[DC] ダイジェスト Day 7・飴本、船橋、阪田、石田、松浦、大西がフィニッシュ #TJAR2014

16日土曜日で七日目のトランスジャパンアルプスレース/Trans Japan Alps Race 2014。前日に望月将悟がフィニッシュした大浜公園には、6人のランナーがこの日フィニッシュしました。コース上に残る10人が最終日にフィニッシュを目指します。七日目16日土曜日のダイジェストをお送りします。

【追記・同着4位の阪田啓一郎、石田賢生、同着6位の松浦和弘、大西靖之のフィニッシュの写真を追加しました。】

Sponsored link


七日目、6人がフィニッシュ。続くランナーも畑薙からのロードに入る

TJAR-logo六日目の望月将悟のフィニッシュに続き、七日目は6人がフィニッシュし、計7人のランナーが完走しています。

TJARの経験豊富なベテランの飴本義一船橋智は苦しみながらも井川オートキャンプ場からのロード69kmを着実にすすみました。飴本 が6日5時間6分で2位、船橋が6日6時間54分で3位となり、朝の大浜海岸にフィニッシュしました。

その後、ロードの途中、富士見峠で仮眠をとっていた阪田啓一郎は途中で石田賢生と並んで進み、6日16時間47分で同時に4位でフィニッシュしました。石田はこれが初めてのTJARでの完走となりました。

3位でフィニッシュした船橋智。Photo by Shimpei Koseki

3位でフィニッシュした船橋智。Photo by Shimpei Koseki

早朝の5時過ぎに2位でフィニッシュした飴本義一。Photo by Shimpei Koseki

早朝の5時過ぎに2位でフィニッシュした飴本義一。Photo by Shimpei Koseki

フィニッシュした阪田啓一郎、石田賢生を迎える望月将悟、飴本義一、船橋智。Photo by Shimpei Koseki

フィニッシュした阪田啓一郎、石田賢生を迎える望月将悟、飴本義一、船橋智。Photo by Shimpei Koseki

夜に入ってからは松浦和弘大西靖之が6日21時間4分で一緒にそれぞれ6位でフィニッシュしました。

ロード区間を進む松浦和弘。Photo by Sho Fujimaki

ロード区間を進む松浦和弘。Photo by Sho Fujimaki

七日目の夜になって一緒にフィニッシュした大西靖之(右)、松浦和弘(左)。Photo by Shimpei Koseki

七日目の夜になって一緒にフィニッシュした大西靖之(右)、松浦和弘(左)。Photo by Shimpei Koseki

続いてフィニッシュ間近なのは朽見太朗。ロード区間に入ってからも快調に走っていましたが、フィニッシュが近づくにつれてスピードは落ち気味に。しかし本記事を執筆している17日0:30の時点ではフィニッシュまで残り10kmほどまで進んでおり、朝までにフィニッシュするかもしれません。

紺野裕一は足を傷めている模様で、ロードに入ってからは「一時間に3キロ」ほどのペースがやっととのこと。諦めることなく進んでいますが、フィニッシュまではすこし時間がかかりそうです。

本記事執筆時点では大原倫が井川オートキャンプ場で停滞しており、ここで仮眠をとっているのかもしれません【追記:その後午前2:00には井川中学校付近を走っている模様です。】

コース上では南アルプス山中の最後の営業小屋となる横窪沢小屋の木村さんと握手する大原倫。Photo by Sho Fujimaki

コース上では南アルプス山中の最後の営業小屋となる横窪沢小屋の木村さんと握手する大原倫。Photo by Sho Fujimaki

南アルプスのトレイルからロードに下りた朽見太朗。Photo by Sho Fujimaki

南アルプスのトレイルからロードに下りた朽見太朗。Photo by Sho Fujimaki

すでに荒川小屋(295k)を通過しながらも、本記事執筆時点で約45km先となる井川オートキャンプ場(残り69km)への到着の報が入っていないのは西田由香里雨宮浩樹佐幸直也田中尚樹米田英昭仙波憲人柏木寛之。米田、仙波、柏木は途中の聖岳での元気そうな姿が紹介されています。井川オートキャンプ場の締切は八日目の17日日曜日の午前7時です。

これも読む
DC Weekly 2022年8月1日 Grossglockner、Montreux、富士登山競走、Giir di Mont、Skyrace Comapedrosa

一方、七日目の13:50に阿部岳史がリタイア。大日影山<三伏峠と荒川岳の間>であまりの寒さに耐えかねてビバークしたものの治まらず、結局ここでリタイアして三伏峠まで戻って下山する模様です。

本稿執筆の時点でコース上で行動を続けているのは10人(既にフィニッシュした望月など7人をあわせると17人)。七日目の深夜までの主な通過状況は次の通りです(タイム等は大会実行委員会の情報を当方が集約したもので表記がなければ到着時のタイムです)。

 

 

  • フィニッシュ(大浜海岸)
  1. 望月将悟 5日12時間57分

  2. 飴本義一 6日5時間6分

  3. 船橋智 6日6時間54分

  4. 阪田啓一郎 6日16時間47分

  5. 石田賢生 6日16時間47分

  6. 松浦和弘 6日21時間4分

  7. 大西靖之 6日21時間4分

 

  • リタイア町田吉広(一ノ越<65km>・強風は危険と自ら判断)、石川晃(一ノ越<65km>・強風に加え腸脛靭帯に故障)、笹岡誠(雷鳥沢<62km>腸脛靭帯の痛み)、福山智之(双六小屋<100km>、関門締切が延長されたことを知らない中で関門まで行動時間が足りないと判断)、岩崎勉(上高地の関門締切に間に合わず)、飯島浩 (双六小屋<100km>、胃腸不良)、千原昇(三俣山荘<108km>、低体温症)、湯川朋彦(上高地出発後の沢渡、体調不良)、中村雅美(空木岳から池山尾根、故障)、山本寛人(両俣小屋、低体温症の症状)平井小夜子(塩見岳、濃霧で行動難しくビバークするため三伏峠の関門締切に間に合わず)、江口航平(三伏峠、幻覚現れるなど体力消耗)、阿部岳史(大日影山<三伏峠と荒川岳の間>、寒さに耐えかねて)
これも読む
箱根湯本に新しいアウトドアアクティビティの拠点・HAKONATURE BASEが誕生、5月7日にRBRGプロデュースの「トレイルフェス」を開催

いよいよ最終日の八日目。コースを進んでいる10人は完走なるか?

明日、8月17日日曜日でスタートから8日目。この日の日付が変わって18日月曜日の3:00にトランスジャパンアルプスレースは制限時間を迎えます(台風により初日に関門締切時刻が3時間延長されています)。 まずは井川オートキャンプ場の関門締切時刻の午前7時を残るランナーがクリアできるか。ここからのロード69kmを走るために致命的な故障を起こしていないか。最終日はロードでの走りに注目することになります。 天気予報では八日目の17日日曜日の静岡市は曇り、最高気温は31℃、山間部は時おり雨が見込まれるという前日と同じような天候となる見込みです。

写真集

本日も写真家の藤巻翔 / Sho Fujimaki、後藤武久 / Takehisa Goto、小関信平 / Shimpei Koseki、宮上晃一 / Koichi Miyagamiの皆さんの写真をご紹介します。

Day 7 Four Finishers – Trans Japan Alps Race 2014

Day 7 Finish / Amemoto and Funabashi – Trans Japan Alps Race 2014

Day 7 Leaving Southern Alps – Trans Japan Alps Race 2014

ここまでの経緯をおさらいしたい方は当サイトのダイジェスト記事へ

八日間におよぶトランスジャパンアルプスレースは、距離も時間も長くてここまでの経過を追うのも大変です。当サイトが大会期間中毎日まとめているダイジェスト記事をご参考に、最終日の各選手を応援してはいかがでしょうか。

参考

この記事が気に入ったらDogsorCaravanをBuy Me a Coffeeで直接サポートできます!

Buy Me a Coffee

Sponsored link