国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーでは今年の予定を随時アップデートしています。まだ掲載していない大会についての情報のご提供、掲載済みの大会についてのご指摘を歓迎いたします。
(写真 嬬恋スカイラン(SKYEPIC)ロング女子優勝の齋藤磨実。Photo by © 計測工房)
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先週末開催のイベント
8月13日土曜日 – 17日水曜日
Bigfoot 200 (200m)
アメリカ・ワシントン州のカスケード山脈で開催の200マイルのトレイルランニングレース。女子はカスリーン・エガン Kathleen Eganが75時間40分、男子はジョビカ・スパジック Jovica Spajicが56時間47分でそれぞれトップでフィニッシュしました。リザルトはこちら。
8月18日木曜日 – 21日日曜日
Challenge du Montcalm (109k, 70k, 42k, 25k, 13k, KV)
ピレネー山脈のフランス側、アリエージュで開催。42kmの”Marathon”ではマルク・ペレス Marc PEREZ BAUSTISTA (ESP) が4時間40分で優勝、女子は2017年UTMBチャンピオンのヌリア・ピカス Núria PICAS (ESP) が5時間20分で優勝しました。リザルトはこちら。
8月19日金曜日 – 20日土曜日
世界文化遺産”富士山”山麓一周フットレース(100k)
山中湖をスタートし、時計回りで富士山山麓を走るロードの101.3kmのウルトラマラソン。男子は植田邦広が9時間51分、女子は石野久実が12時間46分で優勝という結果でした。リザルトはこちら。
8月19日金曜日 – 21日日曜日
Matterhorn Ultraks (25k<Extreme>, 49k, 32k, 19k, VK)
スイス・ツェルマットで開催される大会は、今年で10年目を迎えました。25km 2,876mD+のレースがスカイランナー・ワールドシリーズのシリーズ戦でした。レースは霧の濃いウェットなコンディションの中で行われ、登りが終わって残すは8.5kmの下りとなるポイントでは上田瑠偉 Ruy Uedaがレースをリード。ここで20秒足らずで上田に続いていたスコットランドのフェルランニングのトップ選手で医師であるフィンレイ・ワイルド Finlay WILD (GBR) が下りに入ると上田をかわして先頭に。逃げ切ったワイルドが2時間34分でレースを制し、上田は1分29秒差の2位(2時間35分)。3位は2時間37分でニコラス・モリナ Nicolas MOLIN AUGUSTIN (ESP) でした。日本の近江竜之介 Ryunosuke OMIが2時間44分で7位、藤飛翔 Tsubasa FUJIが2時間45分で9位と健闘しました。女子はナイアラ・イリゴエン Naiara IRIGOYEN INDAVE (ESP) が3時間8分で優勝。イリス・パッセー Iris PESSEY (FRA)が5秒差で2位、マルティナ・クメーラト Martina CUMERLATO (ITA) が3時間12分で3位でした。リザルトはこちら。スカイランナー・ワールドシリーズの次のレースは9月4日のLouzan Skyrace(ポルトガル)です。
L’Echappee Belle (149k, 84k, 64k, 20k)
フランス南東部のベルドンヌ山脈をコースとする大会。で距離149km、累積獲得高度 11,270mD+の「L’Intégrale」はジャンマリ・テベナール Jean-Marie THEVENARD (FRA) が23時間51分で優勝。クリストフ・アンセルモ Christophe ANSELMO (FRA)が25時間33分、マチュー・デュラン Matthieu DURAND (FRA) が26時間11分で続きました。女子はサラ・ビエイユ Sarah VIEUILLE (FRA)が27時間26分で勝利、2時間45分差で2位にシルビア・トリゲロス Silvia Ainhoa TRIGUEROS GARROTE (ESP) が30時間11分、3位はマルタ・ベンタ Marta WENTA (POL)で30時間59分でした。リザルトはこちら。
8月20日土曜日 – 21日日曜日
OSJ MAHIRUSANCHI TRAIL 50K
秋田県大仙市。秋田県と岩手県にまたがる真昼山地で開催。大会のFacebookページによれば男子では須賀暁が5時間45分で優勝しました。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
嬬恋スカイラン(SKYEPIC)
群馬県嬬恋村。スカイランニングの関東選手権(SKY)となった21日のロング25kmでは松本翔汰、齋藤磨実が男女それぞれのレースで優勝。二人ともに前日のバーティカルのレースでも優勝しており、揃ってこの大会で二冠となりました。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
Leadville Trail 100
アメリカ・コロラド州レッドビル。1983年に始まった歴史ある100マイルのトレイルレースです。男子ではエイドリアン・マクドナルド Adrian Macdonaldが16時間5分で昨年に続いて優勝。昨年の自身のタイム16時間18分を上回り、大会歴代3位の好記録です。女子ではクレア・ギャラガー Clare Gallagherが19時間37分で優勝。ギャラガーは2016年に続いて2度目の優勝です。リザルトはこちら。
8月20日土曜日
Ultravasan (90k, 45k)
スウェーデンで開催。ポイント・トゥ・ポイントの90kmのレースはビクトル・ステンクヴィスト Viktor Stenqvist (SWE) が6時間19分で男子優勝。アンナ・ヘルストレーム Anna Hellström (SWE) が7時間40分で女子優勝。リザルトはこちら。
8月21日日曜日
十勝岳トレイル in かみふらの(55k, 20k)
北海道・上富良野町、美瑛町で開催。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
赤城の森トレイルラン(34km, 17km)
群馬県赤城高原の横浜市少年自然の家「赤城林間学園」を拠点に開催。34kmでは乾碩(1時間51分)、好士理恵子(2時間9分)、17kmでは嶋崎功一(52分33秒)、澤畠朋美(59分9秒)がそれぞれ男女のレースの優勝者となりました。リザルトはこちら。
プレ陣馬山トレイルレース(23.5k、34k)
神奈川県相模原市。11月の「陣馬山トレイルレース」に新たに加わる予定の34kmの「ロング」クラスのプレ大会でした。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
世界ジオパークトレイルラン(57k, 40k, 10k)
兵庫県神鍋高原。世界ジオパーク山陰海岸をコースとする57km、40km、10kmのレース。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
今週末開催のイベント
8月22日月曜日 – 28日日曜日
UTMB Mont-Blanc (170k, 100k, 55k, 145k)
モンブランの周辺でフランス、イタリア、スイスの3カ国にまたがるトレイルで開催される、トレイルランニング界のビッグイベント。今年スタートしたUTMBワールドシリーズのファイナルと位置付けられています。当サイトではUTMB、CCC、TDSとOCCの今年の有力選手を紹介するプレビュー記事を公開しています。
8月24日水曜日 – 28日日曜日
Grand Raid des Pyrenees (160k, 120k, 80k, 60k, 40k)
フランスのピレネー山脈、ヴィエル=オール Vielle-Aureの町をメイン会場にして開催されます。
8月26日金曜日 – 27日土曜日
Andes Race (100k, 60k, 30k, 13k)
ペルー南部、クスコやマチュ・ピチュを含む「聖なる谷」またはウルバンバ渓谷をコースとするトレイルランニングイベント。距離で30km、累積高度が 1,050mD+と2,020mD-のレースがマウンテンランニングW杯のシルバーレーベルのレースです。
8月26日金曜日 – 28日日曜日
(中止)白山ジオトレイル(3ステージ)
石川県・白山で開催のステージレース。テント泊、開催期間中の食料補給不可、というサハラ砂漠マラソン Marathon des Sablesと同様のルールで行われる山岳レースです。8月4日の大雨により開催エリアでは林道や登山道の崩落や土砂崩れが相次いだことから大会は中止となりました。コロナ禍に続いて3年連続での中止となります。
Ultra Trail Chiang Mai (160km, 105km, 65km, 33km, 20km, 13km)
タイ・チェンマイで開催の160kmから13kmまで6つのレースが開催される大会。Asia Trail Masterのシリーズ戦です。
8月27日土曜日
須坂米子大瀑布スカイレース SUZAKA YONAKO-falls Skyrace(30k、13k)
長野県須坂市の峰の原高原で開催。30kのコースは峰の原高原スキー場から小根子岳を経て米子大瀑布へと下り、そこから小根子岳北肩へ登り返して峰の原高原に戻る、というコースです。
IAU 100km Championships (Berlin / Bernau)
IAU(国際ウルトラランナーズ協会)が開催するロードの100kmのウルトラマラソンの世界選手権は、コロナ禍を経て2018年(クロアチア)以来の開催です。今回の開催地はベルリン近郊のベルナウ。森の中の舗装路を往復する7.5kmの周回コースで行われます。エントリーリストはこちら。
日本チームの男子では今回の参加選手の100kmのPRではベストの6時間9分14秒を持ち、前回の世界選手権で5位の風見尚 Nao KAZAMI、世界選手権二連覇(2016年スペイン、2018年クロアチア)の山内英昭 Hideaki YAMAUCHI、今年の日本での選考レースとなった柴又100kを大会新記録で優勝した岡山春紀 Haruki OKAYAMA(コモディイイダ)、3位の山口純平 Junpei YAMAGUCHI(エルドレッソ)の4選手が出場。自己ベストタイムでは他国に日本の4選手を上回る選手はいないという強力なメンバーです。
女子は柴又100k優勝の仲田光穂 Miho NAKATA、100km世界選手権は2008年から9回連続で日本代表として出場して前回2018年には3位となっている藤澤舞 Mai FUJISAWA、世界選手権5回出場で2018年に4位の太田美紀子 Mikiko OTA、世界選手権2回出場で2018年に5位の兼松藍子 Aiko KANEMATSUの4選手。
男女ともに、前回2018年に続いて国別団体金メダルなど好成績が期待されます。レースのスタートは8月27日土曜日の午前6時30分(日本時間同日午後1時30分)。大会のSNSアカウント(Facebook、Instagram、Twitter)が設けられており、レースについての情報が発信される見込みです。
Telluride Mountain Run (38m)
アメリカ・コロラド州のサンフアン山脈で開催の山岳レース。
8月28日日曜日 – 9月4日日曜日
Swiss Peaks (360k, 170k, 100k, Marathon, Half marathon)
スイス・ヴァレー州で開催される360kmから21kmまで、レマン湖畔のフィニッシュを目指す5つのレースが開催される大会です。
8月28日日曜日
筑波連山天空ロード&トレイルランinいしおか大会(75km、48km、25km)
茨城県石岡市。ロードとトレイルが組み合わされたコースで開催され、70kmのレースではコース上の35kmのロード区間を走るためのシューズの履き替えが可能、というユニークな大会です。
Trofeo Kima (52km, 27.5km)
イタリア北部・バルマジーノ Val Masinoで開催される52km 4,200mD+のコースは鎖や固定ロープのある岩稜帯など、非常にテクニカルな山岳コースで知られる大会。環境保護のため、開催は2年に一度で300人の限られた選手が参加するレースです。今年は新たに27.5km 1890mD+の新しいレース「Kima Extreme SkyRace」が設けられ、こちらにも300人が参加します。
Comrades Marathon (89km)
南アフリカで開催される、参加者25,000人という世界最大級のウルトマラソン大会。例年は6月に開催されていましたが、今回は8月末に行われます。
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