DC Weekly 2022年6月6日 ホッホケーニヒ、戸隠マウンテン、東京バーティカル、那岐ピークス

国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーでは今年の予定を随時アップデートしています。まだ掲載していない大会についての情報のご提供、掲載済みの大会についてのご指摘を歓迎いたします。

(写真・ホッホケーニヒ・スカイレース Hochkönig Skyraceで女子優勝のマルセラ・バシノバ Marcella Vasinova。Photo by © www.sportshot.de / SWS)

Sponsored link


ClubhouseではDogsorCaravanのルーム「トレイルランニング・ジャーナル」を開いています。毎週日曜日の朝に「サンデートレイル」で雑談したりしています。フォローしていただけたら次回のお知らせも届きます。

先週末開催のイベント

6月3日金曜日 -5日日曜日

Hochkönig Skyrace(86.8km, 49.9km, 32.6km, 20.9km, 9.2km, 2.5km)

オーストリア・マリアアルムで開催。32.6kmのレースがスカイランナー・ワールドシリーズの第4戦でした。今回は気温が上がった中でのレースとなった模様。女子のレースは昨年のスカイランニング世界選手権(Buff Epic Trail)のチャンピオン、マルセラ・バシノバ Marcella Vasinova (チェコ)が4時間13分0秒で優勝。昨年、デニサ・ドラゴミル Denisa Dragomirが更新した大会記録(4時間19分9秒)を6分短縮する新記録でした。9分差の4時間22分でロザンナ・ブーハウアー Rosanna Buchauer(ドイツ)が2位、3位はイリス・パッセー Iris Pessey(フランス)で4時間27分でした。男子のレースは昨年のワールドシリーズチャンピオンのクリスティアン・マシス Christian Mathys(スイス)が3時間31分で制しました。前半の登りでリードし、コース終盤までマシスと競り合ったダミアン・ウンベール Damien Humbert(フランス)が48秒差の3時間31分で2位。ウンベールは2021年、2020年にSkyrace de Matheysinsでいずれも4位、2019年には日本のMt. Awa Skyraceで11位となった経験がありますが、ワールドシリーズのレースでは初めてのトップ3入りでした。3位はヨハネス・クライン Johannes Klein(ドイツ)で3時間36分でした。日本から参加した近江竜之介 Ryunosuke Omiは3時間50分で10位、上正原真人 Masato Kamishoharaが3時間58分で16位。2019年ワールドシリーズチャンピオンの上田瑠偉 Ruy Uedaは4時間15位で23位でした。リザルトはこちら。6月25日にカナダで開催のMinotaur Skyraceがスカイランナー・ワールドシリーズの次のレースとなります。

男子優勝のクリスティアン・マシス Christian Mathys。Photo by © Sho Fujimaki / SWS

男子優勝のクリスティアン・マシス Christian Mathys。Photo by © Sho Fujimaki / SWS

6月3日金曜日 -4日土曜日

San Diego 100

アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴ郊外で開催の100マイル・トレイルランニングレース。男子はルパート・ロメロ Ruperto Romeroで19時間19分、女子はカトリーナ・ラーン Katherina Laanが22時間1分でそれぞれ優勝。ロメロは58歳での男子優勝の快挙でした。ライフ速報はこちら

これも読む
【TOAD8】Naked・出展社に見どころを聞く

Lofoten Ultra-Trail®(100m, 50m, 48k, 24k, 12k)

北極圏にあるノルウェー・ロフォーテン諸島で開催された100マイルなどのトレイルランニングレース。日本から荘司隼也 Junya Shojiさんが参加し、32時間2分で初めての100マイルを完走した模様です。リザルト速報はこちら

6月4日土曜日 -5日日曜日

みなかみTrailRace (100k、80k、40k、20k)

群馬県みなかみ町のノルン水上スキー場。GONTEXによるトレイルランニングイベントでした。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

6月4日土曜日

奥多摩(青梅~川井)トレイルラン大会(33k/10k)

東京・青梅市の永山公園をスタートして旧古里中体育館(33km)または高源寺(10km)でフィニッシュするという大会。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

戸隠マウンテントレイル(20k, 10k)

長野県・戸隠スキー場を会場に開催。今年11月のタイでの世界選手権に続いて来年6月にオーストリアで開催の世界選手権のクラシック種目の日本代表選考レースがショート10kmのレースで行われました。女子は吉住友里が1時間1分で優勝、昨年の自身の優勝タイムを2分半近く上回りました。2位の岩村聖華(1時間7分)に5分以上の差をつけての圧勝でした。3位に木島玲香(1時間10分)、4位に小林華蓮(1時間12分)、5位に和田亜海(1時間18分)という結果でした。男子では昨年のこのレースで2位の宮原徹が50分20秒で優勝。宮原と2位の川崎雄哉(51分36秒)は昨年の上田瑠偉の優勝タイム(51分43秒)を上回りました。3位は昨年と同じく吉野大和(52分37秒)。4位に横内佑太朗(54分27秒)、5位に宮川朋史(56分17秒)が入りました。ロング20kmでは長野安那(2時間11分)、川瀬宙夢(1時間44分)が男女それぞれのレースで優勝しています。リザルトはこちら

各務原アルプス パノラマトレイルラン(30k, 15k)

岐阜県各務原市。木曽川を臨むうぬまの森を会場にハイキングコースを走るトレイルランニング大会。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

バターになったトラ競走

山梨県北杜市、白州・尾白の森名水公園「べるが」で開催。スリーピークス八ヶ岳トレイルの主催者チームによる3.3kmの周回コースで行うレースで、1周、3周、5周、5周リレーのレースが行われました。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。なお、例年は6月に開催されるスリーピークス八ヶ岳トレイルは10月22-23日に開催予定。

Mohican 100

アメリカ・オハイオ州で開催の100マイルトレイルランニングレース。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

6月5日日曜日

CALDERA TRAIL(19k)

岩手県七時雨山で開催の七時雨(ななしぐれ)マウンテントレイルフェスの中で開催されました。ミドル19km男子は村上映人(1時間52分)、女子は土屋正恵(2時間4分)がそれぞれレースを制しました。リザルトはこちら

OSJ会津磐梯山ウルトラマラソン(100km, 65km)

福島県猪苗代町、磐梯町、北塩原村。会津磐梯山の山麓をめぐるコースで今年初開催のロードのウルトラマラソンでした。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

奥武蔵ウルトラマラソン(78km)

埼玉県毛呂山町の毛呂山総合公園を会場にして、78kmのコースで開催される人気のウルトラマラソン。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

東京バーティカルレース

東京都檜原村。御前山山頂でフィニッシュする7km 1,060mD+のコースで開催。スカイランナージャパンシリーズのVKシリーズの第二戦でした。池上悠希(1時間6分30秒)、齋藤磨実(1時間6分50秒)、山谷佳代(1時間9分4秒)が女子トップ3。男子は乾碩(50分51秒)、甲斐大貴(51分33秒)、山口大河(51分37秒)がトップ3に入りました。リザルトはこちら。ジャパンシリーズの次のVKのレースは9月3日の蔵王バーティカルレースとなります。

これも読む
DC Weekly 2023年11月28日 Backyard Ultra、Ultra Trail Cape Town、大歩危国見山スカイレース、錦江町でんしろうトレイル

那岐ピークス タフトレイルチャレンジ in岡山(57k, 32k)

岡山県、鳥取県の境となる那岐山系で開催。57kmの「チャレンジコース」は香川俊一(7時間20分)、細川由美(8時間35分)がそれぞれ男女の優勝者に。32kmの「ミドルコース」では大槻文悟(3時間52分)、棚田のぞみ(4時間51分)がそれぞれ男女のレースで優勝しています。リザルトはこちら

今週末開催のイベント

6月10日金曜日 – 12日日曜日

奥信濃100トレイルランニングレース

長野県木島平村。長野県北部の「奥信濃」にかつての古道をつないだロングトレイルで昨年8月に初めて開催されて話題となった大会です。今年は11日土曜日に100km、50kmと小学生・未就学児の各レースが予定され、100km男子では西村広和、小原将寿、川崎雄哉がエントリーしています。

Riano Trail Run (3 stages – 38km+21.5km+22.7km)

スペインのカスティーリャ・レオン州で開催される3日間のステージレース。

6月11日土曜日 – 12日日曜日

Kettle Moraine 100

アメリカ・ウィスコンシン州で開催される100マイルのトレイルランニングレース。

Olla de Núria (21.5km, 3.8km)

スペイン・カタルーニャのヌリアで開催。昨年、Golden Trail World Seriesの開幕戦となった大会で、今年はスペイン・ポルトガルのナショナルシリーズのレースとなっています。

6月11日土曜日

Trail du Saint-Jacques by UTMB (123km, 72km, 43km, 32km, 17km)

フランス南部のル・ピュイ=アン=ヴレ Le Puy-en-Velayで開催。サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路(フランス語で ”Chemins de Saint-Jacques-de-Compostelle” )の起点の一つとして知られる町にフィニッシュするコースで開催され、最も距離の長い123kmのUltra Trail Saint -Jacquesの累積獲得高度は5150mD+となります。今回で11回目の開催となる大会はUTMB®︎ World Seriesの大会となっています。

South Dawns Way 100

イギリス、イングランド南部のサウス・ダウンズ・ウェイトレイルで行われるポイント・トゥ・ポイントの100マイルで累積獲得高度は3800mというコースです。

6月12日日曜日

SAPPORO★テイネトレイル(32k, 16k)

北海道札幌市、テイネスキー場エリアで開催。50kmのエキスパート、34kmのロング、16kmのミドル、5kmのショートが開催され、「ロング」はスカイランニング北海道選手権のレースとなります。

マウント湯沢アウトスタンディング(57km、20km、6時間リレー)

新潟県湯沢町のガーラ湯沢で開催。ガーラ湯沢スキー場をスタート、フィニッシュ地点とする57km、24kmのそれぞれソロとペアのレースが行われます。57kmソロのレースは今年初開催のGolden Trail National Series – Japanの開幕戦となります。女子では高村貴子、福島舞、男子では牛田美樹、町田知宏、大瀬和文、牧野公則、反中祐介、岩井竜太、小林誠治、小田切将真、丸山将真、鈴木龍弥、宮川朋史、吉野大和、甲斐大貴といった有力選手がエントリーしています。

嬬恋スカイラン【SKYRIDGE】(38km)

群馬県嬬恋村。パルコール嬬恋を拠点に38kmのロング、16kmのミドル、8kmのショート、2kmのキッズレースが行われます。38kmのレースはスカイランナー・ジャパンシリーズのスカイシリーズ第二戦となるレースが38km 2550mD+のコースで雨の中、行われました。

これも読む
【TOAD8】Columbia Montrail/コロンビアモントレイル・出展社に見どころを聞く

TOKYO成木の森トレイルラン(21k)

東京都青梅市成木で開催。高水山、岩岳石山を通るコースで今回は12回目の開催。

飛騨高山ウルトラマラソン(100km、71km)

岐阜県高山市。ロード100kmのアップダウンの大きいコースで開催されるウルトラマラソンです。3年ぶりの開催。

前週末の主な大会のリザルトと、今週末の国内外のトレイルランニング大会の予定をお伝えしているニュース記事・DC Weeklyへ、皆様からの情報や写真の提供を歓迎します。下のコメント欄もぜひご活用ください。国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーにもぜひご利用ください。

この記事が気に入ったらDogsorCaravanをBuy Me a Coffeeで直接サポートできます!

Buy Me a Coffee

Sponsored link