:Scenic Trail

  • Scenic Trail (113k, 54k, 27k, 11k, VK): スイス南部のイタリア語圏であるティチーノ県。113kmのレースがスカイランナー・ワールドシリーズのSky Ultraカテゴリーの第3戦でした。男子のレースはステファン・フーゲンシュミット Stephan Hugenschmidtマティアス・ディパシャー Matthias Dippacher(ともにドイツ)が15時間40分で同時にフィニッシュして二人がタイで優勝となりました。3位は28分差でマレク・クアシディス Marek Cuasidis(チェコ)でした。女子は男女総合12位となる19時間12分でフランチェスカ・カネパ Francesca Canepa(イタリア)が優勝。31分差の2位はユリア・ベイコワ Yulia Baykova(ロシア)、さらに2位から63分差でデニス・ジンマーマン Denise Zimmerman(スイス)が3位でした。なお、あわせて開催された54kmのレースでは日本から参加の高島由佳子 Yukako Takashimaが8時間19分で3位となっています(優勝タイムから+23分)。リザルトはこちら。次のスカイランナー・ワールドシリーズのSky Ultraカテゴリーのシリーズ戦は7月8日開催のHigh Trail Vanoise(67km、フランス)。なお、来週末の6月18日にSky Classicカテゴリーの Livigno SkyMarathon(34km、イタリア)が開催です。

6月9日金曜日 – 10日土曜日:San Diego 100

  • San Diego 100:アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴ郊外で開催される今年で16回目の100マイル・トレイルランニングレース。リザルトはこちら

6月10日土曜日 – 11日日曜日:菅平

  • Skyrunner-Japan-Series-logo-768x744菅平スカイライントレイルランレース(スカイスピード、42k/21k/ほか):長野県菅平高原。土曜日に開催の標高差100mの駆け上り競走、「サナダ・バーティカル」はスカイランニング日本選手権の新カテゴリー・スカイスピードのレースでした。決勝までの勝ち抜き戦で男子は4回、女子は3回走ることになります。男子は渡辺良治 Ryoji Watanabeが初代チャンピオンになりました。2位は長田豪史 Goshi Osada、3位は吉野大和 Yamato Yoshinoでした。女子は滝澤空良 Sora Takizawaが優勝。リザルトはこちら。日曜日の42kmのレースはスカイランナー・ジャパンシリーズの第2戦(Sky Classic)でした。男子は4時間19分で加藤聡 Satoshi Katoが優勝。第1戦の経ヶ岳VLに続いて2連勝です。12秒差の僅差で2位になったのは昨年の年間チャンピオン、牛田美樹 Miki Ushida。3位は三浦裕一 Yuichi Miuraでトップからは2分差でした。女子は5時間7分で髙村貴子 Takako Takamuraが優勝。2位は経ヶ岳VLでも2位だった桑原絵理 Eri Kuwaharaで高村からは30分差。3位が枝元香菜子 Kanako Edamoto、4位が星野由香理 Yukari Hoshinoと続きました。リザルトはこちら。次のスカイランナー・ジャパンシリーズのイベントは7月1日のびわ湖バレイスカイレース、びわ湖バレイバーティカルレースとなります。また同じ7月1日にはスカイランニング日本選手権のSky Ultraカテゴリーの大会となる美ヶ原トレイルラン(80km)が開催。美ヶ原トレイルランは来年のスカイランニング世界選手権の日本代表選考レースとなっています。
  • South Dawns Way 100m:イギリス、イングランド南部のサウス・ダウンズ・ウェイトレイルで行われるポイント・トゥ・ポイントの100マイルのトレイルランニングレースでした。
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6月10日土曜日:トレイル世界選手権

  • IAUトレイル世界選手権・バディーア・プラタリア(49k)・Trail Sacred Forest (80k, 49k, 25k, 14k):イタリアのトスカーナ州とエミリア=ロマーニャ州にまたがるカゼンティーノ森林国立公園で開催。今年のトレイル世界選手権となった50kmのレースではルイス・アルベルト・ヘルナンド Luis Alberto Hernando(スペイン)とアデリーヌ・ロシュ Adeline Roche(フランス)がそれぞれ男女で優勝。国別団体では男子はスペイン、女子はフランスが金メダルを獲得しました。日本代表は男子が近藤敬仁 Yoshihito Kondoが17位、川崎雄哉 Yuya Kawasakiが30位、荒木宏太 Kota Arakiが40位、女子は福地(斎藤)綾乃 Ayano Fukuchi, née Saitoが64位でした。当サイトのリザルト記事はこちらから。
  • Mt Difficulty Ascent (42k / 21k):ニュージーランド・クロムウェルで開催。オーストラリア・ニュージーランドのスカイランニング・ナショナルシリーズの大会です。

6月11日日曜日:スリーピークス八ヶ岳、八重山、武甲山、飛騨高山

  • Km Vertical Fuente Dé:スペイン北部、カンタブリア州のピコス・デ・エウロパで開催された大会はVertical Kilometer World Circuitの第5戦でした。フェラン・タイチド Ferran Teixdo(アンドラ)が33分37秒、マイテ・マイオラ Maite Maiora(スペイン)が39分36秒でそれぞれ男女で優勝しています。Vertical Kilometer World Circuitの次のイベントは下で紹介するSanta Caterina Vertical Kilometer(イタリア)です。
  • スリーピークス八ヶ岳トレイル(38k/23k):山梨県北杜市。三分一湧水館を拠点に開催の人気大会です。男子は上田瑠偉 Ruy Uedaが3時間53分で圧勝。2位の大瀬和文 Kazufumi Oseは17分差でフィニッシュ。3位に須賀暁 Satoru Suga、4位に山田琢也 Takuya Yamada、5位に河野健一 Kenichi Kawanoでした。女子は中学生の渡部春雅 Kasuga Watabeが総合17位となる4時間37分で優勝。2位は宮崎喜美乃 Kimino Miyazakiで5時間26分。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
  • 八重山トレイルレース(37kなど):山梨県上野原市。NES第3戦となったロング37kmは男子は名取将大 Masahiro Natoriが3時間48分で優勝、女子は久々のレースとなった松井一葉 Kazuha Matsuiが4時間53分で優勝でした。リザルトはこちら
  • 秩父の名山・武甲山トレイルラン(27km):埼玉県秩父市。「新緑の奥武蔵トレイルランシリーズ」の3rdステージでした。女子は尾池望が3時間5分で優勝、1分差で政正恵が2位。男子では2時間28分で矢嶋信が優勝、8分差の2位は佐谷尚紀。リザルトはこちら
  • 飛騨高山ウルトラマラソン(100km、71km):岐阜県高山市。アップダウンの大きなロード100kmのウルトラマラソンで、ウルトラマラソン世界遺産シリーズの大会です。100k男子は石川佳彦 Yoshihiko Ishikawaが7時間21分、女子優勝は中村麻季子 Makiko Nakamuraが8時間21分でした。リザルトはこちら
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DC Weekly 2023年5月1日 Canyons、Calamorro、Korea 50K

今週末のイベント

6月16日金曜日 – 19日月曜日:Bighorn

  • Bighorn 100 (100m, 52m, 32m, 18m):アメリカ・ワイオミング州のビッグホーン国立森林公園で開催される歴史あるトレイルランニングレース。

6月16日金曜日 – 18日日曜日:Livigno Skymarathon, Zugspitz

  • Zugspitz Ultratrail (100k):ドイツ南部のオーストリアの国境の町、グライナウを拠点に開催される今年で7回目の大会。100km 5,400mD+のほか、81km, 63km, 39km, 25kmのレースも行われます。

6月16日金曜日 – 17日土曜日:Bryce Canyon

6月17日土曜日 – 18日日曜日:Mohican

  • Mohican 100:アメリカ・オハイオ州で開催の100マイルトレイルランニングレース。

6月17日土曜日:Redbull 白龍走、mozart 100、Broken Arrow、Eco Trail Stockholm

  • Redbull白龍走:熊本県下益城郡美里町。日本一の長さを誇る石段3,333段でのステアークライムを含む、総距離3,333mの上り坂レース。優勝経験者の川崎雄哉 Yuya Kawasaki上田瑠偉 Ruy Uedaも出場予定。
  • mozart 100® (105k / 56.2k / 11.5k / 25.6k):オーストリアの古都でモーツアルトの生地、世界遺産の街として知られるザルツブルグを拠点に開催。105km 4600mD+のレースがUltra-Trail World Tourのシリーズ戦(Challengerレーベル)となっています。
  • Broken Arrow Sky Ultra – 52k、Broken Arrow VK:アメリカ・カリフォルニア州。来来週末にはウェスタン・ステイツがスタートするスコーバレーで開催される大会で、52kmとVKのレースはアメリカのスカイランニング・ナショナルシリーズの開幕戦となっています。52kmでは今年のTransvulcaniaで優勝したティム・フレイリクス Tim Freiriksがエントリー、女子ではローリー・ボジオ Rory Bosioスティービー・クレマー Stevie Kremmerがエントリーしています。
  • Eco Trail Stockholm (80k, 40k, 16k): スウェーデン・ストックホルム。街とその近郊の自然をつなぐ都市型トレイルランニング、Eco Trailがスウェーデンに上陸し、今回がストックホルムでの初開催となります。
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6月18日日曜日:青梅、Echigo

  • 青梅市民体育大会トレイルラン(10k): 東京都青梅市。風の子太陽の子広場をスタートし、青梅高水山トレイルランでおなじみのコースをたどる5kmを往復するコース。
  • Asia_Trail_MasterEchigo Country Trail (52k):新潟県長岡市小国町~小千谷市。松永紘明さんプロデュースの旅するトレイルランニングの累積獲得高度は2500mD+。今年もAsia Trail Masterのシリーズ戦となっています。
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