DC Weekly | 先週末はLavaredo, Mont-Blanc, Western Statesなど、今週末は美ヶ原、びわ湖バレイ、北丹沢など・2017年6月26日

前週末の主な大会のリザルトと、今週末の国内外のトレイルランニング大会の予定をお伝えしているニュース記事・DC Weeklyを今年もお届けします。このDC Weeklyへ皆様からの情報や写真の提供を歓迎します。国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーにもぜひご利用ください。

(写真・ウェスタン・ステイツのスタート地点となるスコーバレー Squaw Valleyにあるレリーフ。Photo by Koichi Iwasa, DogsorCaravan.com)

トレイルランニング関連ニュース

  • ITRAが理事選挙を実施、22人の理事が選出される:国際トレイルランニング協会(International Trail Running Association, ITRA)ではトレイル世界選手権の翌日となる6月11日に年次総会が開催されました。年次総会でsteering committeeのメンバー(ITRAの執行部、事務局とは別に、定期的に会合を行なってITRAの活動について審議するメンバー。当サイトでもかつてこのメンバーを「理事」と紹介したのでここでも理事と呼びますが、一般的な日本語の意味からずれがあるかもしれません)を選出することとしました。しかし総会当日は投票のための手続きが整わなかったため投票が延期されていました。先週行われた選挙の結果はこちら(記事の最後尾に選挙結果が記されています)。今回は各国の国内競技団体代表枠8人、大会主催者の各国代表枠8人、選手(ランナー)の各国代表枠4人、創設者枠2人の計22人が、先行して行われた選挙で選ばれた各国代表の投票により決まりました。今回は欧州から選ばれたメンバーが多く、アジアからは香港から一人が選ばれました。当サイト編集長の岩佐が選手(ランナー)枠の日本代表として総会に出席しましたので、その際の話題を追ってご紹介する予定です。
  • Hong Kong Trail Running Awards 2016投票開始:香港のトレイルランニング・コミュニティで、その年に活躍した人を讃えるHong Kong Trail Running Awardsが昨年に続いて開催されます。レースでの活躍はもちろん、45歳以上のマスターズの部やユースの部、レースに限らず素晴らしい「ラン」をした人の表彰。素晴らしいスポーツマンシップを発揮した人などなど多数の賞について候補者がノミネートされています。投票は7月14日までで、結果は7月21日に発表されます。詳しくはこちら。当サイトも日本トレイルランナー・オブ・ザ・イヤーをやっていますが、圧倒される規模のイベントです。

先週末のイベント

6月22日木曜日 – 24日土曜日:Lavaredo

  • The North Face® Lavaredo Ultra Trail (120k / 48k / 20k):イタリア北東部の山岳エリア、ドロミーティで開催。120km 5,800mD+のレースがUltra-Trail World Tourの第11戦、セリエ・レーベルのレースでした。リザルトはこちら
    • 男子のレースは最近の活躍が著しいパウ・カペル Pau Capell(スペイン)がリード、76km地点までは後続を15分引き離しての快走ぶりでしたが、その後体調を崩して結局リタイアすることに。その後はカペルの後を追っていたセス・スワンソン Seth Swanson(アメリカ)と後半に順位を上げてきたファビアン・アントリーノス Fabian Antolinos(フランス)が先頭を争う展開に。最終盤でアントリーノスが先頭に立ち、12時間32分で優勝しました。2位のスワンソンとはわずか2分差。3位はエリック=セバスチャン・クロービク Erik-Sebastian Krogvig(ノルウェー)でした。このほか、フルビオ・ダピ Fulvio Dapit(イタリア)が4位、ディドリク・ヘルマンセン Didrik Hermansen(ノルウェー)が6位、セバスチャン・シェニョー Senastien Chaigneau(フランス)が8位、ジュリアン・ショリエ Julien Chorier(フランス)が10位、ゲディミナス・グリニウス Gediminas Grinius(リトアニア)が12位。日本の土井陵 Takashi Doiが16時間37分で47位でフィニッシュしています。
    • 女子はトレイルランニング界の昨年のタイトルを全て手にしたカロリーヌ・シャヴェロ Caroline Chavelot(フランス)が無敵のレース展開で優勝。14時間5分で2位に45分差という圧勝ぶりでした。春には体調が優れないと伝えられていましたが、順調な復活ぶりです。女子2位は現在香港在住のルース・クロフト Ruth Croft(ニュージーランド)、3位にリサ・ボルザニ Lisa Borzani(イタリア)が続きました。
    • なお、合わせて開催されたCortina Skyrace(20.7km 1027mD+)ではイギリスのマラソンランナーで日本を拠点に活躍したことでも知られるマーラ・ヤマウチ Mara Yamauchiが出場して優勝しています。
これも読む
パディ・オレアリー Paddy O’Leary・サンフランシスコでトレイルランニングに出会ったアイリッシュマン、富士山に挑む【THE NORTH FACEアスリート・インタビュー】

6月23日金曜日 – 25日日曜日:Marathon du Mont-Blanc, Peñalara

  • Marathon du Mont-Blanc (VK, 80k, 42kほか):フランス・シャモニーで開催。80K, 42K, 23K, 10K, VK, キッズレースとたくさんの大会が開催され、UTMBに並ぶシャモニーのトレイルランニング・イベントです。リザルトはこちら
    • 80k: 80kの距離は85.3km、累積獲得高度が6039mD+。男子はグザビエ・テベナール Xavier Thevenardがリードを守って11時間3分で優勝しました。2位には13分差でクリストファー・クレメンテ Cristofer Clemente Mora(スペイン)、3位は昨年のTDSで11位のロマン・ベルガー Romain Berger(フランス)でした。このほかではグレッグ・ヴォレ Gregory Vollet(フランス)が5位、昨年CCC優勝のミシェル・ランヌ Michel Lanne(フランス)はリタイア。女子は昨年CCC優勝のミンミ・コトカ Mimmi Kotka(スウェーデン)が12時間59分で優勝、男女総合10位の好タイムです。2位はルーシー・バーソロミュー Lucinda Bartholomew(オーストラリア)、3位にエカテリーナ・ミチャエワ Ekaterina Mityaeva(ロシア)でした。
    • 42k: 42kは42.3km 2715mD+のコースで行われました。今回はスカイランニング、トレイルランニングのトップ選手が集まる中で、5月のエベレスト登頂から戻ったばかりのキリアン・ジョネット Kilian Jornet Burgada(スペイン)が今シーズン初めてのレースを走ることが注目されました。シャモニーをスタートしてモンブラン側の斜面を走る序盤から最初の大きな登りの後の22.3km地点ではスティアン・アンゲルムント Stian Angermund-Vik(ノルウェー)、マックス・キング Max King(アメリカ)、セイジ・カナディ Sage Canaday(アメリカ)の3人にリードを許し、キリアンは3人から30秒弱遅れた4番手。しかしそこから下った28km地点ではキリアンが先頭に追いつき、カナディは2分半の遅れをとることに。ここからモンブランの反対側、シャモニー谷西側の斜面に登っていくところでキングが振り落とされ、37.3km地点ではキリアンとスティアンが並ぶことに。結局フィニッシュではキリアンが振り切って優勝、1分20秒差でスティアン・アンゲルムントが2位となりました。それにしてもキリアンのレース展開はこれだけの上位陣を前に相手に合わせるような走り方で、今もキリアンの力に揺らぎはないことを見せつける展開でした。3位にはマックス・キング、4位にマルク・ローレンスタイン Marc Lauenstein(スイス)でした。女子はメーガン・キンメル Megan Kimmel(アメリカ)が終始リードして、2位のイーダ・ニルソン Ida Nilsson(スウェーデン)に8分半差で優勝。3位はアニー・ジーン Annie Jean(カナダ)でした。
    • VK: シャモニーからプランプラへと登るバーティカルキロメーター。男子はヨアン・セール Yoann Sert(フランス)が36分25秒、女子はラウラ・オルゲ Laura Orgue Vila(スペイン)が42分48秒でそれぞれ男女で優勝しています。。
  • Gran Trail Peñalara (114k / 80k / 60k):スペイン・マドリード近郊の名山、ペニャララ山(2428m)のピークを踏む山岳トレイルレース。114km 5100mD+のコースはSpain Ultra Cupのシリーズ戦となっています。リザルトは大会ウェブサイトから。
これも読む
【お知らせ】ライブ配信番組「Ledlenser presents もうすぐ開幕・OSJトレイルランニングレースシリーズ2022」を3月21日・春分の日 19時からお送りします

6月24日土曜日 – 25日日曜日:Western States

  • Western States Endurance Run (100マイル):アメリカ・カリフォルニア州。アメリカで最も歴史ある100マイルのレースで、トップ選手が競い合う場であると同時に、走る人、ペーサーをする人、クルーをする人、サポートをする人、ボランティアをする人、応援する人などなどアメリカのトレイルランニングコミュニティの中では特別な存在感のあるイベントです。今年の大会は例年にも増して気温の高い中での大会となり、そのせいか上位陣のレースは予想外の展開となりました。リザルトはこちらUltra-Trail World Tourの第12戦、セリエ・レーベルの大会でした。次のUltra-Trail World Tourのイベントは7月15-16日のEiger Ultra-Trailとなります。
    • 男子では、序盤からジム・ウォルムズレイ Jim Walmsleyが昨年の自身のタイムに近い大会記録を大幅に上回るペースで走ります。しかし、62マイル地点のエイドへ入るあたりから走るフォームが乱れ気味に。エイドを出てからは大幅にペースを落とし、結局78マイル地点のRucky Chuckyでリタイア。リタイアするまでの4時間何も食べられなかったと話していたとのことなので、おそらくは暑さのせいで補給のリズムが崩れたと思われます。同じように大会記録を大きく上回りながら78マイルから先でロストしてしまった昨年に続く残念な結果でした。
    • 今年の男子優勝を勝ち取ったのはライアン・サンデス Ryan Sandes(南アフリカ)でした。サンデスは30マイル地点でウォルムズレイに続く集団から抜け出して単独2位でしたが、ウォルムズレイとの差は37分。62マイル地点では54分まで差が広がりました。しかし、そこからウォルムズレイを交わすと終盤まで堅実な走りを見せ、後続のアレックス・ニコルス Alex Nichols(アメリカ)との差は62マイル地点での10分からフィニッシュでは30分まで広げてトップでフィニッシュしました。サンデスは2012年のウェスタン・ステイツでティム・オルソンに次ぐ2位、2014年には5位になっていますが今回が初優勝。最近はケガに悩まされていた様子ですが、今回は手堅いレースで2014年のTransgrancanaria以来の国際的なトレイルランニングレースでの優勝を成し遂げました。タイムは16時間19分37秒で近年の優勝タイムとしてはやや長め。気温などのせいで厳しいコンディションとなったことがうかがえます。
    • 男子2位のアレックス・ニコルス Alex Nicholsの名前はスカイランニングの活躍で知られ、かつてPikes Peak Marathonで宮原徹と最後まで優勝を競り合った(宮原が優勝)こともあります。ニコルスは昨年のRun Rabbit Run 100で優勝したのが100マイルへの初挑戦。その後は12月のTNF 50 mileで5位、今年春のBlack Canyon 100kで優勝しています。今回は100マイルでも強さを発揮した形です。3位のマーク・ハモンド Mark Hammondは昨年のRun Rabbit Run 100でニコルスに23分差で2位、Rio Del Largo 100で優勝している実力派ですがウェスタン・ステイツは今回が初挑戦。4位には昨年のこの大会で3位だったジェフ・ブラウニング Jeff Browning、5位にクリストファー・デナッチ Christopher Denucciは昨年の9位からトップ5入り。6位はアベリー・コリンズ Avery Collins、7位はウェスタン・ステイツではこれで8年連続トップ10入りを果たしたイアン・シャーマン Ian Sharmanでした。日本から参加した西城克俊 Katsutoshi Saijoは21時間28分39秒でフィニッシュし、男子22位でした。
    • 女子のレースは飛び抜けた力を持つ選手が終始リードすることが少なくありませんが、今年のウェスタン・ステイツではかなり激しい展開となりました。昨年優勝のケイシー・リックタイ Kaci Lickteigは序盤から控えめなペース、積極的なレース展開でこの日の優勝争いの鍵を握ると思われたカミーユ・ヘロン Camille Herronは16マイル地点でリタイア。38マイル地点からはイオウ・ワン YiOu Wang(アメリカ)が先頭に立ちましたが、長くは続かず、この先の71マイル地点でリタイア。
    • こうした中で中盤に順位を上げてきたのがキャット・ブラドレー Cat Bradleyでした。30マイル地点ではトップから14分差で6位でしたが、62マイル地点ではイオウ・ワンに1分差の2位で到着、後続とは10分差。その後も2番手のマグダレナ・ブーレ Magdalena Bouletからリードを守りきって、19時間31分30秒で優勝。ブーレとは18分差でした。ブラドレーはコロラド州ボルダー在住の23歳で昨年のSpeedgoat 50kで5位、Rio Del Largo 100で優勝していますが、今回の優勝まで予想した人はいないはず。快挙でした。
    • 女子の2位は2015年優勝のマグダレナ・ブーレ Magdalena Boulet、3位は今年のSean O’Brien 100kで2位でこの日は手堅い走りで後半に順位を上げたサブリナ・スタンレー Sabrina Stanleyでした。4位に今年のGorge Walterfalls 100k優勝のケイトリン・ガービン Kaytlyn Gerbin、5位にフィオーナ・ヘイビス Fiona Hayvice(ニュージーランド)、6位に2015年のこの大会6位のニコール・カロゲロプロス Nicole Kalogeropoulos。優勝のブラドレー、3位のスタンレー、4位のガービンはトレイルを走るようになってから間もない20代のランナーで、女子の長距離トレイルの世界でも活躍する選手の年齢層は下がりつつあることがうかがえます。このほか、優勝候補だったケイシー・リックタイ Kaci Lickteigは16位、2014年優勝のステファニー・ビオレ(旧姓ハウ) Stephanie Violettは12位、スイスのアンドレア・ヒューザー Andrea Huserは10位でした。
  • West Highland Way (95マイル):イギリス・スコットランドのグラスゴー近郊で開催。95マイル(153km)の累積獲得高度は4,500mD+。1986年に数人の愛好家が集まって始まった大会です。リザルトはこちら
  • Asia_Trail_MasterTam Dao Mountain Trail (70k):ベトナム北部、ハノイ近郊のタムダオは緑豊かな観光地。70km 2000mD+のレースはAsia Trail Masterのシリーズ戦となっています。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
  • High1 Skyrunning: 韓国北東部のHigh1 スキーリゾートで開催。韓国で初めてのスカイランニングと銘打った大会として開催され、日本からも選手が招待されて参加しました。42kmのレースは星野和昭 Kazuaki Hoshinoがリードしていたものの、終盤にキム・ジンワン Jinwan Kimにリードを許すことに。キム・ジンワンが優勝、星野が2位でした。20kmの部では長田豪史が3位、涌嶋優が7位、滝澤空良が女子2位となりました。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
これも読む
DC Weekly 2023年12月18日 吾妻山、大多喜、TOKYO八峰、伊勢の森

6月24日土曜日:Rockin’ Bear、Olympus Marathonなど

  • “ROCKIN’ BEAR”黒姫トレイルランニングレース(42k/13k):長野県信濃町。黒姫高原をスタートし、新潟県妙高市の笹ヶ峰牧場などをめぐって黒姫に戻るコースで開催。ロング男子は牧野公則 Masanori Makinoが4時間13分で優勝、2位は15分差で伊藤健太 Kenta Ito、3位は松永紘明 Hiroaki Matsunagaでした。ロング女子は上宮逸子 Itsuko Uemiyaが5時間34分で優勝、4分差で折戸小百合 Sayuri Oritoが2位でした。3位は川本和美 Kazumi Kawamotoでした。リザルトはこちら
  • Olympus Marathon (42.2km):ギリシャ神話で神々が住む山とされたオリンポス山を登る登山レース。44km 3,200mD+のコースがスカイランナー・ワールドシリーズのSky Classicカテゴリー第4戦でした。男子はアリツ・アヘア Aritz Egea(スペイン)がレースを終始リードして4時間24分26秒の大会新記録で優勝。ヘス・ヘルナンデス Jessed Hernandez(スペイン)が2位、キリル・ニコロフ Kiril Nikolovが3位でした。女子はラグナ・デバッツ Ragna Debats(オランダ)が5時間18分20秒で大会記録を更新して優勝。 ラウラ・ソラ Laura Sola de Miguelが2位、3位にグリケリア・ツィアツィア Glykeria Tziatziaが続きました。スカイランナー・ワールドシリーズの次のイベントはSky ClassicがBuff Epic Trail 42k(スペイン)、Sky UltraがHigh Trail Vanoise(フランス, 67km)となり、いずれも7月8日開催です。
  • San Juan Solstice(50マイル):コロラド州レイクシティで開催。コロラドでも非常に山深く、美しい高山帯が広がるサンフアン山地をコースとする大会です。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
  • V3K Ultra (55k):イギリス・ウェールズのスノードンで開催される山岳トレイルレース。イギリスのスカイランニング・ナショナルシリーズの開幕戦となっています。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

6月18日日曜日:サロマ湖、スパトレイル、両神山麓

  • サロマ湖100kmウルトラマラソン(100k / 50k):北海道北見市、湧別町、佐呂間町で開催、今回が32回目となるロードの100kmウルトラマラソン。男子では板垣辰矢 Tatsuya Itagakiが6時間14分18秒で優勝。このタイムは現在の100km男子の世界記録(6:13:33、砂田貴裕<1998年サロマ湖>)に45秒差まで迫る世界歴代2位という好タイムでした。板垣はサロマ湖では2015年に6時間40分で3位、2016年は6時間37分で優勝、IAU100k世界選手権には2015年、16年に出場し、2015年は11位でした。今年の世界選手権に向けて期待が高まります。男子2位は中村泰之 Yasuyuki Nakamuraが6時間29分57秒、3位が風見尚 Nao Kazamiで6時間33分52秒でした。トレイルランニングでも活躍する吉原稔 Minoru Yoshiharaが4位(6時間39分13秒)でした。昨年のIAU100k世界選手権を6時間18分で優勝して世界チャンピオンとなっている山内英昭 Hideaki Yamauchiは6時間43分13秒で5位に止まりました。女子では日本女子マラソン界のトップ選手として活躍した加納由理 Yuri Kanoが7時間37分21秒で優勝。2位は兼松藍子 Aiko Kanematsuが7時間46分4秒、3位が太田美紀子 Mikiko Otaで7時間49分21秒でした。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
  • スパトレイル〔四万to草津〕(72.7k / 38.1k):群馬県の四万温泉から草津温泉草津国際スキー場へと走る72.2km 4,610mD+のコースで開催。72.7k男子は大瀬和文 Kazufumi Oseが7時間15分で優勝、2分差で2位は唐沢剛史 Takefumi Karasawa、トップから3分で千葉真人 Makoto Chibaが3位でした。女子は大庭知子 Tomoko Obaが9時間20分で優勝。2位はわずか3分差で野村友香里 Yukari Nomura、3位は又井ゆうこ Yuko Mataiでした。リザルトはこちら
  • 日本百名山・両神山麓トレイルラン(20.2km/10.7km/5.4km):埼玉県小鹿野町。「新緑の奥武蔵 トレイルランシリーズ」の最終戦でした。リザルトはこちら
これも読む
2022年OCC:シェイラ・アビレス、マヌエル・メリャスがともに終盤に強さを発揮して優勝、スペイン勢が活躍

今週末のイベント

6月30日金曜日 – 7月2日日曜日:Mont Albert

  • Ultra Trail du Mont Albert / Canadian Skyrunning Festival (VK, 22k, 42k, 100k, 165k):カナダ・ケベック州ガスペジー国立公園で開催。カナダにおけるスカイランニング・フェスティバルという位置付けで開催される大会です。42kmは2000mD+、165kmは8500mD+となっています。

6月30日金曜日 – 7月1日土曜日:Altai Ultra Trail

  • Asia_Trail_MasterAltai Ultra Trail (155 km / 105 km / 50km / 30 km):ロシア・シベリアのベルーハ自然公園で開催、世界自然遺産となっている「アルタイの黄金山地」の域内です。昨年から始まった大会でシベリアで初めての長距離トレイルランニングレース。ベルーハ山は標高4509mの高峰で、コースは山頂まで行くことはないものの155kmの累積獲得高度は7600mD+となっています。Asia Trail Masterのシリーズ戦です。

7月1日土曜日 – 2日日曜日:IAU 24時間世界選手権

  • IAU 24H World Championships: 毎年開催される24時間走の世界選手権は今年はイギリス・北アイルランドのベルファストで行われます。ビクトリア公園の1653mの周回コースを土曜日の正午から24時間で走る距離で競います。日本代表は昨年十二月の神宮外苑24時間チャレンジの結果をもとに選ばれた下記の選手がエントリーしています。神宮外苑で男子優勝の石川佳彦 Yoshihiko Ishikawa(263.127km)、女子優勝の青谷瑞紀 Mizuki Aotani(230.609km)をはじめ、日本代表チームの自己ベストは各国の代表選手と比べてもレベルが高く、上位が期待されます。
    • 男子:石川佳彦 Yoshihiko Ishikawa、高橋伸幸 Nobuyuki Takahashi、小谷修平 Shuhei Odani、楢木十士郎 Toshiro Naraki
    • 女子:青谷瑞紀 Mizuki Aotani、松本ゆり Yuri Matsumoto、岡さゆり Sayuri Oka、柿崎美惠子 Mieko Kakizaki

7月1日土曜日:美ヶ原、びわ湖バレイ

  • Skyrunner-Japan-Series-logo-768x744美ヶ原トレイルラン(80k/45k/ほか):長野県長和町。ブランシュたかやまスキー場をメイン会場に開催される大会で、美ヶ原の爽やかな高原エリアをコースとする人気の大会です。今年の80kmのレースは一昨年の2015年に続いてスカイランニング日本選手権・Sky Ultraカテゴリーの大会となります。日本チャンピオン、そして来年開催予定のスカイランニング世界選手権日本代表チーム入りをかけたレースには国内の有力選手が揃います。当サイトでは大会の模様やレースの進展を現地からライブ速報でお送りする予定です。プレビュー記事はこちら。
  • びわ湖バレイスカイレース/Biwako Valley SkyRace(20km, VK):滋賀県大津市。関西ではスキー場でおなじみのびわ湖バレイで開催。ゴンドラ山頂駅のある打見山が会場で、土曜日にバーティカル(4km, +900mD+)、スカイレース(20km, 2000mD+)のレースが行われます。いずれのレースともスカイランナー・ジャパンシリーズのシリーズ戦第3戦(Vertical Kilometer、Sky Classic)となっており、この日のびわ湖バレイはスカイランニングの一日となりそうです、

7月2日日曜日:北丹沢、日光100km

  • 北丹沢12時間山岳耐久レース(44k):神奈川県相模原市。今年で19回目となる日本のトレイルランニングの歴史を作ってきたクラシック・レースは、青嶺緑の休暇村をメイン会場に鐘撞山への急登、姫次への果てしなく長い登りを含む44.24km。エントリーリストはこちら。当サイトの注目選手は次の通りです(ナンバーカード順)。
    • 男子:加藤昌文、名取将大、小山真一、菊嶋啓、沈在徳 Jeaduk Sim、細山雄一、石川朋奈、寺尾修、栗原孝浩、吉田賢治、森岡光夫、小林伸吉
    • 女子:福田恵里佳、浅原里美、村井絢子、福地綾乃、大石由美子、星野緑、松井一葉、大庭知子、竹村香苗
  • 日光100kmウルトラマラソン(100km、62km):栃木県日光市。今年初開催のロードのウルトラマラソンで、ウルトラマラソン世界遺産シリーズの一戦です。100kmは今市運動公園をスタートし、日光東照宮、中禅寺湖、二荒山神社、いろは坂、日光江戸村、東部ワールドスクエア、など日光エリアの観光名所をたどるコース。ただ、スタートから中禅寺湖までの約30kmで標高差1300mを登るので、かなりタフなウルトラマラソンといえそうです。エントリーリストはこちらから。
  • Kerry Sports Manila Vertical Run:フィリピン・マニラのシャングリラ・ザ・フォート・ビルで開催されるビルの一気登り、バーティカル・ランの大会でVertical World Circuitのシリーズ戦です。
この記事が気に入ったらDogsorCaravanをBuy Me a Coffeeで直接サポートできます!

Buy Me a Coffee

Sponsored link