DC Weekly 2023年10月4日 Nice Côte d’Azur by UTMB, Ultra Pirineu, Spartathlon, 奥三河パワートレイル

国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーでは今年の予定を随時アップデートしています。まだ掲載していない大会についての情報のご提供、掲載済みの大会についてのご指摘を歓迎いたします。

(写真 Nice Côte d’Azur by UTMBの100マイルを2位でフィニッシュした吉住友里 Yuri Yoshizumi。 Photo © Michel Cottin / UTMB)

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先週末開催のイベント

9月24日日曜日 – 30日土曜日

Grand to Grand Ultra (275 km, 6 stages)

アメリカ・アリゾナ州とユタ州にまたがるエリアで開催されるステージレースで、今回は30人が完走、21人がDNFという結果になりました。リザルトはこちらから。

9月28日木曜日 – 10月1日日曜日

Nice Côte d’Azur by UTMB (100m, 100k, 50k, 20k)

南フランス、ニースを拠点として開催されるUTMBワールドシリーズのイベントです。165kmの「100M」の女子のレースでは吉住友里 Yuri Yoshizumiがスタート直後から先頭を走りました。レースの後半まで守ったリードを終盤に譲ることになりましたが、27時間52分で準優勝という快挙を成し遂げました。昨年はこの大会の50kmのレースで3位となっており、今回は初めての100マイルに挑戦して完走を果たしました。優勝したのはローラ・ファンフーレン Laura Van Vooren (BEL) で27時間10分。3位は後半に順位を上げるベテランらしい走りを見せたイルディコ・ベルミシャー Ildiko Wermescher (HUN) で29時間17分でした。男子は80km過ぎに先頭に立ったグウェンダル・モイサン Gwendal Moysan (FRA) が22時間22分で制し、2位はギヨーム・デネフェ Guillaume Deneffe (BEL) が22時間56分、3位はポール・ズニーノ Paul Zunino (FRA) で23時間12分でした。【追記・吉住友里選手の昨年の成績について修正しました。2023.10.06】

UTMBのフォトグラファーによる吉住友里選手の写真はこちら。

Photo © Christophe Pallot / UTMB

Photo © Christophe Pallot / UTMB

Photo © Christophe Pallot / UTMB

Photo © Christophe Pallot / UTMB

Photo © Franck Oddoux / UTMB

Photo © Franck Oddoux / UTMB

Photo © Alexis Boichard / UTMB

Photo © Alexis Boichard / UTMB

Photo © Christophe Pallot / UTMB

Photo © Christophe Pallot / UTMB

115km 4,800mD+の100Kカテゴリーのレースは来年2024年のウェスタンステイツへの出場権がかかったGolden Ticket Raceでした。男子では8月末のUTMBで優勝したばかりのジム・ウォルムズレイ Jim Walmsley (USA) が11時間21分で優勝してゴールデン・チケットを獲得。2位はシモン・ゴセラン Simon Gosselin (FRA) が11時間46分でフィニッシュし、こちらもゴールデンチケットを受諾しました。3位はフィリップ・オーサーホーファー Philipp Ausserhofer (ITA) で11時間55分。女子のレースはエレノア・デイビス Eleanor Davis (GBR) が13時間49分で優勝、マリオ・リカネン Marjo Liikanen (FIN) が14時間44分で2位、3位はジウーリア・ビンコ Giulia Vinco (ITA) で15時間28分。ゴールデンチケットはデイビスが受諾、リカネンは保留となっています。

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DC Weekly 2023年3月20日 Barkley Marathons、スカイスノー鬼首、フランス選手権

62km 3,300mD+の50Kカテゴリーではアンドレアス・リーデル Andreas Reider (AUT) が6時間21分で優勝。昨年のこの大会の100マイル優勝のウーゴ・デック Hugo Deck (FRA) が6時間47分で続き、モールテン・アントンセン Morten Antonsen (NOR) が6時間50分でトップ3を締め括りました。女子はマリーヌ・キンタール Marine Quintard (FRA) が7時間38分で優勝、ジェシカ・ブラゾー Jessica Brazeau (USA) が8時間1分で2位、イングリッド・デュ・グンデルセン Ingrid M Due-Gundersen (NOR) が8時間31分で3位でした。

リザルトはこちら

9月29日金曜日 – 30日土曜日

The Bear 100

アメリカのユタ州とアイダホ州にまたがるエリアで開催される100マイルのトレイルランニングレース。男子では大会新記録となる17時間11分でザック・ガーナー Zach Garnerが優勝。女子ではカスリン・グラハム Kathryn Grahamが22時間25分で制しました。リザルトはこちら

9月29日金曜日 – 10月1日日曜日

Ultra Pirineu (100k, 42k, 21k, VK)

スペイン、ピレネー山脈のカディ・モイセロ国立公園で開催。Spartan Trail World Championshipsの大会でした。男子では終盤に先頭に立ったミゲル・アーセニオ Miguel Arsénio (POL) が10時間37分で勝利。続いたのは48歳のミゲル・ヘラス Miguel Herasで10時間53分。昨年のこの大会ではベテランのヘラスの優勝が話題になりましたが、今年も準優勝の快挙となりました。3位はロドリゴ・モナソー Rodrigo Monasorで10時間59分。女子はマルタ・モリスト Marta Molistが12時間30分で優勝し、マリア・ピラ María Mercedes Pila が13時間4分で2位、ラグナ・デバッツ Ragna Debats (NED) が13時間12分で3位でした。昨年優勝のヌリア・ピカス Núria Picasは5位でフィニッシュしています。リザルトはこちら。

9月30日土曜日 – 10月1日日曜日

XTERRA Trail Run World Championship (42km, 21km)

XTERRAが開催するトレイルランニングのイベントで、アメリカ東海岸のメイン州・シュガーローフマウンテンで開催されました。42kmではマソン・コッピ Mason Coppi が3時間17分、ケイトリン・パターソン Caitlin Patterson が4時間2分で男女それぞれで優勝。21kmでは同じくアンディ・ワッカー Andy Wackerが1時間31分、レイチェル・トマジック Rachel Tomajczyk が1時間50分でそれぞれ優勝しました。リザルトはこちら

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Spartathlon (246k)

ギリシャで開催されるウルトラマラソン。今年で40周年となる大会は今年も250kmのコースで開催されました。今回はカミラ・ヘロン Camille Herron (USA) が22時間35分。大会記録の24時間48分(パトリシア・ベレズノウスカ、2017年)を2時間以上短縮する大記録でした。レース前半にヘロンの前を走っていたノーラ・ホンカラ Noora Honkara (FIN) が23時間22分、サトゥ・リピナイネン Satu Lipiäinen (FIN) が23時間48分でこちらもこれまでの大会記録を上回る快挙でした。

男子はフォティス・ジシモプーロス Fotis Zisimopoulos (GRE) が19時間55分でこの大会で三連覇、さらにイヤニス・クーロスによる大会記録(20時間25分、1984年)を上回る新記録という快挙でした。2位はシーメン・ホルビック Simen Holvik (NOR) で22時間17分、3位はフェルナンド・アンドレス Fernando Andrés Martínez (ESP) で23時間32分でした。リザルトはこちら

Tokyo 100 (100km, 100mile)

東京都青梅市、奥多摩町。110kmの「Tokyo100」、35.6kmの「Tokyo30」の二つのレースが行われました。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

9月30日土曜日

比良トレイルラン(27km)

滋賀県大津市の蓬莱地区をスタートして比良山地をコースとする27kmのトレイルランニングイベントです。市毛富士雄が3:24で男子優勝、小泉陽子が4:49で女子優勝という結果でした。リザルトはこちら

Primiero Dolomiti Trail (WMRAWC)

イタリア・トレンティーノで開催される今年初開催の大会で3.4km 710mD+の周回コースを3周するレースがWMRAのマウンテンランニングW杯のシルバーレーベルのレースでした。男子はザビエル・シェブリエ Xavier Chevrier (ITA) が43分22秒で男子優勝、スサンナ・サープンキ Susanna Saapunki (FIN) が51分0秒で女子優勝でした。リザルトはこちら

10月1日日曜日

トレニックワールド in 外秩父 50km & 45km

埼玉県寄居町など。ロング50km、ミドル45kmともに寄居町役場からニューサンピア埼玉おごせへと向かうコースで開催。通過速報によれば、ロング50km藤原伴和が6時間39分、泉佳代が8時間4分で男女それぞれのレースで優勝。ミドル45kmは宮田聡が5時間20分、横山彩が7時間23分でそれぞれ優勝した模様です。

KONAN TRAIL ~お塩と羽尾とやすらぎトレイル~ (旧・土佐塩の道トレイルランニングレース)(33.7km)

高知県香南市。「土佐塩の道トレイルランニングレース」として開催されていた大会からリニューアルして開催されました。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

奥三河パワートレイル(70k)

愛知県豊根村の茶臼山高原をスタート、新城市のふれあいパークほうらいまでの70kmのコースは、新しいセクションでリニューアルされたほか、開催時期もこれまでの春から秋に移して開催されました。男子のレースは約50kmのチェックポイントではトップに8分差の3位だった大塚良軌が8時間46分で優勝。5分差で河内陽介が8時間51分で2位、工藤真理が9時間3分で3位に。女子はすみるのば・あでりな Adelina Smirnovaが10時間42分で優勝。2分差で三村希実が10時間44分で2位に。中本逸恵が11時間25分で3位でした。リザルト速報はこちら。【追記・女子2位の三村希実選手の氏名表記を訂正しました。2023.10.06】

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DC Weekly 2024年4月8日 Istria 100 by UTMB、Calamorro Skyrace、全日本スカイスノー選手権大会、加賀海岸、平尾富士、青梅高水山

今週末開催のイベント

10月6日金曜日 – 8日日曜日

LAKE BIWA 100

三重県菰野町の湯の山温泉をスタートし、鈴鹿山脈、湖南アルプス、比叡山系、比良山系を経て滋賀県大津市の比良レークハウスへ至る169km、10,500mD+のコース。今回の男子のエントリーリストには大瀬和文、判田誠太、矢嶋信、中谷亮太、板垣渚、山本諒馬、西方勇人、谷川照樹、福井哲也、長尾暁人といった選手が名を連ねます。女子では久しぶりの日本のレースとなる安曇樹香が出場。さらにシー・ウェンフェイ Wenfei Xie (CHN) 、宮﨑喜美乃、向井成美、河西智映子と女子のレースはハイレベルなものになりそうです。

100 Miles Sud de France (170km, 95km, 55km)

ピレネー山脈のフランス側、ペルピニャンの郊外の海沿いの街から山へと向かうコースで開催される169km 9,550mD+のコースで行われる100マイルなどのレースです。

Gran Trail Penalara (104k, 61k, 11k)

スペイン・マドリード近郊の名山、ペニャララ山(2428m)のピークを踏む山岳トレイルレース。

Olla de Núria (21.5km)

スペイン・カタルーニャのヌリアで行われる21.5km 1940mD+のレースで、スペイン・ポルトガルのGolden Trail National Seriesのファイナルとなります。

10月6日金曜日 – 7日土曜日

Šmarna Gora (10km)

スロベニアの首都リュブリャナ郊外で1979年から続く山岳ランニングイベント。WMRAによるマウンテンランニングW杯のシルバーレーベルの大会です。

10月7日土曜日 – 9日月曜日

OSJ Koumi 100

八ヶ岳の東麓、松原湖高原スケートセンターを会場に、35kmの周回コースを5周する175kmのレース。

10月7日土曜日 – 8日日曜日

Arkansas Traveler (100m)

アメリカ・アーカンソー州で開催の100マイルで今年で32回目という歴史ある大会。

TransJeju by UTMB (100k, 50k, 20k, 10k)

韓国の最南端に位置する火山の島、済州島(チェジュ島)で開催される大会は今年からUTMBワールドシリーズに加わりました。100kの男子には今年春のウルトラトレイルマウントフジで優勝したチョウ・ジアジュ Jiaju ZHAO (CHN) がエントリーしています。日本からも西村広和、万場大、竹村直太、松永紘明、岩波潤史、高橋和之、野本浩礼、山田陽介がエントリー。女子は宮﨑喜美乃、枝元香菜子、伊東ありか、中園真理亜、福島舞がエントリー。50Kはこちらもマウントフジ優勝のシャン・フージャオ Fuzhao XIANGが登場。日本からは男子で甲斐大貴、近江竜之介がエントリーしています。

10月7日土曜日

Louzan Skyrace (Skyrace 25km, 15.7km, 7km vertical)

ポルトガルのロウザン山地で行われる大会で、25kmのレースがスカイランナー・ワールドシリーズのイベントとなっています。

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Cuyamaca 100k

アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴ郊外で開催。三つのループコースからなる100kmのレース。

Flagstaff Sky Peaks Mountain Runs (50m, 50k, 26k, 10k)

アメリカ・アリゾナ州のアリゾナ・スノーボール・リゾートで開催されます。

10月8日日曜日 – 9日月曜日

ハセツネカップ・日本山岳耐久レース(71k)

東京の奥多摩、あきる野で開催されるクラシック・レース。当サイトでは今回の有力選手を紹介するプレビュー記事を公開しています。

10月8日日曜日

スカイライントレイル菅平(65km, 42km, 21km)

長野県菅平高原。これまでは初夏の開催でしたが秋に季節を移したほか、初めて根子岳山頂を通るコースとなりさらに魅力的な大会となっています。

トレイルランカムイシリ(25k, 10k)

北海道石狩郡、当別町道民の森を会場に開催。

霧島登山マラソン(9k)

宮崎県高原町。標高1,574mの高千穂峰の山頂まで往復の9.0km / 1,200mD+のレースで、今回が21回目の開催。

Lantau 2 Peaks (23km, 15km)

香港の中でも豊かな自然が残るランタオ島で開催。島の二つのピークをつなぐ23kmと片方のピークを通る15kmのレースが行われます。

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